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就活生が語る

当たり前のことを着実に。自ら行動し、その質を高め、その回数を増やしていく大切さに気づいた就活。

学生時代は先端的な研究 に従事しつつ、高校時代の恩師の教えを世に広めるため塾講師のアルバイトに全力を費やしたAさん(24歳)。自分が何をしたいのか分からない状態で就活をはじめ、手探りで「自分がやりたいこと」と「希望企業の内定」にたどり着いた軌跡を振り返ります。行動し、その質を高め、さらにその回数を増やすことが大切であるという、独自の答えを実体験から見つけたAさんの就活の秘訣を語っていただきました。

<プロフィール>
W.A. 男性
東京工業大学
就職予定先:大手シンクタンク
参加したインターン:5社
OB/OG訪問人数:17名
ES提出企業数:8社
面接社数:8社
内定社数:1社

実際にアクションを起こしながら改善を繰り返していくやり方が効率が良い

――業界は最初の頃から絞っていたんですか?

就活を始めたばかりの頃はそうでもなかったです。自分が何をしたいのかが全く分からなかったということもあり、説明会にたくさん参加したり、業界を知るという意味でインターンにもエントリーしたりして、とにかく実際にいろいろ体験することで自分に合った業界が何か見つけようと行動していました。いろいろな業界を知らないと判断ができないと思っていたので。

――最初の頃は自分に合った業界もなかなか見えてこなかったと。

そうですね、自分にどんな業界が合っているのか考えることには苦労しました。自分に合った業界は何かと考えたときに、漠然とIT系や不動産系に惹かれて、その感情の正体は何なんだろうと突き止めていった結果、先ほどお伝えしたような「人の生活に分かりやすい影響を与える仕事がしたい」という思い(※前編参照)が言語化できるようになりました。そうやって実際に動きながら進めていく中で、就活の軸のようなものが自分の中で見えてきたんです。

――インターンをご経験されてみていかがでしたか?

正直、甘く見すぎていたというのが自分の感想でした。勝手な想像だったのですが、インターンとはもっと「仕事体験」のような、お試し要素の強いものだと思っていたんです。でも実際はそういった甘い感覚では決してなく、ほぼ選考のファーストステップのような要素があるわけですよね。学生気分のまま取り組んでしまったことが非常にもったいなかったなと感じています。もっと真剣かつ本気で取り組むべきだったと後悔しました。それが最初に経験した夏のインターンの感想ですね。

――なるほど。その後就活を進めていくうえで、どんなことに苦労されましたか?

一番苦労したことは、就活も終盤を迎えた頃に気が付いたのですが「かなり情報が入ってきにくい環境だった」という点です。自分の大学のカラー的な要素もあるのですが、先輩方はほとんどが自分の研究分野や専門分野に進む人が多いので、僕のように普通の就活をする人間がそもそもマイノリティだったんですね。なので、冬インターンなどで志望業界が同じである他大学の友人などができてくると、そういうコミュニティで彼らが当たり前のように交わしている会話や情報が初耳だったりするんです。自分の本番の選考が終わった後に話していたら「この会社は選考でこういうことをアピールする学生が通りやすいらしいよね」とか言われることも……。何それ?どこ情報?みたいに聞くと、ほとんどの人が「先輩情報」って言うんですよ。

――そういう先輩・後輩同士の交流というか、情報伝承みたいな文化がなかったと?

そうなんですよ。同業志望の他の就活生は、割と自分の大学の先輩とかとのコミュニティがあって、そこで「経験者談」みたいな活きた情報を仕入れてきているんです。もちろん僕もネットなどを駆使してしっかりと情報収集はしているつもりでした。けれど、そういった口頭で伝えられるリアルな体験ベースの情報は、なかなかネットの世界には出ていないんですよ。そういう情報が手に入りにくかったり極端に少ない環境だったりというのが後になればなるほど分かってきて、そこには苦労しました。みんなが持っている活きた情報を持たないで戦っていたんだと思うと、それは苦戦もするなという。

――スケジュール調整などはいかがでしたか?

