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就活生が語る

第一志望だけじゃない!自分の可能性を広げる就活戦略

今回話を伺ったのは、3大総合商社やコンサル、メガベンチャーなどから多数の内定を獲得した京大生。しかし、もともと第一志望だった出版業界からは健闘むなしく内定が出ないという壁を乗り越えて掴んだ結果だった。それでも大手企業の内定を手にし、心から納得できる就職先を決めることができた背景には、何があったのか。就活の進め方の極意に迫る。

総合商社、外資コンサル、外資銀行、ベンチャー企業など、学生が憧れる企業に内定した先輩たちは、どのように就活を乗り越えたのか。リアルな就活体験には、みなさんがこれからぶつかる壁や役立つヒントが盛りだくさん。就活の悩みは、人それぞれ違う。多くの就活体験記を読めば、きっと似たような不安や失敗があるはずです。就活の手助けになること間違いなしの就活体験シリーズです。
※この記事は、個人の感想であり、業界・各社の事実と異なる可能性があります。

<プロフィール>
男性
京都大学
就職予定先:総合商社
参加したインターン:12社
(インターンES提出企業30社程度→インターン面接受験企業20社程度)
OB/OG訪問人数:5名
ES提出企業数:25社
本選考の面接社数:日系大手3社、他2社
内定社数:10社
(インターン経由→6社、日系大手3社、他1社)

(前編)心から納得できる就活を!多くの人と一緒に進める就活法

https://br-campus.jp/articles/report/765


就活当初からの戦略が功を奏した6月

―第一志望の業界から切り替えて就活を進めることになったわけですが、苦労はありましたか?

実は、あまりありませんでした。出版業界の結果が出揃ったのは6月でしたが、はじめから自分が行きうる可能性のある業界は全て受けていたので、慌てて受ける企業を増やす必要はなかったです。2、3月にはインターン経由でITやコンサル業界から内定をもらっていて、6月初旬には内定先の総合商社や大手メーカーからも内定を獲得。だから、すでにある選択肢の中から考えることができました。

―就活スタート時に立てた戦略がここで効いてくるんですね!ちなみに採用直結のインターンで結果を出せた要因は何だと思いますか?

まず、インターンの内容としては、数日間のグループワーク型のものが多く、他には2ヶ月くらいの簡単な長期インターンもありました。そこで評価されたのは、毎回必ずアウトプットを出していたからだと思います。自分自身の性質として、何かに取り組むときにアウトプットにすごくこだわるんですよ。なおかつ不確実性があるのが嫌いで、高い成果が出そうなものをしっかり固めて作ることにこだわります。だから、どのインターンでも、チームとしても個人としてもパフォーマンスをきちんと出せていたと思います。その後の面接では意思確認程度で内定がもらえました。

心から納得するための就職先の選択基準

―最終的に、就職する企業をどのように決断したのでしょうか?

まず一番初めに考えた軸は、自分が仕事で取り組む分野を絞るかどうかということでした。例えば、出版業界だと本を扱う仕事に絞って生きていくことになりますよね。自分がその内定先の分野に絞るべきなのかを考えた結果、本以外の分野には自分の人生をかけてやりたいという想いは湧いてきませんでした。そこで、総合商社やコンサル業界、IT業界といった幅広い業務に携われる業界から選ぶことに。内定をもらった10〜15くらいの会社にその基準を適合。この基準はどれも均等なわけではありません。絶対に譲れないもの、重要なもの、あると良いものと優先順位が分かれていました。譲れない基準を満たしていない企業はそもそも受けていません。重要な基準である今後の人生設計のしやすさや自分のやりたいことが見つかる可能性、見つかった時にできる可能性など、総合的に考えた結果、最終的に今の総合商社に決断。あと、最後の決め手になったのは「安全圏にいながら挑戦できる環境」という要素かなと思います。将来の不確実性を除いておきたい気持ちがあったんです。

―内定先企業がそういった社風であることは、どのように知ったのでしょうか?

その会社の社員に直接たくさん会えたわけではなかったですが、父の知り合いに商社業界の方が多くいて、そういった方の話をよく聞いて業界への理解を深めていました。他にも、アニュアルレポートを読んだり、企業の口コミサイトを見たりして、会社の中でどんなことができるのかを研究。総合商社は、ネットワークや人材の質がかなり強くて、一個人としてできることが大きいと思いました。安定したポジションにいながら、大きなことに挑戦できる可能性があると判断したんです。

―社風や給与も企業選びの基準として挙げられると思いますが、いかがでしたか?

社風や給与は、自分の基準の中ではあると良いものに当たっていて、最後の決め手の1つでした。特に社風に関しては、会社の求める人間像を押し付けられるのは厳しいなと思っていて。一個人として個性を認めてくれるような企業がいいなと。私は自分が正しいと考えたことは妥協せずに言う人間なので、それを許してもらえそうな企業を選びました。

―将来、社会人になって以降はどんな目標を思い描いていますか?

将来的には、ビジネスだけでなくアカデミックな世界にも挑戦したいと思っています。自分で新しいものを創ったり、見つけたりしたいという気持ちが強いので。海外の大学にも何年か通ってみたいですね。

それから、やはり本や作家に関する活動にも携わりたいです。仕事一本だけではなく、他の活動や学び直しにも意欲的に取り組みたいんです。もちろん仕事ではやりたいことを見つけ、仕事を遂行する能力を高めていきたいと思っています。

就活の転換点は、多様な人と話して価値観を磨いたこと

―就活を始めた頃は、現在の状況を想像していましたか?

してなかったですね。就活を始めた当時は出版か新聞業界かと考えていたので、就活をする中で変化が起きました。強いて転換点を挙げるとすれば、自己分析に取り組んでいたタイミングです。その時にかなりいろいろな人と接していて、自分とはバックグラウンドが全く異なる友人や社会人とも多く話をしました。その中で、今の時点で自分が何かを決めてしまうにはあまりに早い、絞り込んでしまう理由がない、と感じたんです。もっといろんな世界を見て学ぶべきだという気持ちが強まりました。そこから総合商社やコンサルに以前よりも関心が強まっていきましたね。

―最後に、後輩たちにメッセージをお願いします。

人の話を鵜呑みにしないことです。一見すごそうな人の言うことはもっともらしく聞こえるけれど、あくまでそれはその人の立場から語っていること。自分にも当てはまるかはわからないですから。そのせいで進路選択が迷走したり、面接で落ちたり、入社後苦労したりすることになると思います。だから、話を聞くことは大事だけど、それを自分の頭でよく考えて判断することが重要です。

それから、なるべく多様な人と接して欲しいです。就活は今まで触れてこなかった人と関わるチャンス。色々な人と話すと、それまで自分が受容できなかったことを理解できるようになっていきます。様々な人の立場から物事を考えられるようになるので、人生においても大事なことだと思います。

――本日はお忙しい中本当にありがとうございました。心から納得できる就活法や戦略など大変参考になりました!

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