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就活生が語る

憧れの記者職一本で勝負、同職種の企業選びの成功法とは 〜企業分析編〜

子どもの頃から憧れていた記者を目指し、報道関係に絞って就活を進めたHさん(21歳)。インターンシップを通して、さまざまな報道機関に触れていくうちに、理想の記者像にも変化が。そして、心を動かされた記者との出会いにより、ある報道機関への入社意欲が一気に高まった。情熱をアピールし続け、見事内定を獲得。記者を目指し、まっしぐらに進んだHさんの就活に迫る。

<プロフィール>
H 男性
早稲田大学
就職予定先:某テレビ局
インターン参加社数:5社
OB/OG訪問人数:4名
ES提出社数:4社
面接社数:4社
内定社数:2社

ずっと憧れていた記者職を目指し、まっしぐらに進む

――まずは、就活を始めたきっかけや時期について、教えていただけますか?

3年生の7月ぐらいに、就活を終えたゼミの先輩たちから「次は君たちの番だ」という声をかけられたのが就活を意識したきっかけです。

――どういうゼミに所属していたんですか?

文学部系の学部で、文学の批評などを扱っているゼミです。

――最初は、どのようなことから就活を始められたのですか?

もともと記者になるという目標があったので、業界選びはする必要がなく、サマーインターンの申し込みが最初のステップでした。

――記者になりたいと思ったのは、何かきっかけはあったのですか。

新聞に自分の名前がでるのが本当に格好よくて、最初はやりたいっていうよりは憧れ。そこからずっと興味をもっていました。 そして、その気持ちが明確になったのは、大学に入ってから。自分はじっとしていられない性格だと気付き、ビジネスパーソンとして、「ずっと座っていない職種」といったら記者しかないのかなと思いました。人の話を聞くというより、ずっと動いていたいというのが、記者を選んだ一番大きな理由かもしれませんね。

――やりたいことはすでに決まっていたんですね。サマーインターンでは、エントリーシートを書くと思うんですが、そこは苦労しませんでしたか。

記者になりたいという気持ちがずっとあったので、何でやりたいのかっていうのを自問自答していったら、スムーズに書けました。それに、ゼミの先輩にも手伝ってもらって、自分一人でやったわけではないので、そこまで苦戦したという記憶はないですね。

――ゼミの先輩にもいろいろと聞いていたんですね

そうですね。ゼミの先輩以外でも、アルバイト先の先輩たちにも、「業界は決まっているんですけど、これからどうしていけばいいのか」とずっと聞いて、助言をいただいていました。

――報道機関に進もうと思う前に、自己分析はされましたか?

「自己分析をしよう」と聞きますが、具体的に何をすればいいのかわからず、終わりが見えない気がしていたので、志望動機の深掘りはしましたが、いわゆる「自己分析」は全くしなかったです。

――そうだったんですね。サマーインターンは全て報道機関のものに参加されたとのことですが、実際に参加して印象が変わったことはありましたか

ギャップは一切感じず、想像通りでした。もともとどんな仕事かは知っていたので、インターンでは会社に行けたというのが大きな収穫でした。そして、同じ報道機関でも、それぞれの違いを知ることができました。

――サマーインターンが終わってからは、具体的にどのように就活をされましたか。

秋、冬インターンの準備ですが、次の段階だから、これをやらなきゃというのはなかったですね。でも、企業理解を深めるために、何人か大学のOB/OGを訪問しました。インターンシップで会社のことは十分に知ることができたので、説明会には参加しませんでした。

――OB/OG訪問とインターンだけで情報を集めていたんですね。この時期は授業やゼミなどは忙しくなかったですか?

学業との両立は難しいと感じたことはなかったです。ゼミの教授も就職活動に対して理解があったので。ただ、学費を自分で払っているので、アルバイトで学費を稼ぐ必要がありました。面接では学生時代に頑張ったこととして、アルバイトについて話していましたね。

尊敬すべき記者がいる、その差が決め手に。しかし早期選考は不合格

――夏に1社、秋冬に4社、すべて報道機関のインターンに参加していますが、会社を選ぶ上で軸や譲れない点は何かありましたか?

譲れないところは、報道機関であること。やっていることは基本的に大きく変わらないので、全国紙であれば、正直、絶対にここじゃなくちゃだめという軸はなくて、第1志望というより、第1志望群といった方が適切だと思います。その中だったら、どこに行っても後悔しないなと思っていました。

――実際にインターンに参加して、いいなと思う企業はありましたか?

夏と秋のインターンに参加したある会社が一番よかったと思いました。人事の方が「地方の情報インフラになっているのがうちの会社」と言われたときにぐっときて、「地方の情報を支えているっていいな」って興味をもち、第1志望になりました。内定をもらった某テレビ局は夏に参加できなくて12月に参加。そこからは某テレビ局が第1志望になりましたね。

――それはどうしてですか。

いろんな人の話を聞いて、いろんなところに行ってみたいというのが記者を志す大きな軸だったんですけど、就職活動をしていくに連れて、経済部に入って、農林水産省で農業を担当する記者になりたいと考えるようになりました。

――新聞より映像関係に携わってみたいという気持ちがあったのですか?

そうではありません。あくまでも記者職志望で、伝える媒体が映像か、新聞かの違い。その上で、映像の方がいいかと思っただけです。 それと、12月にインターンシップに参加したときに、すごく尊敬できる職員の方に会えて、その人のもとで働きたいと思ったのも、某テレビ局を第1志望に考えた理由ですね。

――どういうところが尊敬できると思ったんですか

社会部の記者の方で、取材に対して熱くて、仕事だけど、「自分が知りたいという気持ちがなければ記者はやっていられない」という話が印象的でした。また、インターンシップで原稿を書いたんですけど、それを見て、数秒で的確なアドバイスをしてくれて、この人のもとで働いたら、記者として絶対成長できるなと思いました。

――プロフェッショナルだと感じたんですね。

そうですね。仕事内容は他の企業とかぶっちゃうので、尊敬できる人がいるかどうかが他の会社との圧倒的な違いでした。

――冬のインターンが終わって、第1志望が某テレビ局となって、当初、第1希望だった会社が第2希望になりましたね。そこから選考はどのように進んでいったのですか。

年明けぐらいから選考が始まりした。インターンに参加した4社に選考を出したんですが、エントリーシートは企業によって大きく変えたことはありません。志望動機もあまり変えずに、会社ごとの特徴を盛り込む程度でした。 記者の試験は小論文があるので、ゼミの教授に添削をお願いしました。そして、第2希望の会社はそのまま内定したんですが、他はみんなダメ。第1志望の某テレビ局も早期選考では落ちてしまったんです。

熱意をぶつけて情熱をアピールし続け、内定獲得。楽しむことが成功の秘訣 〜内定獲得編 〜

https://br-campus.jp/articles/report/808

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