<プロフィール>
Nさん/男性
神戸大学/学卒
法学部法律学科
ガクチカ:アルバイト, 資格取得
内定取得先:その他(金融)
入社予定先:金融(メガバンク・信託銀行・信用金庫)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生5月。
アルバイト先の先輩に「就活は早めにしておいた方がいい」とアドバイスをもらったことがきっかけ。アドバイスをもらった先輩が周囲の中でも割と早いうちに就活を終えていており、その先輩のアドバイス通りに行動し始めた方が良いと思った。
ーー何からスタート・準備したか?
①ビズリーチ・キャンパスを登録
それ以外も友達から聞いたサービスも物色していた。具体的には、ミキワメ、マイナビ、リクナビをダウンロードした。
②アルバイト先の先輩から就活についての話を聞く
先輩に話を聞いた理由として、ひとまずスケジュール感をつかんでみようと思ったことがある。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
鉄道業界、海運業界、インフラ業界、金融業界。
割と身近であること、見ていた企業もどこかで縁がある企業が中心だった。鉄道については、中学生の時に職場体験で行ったことがあり、そこでいい印象を持っていた。インフラ業界はよほどのことがない限り潰れない安定感がある。軸として「よほどのことがないと潰れない」を考えていたので、この4業界を志望していた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①一通りの業界研究
企業のまとまりなどを調べて、どういった企業があり、どのような事業を展開しているかを調べた。随時、知らないわからないは積み残さないことを意識して調べていた。業界研究の理由としては、まずどのような企業があるのか、視野を広げるために行っていた。業界研究については気になるニュース(日経,WBSなど中心)や四季報などから企業の特徴を分析。
②自己分析
主に強みとなりそうなところ。ガクチカよりも自己PRを中心に考えていた。自分自身のアピールポイントを探していた。自己分析の理由としては、自分の向き不向き、できることとやりたいことの切り分けを中心にして業界を絞るため。なんとなく自分が向いていないことや、仕事をする上で重視したい面を考えた。自分はどちらかというと、アドバイサーより実業に携わり、長く続けられる仕事を選びたいと考えた。
③大学同窓会が支援するキャリアセンターへの相談
大学のキャリアセンターとは別に、社会科学系の同窓会が支援するキャリアセンターがあった。大手の企業の人事やかなり上に行った方がいるので、より参考になった。交友関係がかなり狭いと自覚しており、いつでも相談できる第三者を作る必要があると感じたため利用。内定取得後もキャリアセンターは利用している。週に1、2回程度、面談などを通して絞り込み。同窓会のキャリアセンターはあまり使われていなかったので、使いやすかった。
ーー応募までに困っていたことは?
①マイページ登録やインターンシップ応募をいつまでにしないといけないのか、まだまだ絞り切れていないのでほぼ全業界を手当たり次第調べる必要があった。
これに時間をかなり食われてモチベーション維持に苦労した。
②4つの業界を柱にしていたが、多くの業界を見ておくべきだと考えて、どの業界がどんな事業を展開しているかを知るために、多く業界のマイページを登録していた。
この時期の悩みは特に解決しなかった。強いて言えばこの業界はないなと初期段階で考えたところはバッサリと切り捨てた。行動した理由としては気合と根性、やらないと人生そこそこ詰むと思って行動していた。周りはそこまで力を入れていた感じはなかったが、自分は早く始めていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安もなくはなかったが色々な企業のことを調べることがこの時期は楽しかった。
知識を入れるのが楽しいと感じる性格で、知識のインプットはよく行っていた。自分が納得した形で就活が終えられるのかという不安がありつつも、多くの企業についてこれから知っていくことが楽しみであった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
就活に興味を持ったこと。
やや出遅れた感を抱いたがそれでも周囲に比べたら十分に早かった。夏インターンシップに参加できなかったらかなり後れを取ってしまうと今思えば感じるので、早めに始めてよかった。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
エントリーは早めにすること。
夏インターンシップエントリーのために登録したら募集がもう終わっている、登録した次の日が締切りなど時間的余裕がほぼ0だった。
WEBテストの準備など全くできない状況でエントリーする必要があり、夏のWEBテストを使いまわす企業もあるので、この点は苦労した。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の6月から。6〜9月に参加していた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
食品,小売り以外の業界全てを見ていた。
自分の視野を狭めないようにするために多くの業界を見たが、食品は商品に興味を持てなかった。小売はなんとなく合わないと感じた。
ーー何社に応募したか?
