東大生の就職人気企業ランキング 2020年最新版
2019年度 東大の就活生に人気の企業はこちら
出典 東大新聞オンライン https://www.todaishimbun.org/2019employment20200829/
1位:三井住友銀行
個人の営業力を強みとし、社員の平均年収がメガバンクの中で最も高いのが特徴です。旧体制のイメージが強い銀行には珍しいベンチャー気質の社風で、個性・個人を大切にする企業です。
2位:三菱UFJ銀行
業界最大の規模を誇りグローバルにも注力しているメガバンク。「組織の三菱」として知られ、銀行だけでなくグループ全体として金融業界の王者として挑戦を続けている企業です。
3位:PwCコンサルティング
ロンドンを拠点とする世界的企業のコンサルティング部門が独立する形で設立された会社です。世界中から集まる各分野のプロフェッショナルの知見をサービスに活かせることが強みで、コンサルティング業界ではBIG4と呼ばれる4社のうちの1つです。
4位:アクセンチュア
世界最大規模のコンサルティングファーム。5つの領域に事業を広げ、特にテクノロジーとデジタルの分野に強みを持っています。多くのクライアントの課題解決を長期的に行っているのが特徴です。
4位:東京海上日動火災保険
損保業界の売上高No.1企業。信頼性や知名度から顧客からの人気も非常に高いです。社員同士が役職に関係なくフラットな社風で、チーム単位で成果を上げることが求められるのが特徴です。
6位:NHK
日本唯一の公共放送を担う特殊法人です。日本全国、さらには世界各地に多くの支店を持ち、公共性と質の高いコンテンツを提供しています。また、子会社では出版などメディア関連事業も多数展開しています。
7位:三菱商事
三菱グループを代表する大手総合商社です。 バリューチェーンの上流から下流まで関わるバランスの良さや組織力で知られています。
8位:三井物産
日本初の商社と言われる、長い歴史を持った大手総合商社です。 資源分野や医療分野に強みを持つほか、情熱的な人の多い社風から「人の三井」と呼ばれているそうです。
9位:楽天
ECを起点に、今や日本のIT業界を牽引するほど多角的な事業を経営している楽天。 一方、新規領域の開拓にも積極的に取り組んでおり、成長志向の強い社風でも知られています。
10位:デロイトトーマツコンサルティング
幅広い専門的なサービスを提供する、世界最大級のグローバル経営コンサルティング企業です。世界的な会計事務所の傘下にある企業ですが、会計系にとどまらずさまざまな分野でコンサルティングを行なっています。
東大生の就活とは?
日本最難関である東京大学。厳しい競争を勝ち抜いた東大生なら就活に苦労しない、というイメージがあるかもしれませんが、本当のところはどうなんでしょうか。
実際に東大生として就活を経験した筆者が感じている、東大生の就活の特徴3つを以下にご紹介します。
特徴1 就活のスタートが超早期組・後発組に二分される
東大生は他大の学生に比べて大学院進学や国家公務員・法曹・医師などの専門職を目指す人が多い傾向にあります。
就活を意識する時期になってから院進、資格試験の勉強など就活以外の選択肢も含めて将来を検討し始める人がいる一方で、入学後の早い時期から就活を意識して動いている層もいます。
彼らは3年生に進学する前から、いわゆる「選抜コミュニティ」に所属し、競争率の高い企業に特化した選考対策を行なっています。
特徴2 テスト対策を軽視しやすい
東大生はやはり難関の入試に合格した経験があるので、テストに対して自信を持っている人が多いようです。
しかしSPI・玉手箱などの就活におけるテストは形式に対する慣れが必要なので、全く対策をしないと高い正答率で通過することは難しく、難関企業だと東大生でもテスト落ち、なんてことは十分ありえます。
特徴3 無双する就活生もいる
特徴1,2で見てきたように、東大生は就活のスタートが若干遅かったり対策を軽視したりする傾向がありますが、やはり論理的思考力などの点に関し就活の場において高く評価されることが多いです。十分な自己分析を経て、ガクチカや志望動機、面接の受け答えでのロジックをきちんと通せるようになると、内定をもらいやすくなるでしょう。
企業選びのコツ
