<企業紹介>
野村證券株式会社
野村グループは、グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループです。その中核企業である野村證券は、「営業部門」と、インベストメント・バンキング、グローバル・マーケッツ、リサーチによって構成される「ホールセール部門」が両輪一体となって、個人・機関投資家、企業等、様々なお客様のニーズに応え、付加価値の高い金融サービスの提供を行っています。各部門がそれぞれの強みを発揮するとともに、アジア圏を中心に30を超える国と地域でビジネスを展開しています。
<インターンシップ概要>
グループワークを中心に業務理解を促すことで、野村證券のビジネスを体感してもらうことを目的として実施。プレゼンのテーマは「社長の夢をかなえるために、野村證券のリソースを活用して、事業支援をせよ」というもの。社長の心を動かす提案をするため、業界研究や企業研究を通して様々な角度から課題を解決していくワークです。今回インタビューしたのは、優勝チームのみなさんです。
<学生>
T.Kさん(写真・上段左)
明治大学 商学部
無形商材を取り扱う業界で、商品の力ではなく人の力で勝負したいという想いから、金融業界を中心に就職活動を進めている。
S.Mさん(写真・上段真ん中)
京都大学 理学研究科
様々な企業の「価値向上」に間接的に携わることを軸に就職活動を展開。現在の志望業界は証券会社とインフラ系企業。
Y.Nさん(写真・上段右)
神戸大学 経営学部
高校生の頃に触れた経営コンサルタントの著書に刺激を受けコンサル業界を志望していたが、証券会社もコンサル的な仕事ができることを知りインターンに参加。
Y.Kさん(写真・下段左)
青山学院大学 経済学部
就活スタート当初は業界を絞り切れていなかったが、働き方や職種などを幅広く研究していく中で金融業界に魅力を感じるようになってきた。
K.Oさん(写真・下段右)
名古屋大学 工学部
固定化された仕事ではなく幅広い経験を積むことができる業界として、広告と証券の志望度が高い。証券会社の実力主義も志望理由の一つ。
人生の転機になるほどの出会いが待っていた
―――インターンシップの期間は4日間ですが、皆さん非常に仲が良さそうですね。
Y.K:特殊だと思います。これまでにも何社かインターンシップに参加しましたが、ここまで本音で語り合える関係性は築けませんでした。話好きな人が集まったのか、初日に座った瞬間から会話が始まっていたイメージですね。
T.K:いちばんうるさいのはY.N君です。
Y.K:そこはムードメーカーでしょ(笑)
T.K:おかげで2日目にはここで話せないぐらいプライベートな相談もするようになりましたね。
Y.N:そう言ってもらえるのは嬉しいですが、リーダーを決めたわけではなく、議論を引っ張る人も時によって変わります。全員必ずリーダーシップを発揮する瞬間がある。5人6脚のような感じでワークを進めていきました。
K.O:これまで参加してきたインターンでは、正直言って自分一人でやった方が早いと思っていたのですが、今回初めてチームワークの大切さを実感しました。個性的で優秀な人たちと議論することで、自分一人では絶対に出せない答えを導き出すことができた。インターンだけでなく何事も自分でなんとかしてくることが多かったので、人生の大きな転換点になったとさえ感じます。
Y.K:みんなとても論理的で、でも人の話を真剣に聞いてくれて。価値観も環境も違うメンバーが集まることで、こういう考え方もあるんだ!と新たな発見も多くあり、非常に良い経験になりました。
S.M:そうですね、自分の意見をただ押し通すのではなく、チームとして最も良い方向に向かっていくために他人の意見もしっかり聞いた上で議論を進めることができたと思います。
―――具体的にはどのようなワークだったのですか?
Y.N:企業の課題解決に向けて事業提案を行うワークです。架空の企業ではありますが、業績が伸び悩んでいる状況からスタートし、膨大な情報を読み込んだり社長役の方にヒアリングしたりして課題を特定していきます。実は、インターンシップに参加する前はそこまで深く事業を理解できておらず、証券という商品を提案することでお客様の資産形成をサポートするような仕事をイメージしていました。しかし実際に参加してみると、以前経験したコンサル企業のワークのようでもあり、なおかつ非常に難易度の高いものだったのでやりがいも大きかったですね。
野村證券として提案するからには、「お客様の期待を超える」
―――皆さんのチームが優勝できた要因はどこにあったと感じますか?
S.M:提案内容に筋が通っているとか、論理の整合性がとれているといった点も重要ではありますが、より大切なのはお客様が目指しているビジョンと同じ方向を向いて考えるということだと思います。私たちの班は社長の想いをベースに提案内容を練っていったので、そこが刺さったのではないでしょうか。
T.K:まったく同じ意見です。どれだけメリットがあるとしても相手の想いとズレていれば「やってみたい」とは思ってもらえない。これは今回非常に勉強になった部分です。僕たちのチームはお客様目線に立つことを常に重視して、想いに寄り添う姿勢を貫いたので、その点が評価されたのだと感じています。
Y.N:ただ、実は3日目の朝に中間発表があるのですが、先ほど聞いたところ僕たちの案はその時点では最下位だったそうなんです。そこから1日でまったく違う案をまとめ上げるのはかなり大変でしたね。
S.M:中間発表で指摘されたのは、具体性と新規性がないという2点。石橋をたたいて渡るような提案内容だったので、今振り返ってみれば当然ですよね。
Y.N:悩みや課題を整理したら15から20ぐらいあったんです。中間発表ではそれらをすべて解決しようとして、すべてにおいて浅い解決策になってしまった。最終のプレゼンでは相手が何に一番困っていて、どこが社長の想いに繋がっているのかをしっかり話し合って、2つまでイシューを絞り込みました。そのメリハリというか、取捨選択も良かったのだと思います。
―――その他にも、今回のインターンシップを通じて学んだ点や感じたことはありますか?
