ビズリーチ・キャンパスは2021年12月にInternet Explorerのサポートを終了します。別ブラウザでのご利用をお願いいたします。

詳細を確認

BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
OB/OGが語る

少数精鋭だから活躍できる。高い専門性の中で育つ。あおぞら銀行の「若手行員の成長」に迫る

少数精鋭の組織で高い専門性を持つ金融機関、あおぞら銀行。メガバンクに比べると知名度は低いものの、早い成長スピードで活躍する若手行員が多いことで学生から人気を集めている。新卒採用を担当するお二人に、自身の経験も交えて詳しく話を聞いた。

企業紹介
1957年、「日本不動産銀行」として設立。その後、1977年に「日本債券信用銀行」、2001年に現在の「あおぞら銀行」に行名を変更。ビジネスモデルを6つの柱(①個人のお客様に専門的なコンサルティングと総合金融サービスを提供する「リテール業務」、②コーポレートファイナンスから経営課題に応える事業再構築ビジネスまで各種ファイナンスを提供する「事業法人業務」、③地域金融機関の経営課題解決を通じて地域経済活性化に貢献する「金融法人業務」、④不動産・事業再生に関する高い専門性を発揮する「スペシャルティファイナンス業務」、⑤北米、欧州、アジア・太平洋地域で企業向けファイナンスに取り組む「国際業務」、⑥リスクコンサルティングに基づいたソリューションの提供、グローバル分散投資を追求する「マーケット業務」)に集約し、専門性の高い金融サービスを提供する。

人物紹介
株式会社あおぞら銀行
人事採用グループ
岡野 大夢(写真:左)
2015年入行。支店での個人営業(資産運用コンサルティング)、本店の再生金融部(不良債権投資)を経て、2019年10月より人事採用グループに所属。新卒採用担当として従事。

人事採用グループ
山崎 千穂(写真:右)
2018年入行。1年目はシンジケートローン組成をサポートする、シンジケーション部に配属。2020年8月、人事採用グループに異動し、新卒採用を担当する。

知名度よりも、銀行員としての成長を重視

画像

―――ご自身の就職活動について教えていただけますでしょうか。また入行の決め手になったポイントも聞かせてください。

岡野:私は金融業界の中でも銀行を中心に就職活動をしていました。はじめはメガバンクを見ていたのですが、業界研究を進める中で、初めてあおぞら銀行のことを知ったんです。少数精鋭で、若いうちから難易度の高い仕事も任せてもらえると聞き、一気に興味を持ちました。メガバンクに比べると知名度は低いけれど、銀行員として早く成長するには最適な環境があると感じて、迷わず第一志望に。ご縁があって入行することができました。

山崎:大学が金融系の学部だったこともあり、就活は金融業界を幅広く見ていました。私も、就活をして初めてあおぞら銀行を知ったのですが、最終的には第一志望になっていました。夏のインターンシップで興味が沸いて、続けて秋と冬にも参加しましたし、他のイベントにもほとんど参加しています。コンパクトな規模なこともあり、何度も来ている私を当時の採用担当の方が覚えてくださって、「また来てくれたんだね、ありがとう」と声かけをしてくれたんです。一人ひとりの学生に対してしっかり認識してくれている銀行なんだなと感じ、志望度が高まっていきました。

―――これまでのキャリアについても聞かせていただけますか?

岡野:最初に配属された新宿支店では、個人向けの資産運用コンサルティング業務を担当していました。その後、本店の再生金融部に異動になり、スペシャリティファイナンス業務の一つである不良債権投資に携わっています。5年目から人事で新卒採用担当になり、全国を飛びまわる日々です。それまで就活生向けの座談会など採用活動に協力したことはありましたが、まさか自分が採用担当になるとは、正直驚きでした。

山崎:私はシンジケートローンという特殊な融資形態を専門に扱う、シンジケーション部に所属していました。1対1の相対取引ではなく、複数の金融機関が連携した融資スキームを提供するのがシンジケートローンです。地方銀行や信用金庫などいろんな金融機関に声をかけてスキームに参加して頂き、大きな金額に取りまとめたうえで企業に貸し出す。まとめをする役割を担っています。私はそのバックで、膨大な枚数に及ぶ契約書の作成やチェックを担当していました。

―――あおぞら銀行の「若手が活躍できる環境」について詳しく聞かせていただきたいと思っています。ご自身の経験からもそれを感じますか?

