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就活生が語る

第一志望業界で落ちも内定も経験した学生の体験談!なぜ同じ業界なのに落ちた?【不合格体験記part1】

皆さんは、就職活動における合格体験記を読んだことはあるでしょうか?そこでは華々しい就活の戦歴や面接での成功エピソードなどが語られており、自分との差に焦ることもしばしばあるでしょう。しかし就活では何十社もの選考に参加している人が多く、その裏では当然不合格、通称「お祈り」もあり、上手くいくことばかりではありません。実際に、不合格から学び、改善を繰り返して内定を手にする場合がほとんどです。本コラムでは、様々な業界に内定したビズリーチ・キャンパス学生アンバサダーが「就活のリアル」を〜不合格体験記〜として皆さんにお伝えします!

1.就活における不合格の意味

ひとえに不合格と言っても、エントリーシート(ES)から最終面接まで、選考では色々なタイミングでふるいがかけられています。どこで落ちるかによって、対策すべき部分が大きく変わってくるので、しっかりチェックしましょう!
よく行われる選考である、
ES落ち
webテスト落ち
GD落ち
面接落ち
の四つを詳しく解説します!

ES落ち

ESの目的は面接に向けた足切りと、面接の参考資料となる情報を収集することです。ES落ちは端的に企業側に「面接の必要がない」と判断されているということです。しっかり原因を分析して対策しましょう。

理由①内容から「個性」「熱意」が伝わらない
設問にきちんと答えられていない場合はさることながら、回答内容が企業に合っていなかったり、熱意が足りていないと判断されてしまったりする場合も落とされてしまいます。その上で、個性がないことなども不合格の原因になります。1日に何十枚何百枚見ている選考官からしたらありきたりなESでは通せません。「面接でこの子と話したい」と思ってもらえるような文章を書くように心がけましょう。

理由②内容が正確に伝わっていない
どんなに内容が良いESを書いても、相手に伝わらなければ意味がありません。文章が読みづらかったり、自分やその周りにしか伝わらない内容であったりする場合もまた落選につながります。また、日本語のミスや誤字にも細心の注意を払いましょう。他者に一度目を通してもらうことが効果的です。


webテスト落ち

webテストを実施する目的は、実際の基礎能力を測ることと、性格検査による企業とのマッチングです。したがって、不合格の理由は以下の2点が考えられます。

理由①能力試験で点数が基準を満たしていない
言語、非言語、構造把握、英語などさまざまな科目がありますが、それぞれに足切りがある場合もありますし、合計で足切りがある場合もあります。勉強不足はもちろんですが、パソコンに慣れていなかったり、ネットワーク上のエラーが起きてしまったりする場合なども原因の一つになります。本命の企業を受ける前に他の企業のwebテストを受験するなどしっかり本番環境で練習して取り組みましょう。

理由②適性検査でミスマッチ
企業によっては特定の項目において特定の回答をした場合、その人を不合格とすることがあります。この内容について学生側から知りうることはありませんが、できるだけ企業の雰囲気に反した回答や常識を逸した回答は避けることが無難です。また、自己矛盾も不合格につながるので自分の回答にできるだけ矛盾がないように気をつけましょう。


GD落ち

GDの目的は、決められた時間内に「チームとして」成果を出すことができる人材かを判断することです。円滑に議論を進めるためには、自分の意見をわかりやすく伝え、相手を理解する対人能力(いわゆるコミュニケーション能力)を必要とします。

理由①建設的な議論に貢献できていない
そもそも、積極的に議論に参加していないと、面接官も採点ができません。その上で、一つ一つの意見が論理的であり、議論に意味のある意見である必要があります。根拠なく会話を進めてしまったり、同意に終始してしまったりすると不合格につながってしまいます。

