<プロフィール>
Sさん/男性
大阪大学/院卒
理系
内定取得先:シンクタンク、インフラ、海運
入社予定先:海運
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の5月。
研究室の友人にそろそろ始めた方が良いと言われたことがきっかけ。週に1度にゼミがあり、そこで就活の話が上がり、周りの友人が既に就活をしていることを知った。
学部時代に就活を意識するタイミングが遅く、就活の結果が思うように出なかったことが院進のきっかけでもあったため、就活を始めようと思った。
学部生だった時は、冬インターンシップに学科の先輩の就活実績がある企業である且つ、憧れる大手企業のみの選考を受けていた。本腰を入れて対策をしたことはなかったものの、選考は受けたことがあったため、ESの書き方や面接の進み方などをなんとなく知って入る状態で就活はスタートした。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービスへの登録
大学院の先輩からおすすめされたワンキャリア、就活会議、ユニスタイルの3つを登録。
②エンカレッジ経由で一括エントリーを使用
学部時代にも就活をする際にエンカレッジを利用していたため、再び使用。選抜コミュニティとは違い、誰でも就活を支援してくれるため、自身の就活をサポートしてもらう先として使用。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
エネルギー系インフラ。
研究室の先輩が就職先として決まっていたこと、そして自身の専攻を活かすことができるのではないかという2つの観点で志望。
しかし、周りの研究室の友人が幅広く見ていることに気がつき、最終的には業界を絞ることなく、幅広く業界を見ていた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
ESを書くこと。
ワンキャリアや友人のESを参考に、ESに週10時間程度の時間を割いていた。1本のESを書くのに4時間程度かかってしまっていたため、週に2本書く程度のペースで書いていた。
最初は自分自身でESを書き進めていたが、6月頃からは研究室の先輩にES添削を依頼しながら書いていた。
ーー応募までに困っていたことは何か?
どのように就活を進めれば良いかわからないこと。
先輩や友人など、人によって言うことが異なっていたため、就活の進め方の正解がよく分からない状態であった。そもそも、選考の過程において、選考経験を積んでいけば良いと感じていたため、周りの友人がやっていた面接練習やGD(グループディスカッション)練習をしなくても良いと思っていた。
自身が何をするのかが明確に分からず、なんとなく就活を進めている状態。
しかし、シンクタンクのGD(グループディスカッション)兼グループ面接に参加したことをきっかけに、自身に対する危機感を感じた。周りの就活に対する熱意や練習や経験を積んでいる様子を感じ、自身のやることを明確にしながら進める必要があることを感じた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安。
就活だけではなく、研究も上手く進んでいない部分があった、就活以外にも心配事がある状態であった。
また、学部時代になんとなく就活をし、上手くいかなかった経験があるため、同じことの繰り返しにならないのか不安であった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
ESの書き方のフォーマットをインプットすること。
研究室の同期のESを見てなんとなく書いていたが、ESの書き方のフォーマットに沿って始めから書くことを意識した。一定のフォーマットに従って書くことによって、自身のエピソードをわかりやすく言語化することができた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
幅広い業界を見た上で、自分自身の中で業界の位置付けを整理しておくこと。
最初から絞って業界を見ていたことにより、後から自分自身の気になる業界が出てきてしまうことがあった。
そのため、初めは幅広くみた上で、自分自身はどこの業界に興味がありそうなのか、どこは自身の視野を広げる上で見る業界なのかなどを整理できていると良いと感じる。
業界によって選考の時期や、対策の仕方が異なることがあるため、業界の特徴を理解しつつ、自身の中で業界の優先順位などの棲み分けを出来ている状態で選考を受けることができている状態が、効率よく就活を進めることができるコツであると思う。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の6月から9月までインターンシップの選考と参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
エネルギー系インフラ、コンサルシンクタンク。
関西の電力会社かガス会社のどちらかに行ければ、御の字であるという考えがあった。
また学部時代に就活をした際に、通過することができず、大学院に進学するきっかけにもなった。
大阪で働きたいこと、そして理系であるというポジションを活かした会社に入社したいと考えていた。
ーー何社に応募したか?