山崎:シンジケートローンという専門知識が必要とされる部署に1年目から配属されるのは、他の銀行ではほとんどないことだと思います。私も1から勉強したのですが、専門性が高すぎて自発的に勉強していくのもひと苦労でした。ネットで検索するだけでは欲しい情報に辿り着けないので、蓄積されている過去の案件資料を探し回りながらポイントを少しずつ覚えていきました。若いうちから貴重な経験をさせてもらえたなと思います。今は、1年目からこうした専門部署に配属されることが増えているんですよ。

岡野:私も研修後に配属されてすぐ、窓口に座ってお客さまの接客をしました。1年目で目標金額が張られたときには、即戦力として期待されているんだなと感じましたね。法人の営業部署に配属された同期も普通に大きい取引先を任されていましたね。新人の頃よく同期と飲みに行ってましたが、「よく取引先から銀行の担当者の中で、あなたが一番若いよと言われると言っていました。少人数だからこそでもありますが、新人に早く成長してもらいたいという想いがあって、積極的に案件を任せる社風が根付いています。

若手を育てるのが当たり前の社風

画像

―――他にも、成長を感じたエピソードや若手が活躍できる環境を紹介できることがあればお願いします。

岡野:2年目になってすぐの頃、他の支店でクレームになってしまったお客さまを代わりに担当してほしいと言われた時のことは、すごく印象に残っています。特にケアが必要な大口のお客様を2年目の自分に任せるのか!、と(笑)。とにかくお客さまの話を聞くことが重要だと研修で教わっていたので、お客さまの気持ちを受け止めながらひたすら話を聞いてました。帰る頃にはお客さまとすっかり仲良くなっていました。「君にこんなこと言ってごめんね。すっきりしたよ」と、笑顔になってもらえたんです。その後、お客さまからの預かり残高も増やしていただけるほど、いい関係性を築くことができました。任される仕事に関して、本当に年次は関係ないんだなというのを感じますね。

山崎:シンジケートローンはいろんな金融機関からお金を集めているので、相対取引で扱う額とは比べものにならない金額になります。そういう規模感の案件でも1年目の自分が主担当としてまかせてもらえることには驚きました。もちろん一人でやっていくわけではなく、周りの方に助けていただきながらではありますが、1年目から「これはあなたの案件だよ」と任されるのは非常に責任を感じていました。そういうところも若手の成長につながっているのではないでしょうか。

―――若手が活躍できる理由はどんなところにあると思いますか?

岡野:やはり、人を育てるのが当たり前の文化にあると思います。若いうちから難しい仕事を任せるという話をしましたが、絶対に任せっきりにはしません。先輩が手取り足取り教えてくれますし、いつでも見守ってくれているという環境が成長につながっていく。またどの部署に行っても、誰に会っても、わからないことを何でも聞きやすい雰囲気があるんですよ。そうした社風も、自分を成長させる環境として意外と大事なポイントかなと。

山崎:周りの人が優しくて、とても親切に教えてくれるというのはあおぞら銀行の特徴ですね。私が新人の時に感じていたのは、1つ聞くとその背景まで含めて10返してくれること。そういうところに、若手をみんなで育てるというマインドを感じますし、若手が活躍できている理由になっているのかなと思いました。私もその環境に助けられた一人です。

岡野:あとは、いろんな部署に配属される可能性があるというのも大きいですね。私のいた再生金融部や山崎のいたシンジケーション部など、他の金融機関では基本的に若手がやる仕事ではないんですよ。他にもディーラーの部署や、海外関係の部署にも新人が配属されますし、そこが普通の銀行とはちょっと違うところなのかなと。そもそも専門性が高い銀行なので、高度な専門知識が身に付きやすいということも言えます。若いうちからなかなか経験できない仕事に携われる可能性があるところは、ぜひ学生のみなさんに伝えていきたいですね。

