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業界研究

#1駅で読める!業界地図 ~デベロッパー編~

こんにちは。アンバサ記事チームです。 この「#1駅で読める!業界地図」シリーズは、様々な業界の主要企業の特徴や違いを、電車移動中のスキマ時間にも読めるよう凝縮してお伝えする連載です。今回は、デベロッパーの業界地図を分かりやすくご紹介します。

デベロッパーのビジネスは「街を作る」仕事だと言えます。より具体的には、その収益源は大きく分けて オフィスビルや商業施設等の賃貸収入とマンション等の分譲販売 です。各社の違いを理解するためには、このどちらに強みを持っているのか、またどの エリア を得意としているのか、そして その他の特徴 は何か、という3点に着目することが重要です。

三井不動産

三井不動産は、日本橋・八重洲・日比谷といった 東京エリア を主要地域とする業界最大手のデベロッパーです。 賃貸・分譲ともに安定 した売上を誇っており、加えて「三井ホーム」を始めとした 新築住宅販売 も行っています。三井不動産の最大の特徴は、保有施設の圧倒的な知名度の高さでしょう。「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」など、一度はその名を耳にしたことのあるであろう施設を数多く保有しています。さらに、アジア圏の商業施設や米国の賃貸住宅など、 海外事業 でも収益を挙げていることが特徴です。 この点で三井不動産はまさに、都心のビルから郊外の住宅、また休日に訪れるレジャー施設まで、 包括的に街づくりを支える 会社と言えるでしょう。

三菱地所

丸の内や大手町、有楽町といった日本最大の オフィス街 を拠点にする三菱地所は、やはり オフィスビルの賃貸収入 を最大の強みとしています。このエリアを就活で訪れたことのある方はかなりの高確率で三菱地所の物件に立ち寄っているはずです。また、 海外事業 も展開しており、その中心が傘下の米ロックフェラーグループのニューヨークでのオフィスビル事業です。日米のオフィス街という資産価値の非常に高い一帯を保有することより、 安定的な財政地盤 を確保していることが大きな特徴です。 よって三菱地所は、世界を股にかけビジネスの要所を押さえる オフィスの王者 と言えます。

住友不動産

住友不動産は 分譲マンションの発売戸数で首位 を誇ります。住宅リフォーム事業「新築そっくりさん」も有名で、この2点からより 住生活に密着したデベロッパー と表すこともできます。また、オフィスビルは新宿を本拠地としていますが、都市全体の開発というよりスポット的にビルを有しているのが特徴で、各地の主要駅周辺に高層ビルが点在しています。 こうした点から、 建物を中心に人々の生活を支える デベロッパーであると表せるでしょう。

東急不動産

東急電鉄の関係会社である東急不動産は、 沿線のエリアを中心 に、 都市開発 を主要事業としています。近年の事業で最も有名なものは 渋谷の再開発 でしょう。ヒカリエやスクランブルスクエア、またGoogleの日本法人の入居するストリームなど、再開発で生まれたビルのほとんどが東急不動産の管理物件です。さらに小売業の東急ハンズやホテル事業も盛んで、業界内でも特色あるビジネスを行っています。 したがって東急不動産は 鉄道とのシナジーから独自のビジネスを行う デベロッパーだと言えます。

いかがでしたでしょうか。今回は簡単に特徴をまとめましたが、さらに深く理解を進めるためには、ネットの情報に加えて生の情報を手に入れることが必要不可欠です。デベロッパーを志望している方はぜひ、ビズリーチ・キャンパスのOB訪問を活用しさらなる企業理解を進めてみてくださいね。

三井不動産のOB/OG一覧はこちら

https://br-campus.jp/companies/253/obs

三菱地所のOB/OG一覧はこちら

https://br-campus.jp/companies/246/obs