<プロフィール>
Aさん/男性
慶應義塾大学/学卒
文学部
ガクチカ:サークル活動、アルバイト
内定取得先:デベロッパー3社、メーカー2社、金融3社、総合コンサル、鉄道、総合商社、SIer、不動産仲介、エンタメ
入社予定先:総合商社
#体育会系ではない #数は質を凌駕する #最後は商社
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の4月。
ゼミの友人に就活イベントに誘われたのがきっかけ。他のゼミ生も大体同じ時期に動き出しており、ある種「天の声」だと思い動くことにした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
特に嫌な感じはなく楽しい。
何もわかっていなかったので不安はなくとにかく動いたという感覚。自分が納得した形で就活が終えられるのかという不安がありつつも、多くの企業についてこれから知っていくことが楽しみであった。
ーー何からスタート・準備したか?
①全体スケジュールの確認
俯瞰して捉えないと何も始まらないと思い、先輩5〜6人に、何をしていたか、何月くらいに内定が出るのといった「就活の全体感」を聞いた。インターンシップがそのまま内定につながることもあると聞き行ったほうがいいなと理解した。
②複数daysのインターンシップへの申し込み
選考を受けないと自分自身が面接の対策などが必要か否かがわからないと考え、ひとまず応募するという動き方。ミキワメで締切りスケジュール知るようにしていた。就活サービスでアルバイトをしていた(3月〜7月。インターンシップ参加を期に辞めた)。
ーー何に一番注力していたか?
①自己分析
面接を通して、自身の原体験や就活の軸について聞かれることを知り、自分を深く知っている必要があると考えたため。
基本は自分でやるという感じで、あまり外部を参考にしなかった。まず自分で書き出すところから。
時間を作って集中的にやったという認識ではなく、気が向いた時に行っていたという感覚。例えば飲食バイト中にふっと降りてくるというようなことも。
②人脈づくり
就活友達を作った方がモチベーションが上がるため。友人に「ケツを叩いてもらわないとできないな」と思った。ゼミとサークルの友人10人前後。
ーー当時困っていたことは何か?
どのように就活を進めれば良いかがわからなかったこと。
何から手をつけ始めて行けば良いかわからず、手探り状態でスタート。
「体育会系は強いな」と思ったが自分は体育会系ではない。そういったいわゆる「自分の属性」を踏まえた上での動き方がわからなかったが、先輩の話を聞いてあとは「自分次第だ」と思った。
ーーもう一度やり直すならどんなスタート期にするか?
ESをもっと丁寧に書けばよかった。
ESが読まれている業界と読まれていない業界があるから。例えばデベロッパーや食品はしっかり書かせて、且つ読まれていると冬ごろに知った。
たくさん応募数するという方針もあったのでトレードオフではあるものの、、という思い。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の4月。9月ごろまで参加。
ーー何社に応募したか?
80社。
1つでも多くのインターンに参加したかったため。自分の「キャパ」がある限りで応募し続けた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
全て。
「数打てば当たる」という考え。単純に自分が何をしたいかわからなかったことと「まずは内定を得ること」を目標にしたため。強いていうと内定出しが早い業界。SIerとコンサル。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活楽しい、友達たくさんできるの嬉しい。
インターンシップ後の飲み会が楽しい。苦行みたいに思うと進まないと思っていた部分がある。全然違う考え方の人が集まってきた。凝り固まらない。新鮮。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
とにかくインターンシップに参加する(夏休みの予定は全て埋めた)。
参加しないと社風も分からないし優遇も来ないと考えて。複数daysは15社。合間を1dayで埋めた。
ーー当時困っていたことは?
特にない。
数が大事だと思っていたのでとにかく我武者羅にやった。質よりも数を重要視した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
たくさん友達ができ、且つインターンシップ経由で、後々6社内定が出たのでよかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
同じような動きをするが、デべロッパーに関しては、しっかり読まれることが後々わかったので丁寧にESを書くべきだった。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月。2月ごろまで参加。
10月にも5daysがあったので夏と秋冬の途切れ感はなかった。
ーー何社に応募したか?
