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就活生が語る

【業界選択編】圧倒的な行動量を実践した理系男子が憧れ企業の内定を獲得するまで

子供の頃から憧れていた鉄道業界に絞って就活を進め、業界最大手の内定を獲得したT・Hさん(24歳)。動き出してから内定までが1カ月以内という、驚きの早さで就活に成功した秘訣とは。就活初期の不安や悩みは、徹底的な行動量を実践し、経験を積むことで払拭していくという持論を展開してもらった。なりたかった職業を夢から現実に変えていった、T・Hさんの就活の道筋をたどる。

総合商社、外資コンサル、日系大手、メガベンチャーなど、学生が憧れる企業に内定した先輩たちは、どのように就活を乗り越えたのか。リアルな就活体験談には、みなさんがこれからぶつかる壁の話や役立つヒントが盛りだくさん。就活の悩みは、人それぞれ違います。数多くの就活体験談を読めば、きっと自分と似たような不安や失敗の話が見つかるはずです。就活の手助けになること間違いなしの就活体験シリーズです。
※この記事は、個人の感想であり、業界・各社の事実と異なる可能性があります。

<プロフィール>
T・H 男性
大阪大学大学院 理系
就職予定先:鉄道業界
インターン参加社数:9社
OB/OG訪問人数:3名
ES提出社数:5社
面接社数:3社
内定社数:1社

アルバイトを通じて学んだちょっと変わった経験


――まず就活の話を伺う前に、学生時代に頑張っていたことや印象深いエピソードについてお聞きしてもいいですか。

いわゆる「ガクチカ」(学生時代に力を入れていたこと)は、1年生の頃から続けていた学習塾のアルバイトについてなんですけど。ちょっとネガティブに聞こえてしまうかもしれない内容で……。

――それはどういうことでしょうか?

アピールとしては「従業員間の意思疎通の改善に力を入れた」ということなんですが、ちょっとバックグラウンドを説明してもいいですか?

――どうぞ!

学習塾のアルバイトをしているとき、僕らアルバイトと上層部の方々が意見の対立みたいな状態になったことがありまして。原因としては、すごく教え方がうまくて人気のあった先輩が、ある日急に上層部の方々からクビにされてしまったことでした。

――どうしてクビになってしまったのでしょうか?

上層部の方々の意見は「欠勤が多い」ということでした。塾講師のバイトは曜日固定で勤務するケースが多いのですが、その先輩は理系だったので学会や研究発表などが重なってしまい来れないことがあったんです。でも、欠勤時は代わりの担当者を探すとか、塾の最低限のルールは守っていたんです。それがある日、急にクビを言い渡されてしまって。すごく生徒さんからも慕われて人気のある先輩だったので、その先輩がクビになった途端に生徒さんもゴソッと塾をやめてしまうという状況になったんです。それで、「これはだめだぞ」と思ったので、僕が率先してアルバイトたちの意見をまとめて、社員さんや上層部の方々とのコミュニケーションのきっかけを作っていったんです。

――なるほど、そういう背景が。

やっぱり、急にクビになるのには納得いかないという思いをアルバイトみんなが持っていました。でも、それをどう社員さんに伝えたらいいのか考えあぐねている状況だったので、じゃあ一度全員でしっかり共通認識を持ちましょうと。そもそもアルバイトと、社員さんや上層部の方々とのコミュニケーションロスから問題が発生していると思ったので、まずはアルバイト全員でしっかり話し合って総意をまとめて、無視できないくらいの形に仕上げてから社員さんに直訴したんです。結果、アルバイトの話や意見もちゃんと聞いてくれる仕組みみたいなものもできまして、従来の職場環境を大幅に改善できました。クビになってしまった先輩は戻ってこれなかったのですが、今後はそういった一方的な処罰みたいなことをせず、きちんとアルバイトと社員間の意思疎通を行うと約束してもらえました。

――とても立派な行動をされたんですね。全然ネガティブに聞こえないです。

ありがとうございます。夏くらいまではインターンの面接とかでもガクチカについて話すとき、この話題を避けていたんです。相手の受け取り方次第ではマイナスに伝わってしまう内容かなとずっと思っていたので。当たり障りのない普通のことばかり話していました。

――なるほど。それまでは面接のときに相手のウケがよさそうな話題を選んでいたと。

そうですね。ですが、あるときから自分がちゃんと伝えたいことだし本当に力を入れたことなので、素直に言ってしまっていいんだなと思うようになりました。本当に頑張ってきたことなんだから隠さずに言おうと。面接のときのガクチカに関する自己PRについて結構悩んだのですが、そこからは霧が晴れたように話しやすくなりました。もちろん伝え方には注意を払って、どう言えば誤解されずに伝えたい内容を伝えられるかということで試行錯誤はしました。

――結果、ありのままの自分について話せるようになりましたか?