理由②協調性がない
たとえどれだけ素晴らしい意見を出しても、どれだけ議論に貢献していても、会社という組織に入る以上、チームで動くことができない人は落ちてしまいます。他の参加者を頭ごなしに否定したり、話を聞いていなかったりすると面接官にマイナスな印象を与えます。相手の気持ちを気遣いつつ、自分の意見もしっかり主張するバランスを大事にしながら進めましょう。

面接落ち

面接の目的は、採用方針に合っているかの確認、面接官と合っているかの確認、そして他の学生との比較を行うことです。その際、見据えているビジョンや志望度などで熱意がある人材かを、これまでの経験や価値観から会社で活躍できる人材かを、所作や話し方から基本的マナーやコミュニケーション能力がある人材かを見て判断されています。見られる情報量が多いこと、段階によって重視される項目が異なることから、落ちた場合は、なぜ落ちたかを客観的に分析することが重要です。

理由①内容がミスマッチ
面接では、話した内容で面接官に納得してもらえる必要があります。そのためには、話している内容がその企業の方向性とマッチしていることが重要です。もちろん、前提として十分な企業(業界)研究による企業(業界)理解が必要ですが、そもそもチョイスしているエピソードがアピールしたい自身の人柄と合致しているかどうかも確認しましょう。

理由②伝え方が不適切
どんなに事前準備をしていても、短い面接時間の中で伝えられることは限られています。その限られた時間の中で、最大限伝えたいことを伝えきれているでしょうか。抽象度の高い言葉に終始してしまっていて他の人と差別化されていない、あるいは具体的な説明になりすぎてあなた自身の人柄が隠れてしまっているかもしれません。あなたのことを初めて知る人が初めて話を聞いても理解できるよう、論理に飛躍がないかもチェックしましょう。また、伝え方とは言葉選びだけではなく、話すトーンやスピード、仕草、表情なども含まれます。対策には模擬面接が特に効果的です。

理由③コミュニケーションに齟齬がある
「コミュニケーション力」とは、「他者と意思疎通を上手に図る能力」を指します。意思疎通とは、お互いが考えていることを伝え、理解や認識を共有することですが、緊張で質問の意図を理解できないまま返答してしまったり自分の話したいことベースで面接を進めてしまったりすることは面接官に違和感を与えてしまいます。面接官の言葉にはしっかり耳を傾け、自分のこれから話す内容が面接官の質問に過不足なく答えられているかを常に意識しながら回答しましょう。うまく理解できなかった時は質問をするなど、意思疎通を心がけることが重要です。

2. 24卒就活生の不合格体験記

では、実際に不合格の内容について掘り下げていきましょう。それぞれ、第一志望には受からなかったものの、同じ業界の競合他社に内定をもらったというお二人です。同業他社に内定できた理由と、第一志望に不合格になってしまった理由を併せて見ていきましょう。


①自己紹介

以下、お二人のプロフィールです。
Aさん
属性:国立文系学部生
内定先:総合商社A、戦略/総合コンサルA
祈られ先(第一志望):総合商社B

Bさん
属性:私立文系学部生
内定先:広告代理店、総合コンサル
祈られ先:広告代理店

②就活スケジュール

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A:9月、1月の内定のおかげでかなり余裕を持った就活ができました。私はどうしても総合商社に行きたいと思っていたので、早めに他業界の内定を確保しておいて、残りの期間を総合商社の対策のみに充てられたのは大きかったですね。

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B:5月のOB/OG訪問はかなり役に立って、職種に対する解像度が上がったことに加えて会社へのアピールになったことがよかったです。早めに内定があると安心して本命に取り組めるので食わず嫌いせずに色々な企業に出してみるといいかもしれません。


