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就活生が語る

【北海道大学_環境系_就職活動体験記】海外研究もやり切りながらの総合商社内定。獲得と選択のプロセス

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。研究で1回のフィールドワークが1週間も費やす研究をしているTさん。部活の先輩から話を聞きながらデベロッパーや商社をベンチマークに就活を開始。イタズラに広げることなく、学業のバランスと自分に素直にやり切った就活観。夏インターンシップでの出会いと刺激はその後の就活にどのように影響したのかがわかる時期別就活体験記。

目次

<プロフィール>
Tさん/男性
北海道大学/院卒
環境科学院
ガクチカ:体育会系

内定取得先:総合商社(2社)
入社予定先:総合商社


#研究が忙しい #部活の先輩 #なぜデベロッパー? #緊張がキーワード




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の6月。

部活の同期が始めたから。部活には4年の11月に引退し、翌年3月からコーチとして参加。週1ペースで会っていて5月くらいから会話していた。

理系学生は遅い人は秋までやらないが、商社を意識していたこともあり、先輩に始めるのはそれぐらいの時期でいいとも言われていた。


ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービスへの登録
就活サービスにたくさん触れて自分自身の関心をあげるため。
ワンキャリア、マイナビ、リクナビ、スポナビ、部活の見方、外資就活、TKF、CLUTCH(旧DIGMEE)、ビズリーチ・キャンパス。Openwork。全部自分で調べた。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社、デベロッパー業界。
お金が稼げそうだったから。当時は業界会社を本当に知っておらず、先輩が入っているところが想起される程度。デベ、海運など。海運はなぜか人気で先輩が数名内定していた。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①自己分析
引き出しを増やすため。就活コミュニティ(TKF)の面談を通して。ESを書く際や面接で答えにくい質問が来た際に頼るようにしていた。

②面接練習
質問に正しく答えるため就活コミュニティで20回くらい練習した。

③ES添削
基本は応募前に見てもらうようにしていた。


ーー応募までに困っていたことは?
就活を知らなかったから困っていない。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の7〜10月。
特に夏インターンシップを意識したわけではなく結果的にこの時期になった。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
デベロッパー。
興味がある企業以外に時間を割きたくなかった。手当たり次第出すほどモチベーションが高くなかった。詰め込んでしまうとあとで身動きが取りにくいとも思ったため。


ーー何社に応募したか?
3社。
8月末〜9月頭の2週間ほど欧州に研究出張があったこともあり、興味ない企業のインターンシップに行っても仕方ないと思っていたから。通過は1社。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
就活は準備している人が「強い」わけではない。

部活以外の就活生と初めて話す機会。凄い数を出して落ちている人も多くいることを知った。いろんな大学の人が来ていたので、逆転もあり得ると思った。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
適性検査と動画面接で落ちることが多いようようでその対策の必要性を感じた。動画は何を話したらいいかわかるのに時間がかかった。とにかくチャレンジする回数を増やすことにした。


ーー当時困っていたことは?
就活の全体像をつかめていなかったため特に困る段階ではなかった。部活先輩などにどう進めていたかを聞くようにしていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活「面白くない」。

「正解」が分かっていなかったから。面倒臭い、そこまでやらないといけないのかという気分があった。周りが労力をかけてやっているが、自分もやらないといけないのか。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
「自分だけでやらない」こと。

メンターをしっかり頼る。遠慮して、WEBBで調べるだけで終わるのと、実際にES添削も見てもらうと通過率も大きく変わる。遠慮しがちだが自分の人生のために割り切った方がいい。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
模擬面接。
もっと早いうちにチャレンジしておくといい。「出来るようになってから」と考えていてはいつまでもうまくならない。面接は根拠のない自信を持つ。または自信を持つために準備をすることも重要だと思う。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月〜12月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社。
デベは夏に落ちたことをきっかけに完全に「やめる」ことにした。友人と話していて、自分がデベにいく理由が出てこないことに気づいた。実は先輩が受けていたからなだけだった。理由がなくなると受けるのは面倒臭いといなった。

商社は自分の興味関心が強い、もしくは自分の就活軸とマッチしていると感じるようになってきた。


ーー何社に応募したか?
5社。ほぼ商社。
たくさん受けるより、1社ずつに力をかけたかったため。うち3社通過。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
夏季休暇の間日程的に忙しく、複数daysのインターンシップに参加できなかった。

大学の海外研修や部活動など他にやりたいことがあった。困ったというよりそもそも日本にいなかった。結局行ける日程がなく秋冬に注力しようと決めた。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接対策。

面接の回数が多く、対策しないと合格しないと危機感を持った。
就活コミュニティで累計20回。商社内定者に相手をしてもらった。


ーー当時困っていたことは?
ない。3社通過したのでかなり喜んでいた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活楽しい。努力すればうまくいく。シンプルに嬉しい。

他方で、前年がインターンシップ経由での内定が多いと聞いた。が故にしっかりやらなくてはいけないと思った。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面接対策と自己分析の反復

面接で話せる内容をたくさん作る。如何に内容同士を紐付けできるか。エピソードを思い出しておくことも重要。自分では当たり前の何気ないエピソードも実は使える。部活のこととか。面接練習で予期しない質問は、そういったこと言語化できるよい機会。





04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
修士年1生の2月〜修士2年生の4月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
商社業界。
インターンシップに複数社参加できていたので、自分に適性があると感じていたのでモチベーションは高まっていた。


ーー何社に応募したか?
4社。うち3社に通過。1社はWEBテストで不合格になったように思う。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
志望度の高さをどうアピールするか。

「最後は志望動機」だと思っていた。自分の中にはあったものの、「どんな角度で来ても」応えられる志望動機をブラッシュアップしようと考えた。OB/OG訪問を活用。部活の名簿なども使い、各社5〜6人前後で訪問した(全部で30人弱)。


ーー当時困っていたことは?
どう気持ち(志望動機)を伝えるか。
伝え方表現の問題。ガクチカで落ちることはなかったのでどうすれば伝わるのかに集中していた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定をもらえて、すごく早く終わったという感覚。自分は研究(1週間のフィードワークなど)があったので、インターンシップで出会った友人たちと比べるとすごく労力を割いたわけではない。それでも150%の力を出せた。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
修士2年生の3月末。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社。いずれも総合商社。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
商社A社は部署確約がなく、商社B社は確約がある。人で決めようと思った。A社は同期はわかるが上司はわからない。B社は逆で困った。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
同期を取るか上司を取るか。

どっちにしろ悔いはないように考え切った。OB/OG訪問を追加でやってもよかったが、してもわからないかもしれない。体育会系で「いい同期がいたから頑張れた」という原体験から同期を取ることにした。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
1社に絞るときに「何を持って決めるか」「総合的に決めるか」ということ。
インターンシップで出会った友人とよく話をした。友人も様々で話してみて勉強になった。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
考えることは大事。

何について考えるべきなのかは重要。何について考えるかも議論が必要。





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