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就活生が語る

ソリューションの幅広さを追求するとともに変遷していった志望業界 ~進路決定編~

早稲田大学教育学部に在籍し、公立中学校の社会科教師に進路の的を絞っていたYさん(22歳)。教員志望がやがて人材業界への興味に変わり、最終的に銀行への就職を選んだのには彼ならではの内的必然性があった。真摯に就活に取り組む中で自身の興味と適性をより深く掘り下げ、同時に業界研究も進めた結果、本当のやりがいを金融業界に見いだすことになったYさんの軌跡に学ぶ。

<プロフィール>
Y 男性
早稲田大学教育学部
就職予定先:都市銀行
インターン参加社数:6社
OB/OG訪問人数:8名
ES提出社数:10社
面接社数:7社
内定社数:5社

ポジションはいつも「副○○」! 後方支援に喜びを感じる私が選んだ道とは? ~志向編~

https://br-campus.jp/articles/report/769


教師志望から民間企業へ

――民間もおもしろいと思い始めたころ、どの程度、関心がありましたか?

教師が6割、民間が4割ぐらいの感じでした。これが3年生の夏の話です。一方、教員採用試験は4年生の7月にありますので、受けるなら12月ぐらいからは勉強を始めなければいけません。この半年足らずの間に、自分の気持ちはどんどん民間へ傾いていき、最終的には民間志望へと変わりました。

――どのように変化していったんでしょうか?

もっと民間のインターンに行ってみたいという気持ちが、自然に芽生えてきたんですね。それに、もし仮に教師になるとしても、生徒の親御さんはほとんどがビジネスパーソンなわけです。そうなれば、お子さんを預かる上でやっぱりビジネスのことを知る必要もあるだろう、と考えたんです。そのためにもいろんな業界を見てみたいなと思い、オータムインターン、ウィンターインターンへの申し込みを始めました。

自己分析によって見えたものとは?

――では、同時に自己分析もされたのでしょうか?

はい。サッカーサークルは正式には10月が引退時期なのですが、8月の夏合宿と9月の大会合宿を無事終えると、もうイベントはありませんので、実質的には9月が引退です。本格的に就活を進めたのは、その引退後です。自己分析も10月から始めました。ただ、おもしろいのは、自分自身の自己分析ではいまひとつしっくり来なかったものが、友達の自己分析を手伝っているうちに気づいたことがあるんですよ。それが、「自分は副リーダーのタイプである」ということでした。ぐいぐい引っ張っていくよりも、後ろからセーフティーネットのような役目を果たすポジションが好きだし、合っているということです。一人で完結するような仕事も何か違うし、大勢の中にいて、しかも「副」のつくポジションこそが自分らしいということに気づいたんです。友達と比較することによって、改めて自分自身の特性を客観的に認識できました。

多様な志望業界に共通するキーワードは?

――自己分析と並行して、業界研究も始められたのでしょうか?

そうですね。本格的に自己分析をしたというよりも、OB/OG訪問をしたり本選考を受けたりしていく中で、自分でPDCAを回していくべきだなと考えていたので、それらを通じてどんどん気づきを増やしていったという部分もあります。教育と共通する分野ということで、民間の中でも興味を持ったのは人材業界です。キャリアアドバイザーという職業には、中学での進路指導と共通する部分を感じました。相手の幅を広げることを手伝い、喜びと感動を共有するというイメージです。

――人材業界のインターンは具体的にどんな感じでしたか?

実務体験ワークがおもしろかったです。企業様のご要望と、自分たちが担当している求職者様とをどうマッチングするかというところですね。パズルを当てはめていくような難しさを感じるのと同時に、ピースがうまくはまったときの嬉しさも格別でした。やりがいを感じましたね。

――そのころ、現役の小学校の先生にお会いする機会があったと聞きました。

はい。それまで全く面識のない方だったのですが、現場の具体的なことをいろいろお聞かせいただけたのはよかったと思っています。中でも「教師になると友達が減るよ」と言われたのはショックでした。教師同士以外の方と関わる機会は少ないようで、閉鎖的に思えたんです。結婚も教師同士でする方が多いそうで。そのコミュニティーの狭さのような感覚を、自分のこととしてとらえたとき、何か違うなという気持ちが強まってきたんです。

――気持ちはもう完全に民間志望となったんですね?

はい。民間と決めてからは時期的に、結構焦りました。11月までは教師と民間と両方の道を残していたのが、ここへ来て民間一本に絞ったわけですから。先ほどお話ししたように、本格的に自己分析をせず、本選考を受けたりしながら気づきを深めていったというのも、やや遅い対応でした。

――民間で行こうと決めてから絞った業界は、教育・人材・金融だったのですね?

はい。教育と人材は、当初教師を志望していたということから分野的につながりがあると思うんですけれども、金融も視野に入れたきっかけは初めの先輩からの勧めでしたね。でも、金融にも実は教育や人材と共通する部分もあると感じたんです。

就職先に都市銀行を選んだ決め手

――教育・人材と共通し、かつそれらを超える魅力が金融業界にはあったのですか?

一対一で人と話す。話を聞いて、ゼロベースから相手の悩みを正確に探り、ソリューションを提供したい。ここまでは他の業界と一緒なんです。金融業界の場合は、その提供できるソリューションの幅が広いということが魅力でした。

――金融業界で他に受けた企業はどこですか?

銀行は内定先だけで、他には損害保険会社などを受けていました。就職予定の都市銀行を選んだのは、多くの方とお会いできた中で自分のことを一人の人間として認めてくれる感覚があったからです。ぜひ、こういう会社で働きたいなと思いました。あと、就活していく中で福利厚生の面については全く考慮していなかったのですが、最後の最後で、欠かせない要素だなということに気づいたんです。その面でもすぐれていたと思います。

後輩へのアドバイス

――最後に、これから就活を始める人へのアドバイスをお願いします。

いろんなところに挑戦してみるということは、一見、無謀に見えて実は大事なことだと思います。もちろん、昔から自分がなりたい職業がある方も多いと思いますが、そうであればなおさら、その職業を軸としつつも、他の業界や職種にも関心を持つ必要があると思います。一つのところへ行って嫌だったとします。「なぜ嫌なんだろう?」という疑問から、「なぜこっちは好きなんだろう?」という視点に転換していくと思うからです。すべては表裏一体でつながっていて、ビジネス自体も全部つながっているように感じます。自分の知見を広げるためにも、さまざまな業界を見るというのは大事なことなんじゃないかなと思います。

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