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就活生が語る

【神戸大学_理学研究科_就職活動体験記】週5で9〜18時研究室生活。土日と夜を駆使して外資コンサル〜メーカー内定

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。いわゆる実験系研究室に所属のMさん。学業優先雰囲気の研究室だが、研究の合間と土日夜間をフル活用しての就活。学会にも出ながらどのように、コンサル、メーカーの選考突破力を身につけたのか。理系院生ならではの難しさがある中、インターンシップから知識を得てぐんぐんと成長するそのプロセスを追う。

目次

<プロフィール>
Mさん/男性
神戸大学/院卒
理学研究科
ガクチカ:研究活動(学会発表)

内定取得先:メーカー(化学)1社、外資メーカー1社,外資コンサル2社
入社予定先:メーカー(化学)


#研究室がっつり #理系院生でも外資コンサル内定 #学業と就活




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の4月〜5月。
周囲は8〜9割が院進する。1〜2割の学部就活組から夏インターンシップで「結果を出す」と、就活が有利になると聞いていたのでそろそろインターンに向けて準備したいと感じた。研究室は実験をがっつりするタイプ。週5で9時〜18時。空き時間に面接に行くのはOKだが、研究室は学業メインの雰囲気。土曜はアルバイト。と忙しい。なので就活は合間か、研究室が終わった後に図書館に直行して進めていた。


ーー何からスタート・準備したか?
本屋でたまたま見つけた「絶対内定 インターンシップ編」という本を買って読むことから始めた。
ネットでも情報を集めたが、ごちゃごちゃしていて、情報を1つに絞りたかった。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、コンサル、商社。

日系の名前の通った企業を中心に見始めた。親や周囲が四季報が読んでいたので就活四季報を見て会社群を整理した。

<メーカー>
理系なので周囲も関心が高いので自分も見た

<コンサル>
ビジネスと英語が好き。大学院の先輩がいっていて興味を持った。コンサルは四季報に全然載ってなくて「穴」になっていた。

<商社>
昔から憧れがあった。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
ひたすらESの内容を考える&面接のガクチカの準備。

まずは場数を踏みたいと考えると必然的に1番初めのESに取り組むことになる。
リクナビやミキワメで、インターンシップ概要や〆切を把握した。


ーー応募までに困っていたことは何か?
周りが全然就活をしていない。

インターンシップは応募せず「本選考からでいいでしょ」という友人も多い。研究が忙しかったり理系なので「どこかに内定できるだろう」と考えている人も多いと思う。自分は「専攻に甘える」という考えではダメという危機感を持っていた。

アルバイト先(塾)や学部就活生から話を聞くようにしていた。情報を「自分で得にいく」姿勢は大事。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活の描き方(全体像)が見えなくて、不安だった。周りに詳しい人がいない。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
就活四季報を読んだ事。
まずは社会にどんな会社があるかを理解できるのでおすすめ。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
もっと情報を集めるべきだった。

例えば、OB/OG訪問とか、就活サークルとか。9月に入った大学外の就活コミュニティーには業界ごとにメンターがいて層も厚くて頼もしかった。
情報を上手く扱うことで、就活全体を有利に立ち回ることができることに9月ごろに気付いた。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6〜9月。
応募は8月末ごろまで。開催は9月にもあった。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカーと商社。
メーカーは早期選考があると聞いてたため応募。商社は自分との相性を知りたかった。


ーー何社に応募したか?
15社。
研究と両立しながらもできるだけ多くの会社に出すことに努めた。
4社通過。専門商社、メーカー3社。うち3つは1day。初グループワーク(GW)も体験できた。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
予想以上に通過しにく難易度が高いことに直面した。参加してみるとすごく準備してきた人がいることもわかりなかなか通過しない理由を理解した。他大学の就活生と初めてたくさん喋った。理系でもコンサルを受ける人もいることを知った。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ひたすらESを出す。
1つでも多くのインターンシップに参加することを心掛けた。
研究以外はずっとインターンシップ応募と準備をしてた(毎日2~5時間ほど)。


ーー当時困っていたことは?
夏インターンシップでの「成功」のイメージが掴めなかった。

インターンシップに参加してアピールできればなどと思っていたが、そもそも参加さえできない現実に直面した。
自分の専攻ど真ん中の企業やインターンシップでさえも落とされることがあり「一体誰が通っているの?」とさえ思った。
時間で解決したが、効率が悪い。それでもひらすら時間投入を続けたら、少しずつ通るようになった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活で「結果」を出せるか、不安だった。
自分も周りも苦戦していたため。先々は競争率高いところは敢えて出さないなども考えた。隠れた優良B2B企業も視野に入れようとこの時は考えたりした。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月〜12月。実際は夏と連続している。またインターンシップというより本選考に近いものも多かった。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル。
本選考をやっている。