12社に応募し、10社通過。(エネルギー系インフラ、コンサル、シンクタンクなど)。
ワンキャリア、ユニスタイル、就活会議の3つから企業の情報収集をしながら応募をしていた。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①他の就活生のレベル感を知ることができたこと
インターンシップに参加した先に、選考難易度の高い企業の選考を受けている学生に出会うことができた。
難易度が高いと言われているため、自分には無理だろうと感じていたが、自分自身がそういった企業の選考を受けても、他の学生とも戦うことはできるのではないかと思った。
②グループワークが得意であること
アイディアを出すよりも議論を前に進めるためにはどうすれば良いかを考えることができると言うFB(フィードバック)をもらうことが多かった。
③自分自身がインターンシップの参加業界に合いそうか否かを知れたこと
エネルギーインフラの業界に興味はあったものの、安定思考を持つ学生の参加者が多い印象を受けた。そのため、自分自身の思考性とは異なる学生が自分の同期になる可能性を考えた時に、自分自身は合わないのかもしれないと感じた。
コンサル業界のインターンシップは楽しいと感じたものの、「参加すること自体が楽しい」だけであり、実際の業務として自分自身が向き合うイメージが湧かなかった。
ただえさえ、社会人になって平日5日間働くことに自信がないタイプであるため、思考体力が求められる会社で働き続けることは難しいのではないかと感じた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①秋インターンシップで出す企業のリサーチ
夏インターンシップで自分自身が元々志望していた業界の合わない部分を発見してしまったため、秋以降でどの業界を見るのかを検討する必要があると思ったため。
また、夏の時点で見ることができなかった業界を見たいと考えていたため、夏の結果を踏まえ、秋冬のインターンシップでは自分がどこの業界を見に行く必要がありそうであるのかを検討する必要があると思った。
ワンキャリア、就職四季報、友人、Xなど様々な媒体から企業の情報については集めており、気になった企業に関しては採用HPからエントリーするようにした。
②インターンシップに参加する
自分が想定して以上の企業数に通過することができたため、合格した企業のインターンシップに参加していた。(5daysに2つ、3daysに3つ、2daysに1つなど)。
ーー当時困っていたことは?
①自己分析
今までにやったことがなかったため、やっていないことへの不安を感じていた。そのため、自己分析の本を購入し、自己分析を進めてみたものの、既に面接でガクチカの話や自身のアピールポイントについては整理できていると感じた。
最終的に自身の入社する1社を決める上では、自己分析をする必要があると思うものの、現段階では重要視しなくてもいいと思った。
②キャパオーバーになりそうであること
選考の企業数が多く、毎日面接やES提出に追われていたため。自分が想定して企業数以上の選考を受けることはできなかったものの、自身のスケジュールの中にESを書く時間を意識的に作っていたことは良かった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活が楽しくなってきた。
インターンシップに参加しないと出会うことができなかった他大学の学生との繋がりができるようになったため。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
複数daysのインターンシップに参加。
インターンシップに参加したことにより、就活仲間を見つけることができたため。
インターンシップ後も、模擬面接をしたり、選考の情報を共有したりした。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
就職活動のゴールを見据えておくこと。
最終的に入社する1社を決める際に困ったため、どのような状態であれば納得感を持って最終的な意思決定ができそうであるのかを考えておくことが必要である。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年の10月から1月までインターンシップの選考と参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
①コンサル
夏のインターンシップに参加し、面白いと感じたから。
②運輸インフラ
友人から話を聞き、業務内容が面白そうと感じたため。
③デベロッパー
研究室の先輩から話を聞き、業務内容が面白そうであると感じたことと、待遇面が良い点において惹かれていたため。
ーー何社に応募したか?
11社に応募し、4社に通過。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
夏よりもいい企業が見つかった。ゴールに近づいた感覚。
秋以降に見ていた業界が自身の思い描いている働き方ができそうだと感じ始めたため。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①面接対策
インターンシップに参加した際に仲良くなった友人と面接練習をしたことをきっかけに、自身の成長の伸びを感じたから。
友人の面接官をした際に、「自分であったらどのような人物に合格させるのか」と言う面接官側の視点になって考えるきっかけになった。
表情や話し方、話す構成など、客観的に自分自身を分析した時に、「相手に自分はどう映るのか」を戦略的に考えるようになった。
選考企業の面接前に1回は練習するようにしていた。
②就活に関する情報収集
選考情報に関してはワンキャリアをメインに使用していたものの、選考対策系の情報はYouTubeをメインに使用していた。ホワイトアカデミーが発信しているショート動画などを隙間時間などの見ていた。
ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問。
デベロッパーなど自分の見ていた業界が内定をみるために必要な業界だと言われていたため、OB/OG訪問をするハードルがあった。
しかし、1度海運業界から案内のきたOB/OG訪問に参加したことにより、意外に自分もできるものであると知った。ビズリーチ・キャンパス、研究室の先輩のツテを辿り、デベロッパーやその他の志望業界の社員と計7人ほど話しをした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就職活動の終わりが近づいてきた感じ。
いよいよ本選考が近づいていることが、時期的にもわかってきたため。
ーーこの期間の内定は?
