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就活生が語る

研究と両立しながら、念願叶いコンサル業界の内定を獲得。入社を決めたポイントとは?

コンサルティング会社から内定を獲得したFさん(23歳)。研究者を目指して東京工業大学に入学し、化学系の基礎研究に打ち込み、大学院に進学した。周囲が研究者など理系の知識を活かした就職を目指すなか、Fさんはコンサルティング業界への就職を目指す。その理由は大学4年間、熱心に取り組んだ学習塾のチューターのアルバイトにあった。就活と大学院での研究、多忙な日々のなかFさんは、どのように取り組んだのか。その実態に迫る。

<プロフィール>
F.S. 男性
東京工業大学 理学院化学系
就職予定先:外資系コンサルティング会社(戦略)
インターン参加社数:7社
OB/OG訪問人数:1名
ES提出社数:30社
面接社数:40社
内定社数:4社

サマーインターン選考の反省を活かして次のステップへ

――サマーインターン後はどのような対策をされましたか。

夏の反省をもとに、小手先じゃなく自分なりのロジックで話せるよう、ケース面接の対策に重点を置きました。メンターの方に見ていただいて、しっかり練習を積めたと思います。

あとは、サマーインターンや選抜コミュニティを通して興味を持った資産運用や証券会社のリサーチ部門といった、ちょっとニッチな金融系の業界研究もしていました。この頃は、他の業界にも目を向けていました。

――ちなみに、資産運用や証券会社のリサーチ部門のどのあたりに惹かれたのでしょうか。

資産運用は、金融のなかでも一番クライアントに近い位置で物事を考えられる部門だと思ったんです。人の役に立ちたいという自分の思いとも合っていると感じました。他には、金融系のインターンに参加した時に、他の部門に比べて穏やかな人が多かったのもポイントです。

証券アナリストは、仮説を立てて検証するというプロセスが大学院での研究と似ていて、人の役に立ちたいということは置いておいて、面白そうな仕事だなと思いました。ただ、証券会社はアグレッシブな人が多くて、ちょっとカラーが合わないかもとも思いました。

――秋冬のインターンで一番印象に残っているのはどのインターンですか。
ある金融機関でのインターンです。金融問題に関するお題を与えられ班のメンバーとディスカッションして結論を出すのですが、僕は金融機関の知識がなく、急いでインプットしなければならなかったんです。大量の知識を短期間でインプットして、アウトプットまで持っていくのはコンサルティングの仕事に通じるところがあって、非常に勉強になりました。班のメンバーも東大で経済を専攻しているような優秀な人たちで、とても得るものが大きかったです。

――コンサルティング業界の面接について教えてください。
あまり「ガクチカ」については聞かれなかったです。研究のこともアイスブレイク程度でした。志望動機については聞かれるので、塾のアルバイトの話をよくしていました。コンサルティング業界はほぼ能力評価な印象です。

――自己分析やテストなど、面接以外の対策はどのようにされていたのでしょうか。
まず自己分析は、コンサルの選考ではあまり重要ではないのでほとんどしていませんでした。自分なりに志望なども固まっていましたし。

テスト対策については、「SPI」や「玉手箱」といった一般的なものについては、サマーインターンの時期に実践を通して慣れるようにしただけで、それ以降はこれといって対策していません。

各ファームの筆記テストの対策は、選考の2~3ケ月前から少しずつ取り組んで、しっかりと行いました。具体的には、推論は国家公務員試験の問題集を、クリティカル・リーズニングも対策用の問題集を用いて、演習しました。

大学院の研究と就活の板挟みに

――就活で特に苦労したポイントを教えてください。

大学院での研究との両立です。研究室が忙しくて、教授に内緒で就活をしていたんです。インターンのために休んだときも、家族旅行ということにして休みました。内定先のインターンも、本当なら秋冬に行く予定だったのですが、学会と重なってしまい、春のインターンに伸ばしてもらわざるをえませんでした。

――大変ですね…。理系の大学院だと就活がしにくいのでしょうか。

就活NGというわけではないのですが、全体的に研究第一の雰囲気なので、あまりオープンにすると「なぜこの時期から?」と思われる雰囲気でした。うちの大学は推薦で就職をする人が多いので、化学系の約50人の院生のうち、就活をしているのはたった5~6人で、正直肩身は狭かったです。就活が忙しくなるにつれ、本当にしんどかったです。

念願叶い、コンサルティング業界の内定を獲得。入社を決めたポイントとは

――対策のかいあって、コンサルティング業界の内定を獲得されましたが、最終的に入社を決めたポイントは何だったのでしょうか。

社員の方たちと合うかどうかを重要視していました。他の大手のコンサルティング会社は、社員の方がすごく自信に満ちていて、それ自体は素晴らしいと思うのですが、そのプライドがお客さんと話すときにマイナスに働くかも……と思ったんです。入社を決めた会社は、事業会社などを経て中途入社した方が多くて、僕がインターンに参加した企業のなかで、一番落ち着いた雰囲気でした。

就活は企業や社会について知る、めったにないチャンス

――最後になりますが、これから就活に挑む就活生に何かアドバイスをお願いします。

就活を通して一番感じたのは、色々な企業の人と話したり、企業のことを知ったりできるのは、めったにない大チャンスだということです。このチャンスを活かして、色々な企業や仕事を知って、自分に合った選択をするのが大切なんだと思います。

就活をしていると、受けた選考の7~8割は落ちますが、気にすることはありません。諦めずに前向きに頑張れば、必ず収まるところに収まるので、安心してチャレンジしてください。

――心強いメッセージありがとうございます。本日はお忙しいなか、ご協力ありがとうございました。素敵なお話がたくさん聞けました。

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内定者メンター

(前半)学習塾でのチューターに打ち込んだ4年間。研究者志望から方向転換して始めた就活。

https://br-campus.jp/articles/report/783