③不合格の原因分析

A:私は一次面接で落ちてしまいました。面接を受けた直後に不合格を確信するほど出来が悪かったです。
落ちた原因は2点あります。
1点目はケース面接の準備不足です。正直なところ、不合格の原因はこれがほとんど全てだと考えています。自分の中の引き出しが少なく、満足のいく回答が出せませんでした。特にケース面接は体系的に対策できるとされているのでしっかり準備していくべきだったと後悔しています。
総合商社Bに関しては本当に志望度が高く、OB/OG訪問も7,8人していて、かなり気持ちを込めて受けていたので拍子抜けしました...…。
2点目は面接官との相性です。信じ難いかもしれないですが、話し始めて3分くらいで「落ちるかもな」と直感的に思いました。複数の社員さんに「うちの会社にいそうだね!」と言っていただいていたこともあり、社風が完全にミスマッチだったわけではないと思います。しかし私がその面接官の方と話した時の私は社風にあっていなかったのだと思います。一次面接はネガティブチェックだとよく聞くのでやはり印象に気をつけたり、雰囲気を相手に合わせたりすることは大切だなと思います。

B:私は夏インターンシップと本選考の2回とも最終面接で落ちてしまいました。夏インターンシップではジョブにおいて社員さんへのアピールが足りなかったかなと思います。社員さんが見ているタイミングで他の人に主導権を渡してしまい、かなり後悔しました。実際、学生での話し合い時や社員さんがいる場面で積極的に話し、アピールしていた周りの学生が内定獲得していました。その後、再挑戦した本選考では、社風とのマッチ度の低さが顕著に出たかなと思います。面接において、自分としてはうまく答えられていた感触があったものの、落ちてしまったため、面接官との志向が合わなかったのだと思います。あまり社風に対する解像度が高くなくて、会社に寄り添うことができなかったのかな...と。つまり、面接後に、企業が求めている人物像と、自分がアピールしていたポイントのギャップに気づいたんです。後から「人柄とか雰囲気とかを無理やり合わせても入ってから困るだろうから落ちてよかったのではないか」と思うことができましたが、時間を一番費やしていた企業なので非常に残念です。

④最後に一言
A:就職活動は運の要素も強いです。「絶対にここに行きたい」と強く願い、いくら対策を頑張っていても、蓋を開けてみれば違う結果が出てくることは往々にしてあると思います。その時に、「自分に合っていない会社だったのだ」と気持ちの切り替えができるかどうかが非常に重要かと思います。結果に対しても自信を持って前向きに捉えられると楽になるのでポジティブに頑張ってください!

B:最終面接では結局人柄や相性の問題、いわゆるご縁なのではないかと思います。一方で、最終面接以外で落ちるのは実力不足、準備不足なことが多いので、それまでのフローにおいては対策を頑張れば通過の確率を上げることができます。頑張ってください!



3.まとめ

ES落ち
①内容が良くない
②文章が良くない

webテスト落ち
①能力試験での足切り
②適性検査がミスマッチ

GD落ち
①議論に貢献していない
②協調性がない

面接落ち
①内容がミスマッチ
②伝え方が不適切
③コミュニケーションに齟齬がある

そして、不合格体験記からは対策を全力で頑張ることを前提として、企業との相性もかなり大事であることがわかりました。説明会に出るなど企業研究をしたり、OBOG訪問を重ねたりすることで内定の確率を上げることができるのではないでしょうか。

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4.最後に

ここまで、不合格の理由や体験談についてお話ししていましたが、不合格にも色々な種類があり、どの選考フローにおいても気を抜いて良い場面がない、ということがお分かりいただけたかと思います。先輩の不合格体験を踏み台に、ぜひご自身の後悔のない就活と納得内定につなげてください!

第二弾の不合格体験記では日東駒専学生の不合格体験記を紹介しております!
そちらもぜひご覧ください!!
こちらになります。


ビズリーチ・キャンパス学生アンバサダーは、
『「なれる」可能性を広げ「なりたい」姿につなげるパートナー』をビジョンとして掲げ、様々な業界のトップ内定者が就活生の皆さんのサポート活動を行っています。

【アンバサダーの主な内定先】
外資戦略コンサル/外資総合コンサル/外資金融/外資メーカー/日系コンサル/日系金融/総合商社/総合デベロッパー/広告/ベンチャー/日系メーカー/IT

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