<プロフィール>
Rさん/男性
早稲田大学/院卒
応用化学専攻
内定取得先:コンサル2社、シンクタンク
入社予定先:シンクタンク
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の5月頃から開始。
周りの大学の同期達がこの時期から就活を始めていることを知り、自分自身も流れに乗って始めた感覚。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
空虚な気分。
週に23時間以上もアルバイトに時間を費やして頑張ってきていたが、就活を始めるためにアルバイトを辞める決意をした。
自分が力を入れていたものを辞めた後であったため、就活にすぐ気持ちを切り替えることができなかった。
ーー何からスタート・準備したか?
①自己分析
自分の受ける企業をある程度選定した方が良いと考え、選定することを目的に自己分析を始めた。しかし、自己分析をしてもすぐに自分のやりたいことが見つかるわけではないこと、自己分析をした結果として、自分の適正や合っている業界はこれだと決めつけてしまうリスクがあることを感じた。
そのため、初めの段階であれば、まだ業界や企業についても知らないことが多いため、自己分析を企業を絞り込む目的としてしなくても良いと感じた。
②ESを書くこと
エンカレッジ経由の一括エントリーを活用しながら、自分の志望業界であるコンサル業界をメインに出していた。しかし、業界を絞りながらESを出していた傾向があったと思うため、もっと幅広い業界を見ておけば良かったと後悔。外資就活とワンキャリアを活用しながらも、YouTubeにアップされている企業説明会の動画を視聴することで、企業についての情報もキャッチしながら、ESを書いていた。周りの大学の同期や先輩からも、夏のインターンシップ就活においても重要だと聞いていたため、多くのインターンシップに参加するためにも、ESを書くことに注力。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル・シンクタンク。
自身が研究したことを活かすことができる業界であると考えていたため。また、給与的な面でも志望度としては高くなっていたことも理由の1つ。
ーー応募までの過ごし方や意識していたことは?
ES作成。
1社でも多くのインターンシップに参加するために、量を担保することを意識していた。ワンキャリアを参考にして書き、6月辺りは1日に1〜2社程度提出していた。しかし出すことに集中し、質を追求することを考えておらず、誰にも添削してもらわない状態で進めていたため、量を担保しつつも、質の観点でも意識するべきであったと思う。自分の志望業界に内定をもらっている先輩に添削をしてもらえば良かったと今は振り返る。
ーー当時困っていたことは何か?
就活における正解が分からない。
自己分析・ES作成・面接対策・ケース対策など、やることが溢れている中で、どのように優先順位を決め、進めれば良いのかがわからなかった。
ESが選考の入り口であると共に、面接に関してもESをベースに進む傾向があるため、ESの完成度を上げることに注力すれば良かったと思う。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
①信頼できるメンターを見つける
何をすれば良いかわからない状態で進んでいたため、頼れる人が夏の時点からいると、もっと難関企業と呼ばれる企業のインターンシップにも参加できる機会があったのではないかと思う。
②WEBテストの勉強
もう少し、初期段階にWEBテストの勉強に力を入れておけば、通過する確率を上げられたと思う。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の4月から開始。9月まで選考と応募。
ーー何社に応募したか?
20社。そのうち、戦略コンサルには10社程度応募。コンサルとシンクタンク、そしてメーカー企業に数社応募した。本来であれば幅広い業界のにエントリーしたかったものの、研究に時間を割かなければならなかったため、時間的工数の観点で限界だった。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル・シンクタンク。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
インターンシップに参加した際に、どのような振る舞いをしたら社員の印象に残るのか、どうしたらOB/OG訪問に繋げることができるのかなどを考えていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①インターンシップ参加
高評価を狙いつつ、話を聞かないと得ることができない情報を取りに行くことに注力。インターンシップでの評価が内定に繋がる1つの要素であると思っていたため、早期選考のルートを獲得するためにも、インターンシップでの振る舞い方については考えながら参加をしていた。特に自身が意識して実践していたことは次の3つ。
<1つ目>
社員がワークの進捗を見に来た際に、今まで議論していた内容を整理し、端的に伝えること。
<2つ目>ワークの最終的なアウトプットの場としてプレゼンをすることが多いが、プレゼンの中でも特に重要な部分の担当を担うこと。
<3つ目>
プレゼン後にされる質疑応答の対策をすること。あたかも今考えたように質問に対して応答していたが、プレゼンの資料を作成した後は、自分自身でどのような質問がされることが考えられるのかを整理しつつ、それに対しての回答も準備していた。そして、インターンシップの最中に社員との懇談会が開かれるケースが多いため、その際は志望動機をブラッシュアップするために必要な情報を取りに行くことを意識していた。
②ケース面接の対策
戦略コンサルを志望していた背景からも、参考書を2〜3冊程度購入し、対策をしていた。しかし、ケース面接に時間を多く割くくらいであれば、他の業界を見る時間にもう少し時間を使えば良かったと思う。自身の中で、他のやるべきこととの優先順位をしっかり考えて、何に時間を割くべきであるのかを検討する必要があった。
ーー当時困っていたことは?