ーー何社に応募したか?
10社ほど(本選考+秋冬インターンシップ)。

夏とは違い、1つ1つに力を注ぎたいので絞った。但し場数も踏みたいのでその辺りも意識した。
6社ほど通過。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
コンサルのインターンシップ及び選考に参加、そして突破できた。

事業立案ワークはいい意味で「詰めて考える」という感覚。参加者は予備知識が豊富で事業立案ワークもかなり「慣れて」いた。社員メンターがおり、いい意味で遠慮のないアドバイスが飛んでくる。1DAYを経て選考に進むイメージ。

突破は初めて自信を持つことにつながった。「ダメなのかな」と思っていたがダメではなかったという手応え。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
早く内定をもらい、就活を優位に進めたい。研究以外はずっとインターンシップ対策をしていた。

①9月に就活サークルに入った。
夏にいろいろな人と交流し、やっとコンサルの全貌を掴んだ。練習もかなり積んだ。面接、GD、ケース面接。11月にはよっぽどでなければ通過するレベルに仕上がったと思う。週2で1〜2時間ずつ。累計45回は練習した。昼間は研究室にずっといるので夜参加していた。終わったら反省会してESを書いて寝る、の繰り返し。

②OB/OG訪問を開始した。
ビズリーチ・キャンパスを利用。1対1で話を聞くのが1番いい。

③大学主催のイベントへの参加。
座談会、グループ訪問形式など。キャリアセンターに近い組織が運営。銀行や商社などが週替わりで来てくれた。


ーー当時困っていたことは?
時間を工面すること。

研究が忙しい。志望度が高かったり、専攻ど真ん中の企業に落ちると落ち込んでいた。
都度都度の優先順位を決めて、1つ1つ進めていった。OBの方にアドバイスを受けながら指針を決めた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
興奮と不安。
練習を重ねたことが、結果につながるという成長感や興奮と、合否のつくインターンシップに対する不安。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の1月〜修士2年生の4月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
志望していた企業の本選考時期が異なっていた。
前半はコンサル、中期はメーカー、後半は商社。


ーー何社に応募したか?
20社ほど。
時間と体力の許す限り応募した。18社通過。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
しっかり数を絞り、1つ1つ受かっていくイメージ。

内定取得をかなり意識していた。ひらすら本選考に参加。1週間で2~3回ほど面接を受けていた。周囲で内定が出る人もいて焦ったりもしていた。


ーー当時困っていたことは?
面接に通過するときと通過しないときの差がある。

言動について後悔はなかったので、面接の相性かもしれないと思うことは増えてきた。
回数をこなす事とと、傾向と対策は押さえるようにしていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
早く結果が「出て」ほしい。
結構体力的にもキツくなっていた。また年末に学会発表、2月頭に研究の発表もあった。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
たくさん回数をこなすこと。面接によって、相性・良し悪しがあるとわかったため。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
事前に情報を掴み準備すること。例えばメーカーだと問われる専門両領域が何かなど。
会社ごとに求められることが違うのだが、当時は勢いに乗っていたこともあり「自分を出せばいけるだろう」と思っていた。直前の準備が結構しんどいため倦厭した部分もある。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
修士2年生の4月後半。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
4社。化学メーカー2社、外資メーカー1社。外資コンサル1社。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
もう少し就活を続けたい。商社が選考中だった。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
あまり迷ってない。
化学メーカーは第1志望のところに内定。諾否の回答期限があり照射の結果が出るまでは待ってはくれない。
就活途中は「専攻は関係ない」と思った時期もあったが、最終的にはやはり専攻が活かせる業界企業の方が技術的な話もできてよいと思うに至った。

外資コンサルはキャリアに「不透明さ」を感じていた。人柄や優秀さに魅力を感じていたが、新卒のファーストキャリアとしてではなく、将来の転職先としても考えられると思った。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
会社の規模・勤務地・社員の雰囲気。
最終面接で事業所を訪れてイメージを持てたことも大きかった。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
会社ごとの承諾期間のズレ。
結局、他の会社は辞退したが選考結果は知りたかった。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
就活は「全体像を把握」し、より「上手に立ち回ること」が大切だと感じた。
自分自身が、立ち回りが下手だと感じた部分があったため。具体的にはスタートが遅かった。OB/OG訪問や就活サークルに入ることも恥ずかしかったわけではないが結局後回しになった。インターシップに参加して知れたので動いてみることの重要は学びになった。





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