＜プロフィール＞
Lさん／女性
九州大学／院卒
経済学府
ガクチカ：留学（1年間）、バイト
内定取得先：金融（メガバンク、証券）4社
入社予定先：金融（メガバンク）
#金融業界のリアル #金融 #証券
01：就活スタート（準備）期
ーーいつから就活を開始したか？
修士1年生の6月。
学部卒のゼミ同期の就活が終わったタイミングで開始した。
ーー何からスタート・準備したか？
どの業界をメインで受けるか考えること＆WEBテスト対策。
WEBテストに関しては参考書を購入し、苦手分野を中心に解いたりした。一方、テストセンター受験前に一夜漬けすることが多かった。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
金融専門職、トレーダー、投資銀行、総合商社。
元々金融について勉強していたから活かしたいという想いや、留学経験、ゼミ同期が金融業界に内定をもらっていたこともあり金融業界をメインで見ていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は？
面接に関する質問は、ワンキャリア（留学先で知り合った日本人の就活生から教えてもらった）などで事前に収集して回答を考えた。
その際父親にアドバイスをもらうこともあった。自己分析は個人的にしなくていいかなと思ってしなかった。ESは自分で書き、面接練習は友人と行うことに抵抗がありやらなかった。
ーー応募までに困っていたことは何か？
困っていたことは特にないが、大学院の試験と授業や帰国後（修士1年5月末に帰国）の手続きで忙しかった記憶がある。
この時期は一応就活はしているが本腰を入れることはできなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
「1日や2日寝なくても死にはしない」と、持ち前の強い気持ちと気合でなんとか乗り切った。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は？
①留学、大学の友人や経験者に話を聞くこと
留学はガクチカになることはもちろんだが志望業界を見出すことにも繋がった。話を聞くことは、優秀なゼミの同期からどのような企業に出したかやインターンシップの内容を聞いた。
②TOEIC
英語関連の資格は点数に関わらず今まで勉強してきたという証になるため、資格を持っていることに越したことはないと思っている。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は？
特にはないがケース面接とかができたらコンサルも受けられたかなとは思った。
コンサルは留学前には興味あったが、留学後には失せていて金融の方が自分に合っていると感じた。
02：夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか？
修士1年生の6月〜8月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
金融専門職、トレーダー、投資銀行、総合商社。
数字で客観的に結果が出る、金融市場がある国だったら言葉は違えど貢献できる、性格的に合いそう（勉強に対するモチベーションが高いなど）、ライフイベントがあっても続けられそう、お金もらえそうといった軸で志望。
ーー何社に応募したか？
約10社。そのうち8社ほど通過した。
外資就活を使ったり、英語で調べたりした。英語で調べることはモチベーションアップにも繋がることに加え、日本語だとあまり出てこなかったこともあった。実際に英語で調べたことが面接で聞かれたこともあった。
面接対策はゼミの友人に聞いていたがもっとワンキャリアを使って準備すべきだった。
ーー夏インターンで体験／知れたことは？
GMとIBの両者のインターンシップに参加。
GMはキャラクターの濃さ、IBは多忙さなど微妙に学生の雰囲気や社員の雰囲気が違うことを学んだ。IBのインターンシップのグループワークでは自身の詰めの甘さから社員から指摘を受けることもありグループメンバーに申し訳なさを感じた。
この時期はIBとGMでどちらがいいか迷っていた。また、関東は選抜コミュニティが充実していて練習してきている人がいることを知った。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
①自分の強みを出すようにすること。
みんなでやっていこうという雰囲気づくりの中で自分でやりたいことはやって、苦手分野は周りに振っていた。IBのインターンシップではメモされて評価されていると思い、積極的に質問した。
②「都会の女の子」に「ビビら」ない。
関東の大学生と地方大学の自分とは、情報量や態度が違っており驚いたが、飲まれないように自分を鼓舞していた。
ーー当時困っていたことは？
東京での過ごし方。
1〜2週間ホテル暮らしということもあり、食費、交通費といった金銭管理と体調管理は大変だった。
とにかく節約して、クレカの立て替えを親に頼んだり上限を引き上げることもあった。
体調に関しては移動による疲労が原因としてあった。栄養ドリンクや予兆を感じたら早めに薬を飲むようにしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
どこかには内定できるだろうと思っていた。
03：秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか？
修士1年生の10月から。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