20社。
夏合格のところは応募しなかった。デベロッパーは通過しなかったので再度応募。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合商社、デベロッパー、鉄道、メガバンク。インフラ。
将来的に「プロジェクトでリーダー」をやりたいと思うようになった。自分の中で志望度の高い会社は決まっていたものの、自分の就活軸をベースに、他に合う会社がないか探したいと考えていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活楽しい。
友達が沢山できたから。協力して就活ができた。例えばデベロッパーイベント参加の常連。LINEグループや個別のつながりを持った。
一瞬「無理だな」と思うこともあったが、、、それは書類が通らなかった時期があったが3日間程度。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接対策。
夏まで練習を殆どしていなかったが就活仲間から刺激を受けて取り組むように。面接の回数が多く、対策しないと合格しないと感じたから
週に1回程度。この時期は10回程度。
ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問を依頼してもなかなか承諾してもらえない。
会社によっては、従業員数や業務の多忙さなどでなかなか会ってもらうことができなかった。また「承諾数」ではなく「依頼する回数」に制限があり、この点はなかなか解消できなかった。
ーーこの時期の選考の時の心境は?
本命度の高い企業の面接で緊張。
まだ内定がない時期だったので、最終的にどこからも内定が出なければここで、という心境。就活仲間とやりとりする中で、商社やデベロッパーは難しいのかもしれないとも思っていた。
ーーこの時期の選考で困ってたことは何か?
志望動機の作成。
特にやりたいことがなかったため。企業によっては特に困るということも多かった。自分の強みをうまく言語化して面接に反映するようにしていた。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
友達がさらに出来て楽しかった。
デベロッパーコミュニティーなどを通して。同じ業界を志す仲間たちと視座の高い話ができた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
同じ時間の使い方をする。
OB/OG訪問で多くの社員と話したことで、自分が社会人になって働くイメージを膨らませることができたため。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月〜5月。
ーー何社に応募したか?
20社。
秋冬インターンシップも含めて。本選考はこのうち10社以内。第1志望業界群にだけエントリーをした。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
総合商社、デベロッパー、鉄道、メガバンク。
OB/OG訪問を通して絞り込んだ。「スケールの大きいことをしている」というイメージが持てる業界や企業。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活がずっと続いており、長い。
早く遊びたかった。ただデベロッパーのような業界仕事に携わりたいとの思いもあり続けていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自分の志望度の高い企業へのOB/OG訪問。
志望動機のブラッシュアップ、具体的な業務内容を知る目的で実施。
2月くらいから開始し、時期によっては毎日3件くらいしたことも。就活累計では100人以上になった。
ーー当時困っていたことは何か?
特になし。
秋冬期までに大体のやり方や要領は身につけていた感覚。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
13社。
SIer、デベロッパー、メーカー、カード、メガバンク、BIG4、鉄道、総合商社など。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
悩む感覚。
実際に働いてみないとその会社が自分に合うかどうかはわからないため。自分で情報収集をしてもそれをベースに意思決定することは結局難しいと感じていた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
総合商社とデベロッパーの1社。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
自分とマッチしているか否か。
デベロッパーは人の人生への影響が大きいという魅力を感じていたが、
社風、働き方、ビション、体育会系の内容や質など。自分の大切にしている軸をベースに比較検討したところ、総合商社がよりマッチしていると感じたため。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
悩んだ2社のどちらに入社しても良いと感じていたため決められなかった。
どちらの会社も良いと感じていることは事実だった。多くの社員の人に会わせてもらい、自分自身の大切にしている軸が当てはまっているかどうかを確認した。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
アセットマネジメントなども応募する。
就活中ははどんな事業がわかっていなかったが、就活を終えてみて、業界同士のつながりなどもわかるようになったため。興味が持てる領域だと知っていれば早めに対策して応募してもよかった。待遇や転職面でも有利な印象。
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