人気企業ランキングを見ても、興味のある業界や企業が絞れない、という方もいると思います。そこで、ここからは企業や業界を選ぶコツをご紹介します。
コツ1 自己分析をする
就職活動の第一歩は自分を知ることです。
自己分析のやり方について紹介している記事を参考に、ビズリーチキャンパスが提供している診断ツールも使いつつ、自分はどんな人間なのか、どんな仕事が向いているのか、じっくりと考えてみましょう。
コツ2 OB/OG訪問をする
自己分析が終わって、なんとなく自分が興味のある業界や企業がわかってきたら、いきなりOB/OG訪問をしてしまうのもオススメです。まだ早いと思うかもしれませんが、実際に働いている人から得られる情報はネットなどより参考になることが多いです。その際は、事前に業界についての自分の理解度を伝えておきましょう。
コツ3 インターンに参加する
実際の業務内容に似た経験をできるインターンに参加すると、自分の業界への適性がよくわかります。説明会的な側面が強い1日開催のインターンより、2日以上のインターンに参加することをオススメします。参加にあたって選考があることが多いので、エントリー締め切りをチェックして早めに対策を始めましょう。
総合商社/投資銀行内定者の就活スケジュール
内定を得た先輩の実際の就活スケジュールを見てみましょう。 今回は、総合商社と投資銀行に内定した21卒の東大生にお話を聞きました。
今回は、総合商社2社、投資銀行1社に内定した21卒の東大生の方にお話を聞きました。
Hさんは3年生の6月頃からコンサル志望の友人に影響されて就活を意識するようになり、自身もコンサルの夏インターンに応募。
2社応募したコンサルのうち1社のインターンに参加しますが、ジョブを終えて「コンサルの雰囲気は自分に合わない」と感じ、コンサルを志望業界から外したそうです。
秋以降はもともと興味のあった総合商社に絞って就活することを決め、11月に募集のあった総合商社の冬インターン1社に参加。
また、1月から2月にかけて、総合商社を各社1〜2人ずつOB/OG訪問していきました。
3月からは、直前に事業内容を知って惹かれた投資銀行を除き、もとの予定通り商社に絞って本選考を受けます。
6月に総合商社2社から内定を得て、就活を終えました。
Hさんから後輩の東大生へのアドバイス
「自分の就活でよかった点は、周りの情報に振り回されすぎず自分の頭で考えられていたことかなと思います。たとえば、自分は他の内定者と比べてもOB/OG訪問をした人数が少ない方だったのですが、自分の中で優先順位をつけてOB/OG訪問に割くべき時間を決めていたので、周りと比較して焦ったりすることはありませんでした。 逆に自分の就活でよくなかった点は、初めにあまり業界研究をしていなかったことかなと思います。もともと知っていて興味のある業界に絞って就活をしてしまったので、本選考直前で投資銀行の事業内容を知って商社と急に迷い始めて。結局自分は商社の方が合っているという結論にはなりましたが、もっと早く知ってじっくり考えられていたらよかったです。 後輩のみなさんに言いたいのは、やっぱり自分の頭でしっかり考えて、長期的な自分の人生まで見据えて就活をしてほしいということですかね。 とりあえず周りに流されてコンサル、銀行って短期的な就活をして、志向や労働環境が合わなくて苦しんでいる人も多いみたいなので。自分の適性を考えるのは大事だと思います。」
内定者の就活体験記
続いて、内定を得た先輩たちの体験談をご紹介します。
総合商社内定 Kさん
https://br-campus.jp/articles/report/751
激務で知られるアメフト部に所属し、就職浪人を経験された学部生の方の記事です。運動会でない学生にとっても学びが多い内容だと思います。
外資金融 Mさん
https://br-campus.jp/articles/report/869
博士課程に進んで研究を続けるか就活を始めるか悩んだという院生の方の記事です。
学問への意欲が高い東大生が経験することの多い悩みかもしれませんね。
東大生が経験する就活の特徴についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
受験においては成功体験のある東大生だからこそ、油断せずしっかりと就活に向き合うことを強くオススメします。がんばってください!