研究との両立をさせないといけなかったので、スケジュールも大変でしたね。予定が詰め詰めになることも多かったです。研究発表会が2か月に1回くらいのペースであったのですが、その直前の数週間は土日も研究室に行って研究をしたり、説明会との予定を調整したりで忙しかったです。そういう期間はほぼプライベートな時間もなくって、たまに一日の予定を全て終わらせてから自宅で少しだけYouTubeを見るのが息抜きでした。

――そういった忙しい時期、どのようなことを考えながら頑張られていましたか?

とにかく将来のことを考えていました。研究も就活も本格化してスケジュールもいっぱいになってくると、メンタル面でもフィジカル面でも負荷がかかるんですね。そういうときは「今ここで頑張っておけば内定もらってからその分ラクになる、だから今頑張ろう」と考えていました。精神論かもしれませんが、支えはそこだけでしたね。でもそういう、苦しい現状のちょっと先のビジョンみたいなものを明確に想像する力は絶対に就活には必要になってくると思います。

実際に行動し、その質を高め、その回数を増やしていけば大丈夫!

――始めた頃は分からなかったけれど後になって気が付いていったことなどはありますか?

就活に関してだけではないと思いますが、一番大切なのは実際に行動を起こしていくことだなということを思いました。でも、何も考えないで思考停止状態でアクションばかり起こしてもあまり意味がなくて、行動の質を高めていくことが重要だなと感じました。僕の例で言えば、自分は頑張って行動しているつもりであったものの、他の就活生が当たり前のように持っている情報を持っていませんでした……。それは環境的な要因も関与するかもしれないのですが、結論、みんなが知っていたことを自分は知らなかったということには変わりませんので。もし自分がそういった情報を事前に知りえていたら、就活の行動の質をさらに高めることができたかもしれません。行動の成果を最大化できるよう、質を高めるにはどうしたらいいのかを考えるべきだなと感じています。

――行動するのは当たり前で、その行動の質も高めなければいけないと。

例えば、座談会のようなイベントもあって社員の方のお話を聞くことはできると思います。でも個人的には、そういったお膳立てされたイベントに受け身で参加するよりも、OB/OG訪問の依頼を出して自分でアポイントメントを取るなどして、能動的に動いた方が質の高い情報を得ることができると思っています。自分からチャンスを取りに行くという姿勢が大切なのではないでしょうか。あとはそういった能動的なアクションを起こす回数も重要だと思っていて、例えば僕はOB/OG訪問で合計20人くらいの方からお話を聞く機会をいただけたのですが、正直、直接的な表現をしてしまうと「当たりの人と外れの人がいた」といった印象です。仮に1人とだけお会いしていて、その人が外れの人だったら、そのOB/OG訪問は有意義だったかといえばそうではないですよね。でも、2人目、3人目と自らアポイントメントを取って会わせてもらいに行けば、当たりの人と出会える確率も上がっていきます。単純にそういった意味で、行動の回数を増やせば素晴らしい結果につながる確率も上がっていくと思っています。

――そういったご経験も踏まえて、これから就活を始める方へアドバイスをするとしたら何を伝えたいですか?

とにかく自分の頭で考えてたくさんアクションを起こしてほしいです。極論、そこさえしっかりできていれば後はどうとでもなる気がします(笑)。あとは、自分の就活の内容を人に見られることを恥ずかしいと思わなくてもいいです。例えば面接で言おうと思っているガクチカや志望動機、エントリーシートの中身などは、自分で考えている以上に他人に伝わりにくいと思ってください。それであれば、本番の面接の前に友達や先輩などに見てもらって、客観的な意見をもらい、それを反映して「より伝わる内容」にブラッシュアップすれば大丈夫です。何となく恥ずかしいという気持ちから、そういうものを人に見せたがらない方もいらっしゃるかと思いますが、そこは周りの人を頼ってしまって問題ないことなので、どんどん見てもらってフィードバックを回収しましょう。これらは全て、就活を始めたばかりの僕自身に伝えたいことでもあります。ネガティブな気分になってしまうことももちろんありますが、気持ちを切り替えて基本的にポジティブでいれば良い結果につながると思うので頑張ってください。

――ありがとうございました!

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