ESや面接に対する不安から、内定まで辿り着けるのかがわからなかったこと。
エンカレッジに所属していたものの、メンターが自身の志望する業界の内定者でなかったことから、ほとんど頼ることなく、自己流で就活を進めていた。つまり、ES添削も依頼せず、面接等に関しても壁打ちをしてもらうこともなく、就活が進んでいる状態。
しかし、7月辺りに気になっていた企業の選考に落ち、このままでは行きたい企業に行けないとの焦りを感じる。そして、大学の先輩のツテを頼り、コンサルBIG4のうちの1社で働く社員と繋がり、メンターとしてサポートしてもらえないかと依頼した。
始めは能力値的にサポートしたくないと断られるものの、お金を支払うため、サポートして欲しいと自身の就活に対する熱意を見せつつ、懇願。最終的には謝礼を支払う形でサポートしてもらえることになった。ES添削を始めとし、些細なこと含めて就活相談をしていた。ES添削を依頼しない際も、LINE上で今何をしているのかなどの進捗報告をし、就活をする上での伴走者としてサポートしてもらっていた。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①優秀な仲間と繋がれたこと
インターンシップの際に一緒に頑張った仲間だからこそ仲良くなることができ、現在でも一緒に飲みに行くくらいに仲良くなる仲間ができた。また、就活の際も情報共有をすることができたため、就活を進める観点においても良かったと思う。
②会社や業務への理解が深まったこと
直接企業と接点を持つことができる機会であり、インターンシップに参加したからこそ、知ることができたことが多くある。企業の採用HPを見ただけではわからないことが多いため、自身の更に知りたいと思っている情報を手に入れることができた。また、インターンシップに参加したことにより、選考に進んだ際も、自身がインターンシップで経験したことや感じたことをベースに話をすることができるようになった点が良かったと思う。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
インターンシップに1社でも多く参加すること。
上記のような、インターンシップに参加しないと得られないと感じたことが多くあるから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
①ESの質への注力
量だけ書いても合格には繋がらないため。
②WEBテストの勉強
早い段階で良い点数を取れる状態しておくと良いと感じるため。
③頼れるメンター探し
就活を自分の手探り状態で進めることにならないため。また、元々の素質として、選考の通過が簡単にできた人にメンターについてもらうと、自身の再現性が難しいことがあるため、苦労しながら努力して内定をもらった人にメンターになってもらうと良いと思う。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
10月から開始し、12月頃までインターンシップへの選考と参加。
ーー何社に応募したか?