シンクタンク(12月)。
憧れ企業の1社だったので志望度としてはかなり高かった。
夏インターンシップからの早期選考であった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
内定の早期獲得とOB/OG訪問。
自分が内定を持っている企業よりも志望度が高い企業のみの選考を受けることができ、自身が受ける企業の選択がしやすい。
本選考の時期は他の学生もOB/OG訪問を盛んにやり始めるため、少し早いタイミングから進めておくと良いと感じた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問。
企業によって会社の特徴等は異なるため、業界単位で話を聞くのではなく、自分の志望業界に属する各企業の社員に話を聞く必要があると感じた。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の2月から5月まで。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
海運、デベロッパー。
自分自身の性質を活かすことができそうであることt、忙しさと給与のバランス的に自分の理想の働き方ができる業界なのではないかと感じていたから。
ーー何社に応募したか?
9社。
志望業界の上位企業のみ。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自分の志望度の高い企業の社員にOB/OG訪問。
ビズリーチ・キャンパスを活用し、自分の志望動機をブラッシュアップするために活用していた。
計6名程度の社員と話しをした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
既に志望度の高い企業から内定をもらっていたため、安心感はあったものの、ようやく就活が終わりそうで嬉しい。長かった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
社員から聞いた事実ベースの話を面接で話すことができたから。
自分の想像の話ではなく、社員から聞いた話を元に話をすることで、自分自身の話に説得力を持たせることができる。
業務の話を聞いたり、若手社員に対しては選考におけるコツを聞いていた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
デベロッパー業界のインターンシップへの参加。
選考は受けたものの、通過することができなかった。
早期選考に乗れるチャンスがあることを踏まえると、夏のインターンシップを含めて、インターンシップに参加しておきたかった。
自分自身がどのような業界に興味あるのかを幅広く検討しておけば、後から焦って情報を集めたり、選考対策をすることがないため、どのような業界を受けるのかを早い段階から納得感を持って選択できる状態にしておくと良いと思った。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の5月から6月頃。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社(シンクタンク、インフラ、海運)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
自分にとっての決定的な選択基準が欲しいと思っていた。
今後の自分の将来がどうなるのかが見えていないにも関わらず、自分の人生の長期的な部分を見据えて意思決定をしなければならないところが難しいと感じていた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
シンクタンクと海運。
各企業に感じていた魅力のポイントが違ったため、2社を比較することが難しかったから。
自分の将来の姿を具体的に想像することが難しく、具体的な情報を集めることができたとしても、最終的な意思決定を自分ですることの難しさを感じていた。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
内定者懇親会で出会った人の印象。
どちらの会社に意思決定をしても後から「あっちの会社の方が良かったのではないか」と思うことはありそうであると思っていた。そのため、自分自身が納得感を持って「こちらの会社がいい」と思った明確な理由が必要であると考えた。
社会人になってからの数年は同期社員との関係性が働く上でも大切であると、社会人として働く友人から聞き、自分自身が社風的にあっていると感じた会社に意思決定することがベストであると思った。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
内定をもらった会社のどこの会社に意思決定することがベストであるかを悩んだ。
どちらの会社も良いと感じていたため、正直どちらに入社しても良いと感じていたから。自己分析をすると同時に、多くの社員の人に会わせてもらい、自分自身の大切にしている軸が当てはまっているかどうかを確認した。
自分自身のことを見つめ直し、自分の将来をできるだけ具体的に描くことによって、自分自身は何にモチベーションを持ちながら働きそうであるのか、どのような部分をプライベート面含めて、大切に働くことが理想であるのかを考えていた。また、自分だけで自己分析をするのではなく、友人との話すことによって、整理していった。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
初期の情報収集が雑だったこと。
幅広く業界を見てなかったり、各業界の特徴や就活のスケジュール感を掴んでいなかったことにより、後からあの業界に申し込みしておけば良かったと後悔することがあった。
特に志望度が高い業界についてはインターンシップに参加することをおすすめするため、自分の中である程度、各業界の自分の中での位置付けを整理できている状態であると良いと思った。
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