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就活生が語る

留年を乗り越え、第一志望の大手不動産に内定

不動産業界をリードする大手企業の内定を獲得したMさん(22歳)。大学から始めたラクロスと塾講師のアルバイト に熱中する毎日を送っていたが、学部の勉強には興味が持てず、あえなく留年。3年生の12月半ばから就活をスタートする。第一志望は不動産業界。自分の希望を叶えるためにとった戦略や、留年後の就活の心構えなど、詳しく話を伺った。

<プロフィール>
Mさん 男性
横浜国立大学
就職予定先:大手不動産 会社
インターン参加社数:2社
OB/OG訪問人数:3名
ES提出社数:11社
面接社数:7社
内定社数:4社

(前編)ラクロスとバイト漬けで留年するも、諦めずに取り組んだ就活

https://br-campus.jp/articles/report/820

志望動機と自己分析から、業界を絞るスタイル

――就活は自己分析から始められたそうですが、業界研究などはどのようにされていましたか。

自己分析でエントリーシート(ES)を色々見ていたので、志望動機からさかのぼって、業界の傾向を把握しました。業界ごとに通過しやすいESが違うように感じたので、ESの内容と自分自身を比較したんです。その時に自分に合っていると感じた業界については、就活サイトで業務内容を調べてノートにまとめました。あらかじめピンポイントで業界を絞るのではなく、自己分析と照らし合わせて、自分に合うところ深掘りするスタイルでした。

――その他に、就活の初めの方にやっていたことを教えてください。

就活支援プログラムに積極的に参加していました。就活サービスが開催する座談会とか、ワークショップ、グループディスカッションなど、場数を踏むことを重視していました。

ES対策は、先輩のESの書き方を参考にしました。誰かに添削してもらうことはなかったのですが、作成したESを自分が面接官だったらという視点でチェックして、1つの設問につき10回くらい添削して完璧を目指しました。

――10回も! お話を伺っていると、準備が周到な印象を受けましたが、もともとそうした性格なんですか。

そうですね。例えばゲームをプレイするにしても、最初に攻略サイトを見て、自分の取るべき方法を選んでからするようにしていました。この方がサクサク進めて、ゲームを存分に楽しめるんです。準備をしっかりして、不安のない状態で進むタイプなんですよね。就活も自己分析や情報収集でしっかり下地をつくるようにしていました。

冬のインターンで「ここでなきゃ!」と思える企業に出会う

――冬のインターンには参加されましたか。

就職先である不動産業界の企業のものに参加しました。憧れていたコンサル会社のインターンはESの段階で落ちてしまいました……。大手広告代理店もすでに締め切りを過ぎていました。

インターンはすごく楽しくて、日本橋エリアを今後10年間でどう街づくりしていくのかを、学生ならではの発想で考えて発表するというものでした。街歩きをして現地でデータを集めるのが面白かったんです。実際の仕事内容を体験できるもので、ものすごく楽しかったです。 また、社員の方の面倒見が良くて、学生がワークで夜遅くまで残っていたらずっと付き合っていてくれたり、朝早くから準備をしてくれたり。僕たち学生に心を尽くしてくれて、嬉しかったです。グループワークの仲間も、論理的な話し合いができるハイレベルなメンバーですごく刺激になりました。

もともと不動産業界を志望していたものの、そのなかでどの企業がいいかまでは決まっていませんでしたが、「ここでなきゃ!」と思える企業に出会えたのは大きかったです。

――不動産業界以外も見ていましたか。

コンサルは選考がスタートしていて、ある大手コンサルから内定ももらっていました。

――すごいですね! コンサルの対策はどのようなことをしていたのでしょうか。

コンサルの場合は他の業界と違って、ロジカルシンキングができているかどうかを見るケース面接があるので、本を読んだり、ケース面接用の問題集を解いたりしていました。

最終的な選択の決め手は、「人」だった

――最終的に不動産会社の内定も見事獲得。コンサル業界の内定もある状況で、不動産業界を選んだ決め手は何だったのでしょうか。

不動産業界もコンサル業界も、人の役に立つ仕事を大きな規模でできるという点では、魅力的でした。 不動産会社を選んだのは、一番が人です。コンサルは昇給が早くて、風通しが良いのが魅力でした。でも、不動産会社は、働いている人が良く、安定した環境で、僕にとってはその方が楽しく働けそうだなって思ったんです。

就職先の人は、すごく気さくで、インターンの会場で冗談を言い合うくらい社員同士の仲が良いのが印象的でした。また、インターンの時にいただいたアドバイスがすごく鋭くて、楽しいだけじゃない、オン・オフの切り替えがしっかりできている感じも魅力的に映りました。

――不動産業界の仕事は、どんなところが魅力だと思いますか。

もともと父がプラントエンジニアで、小さいころによく現場を見せてもらってました。現場でテキパキ指示を出す父を見て、かっこいいなあと思っていました。プラントとは違いますが、街づくりという大きなことを成すデベロッパーは、影響を与える規模感がすごく大きくて、空間はもちろん、現在から未来と時間を超えて影響を与えられるのが魅力だと考えています。

就活は学生と企業のマッチングの場。自分を素直にさらけ出すことが大切

――就活を通して、今思えばこうしておけば良かったと思っていることはありますか。

一つは、業界研究をもっと早めにしておくべきだったなと。面接官はやっぱりプロなので、決まりきったことを話していても意味がないんです。人間性だけじゃなくて、その企業で本当に働きたいのかといった思い入れも見られています。

とあるコンサルの面接で、「経営に興味があるのか」という質問をされて、コンサルなら経営に興味があるのは当たり前なので、「○○という理由で興味があります」と答えたところ、「実際に何かしているの」と聞かれて。その時、入った後の業務内容に向けて何もしていないことに気づいたんです。

幸い内定はいただけましたが、もっと早めに自己分析や企業研究をして、その業界に合った知見を身につけておくべきでした。

もう一つはOB/OG訪問です。OB/OG訪問は、どれもすごく自分のためになって、得るものが多かったのですが、あまりできていなくて……。会社選びの軸の一つが人だったので、その点からいっても、もっと人と会って話す場として活用すべきでした。

――最後に就活生へのアドバイスをお願いします。

就活は学生と企業とのマッチングの場だと僕は思っています。自分が今まで生きてきた全部を、短い時間で面接官にぶつけて、それを見て企業も選ぶ。大事なことは飾らず自分の言葉で会話をすることと、自信をもつことだと思います。それでご縁があった場所が、自分に合った場所なのではないでしょうか。

――就活生の参考になるエピソードや考え方が目白押しで、大変興味深く伺いました! 本日はお忙しいなか、貴重なお話をありがとうございました。

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