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就活生が語る

業界は違えど、実現したい想いは同じ。自分と向き合う中で見つけた就職先とは。

IT企業への就職が決まったM・Fさん(21歳)。初めはデベロッパーに憧れ、やがて商社が第一志望に変わる。 自己分析の結果、社会を支えるような仕組みを作り、人々を喜ばせることが仕事を通して実現したいことだと気づいた今は、第一志望ではなかった業界で働き始める日が待ち遠しい。自分を深く知った今、納得して就活を終えた姿に学ぶ。

<プロフィール>
M・F 男性
慶應義塾大学 経済学部
就職予定先:NTTデータ
インターン参加社数:3社
OB/OG訪問人数:20名
ES提出企業数:9社
面接社数:9社
内定社数:2社

就活序盤の様子

――就活を始めた時期ときっかけを教えてください。

大学3年(2018年)の6月ごろです。クラスの友達がITベンチャー企業のサマーインターンの選考を受けると聞いて自分も受けてみたのですが、1次面接で落ちてしまいました。最初は面接の受け方も全然わからないままに臨んでいたのがいけませんでした。

――サマーインターンの選考は倍率が高く難しいですよね。ESは通過していたんですか?

はい。ESは他社でも割と通過していました。ただ、憧れていたデベロッパーにはインターンもESも通らなかったのが残念でした。

――このころはまだ就活に本気ではなかったのでしょうか。

まわりにつられて一応就活を始めたものの、そこまではまだ。というよりも、本気で取り組まなければいけないということもあまり自覚していなかったのかもしれません。

就活中盤の様子

――そこから本気モードに切り替わった時期ときっかけを教えてください。

日系のコンサルティング会社の選考を受けたときに、面接で自分自身のことをすごく聞かれたんですね。でも、正直、あまりそこまで自分について深く考えたことがなくて、きちっとした受け答えができなかったんです。それまでは、自己分析が就活には必要だということにもあまり実感がなかったぐらいでした。そこで初めて、僕はまだそういうことにすら手をつけられていないんだと気づけたんです。

――本気モードになってからしたことはなんですか?

先輩に具体的な相談に乗ってもらうのと同時に、志望業界も少しずつ絞っていきました。11月ごろからはOB/OG訪問も始め、ありとあらゆるつながりをたどっていって、いろいろな業界の人の話を聞きに行こうという意識が出てきたと思います。

――自己分析の結果はどうでしたか?

自分には、「人を助ける仕事がしたい」というのと「社会の仕組みをつくるような大きな仕事をしてみたい」という2つの大きな志向性があることを改めて自覚しました。でも、この2つの柱は漠然としていて大きなイメージですよね。だから、これによって志望業界を固定することもないな、と。それに、僕の今までの人生経験から「自分は本当にこれがやりたいんだ」みたいなものを出すのはまだムリだとすごく感じていました。だったら、そういうものを見つけていけるような場所に行きたいと思ったんです。いろいろな業界と関われる企業であったり、挑戦的な社風を持つ企業であったり、海外へもどんどん出ていこうという意思を持つ企業であったり、そんな場所で働きたいと思いました。 就活終盤の様子

――それらを満たす企業として総合商社が第一志望となったんですね?

五大商社のことはもちろん就活以前から知っていて、日本で一番すぐれていて、日本をずっと支えてきたんだと思っていました。そんなとき、社会インフラを構築する仕事がしてみたいと誰かに話したら「それだったら商社もいいよ。外国のまちづくりを担っていたりするから」と教えてくれたんですね。それを知って商社への関心が増したので、商社の歴史を研究してみたんです。

――その研究結果を携えて、商社の説明会などへ行っていたんですね?

研究して仮説を立てます。「この商社はこういう社風なんだな」とか、「ここはこういうトレーディングが特に得意なんだな」とか。そして実際に行って話を聞いたら、「この点は仮説どおりだった」「ここはちょっと違ったな」というふうに上書きしていくんです。そうしていると、面接で質問されたときにも通り一遍ではない答えを返せるようになったのはよかったと思います。

――残念ながら商社からの内定は得られませんでしたが……。

とある総合商社は最終面接まで進んだのですが、内定には至りませんでした。

――その時点で、就職が決まったIT企業とコンサルティング企業も受けていたんですよね?

ええ。そのIT企業はサマーインターンの参加者向けに特別選考のようなものがあったんです。商社の選考に落ちたときに考えたのは、このIT企業はこれから海外に出ていく会社であるということ、さまざまな業界とかかわれる会社でもあるということ、そして僕がやりたかった社会インフラをつくる会社そのものでもあるということで、改めて魅力を感じました。ほかに保険会社などのサマーインターンにも参加していて、参加者向け選考もあったのですが、保険にはあまり興味がわきませんでした。

――就職を決めた会社のよい点は、ほかにもありますか?

内定をいただいたときの人事の方の言葉を聞いて、とてもいい会社だなと思ったんです。僕は正直に「ほかの企業もまだ受けたいんです」と言ってしまったんですよ。そしたらその方は「ぜひ受けてきてください。就活は人として大きく成長する場だから。成長して社会に出ていってくれれば、この会社には入社しなくても日本経済全体に寄与する。人事担当としては、それはうれしいことだから」と言ってくださったんですよ。商社が第一志望だったけれど、この会社も好きだな、いい企業だなと思いました。

就活を終えて思うこと

――就活を通して自分自身が成長したなと思うのはどういう点ですか?

就活を始める前は「人気の企業に就職したい」とか、「就活って結局コミュ力でしょ?」みたいな考え方が正直ありました。それが変わったのは、自分を見つめ直すなかでもがき、考えを深め、何かを得られたことで、同じように他人の考えや決定を尊重する気持ちが生まれたからです。

――そして、当然のことですが内定イコール人生のゴールではなく、ここからがスタートです。

はい。たとえば、働き始めてから特定の分野への興味が増していけば、そこから大学院に入って勉強するという選択肢もあると思います。プログラミングの勉強は今までする機会はなかったのですが、IT企業に入社することが決まったので、今、勉強を始めています。必要なこと、その時点でのやりがいを感じられることに熱心に取り組んでいけば、先の細かいことはどう変わっていくかわからないけれど、夢はどんどん大きく膨らんでいくし、また確実なものになっていくと思います。

――最後に、後輩へのアドバイスをいただけますか?

これは僕が親から言われたんですが、「自己分析はすごく大事だけれど、そこで型にはめ過ぎるのは自分の可能性を狭める」ということ。「現時点では自分はこうである」というところまで導き出せたら、そこからは自分の可能性を広げて、やりたいことをどんどんつないでいこうよ、今の自分からつないでいこうよという考え方にふれて、その考え方を自分のものにできたのはありがたいことでした。就活を機に、これまで育ててくれて、自分のことをよく知っている親とよく話をするのもいいですね。

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