金融専門職、トレーダー、投資銀行、総合商社。
就活初期から志望業界は変わらなかった。
ーー何社に応募したか？
4社。そのうち3社通過。
募集自体が余り多くなかったというのもあるが、夏インターンシップに参加していない企業や大学院の授業と被らない日程を基準に企業を絞って応募した。
外資就活やワンキャリア、ゼミの友人や卒業が被る学部生の後輩から情報収集していた。
ーー秋冬インターンで体験／知れたことは？
集団面接やグループワークを行う中で、夏の時期と比べて周りの学生のレベルが上がったなと感じた。
また特定の業界を受けていたため他企業のインターンシップで出会った就活生とよく再会したり、体育会系の就活生が増えた印象があった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
面接なども入っていたため「仮説検証のクオリティ」を上げるように心掛けた。
志望業界に関連する本を読んだり新聞を読んで理解を深めた。本を5冊ほど購入。新聞はスマートフォンで毎日読むようにしていた。またゼミの同期と経済についてよく話していた。この対策は面接で自分の考えを言語化して面接官に聞く場面で役に立ち、面接官の方から褒められることもあった。
面接練習は特に行わずぶっつけ本番で臨んだ。この時期にOB/OG訪問は月に2〜3回ほど行っていた。
ーー当時困っていたことは？
卒論と大学院の授業の両立。
授業は、最低限課題は提出して、欠席などは先生に謝っていた。卒論は移動時間に書いていた。この時期は一番就活に力入れていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
外資金融は厳しそうだなと思っていた。
理由としては本国情勢の影響で急に選考が止まったり、志望職種の採用人数の少なさ、2次選考での落選などがあった。
04：本選考期（秋冬IS以降）
ーーいつから本選考に応募したか？
修士1年生の1月〜5月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は？
金融専門職、トレーダー、投資銀行、総合商社。
総合商社は志望度は高くなかったがインターンシップの優遇ルートに乗っため受けた。
ーー何社に応募したか？
約10社。
インターンシップの優遇が大半を占めていた。外資就活、ワンキャリア等で調べていた。他人に頼らず自分で行っていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は？
①授業や複数企業の面接の調整
時間のやりくりを工夫していた。オンラインも活用していただける企業にはお願いするなど。
②インターンシップのメモの見直し
面接の中で印象に残った社員について質問されたことがあり、メモが役に立ったことを覚えている。
③メンター社員との面談
インターンシップ参加後に付いてくれた方とオンラインで週に1〜2回。ニュースや志望理由について聞くこともあった。
④本選考の面接
週に2〜3回あった。
ーー当時困っていたことは？
卒業論文と院ゼミ、卒業式や大学院の授業との両立。
やることをリストアップしたり、優先順位をつけたりもしたが、持ち前の気合でなんとか乗り切った。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
無職になりそうなら26卒になろうという気持ちでいた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は？
①自分のやりたいことを考えること
②読書、新聞を読むこと
③社会人と接すること
キャリアやこれからの金融業界についてなどを聞く。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は？
友人ともっと遊んでおけばよかったと思っている。
就職したら会えない友達もたくさんいるから。それに遊ぶ予定が入ってもそのために自然と就活もするようになると思った。
05：意思決定期
ーー意思決定の時期は？
修士1年生の5月。
ーー最終的に何社から内定を得たか？
4社。金融（メガバンク、証券）。
ーーこの期間はどんな心境だったか？
無職を回避できたという安堵感。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか？
投資銀行。
投資銀行は給料や社員の方の雰囲気（勉強熱心、いい人）がよかった。
ーー最後の「決め手」は（どうやって決めた）？
仕事内容と「社食の有無」。
社食については自分でも意外だが自分の中で非常に重視することになった。東京へ来て外食代の高さに驚いたこともあってのこと。仕事内容は、大変で女性が長く働けないと思った。
ーー意思決定で困ったこと／悩んだことは？
今後のキャリアについてかなり考えた。
投資銀行は転職しやすくセカンドキャリアが充実していた。しかし東南アジア行きたいという想いがあり、銀行は支店持っているから海外行きやすい社と思った。また、投資銀行よりも働きやすいと思った。
ーー就活全体を振り返ると（またはアドバイス）？
自分にできないことや向いてないことはさっさと切り捨てて、自分ができることに集中したのはよかったと思う。
企業からの評価と自分での評価は違うのは当然だし、結局ポジショントークなので自分を信じるのが一番。人から決めてもらうことは楽だけど、結局働くのは自分。また、企業側はリスケにもある程度は応じてくれるから、やむを得ない事情があれば悩まず連絡すると良いかも。
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