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就活生が語る

「中学・高校・大学」の10年間を走り続けて得られた経験。強みを活かして見つけた就活の軸。

中学時代からの10年間を長距離走に尽力してきたDさん(21歳)。就活のスタートダッシュには少し出遅れたが、陸上で培った忍耐力と信念をもとに最後まで走り抜けた。陸上というハードな部活ながら、就活でも自身の満足いく結果を得られた秘訣と自身の就活における軸について迫る。

<プロフィール>
S・D 男性
学習院大学経済学部
就職予定先:大手飲料メーカー
参加したインターン:4社
ES提出企業数:24社
面接社数:11社
内定社数:4社

高校時代、強豪校で学んだ厳しさと礼儀

ーーまずは就活を始める前のお話をお聞かせください。大学では陸上部を頑張っていたそうですが、昔から走ることが好きなのですか?

小さい頃に近所のマラソン大会に出た時に長い距離を走ることが好きだと気づいたのがきっかけです。なので、中、高、大と陸上部で長距離を走り続けてきました。中学生くらいまでは陸上選手として実業団選手になることが夢で、大学では、昔からテレビで見ていた箱根駅伝に憧れ、学習院大学の陸上部に入ったんです。

ーー駅伝の名門と聞くと他の大学が思い浮かぶのですが、なぜ学習院大学だったのでしょうか?

実は高校の陸上部は強豪校で、練習もルールも何から何まで厳しくて。速くなりたいと思って入部したのですが、強豪校の厳しい練習で怪我も多く、また縛られた雰囲気の中で精神的にも辛くなってきて、このままでは走ることが嫌いになってしまうと感じました。なので、大学では純粋に走るのを楽しもうと思い、駅伝の強豪校ではなく、学習院を選んだんです。また同じ理由で、実業団に入って厳しい環境で戦っていくことはあまり自分には向いていないかもな、と。一度しっかり就活をして、社会に出ることを考え始めました。

ーー高校が強豪校だったんですね。それだけの環境であれば色々鍛えられそうな気もするのですが、何か得たものはありましたか?

礼儀作法は厳しく教え込まれました。顧問の先生には「挨拶・返事・後始末」というのを常日頃から言われており、先生への挨拶はもちろん、大会会場などのスタッフさんや運営の方への挨拶は当たり前。返事も、はいかいいえで簡潔に答えることや、競技場に落ちているゴミなどは拾うよう指導され、競技者の前に、人として大切なことを教えてもらいました。実際、就活を通して一番評価してもらったことは誠実さという点で、「熱意などはその場で取り繕えるが、誠実さはそうはいかない、君の真摯な態度を見て一緒に働きたいと思った」と言ってもらえたほど。厳しい環境ではありましたが、体の芯まで染み付いた礼儀作法は自分の強みになっています。

駅伝の予選会で初めて感じた達成感

ーー大学では学業、部活と忙しいイメージですが、両立は大変でしたか?

部活はもちろんのこと、大学のゼミがきつかったですね。マーケティングについて勉強しているのですが、ゼミでは毎週プレゼンする機会があり授業以外の時間もゼミの仲間と集まって、話し合いの日々でした。時間的にも精神的にも大変な中で、部活では箱根を目指すというだけあって練習も厳しく、夏の合宿では毎日30km以上走っていました。

ーーそれは相当大変ですね。そのような中で就活はいつ頃から意識され始めたのでしょうか?

部活が忙しく中々就活に専念できず、初めて説明会に参加したのは3年の6月です。本気で就活を始められたのは秋でした。周りの先輩や仲間もあまり就活を本気で考えている人がおらず、正直なめていた部分もありました。

ーー秋から本格的に始める何かきっかけがあったのでしょうか?

箱根駅伝の予選会が秋にあったので、それまでは部活に集中しようと思いました。

ーーなるほど、ご自身にとってその予選会は大きな節目だったのですね。

はい、ずっと目標にしていた箱根駅伝に出場するには突破しないといけない壁でした。 予選会に出場するには標準記録をクリアした10名が必要なのですが、メンバーの怪我で、1ヶ月前に1人足りない状況になりました。そこで期限内にもう1人参加資格を得るため、私が急遽、後輩の指導することになったんです。

ーーそれは、大変ですね。

私自身は怪我明けだったので、その仕事をためらいましたが、チームのために誰かがやらなければなりません。なので、最初は仕方がないという気持ちで始めましたが、後輩が必死に練習し、標準タイムが切れないことに悔しがる姿を見て気持ちに変化が生じました。 「標準タイムをクリアさせたい」と思うようになり、必要なペースを覚えこませ、良い点を褒め、自信をつけさせ、気持ちよく走ってもらえるようサポートしたんです。 結果、最後の記録会で私が先導し、後輩は標準記録を突破。予選会に出場することができました。私も、個人の練習時間は足りませんでしたが、大会では自己記録を3分更新。これまで正直、自分さえ速ければと自分の記録を更新することに喜びや達成感を感じていましたが、仲間のために全力を尽くし、目標の予選会出場が達成したことで、皆で励まし合い喜怒哀楽を共有できたということが一番の大きな成果でした。 この時感じた達成感は今でも印象深く、仕事でもチームで働きたいと思うようになり、就活の軸でもある、「会社の人、働きたいと思える人たち」というところにも繋がっています。

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(後編)インターン参加でクリアになった自身の興味。最後まで自分に向き合い続けた先に獲得した内定。

https://br-campus.jp/articles/report/804