20社程度。
先述した4業界と鉄鋼、商社。業界の特徴を掴みたいと思い、視野を広げたいと思い自分のキャパがある限りで受け続けた。企業のページ登録を始めたのが6月で、その時点ですでに募集が終わっている企業もあり、かなりきつかった。3日に1回テストセンターに通うくらい予定が詰まっていた。
この時期に使っていたのはビズリーチ・キャンパス、ミキワメ、企業HP。
10社くらい通過した。金融メインだが、社労士の試験が8月にあるので、その兼ね合いで9月頃に参加できる企業中心で受けていた。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①この業界は向いていそう、思っていたのと違う、向いてなさそうなど自分の興味ある業界がわかってきた。
インターンシップに参加して企業の方と対話して、何となく感じたため(直感重視)この時期に受けるのを辞めた業界も何個かあった。コンサルと商社はこの時期に受けるのをやめた。
②特に金融が向いていそうなことが分かった。
元々興味があったが、実際にインターンシップでその業界にかかわるワークを経験することで、自分が楽しいのかそうでないのかを知ることができたから。加えて、体育会系のノリを前面に出している雰囲気もなく、雰囲気が合うと感じた。
③手を広げ過ぎて消化不良に終わった感もあり、一気に絞り込む必要があると感じた。
上記の通り、前半は正直微妙と感じても今後気持ちが変わるかもというマインドがあったが、後半になるにつれて忙しくなってこれを全部追うのは不可能だと感じたため。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
インターンシップに参加。
1dayインターンシップが中心。8月は資格試験勉強に充てたかったのでインターンシップ参加数が少なかった。8月は仕方ないが,その出遅れを解消するために9月には詰めれるだけ詰めた。具体的には9月は週に5回程度インターンシップ参加。ほとんどWEB参加で半日のインターンシップや企業説明会に参加していた。参加した後はノートに企業についてまとめて、企業研究をしていた。
ーー当時困っていたことは?
キャパオーバーになりそうであること。
業界を手広く見過ぎて、選考の企業数が多く毎日面接やES提出に追われていた。インターンシップに参加し始めた時期も、アルバイトとの両立でかなり忙しかった。この悩みは解消していないので、常にキャパオーバー気味になりながら頑張った。
時間削減のために使いまわせるESは使いまわして、WEBテストを何度も解いたことで対策が進んでいた。WEBテストは対策本も大切だが、実戦形式が成長する。
企業を知りたいが中心であったことから1dayインターンシップを多めにした。インターンシップがなく、空きの日がぽつぽつとできるのでその日はしっかり休むことを意識した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
夏に出遅れた感もあったが、良くも悪くも比較できる人が少ないのでそういったことは気にならなかった。
インターンシップに参加することで業界理解が深まっていき、方向性がかなりはっきりした選択ができそうである未来が見えた。金融に方向性が定まってきたり、自分の強みから向き不向きがわかったりした。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
企業理解の精度を挙げること。
正直企業理解が浅いとワークなどに差し支えるので、しっかりと業界理解を深めた上でインターンシップに参加すると良い。逆に理解がはっきりしていればワークやGDは余裕だった。企業によるが、新しい商品開発などのテーマを出されたら、その業界・企業の方向性などを考えて作ることが中心となるので、お題に合わせて企業の情報を絡めて提案をしていた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
夏インターンシップで違和感を覚えた部分は洗い出すべきだった。
例えば、なぜこの企業は自分にとって合わないと感じたかや、なぜこの企業は魅力的に見えたかなど、自分がなぜこう感じたかを言語化することで今後の選考に役立つ。加えて、自己分析にもつながるので、感覚の言語化が重要だと思った。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月。10月から12月に向けて参加していた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
鉄道、海運、金融、自動車。
日本の産業を支える業界の1つなので、情報を得ることで今後役に立つ機会があると考えて受けた。自動車メーカーは自分の家族に自動車メーカーに勤める人がいたので受けた。電力、ガスは何をしているところなのかが正直つかめなかったので、自分の強みを発揮出来るのかわからず受けるのをやめた。
自分の興味関心が強い、もしくは自分の就活軸とマッチしている領域がこの4つの業界であった。なお、インターンシップ自体には応募せず、説明会を受けたのがほとんどだった。
ーー何社に応募したか?
2社。
大学の寄付講座に応募して受けた。この段階で信託銀行を知った。信託を中心に据えてそこから広げていくというスタイルが確立した。説明会や1dayインターンシップで信託銀行への志望度はかなり高まった。参加したイベントは座談会や企業説明会、知るカフェ参加が中心。最終的に参加したのは寄付講座の1社のみ。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
金融が向いているということ。
インターンシップというよりはある金融企業主催の大学寄附講座でグループワークが中心だった。ただこの時期に出会った金融企業の方が皆良い人たちだったため、志望度が高まった。メガバンクに比べ、落ち着いている人が多い印象だったが、顧客のためになにができるかをとにかく考えている人が多かった印象。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
冬の選考に繋がるインターンシップやその後の選考に向けた情報収集。
業界を絞ってきたのでより正確な情報を確保したいと思ったため、特に業界・企業研究に力を入れた。主に座談会や企業説明会への参加、大学のキャリアセンターの人と話すことで情報収集していた。参加頻度としては週に2回程度。この時期全体でみると、15回くらい参加した。
ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問。
OB/OG訪問の手順を知らなかったので、困ることが多かった。理解しても結局は実際に働く社員とつながることができないことが多かった(名簿非公開、グループ訪問など)。
解決策としてOB/OG訪問ができない企業については、企業説明会に通い詰めて話をとにかく聞き、多くの情報を取りに行くことを心がけた。企業や就活サイト主催の座談会と、OB/OG訪問はビズリーチ・キャンパスで機会を得ていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
楽しかった。
企業説明会やOB/OG訪問で色々な人と話して、様々な企業で働く人がどのような形で意思決定をし、どんな想いで仕事をしているのか、困難の乗り越え方を知ることができて面白いと感じた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
企業説明会やインターンシップに参加して、質疑の仕方などから話し方を工夫することを覚えた。
話し方について気を付けておくべきポイントや、キャリアセンターの人と週に1度話して、応対の仕方について学んだ。OB/OG訪問にもつながるので、言葉遣いは見直しておくべき。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
WEBテストの勉強、ESのひな形見直し。
夏から使いまわしていたものが多く、本選考で修正に追われることになった。余裕のあるこの時期に見直しておくと本選考も楽になる。
通過しなかったESはどこが悪かったかは見直すべきだった。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の12月から学部4年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、鉄道などインフラと自動車メーカー。
金融は信託中心にややニッチなところを狙った。金融の中で半官半民な企業にも出した。鉄道、自動車は興味の範囲で出した。
ーー何社に応募したか?