10社程度に応募し、5社程度に参加。
夏にコンサル業界しか見ることができなかったため、他の業界にエントリー。給与の高さに関しては、1つの自身の軸として譲ることができなかったため、その軸をベースにした時に当てはまるメガバンクや外資系のメーカーなどを見ていた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル・シンクタンク・政府系金融。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
信頼できるメンターがいたため、精神的には安定していた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接対策に注力。
夏のインターンシップ経由で早期選考に進んだ企業に関しては、内定に繋げたいと考えていたため。
日経新聞で自身の志望する企業の最新のニュースについてはキャッチアップしつつ、その内容を逆質問に反映させていた。ドキュメントに想定質問を書き、それに対する回答を書き起こしていた。そして、それをメンターに添削してもらう作業を行なっていた。本番の選考において、実践する経験は積んでおり、自身の本番で話すことについての内容の整理等に時間を割いていた。
ES添削のみに留まらず、面接の想定質問に関する回答に関しても添削してもらっていたため、進捗報告含め、自身のメンターとは毎日連絡を取っていた。特に、自身の志望度として高い企業に関しては、結果として10往復程度の添削をしてもらった。
また、インターンシップで知り合ったコンサル企業の社員計4名にOB/OG訪問を申請し、話しを聞いていた。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
自分自身への新しい気づきを得ることができたこと。
ある投資銀行のインターンシップは楽しいと感じることができたが、他の銀行のインターンシップでは、コンサル業界のインターンシップと比較すると、楽しむことができなかった。解決するソリューションが自社のサービスであると決まっている業界より、自分自身で課題の分析に始まり、解決策も模索していく仕事がしたいと思った。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
ES作成と面接対策の徹底。
ブラッシュアップし続けることで、より自身のことを理解すると共に、どのように伝えることがベストであるのかを模索することができた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。メンターがいるため、常に自身のやることが見えている状態で進んでいたため、ひたすら自分のやるべきことをやっていた。
何をすれば良いかはわかっていたため、ずっと手を動かすことを意識していた。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の12月頃。
ーー何社に応募したか?
インターンシップ経由の早期選考で進んだコンサル企業に3社と、政府系金融企業に1社応募。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、政府系金融。
既に志望度の高い企業3社から内定をもらっている状態であったため、秋冬のインターンシップに参加し気になった政府系金融企業の選考に進む。他の金融企業が担う役割を担いつつも、コンサル業界が担うような企業の変革に関わることができる部分もに担っていると感じ、志望。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①テストセンターの勉強
②面接対策
面接の回数がかなり多い企業であるため、注力した。想定質問に対する回答を準備し、それを添削してもらいながらブラッシュアップ。
③OB/OG訪問
ビズリーチ・キャンパスのOB/OG訪問機能を活用し、自分の選考を受ける企業の社員に話しを聞きに行く。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
自身の志望動機の内容を更にブラッシュアップする目的でしていた。志望動機の内容に更に説得力をもたすことができる情報を取りに行っていた。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
ーー最終的に何社から内定を得たか?
コンサル企業に2社、シンクタンク企業に1社。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
コンサル企業の2社。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
社外出向やMBA(経営学修士)の機会に恵まれると感じたから。将来経営層になりたいと考えており,その実現に近づけそうであると思った。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
内定先と迷ったコンサル企業の社員と働きたいとの思いと、給与の高さや知名度的な部分で惹かれた部分があり、最終的にどこを軸に意思決定をするのか悩んだ。
OB/OG訪問をしたり、内定者イベントに参加知ることで、定性的な面を含め、意思決定をする上で必要になる情報を取りに行った。自身の内定先の社員4名、迷ったコンサル企業6名と話をし、入社後の仕事内容、1日のスケジュール、社員の人柄等について聞いていた。
将来的に大手企業の役員になりたいと考えていたため、その実現に近づけると考えた企業に入社を決意。コンサル業界で10年程度は働きつつも、その間にMBA(経営学修士)を取得したり、他の企業に出向して、様々な経験をしたいと考えていた。そういった理由から、MBAの取得の機会が恵まれている且つ、他のグループ会社にも出向し、事業会社についても理解を深めることができる企業に入社を決めた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
以下2点。
①SPIは夏のインターンシップまでに仕上げておくこと。
②自身の頼れるメンターに就活をサポートしてもらう
何をするのかを明確にしながら進めることができるため、自身の目の前のやるべきことに集中することができる。
また、就活を始めた当初は、「この業務がしたい」とだけ主張していたが、アルバイトや研究などの自身の経験と紐付けながら、自分の志望動機やガクチカを伝えることができるようになった。更に、「自分のやりたいことを叶えるための手段として入社し、こんなことをしたいと考えている」という話の流れを作ることができ、「なぜこの会社でないと行けないのか」を明確にしながら面接に進むことができたと思う。
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ビズリーチ・キャンパスは三井物産、JR東日本、三井不動産、三井住友銀行、ソニー、NTTデータ、サントリーなど様々な業界の大手企業がを利用しており、人気大手企業就活を目指す学生にとって必需品と言えるサービスです。
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