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就活生が語る

アメフト部に打ち込み、文系から理系に転身。就活で挫折した理由とは ~挫折編~

総合商社や外資コンサルなどから内定をもらったK(22歳)。東京大学に入学し、アメフト部に打ち込んだ4年間のうち、幹部を任された年に見事一部リーグに昇格させた。私立の強豪校を抑え、国立大学としては初の快挙となった。華々しい経歴を持つKだが、内定までの道のりは容易ではなく、最初の就活は失敗し、あえなく留年。一度挫折を経験したからこそ見えてきた就活への挑み方に迫る。

<プロフィール>
K 女性
東京大学工学部
就職予定先:総合商社
内定企業:総合商社3社、コンサル企業など
参加したインターン:2社
OB/OG訪問人数:21名
ES提出企業数:17社
面接社数:13社
内定社数:7社

「自分は何も知らない」屋久島で衝撃を受けて文系から理系の工学部へ

――まずは就活に入る前の大学生活のお話から伺わせてください。文系から理系に変わるケースは比較的珍しいのではないかと思うのですが、何かきっかけはあったのでしょうか?

大学二年生のときに屋久島に行ったのがきっかけでした。そこで街作りや観光に興味を持ったんです。調べてみたら、工学部のある学科(工学部の都市工学科)ならそういったジャンルについて学べることが分かって。

――屋久島で何か印象深いエピソードが?

私、それまでにほぼ都内から出たことがない生活を送っていたんですよ。高校生まではクラシックバレエに打ち込み、大学受験を期に辞めて、いざ大学に入ったら今度は部活漬けになって。大学二年のときに、授業にも部活にも少しだけ余裕があるタイミングがあり、そこで初めて部活の同期と旅行に行きました。そのとき、自分はあまりに日本のことを知らないな……と驚いたんですよね。具体的なエピソードがあるわけでも、大自然に圧倒されたとかでもないのですが、とにかく自分が知らなかったことの連続でした。東京では絶対にありえないような地元コミュニティーの温かさや、人と人との繋がりを目の当たりにして。そういう人の在り方含めて、日本の街についてもっと知りたい、と思ったんです。

――理系だと、院進学が選択肢に入ってくる場合が多いかと思いますが、院には進まずに就活をした理由は何かありますか?

私はそんなにアカデミックな人間ではないなと思いました。「研究したい」というよりも、「学びたい」と思ってその学科に進んだので、院に行って研究したいことがあるのかと言われたら、特にない。理系だと、最初から院を目指してやってきている人も多いので、周りの同級生と比べたらその意識に圧倒的な差があるとも感じました。
だったら、学部で学んだ知識をどう社会に還元していくかを考えたほうがいいだろうな、と思って就活を始めたわけですが……、この時点ですでに決断が遅すぎたんです。就活組のスタートダッシュにも追いつけず、その上、所属していたアメフト部の活動も幹部の代で佳境を迎えていて、正直就活どころじゃありませんでした。

「学生時代に頑張ったこと」をうまく言えない葛藤

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――体育会系の部活をメインでこなしながら同時に就活も! それは想像を絶する忙しさですよね。

それでも部活も就活も両方全力投球していました。ただ、今思えばですが、この頃は「就活すること自体」にこだわっていた気がします。行きたい企業や自分のやりたいこと、ニーズについて考えるよりも先に、とにかく「就活」に固執していた。ESという台本をそのまま読んでいる感じというか……、企業研究をした上で本心から思っていることを言えていたかというと、そうではありませんでした。

――テンプレ的な「就活」をしてしまっていたんですね。

そして何より、「学生時代に頑張ったこと」がうまく言えなかったんです。就活の面接って基本的に「学生時代に頑張ったこと」に対する「結果」を求められるわけですが、私の場合は結果も何も、現在進行形なんですよ。なぜなら、今まさに幹部の代で頑張っているわけですが、その結果が出るのは年末だから。幹部を始めてまだ半年もたっていないので、「今、これを頑張ってます」としか言えないんですよ。でも面接官は、どう課題設定をし、そのためにどう試行錯誤したか、そして結果に対してどう思ったかを知りたいわけで。言えることがなくて、歯切れの悪い面接続きでした。

――なるほど。結果が出ていないと、「頑張っています」という発言にも説得力が出てこないわけで……。

そうなんです! 私はデータだけで見れば充実していたんですよ。勉強を頑張って東大に入って、理転して、アメフト部で活動していて、と。でも、実際の面接では、運動部の人なら誰でも言えるような内容しか言えていませんでした。「日本一目指してアメフト部で頑張っています」なんて、誰にでも言えますから。
こうして最初の就活には挫折したのですが、このタイミングで院に行くことも考え直しました。でも、その年は院試についての準備を何もしていなかったので、院に進むにしても、いずれにせよ留年はしなければならない。じゃあ来年の院試も視野に入れつつ、留年しよう、と。院試の時期までかなり時間があるから、もう一度就活をしてみよう、と決めました。最初の就活では、自分について考える時間も、企業について知る時間も、どちらもあまりに少なく、ただ闇雲に就活しちゃっていたんですよね。それが敗因でした。

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https://br-campus.jp/articles/report/752


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