はい。結局は、学生時代に自分が何を一番頑張ったのかということなので。本当のことを隠さず話そうと決意したら、面接でも自然体で話せるようになりました。

まずは多くの説明会やインターンに参加し志望業界を定めるところから


――就活を始めようと思ったきっかけや時期について教えてください。

就活を本格的に始めた時期は、2018年6月頃ですね。きっかけは、インターンの募集が目立ち始めたことと、友達と話してても「就活やらなきゃ」みたいな話題が多くなってきた時期だったこと。学校でも色々な案内とかが出てきたので、波に乗り遅れないようにしなきゃという気持ちから始めました。

――具体的に最初の頃はどんな感じでしたか?

まずはエントリーシートを自分で作ったり、自己分析をしたり……。今思うと、暇なときにちょこちょこやっていた程度なので、本格的に始めたというほどのことじゃないのかもしれませんが……(苦笑)。夏の終わりくらいからは、授業も多くありましたが、なるべく合間を縫って色々な企業のインターンに行きました。余裕のある土日には説明会にも参加するなど、とにかく経験する数をこなすことを意識していました。時間があるときは、先輩や学生支援をしている団体に自己分析の手伝いをしてもらい、予定を詰めまくっていましたね。
――どんな企業のインターンにエントリーしていましたか?

夏のインターンは鉄道会社を主に受けていました。秋以降は、鉄道会社と自動車メーカーや電力会社などでした。

――なるほど、いわゆる理系就職みたいなものを目指していたんですか?

必ずしもそういうわけではなかったです。理系寄りではありましたが、理系と文系の中間くらいの仕事に就きたいと考えていたので。がっつり研究者のようなイメージではなく、ユーザー側の現場で仕事がしたかったんです。

――それにはどういう思いがあったのでしょうか?

自分の性格的にも、一つのものを突き詰めるよりも、様々なモノ・コトに触れたいという思いがあったので。幅広く色々なことに携われる仕事に就きたいと考えました。

――就活を始めた最初の頃からそういう思いがあったんですか?

最初の頃はきちんと言語化できていなかったです。いろいろな企業のインターンや説明会に行って話を聞いているうちに、徐々にまとまっていきました。結果として、子供の頃から大好きだった鉄道業界のインフラ系の企業に絞っていったという感じです。

――じゃあ、夏の時点で志望業界は鉄道インフラ業界と絞れていたんですね。

そうですね。本当にこの業界で自分の志望が合っているか何度も自問自答しましたが、結局はそのままの志望で突き進みました。説明会などを聞いていて、商社などの文系就職にも興味が全くなかったわけではないのですが、やはり理系寄りの考えを残したいと思いました。文系寄りの企業でも理系商材を扱えるとも思ったんですが、自分にはしっくりこなかったです。「やはり鉄道業界のインフラ系企業だな」と、最終的に初心に立ち返りました。

――夏も秋も鉄道会社のインターンに参加されていますが、内容に違いはありましたか?

同じ鉄道業界のインターンであっても、違う要素は多々ありました。具体的には、夏のインターンは主に見学ばかりでしたが、秋のインターンは見学だけではなく電気通信とか乗務員関連とか、様々な業務を見せてくれたことが印象的でした。その他、デスク業務のグループワークのような内容もあり、ダイヤや車両の運用を考えたりしました。どちらも興味深いインターンでしたが、ダイヤ関連の業務などを元々志望していたので、そちらのインターンの方がより興味をもって体験できました。

圧倒的な行動量を実践した理系男子が憧れ企業の内定を獲得するまで【後編】

https://br-campus.jp/articles/report/762