K.O:2つあるのですが、1つは冒頭でもお話ししたチームワークの大切さ。あとは、野村證券の仕事は非常に難易度が高く、その分やりがいもありそうだということ。幅広い金融商品を扱うので高度な知識も求められるのですが、それらをしっかり自分の中に落とし込んでソリューションを提供していくことができれば、とても充実した日々を送れるだろうと感じています。
Y.K:ワーク中に社員さんに質問する機会もあるのですが、何を聞いても答えてくれる。しかも色々な視点から気づきを与えてもらえるので、わずか4日のインターンでも自分自身の成長を実感しています。簡単ではないことも分かっていますが、絶対的な知識量と専門性を身につけてお客様の課題を解決していくプロセスは、大きなやりがいを感じられるのではないでしょうか。
T.K:業務内容の理解に加えて社風を実感してみたいと思ってインターンシップに参加したので、社員さんと触れ合う機会が多かったのは嬉しかったですね。二人の言う通り知識量もすごいですし、人としても尊敬できる方が多いと感じました。
K.O:本当にそうですね。熱量も高くて、ご自分の仕事に誇りを持っているのも素敵だと思います。
S.M:「お客様の期待を超えよう」と何度も言っていただいて。普段から大学院でアウトプットする機会もあるのですが、学生のアウトプットとはレベルが違うと認識させられました。
Y.N:仕事に対する誇りと自信は僕も何度も感じました。「野村だからできる」と言い切るところなんて、めちゃくちゃかっこいいですよね。
難しい課題にチャレンジする。その経験が、絆を生む
―――野村證券のインターンシップのおすすめポイントを教えてください。
Y.K:いちばん伝えたいのは社風や人の素晴らしさなのですが、言葉にするのはなかなか難しいですね。やはり、実際に行ってみなければ分からないことって多いので。私自身、先輩に勧められたから来たのですが、インターンシップに参加する前は厳しい会社だというイメージを強く持っていました。でも実際に4日間過ごしてみると、理不尽な厳しさは一切ありません。違うところは違うとしっかり正してくださる厳しさなので、むしろこれは優しさだと感じています。
K.O:人の良さは僕も同じです。先輩たちはもちろんワークのチームメイトも本当に魅力的な方ばかりなので、「かっこいい大人になりたい」と思っている人はぜひ参加してほしいですね。優秀な人に囲まれてアウトプットする経験は、これからの就職活動にも必ずプラスになると思います。
Y.N:僕のおすすめはチャレンジ精神が鍛えられることですね。歯ごたえのあるワークをやり切ったことで自分に自信がつきましたし、この経験があれば今後何があってもきっと乗り越えていける。過酷という意味ではなくて、難易度の高い課題にチャレンジさせてもらえたことに感謝しています。
T.K:営業に興味のある人には絶対にお勧めです。圧倒的な営業力を誇ると言われる野村證券で、なぜ営業力が強いのか、そもそも営業力があるとはどういうことかという“本質”を垣間見れると思います。私が感じたのはソリューションの質の高さに加え、お客様の人生に寄り添う姿勢。そうしたスタンスがあるからこそ、数多くの競合がある中でも野村證券が選ばれているのではないでしょうか。言葉ではなかなか伝わらない部分も多いので、ぜひご自身で体感してみてください。
S.M:一言で楽しいという言葉に尽きると思います。難易度の高いワーク、専門知識も要求される証券というソリューション。知識不足・スキル不足の私たちですが、その中でも考えられる限りのプランを練り上げていく。とてもチャレンジングで、難しいからこそ楽しかったと伝えたいですね。
Y.K:今回のインターンシップは本当に楽しかった。チームメンバーに恵まれたのもあると思いますが、こんなに楽しかったのは久しぶりです。5人チームで女性が1人だけなので、最初は少し不安もあったのですが、始まってみたら全く心配いりませんでした。いい意味で気をつかわれることなく、平等に議論もできて、かけがえのない繋がりができたと思います。
Y.N:運良く優勝できたのでこの後はみんなで祝勝会に行ってきます。僕は大学が神戸なのですが、このために新幹線を一日ずらしましたから。
K.O:一生モノの友人ができましたね。それぞれの土地に帰ってからも、この関係がなくなることはないでしょう。
Y.N:ひょっとしたらこの会社でまた仲間になるかもしれないし、その時はぜひ、このメンバーで色んなことに挑戦したいと思っています!