―――充実した研修制度なども背景にはあるのでしょうか。

岡野:入行後1か月ぐらいは人事部の研修グループによる新人研修があります。社会人としての基礎的なマナーや銀行員としてのふるまい、あおぞら銀行の基礎知識などをみっちり学ぶ内容です。その後法人部門・個人部門に配属されると、年によって異なりますが、3カ月から半年ぐらい、部門ごとに集合研修が行われます。即戦力として仕事をさせてもらえる背景には、研修がしっかりしているからという要因もあると思います。

山崎:研修の内容は年々試行錯誤して、改良されているんですよ。個別の専門知識は集合研修で学ぶのは難しいので、同じ法人部門研修を受ける人の中でも、専門的な部署に配属される人は研修期間を短くし、配属先の現場でしか学べないことを早期にはじめるといったように、部署によっても変わってきます。

少数精鋭・高度な専門性を持つ、「あおぞら銀行」らしさ

画像

―――採用活動を行う上で、方針として掲げているコンセプトなどはありますか?

岡野:学生の皆さんに納得してあおぞら銀行を好きになってもらえるように、良いところばかり見せるのはやめようということは意識していますね。聞かれたことには基本的にNGなしで答えますし、座談会に協力してくれる行員にも、会社の嫌なところも包み隠さずに話してほしいと伝えています。それから根底には、いろんなタイプの学生を採用したいという想いがあります。様々な部署に配属される可能性があるので、どの学部の方でも、話すのが得意じゃないという方もウェルカムです。その人の長所を見て、営業が得意そうな人、ITスキルがすごい人、真面目にコツコツ頑張る性格の人といったように、いろんなタイプの学生に選考へ進んでもらうことを意識して採用活動をしています。

―――「求める人材像」について教えてください。

岡野:大きく3つのポイントを挙げています。一つ目は「チームワーク」です。あおぞら銀行は少人数で仕事をしているので、行員同士の距離がとても近いんですね。部署間の隔たりもなく、上司や役員とも距離が近いので、チームで働くことが非常に多いです。コミュニケーションを駆使して、チームワークを重視しながら仕事に取り組める人を求めています。次は「プロフェッショナル」。専門性の高い銀行ですので、自分の得意とする分野で専門性を高めたい、プロフェッショナルな人材になりたいという学生には合っていると思います。最後は「チャレンジ」。今、銀行業界は過渡期を迎え、変化が求められる時代に来ています。今まで通りにやっていればいいとか、上から言われることだけやればいいと考えるのではなく、自分からこういうことがしたい、難しそうだけどチャレンジしたいというポジティブなマインドで仕事ができる人と、一緒に働いていきたいという想いがあります。

山崎:個人的には「素直さ」も非常に大事になると思っています。難しいことをやっている分、吸収しないといけないことがたくさんあります。教えてもらったことを素直に受け止めて、そこから自分の創意工夫で新しい考えにつなげる力が必要になるのかなと感じますね。

―――最後に、就職活動中の学生に向けてアドバイスをいただけますか?

岡野:コロナ禍での就職活動、大変なこともたくさんあると思います。でも、ネガティブになる必要はありません。今は企業が積極的にオンラインで情報発信しているので、コロナ以前よりも様々な企業のことを知れるチャンスが広がっています。最初から業界を絞っていると視野が狭くなってしまうので、いろんな業界の話を聞いてみてください。今まで経験してこなかった新しい価値観に触れる機会にしていただけたらなと思います。

山崎:私も同じことを思っていました。この状況をチャンスだと思って動いた方が、絶対に自分のためになると思います。今は多くの会社でオンラインのOBOG訪問もできますので、1対1で深いコミュニケーションを取ることも可能です。その一方で、直接会ってみないとわからないこともあります。オンライン上でいろんな業界・職種を知り、その上で興味のある会社には直接足を運んで話を聞いてみてほしいです。

岡野:金融業界を志望する学生のみなさんには、是非選択肢の一つとして、あおぞら銀行を知ってほしいですね。金融機関としての立ち位置も、経験できる業務の幅も、他にはなかなかない銀行だと思います。説明会にもぜひ参加してみてください。

―――若手が活躍できる背景には、少数精鋭だからこその成長スピード、専門性の高い銀行ならではの高度な専門スキルが身に付く環境があったというわけですね。周りの方々に支えられながら、のびのびと安心してチャレンジできる雰囲気が伝わりました。本日はありがとうございました!