10社程度。
信託が第1志望だったので、信託中心にエントリーした。
志望度が高い会社ではないが、小さいころからの憧れから受けてみたかった企業や未だに興味を持ち続けている企業も出した。この時期はインターンシップやOB/OG訪問、座談会で得た情報を使っていた。
6社通過。金融中心。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
志望動機をブラッシュアップするために信託銀行を中心にOB/OG訪問していた。
OB/OG訪問はインターンシップ参加後に案内があり、参加した。主にビスリーチ・キャンパスのOB/OG訪問機能の活用や、企業からの案内で機会を得た。2週間に1度くらいのペースで面談し、計4人くらい面談した。
ーー当時困っていたことは?
特になし。秋冬期までに大体のやり方や要領は身につけていた感覚。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
面接でどんな人と会えるだろうかと考えていた。
信託銀行はインターンシップにそれぞれ参加し、それ以外の企業もOB/OG訪問や面接を順次済ませて面接の日程を調整することが多かったので、どのような経歴の社員と会えるかが楽しみだった。
特に、信託銀行は関わる業務幅が広く、同じキャリアを歩んでいる人はいないといっても過言でないくらい様々な人がいるので、それぞれの社員さんの経歴を聞くのは楽しかった。また3月中頃に志望度の高い企業から内定をもらっていたため、安心感はあった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
インターンシップでそれなりの成果を残すこと。
インターンシップ経由で選考が楽になるので、力を入れるべきである。インターンシップのワークは評価されているので、顔を売る上でも力を入れると良い。これがあったから今の内定先が出たと思う。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問。
2月、3月は企業としても忙しい時期だが、非常に役に立つので、遠慮せずに希望を出してもっとやっておけばよかった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社。信託銀行とネット銀行。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
信託銀行で年金業務をやりたいと考えていた。
実際に働いてみないとその会社が自分に合うかどうかはわからないが、自分なりの現状の結論でやりたいことがあった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
信託銀行とネット銀行。
寄附講座から数えると半年以上密接に関わった上、配属先が確約されたため、ネット銀行の辞退の連絡は非常にためらわれた。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
信託銀行の方が私の「人より少しだけできると思っている強み」を最大限発揮できるところだと考えた上に、やりたいことがあったので選んだ。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
どちらの会社も良いと感じていたため、正直どちらに入社しても良いと感じていた。
グループ会社であること、セキュリティ関連の業務で関わる機会がゼロではないと最終面接時に聞いて、またどこかでご一緒できると思ったため、今の入社先(信託銀行)を選んだ。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
就活生の皆さんに伝えたいメッセージは3つ。
①1つは面接対策をしっかりと行うこと
今の内定先の最終面接はそれまでに出会った企業や人から学んだことの集大成だった。自分なりの面接の理想形が出来たように思う。信託銀行は2つ受けて、入社予定ではないもう1つの信託銀行の方にはインターンシップ参加から非常にお世話になったが、面接の練習不足で落ちてしまった。本番で準備不足を痛感しても遅い。もっと早めにすれば違う未来もあったのではないかと思う。
ただ、今の内定先の方が向いていると感じているので恐らくもう一方の内定を貰えても断ることになる気がする。
②頼れるものは何でも頼ること
友人が少なくても、就活はうまくいく。キャリアセンターなど自分にとって頼れる人を見つけてほしい。
③自分のやりたいことと感覚を大切にすること
私は様々な企業のインターンシップや説明会に参加したが、そこで何となく違和感を覚えることがあった。面接時もその引っかかりが深くなるばかりでなんとも言えない気持ちになったので、違和感は大切にしてほしい。自分は社労士の資格勉強をしているので、信託銀行の年金業務には特に興味があり、今の内定先に納得している。そのため、社格や待遇よりは、自分のやりたいことや、合う合わないなどの直観的な感覚で企業を選ぶことが重要だと考える。
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