<プロフィール>
Y 男性
早稲田大学教育学部
就職予定先:都市銀行
インターン参加社数:6社
OB/OG訪問人数:8名
ES提出社数:10社
面接社数:7社
内定社数:5社
中学・高校・大学と、一貫して憧れの「教師」を目指していた
――当初は、学校の先生になりたくて教育学部に入学されたのですね?
はい。中学、高校と担任の先生にとてもお世話になったんです。特に進路指導の面で、自分の可能性を広げてくださったことに感謝しています。先生方からは、自分の志望校よりも上のレベルの大学を目指すことの意義や大切さ、挑戦することの楽しさといったものを教わりました。教師とは若い人たちに影響を与え、その人たちが将来を切り開く手伝いをするすばらしい仕事だと考えたんです。
――具体的には、どのような先生になりたかったんですか?
公立中学校の社会科の教師を目指していました。私も公立の中学校を卒業したのですが、公立の中学生は、高校進学について考えるときが、初めて自分の進路について考えるタイミングとなる生徒が多いです。そのときに、いかに自己肯定感を持って進路を選択できるか、それを支えられる存在になりたいと思ったんです。社会科というのは、単純に自分の好きな科目だからです(笑)。
――では、大学時代は教員免許取得のために着々と準備していたのですね?
そうですね。ずっと教職課程を取っていましたし、介護体験もしました。4年生の5月には20日ほど、教育実習にも参加してきました。
サークル・アルバイト・趣味、すべてにおいて根底にあるのは、揺るぎない「後方支援」型のメンタリティー
――部活は何をされていたのですか?
サッカーサークルの副幹事長を務めていました。考えてみると、私は昔からいつも「副」のポジションなんですよ。リーダーというのは前に立って、士気を鼓舞して、みんなを引っ張っていく役目ですよね。「副」は後方支援なんです。みんなの後ろから細かく目配りして、調整していく役割ですね。教師を志望した動機も、教科を教えたいというよりは、生徒の進路指導を後方支援的に、支えたいという思いが大きかったからです。
――アルバイトは何をされていたのでしょうか?
サッカーバーの厨房を担当していました。だから、料理は好きですよ。料理の楽しさって2つあると思うんです。一つは、単純にゼロから何かをつくり上げていく喜びが感じられることです。もう一つは、こちらの方が大きいと感じているのですが、自分がつくったものを食べた人が喜んでくれるということです。厨房からはホールのサッカー中継は見えないんですけれども、お客さんが笑ったり応援したりする声が聞こえてくると、幸せを感じていました。
――他にご趣味などはありますか?
芸能人の応援です。具体的に言うと、「ももクロ」のれにちゃんのファンなんです。こんなことを言うと、れにちゃんのファンの方に怒られるかもしれませんが、れにちゃんって、特別美人というわけではないし、すごく歌がうまいということでもないと思うんです。でも、何か一生懸命さが伝わってくるんです。そこが好きなんです。なぜ「乃木坂46」じゃなくて、「ももクロ」なのかというのも、今では「ももクロ」も大きくなってしまいましたけど、以前はまだまだ小さくて、それが高い目標を掲げて大きくなっていくのを応援する楽しさがあったんですよね。「ももクロ」が所属しているスターダストプロモーションの入社試験も受けてみようかと思ったぐらいですよ。中学校の進路指導と共通する部分もあるのかもしれませんね。「頑張っている人を応援する」という(笑)。
先輩から声をかけられて、民間のインターンへ参加
――教師志望一筋だったのが変わったきっかけは?
3年生の6月か7月あたりのことです。高校の先輩が金融系の会社に就職していたんですけれども、その先輩が「自分のところを受けてみないか?」というので、サマーインターンのエントリーシートを書き始めたのがきっかけでした。
――自分から積極的に民間企業への就職活動を始めたわけではなかったのですね?
当時、自分としては金融業界には全く興味がありませんでした。「勧められたから、とりあえず行ってみようか」といった感じでしたね。自分がなりたいのは教師なので、正直に言えば「民間会社のインターンには行かなくていいや」という感覚もありましたしね。
インターン後、教師一筋だった心境に変化が
――インターンに参加されてみて、民間企業へのイメージは変わりましたか?
民間のビジネスがどのように行われているかを学べたと思います。教育学部で勉強していたので、ビジネスにはうとかったと感じますが、お金をいかに稼いでいくのかというビジネスの仕組みを学べたことは、金融のみならず民間企業もおもしろそうだなと感じたきっかけでした。
――どういう点をおもしろいと感じたのでしょうか?
私は、教育の世界でも絶対解というのは存在しないと思っているんです。何が正解というものはない中で、常に最適解を求めていくのが教育の場だと。それについては、ビジネスの世界も同じなんだなと思いました。むしろ、競争の中で、自分も相手も同じビジネスパーソンとして対等に接するという観点では、公立の学校教育現場にはないおもしろさがあると感じ、心が動き始めたんです。
ソリューションの幅広さを追求するとともに変遷していった志望業界 ~進路決定編~
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