ビズリーチ・キャンパスは2021年12月にInternet Explorerのサポートを終了します。別ブラウザでのご利用をお願いいたします。

詳細を確認

BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
就活生が語る

数学と音楽に青春をささげた理系男子がコンサルを目指した理由 〜業界選択編〜

紆余曲折を経て、日本最大級のビジネスプロフェッショナルグループであるコンサル会社の内定を勝ち取ったKさん(22歳)。順風満帆にも見えるキャリアライフを歩み始めたKさんだが、結果に至る道のりは決して平たんなものではなかった。泥臭い努力と試行錯誤の日々はどのようなものだったのか。学生時代は数学をこよなく愛し、バンドや音楽サークルにも力を入れていたというパーソナリティーも掘り下げ、就活成功の裏側に迫る。

<プロフィール>
K・A 男性
早稲田大学大学院 理系
就職予定先:Big4の戦略コンサル
内定企業:外資系コンサル、大手SIer、外資系IT、大手IT
インターン参加社数:12社
OB/OG訪問人数:5名
ES提出社数:41社
面接社数:25社
内定社数:5社

数学と音楽に青春をささげた理系男子がコンサルを目指した理由 〜試行錯誤編〜

https://br-campus.jp/articles/report/753


本当にやりたいことと向き合ったがゆえの苦悩の数々

画像

――自己分析やインターンへの積極的な参加によって、ご自身が本当にやりたいコンサルという仕事が見えてきたのですね。

秋冬のインターンはほぼコンサル系の企業に応募しました。この期間のインターンでは楽しい経験をたくさんさせていただいて、「IoTを用いた地方銀行の再生」というテーマで2人一組のチーム制でプレゼン資料を作ったり。実際にコンサルをされている社員さんに分からないことなどを質問できる機会も多く、気づきや学びが非常に多くありました。

――コンサル系の企業に絞ってインターンを進める中で、それまでとは違った学びがあったということですか?

個人作業に寄っていたSEやエンジニア系の業務とは違い、コンサル業務は個人ではできないのでチーム制やグループ制だったことが印象的でした。どうやったら話がうまく進むのか、グループで話をする時に自分はどういうふうに立ち回る人間なのか、そういったことを少しずつ理解していきました。実社会では、自分たちが100%納得いかない状況下でもパフォーマンスを発揮しなきゃいけないシチュエーションが存在するということも認識しました。それまでにない経験や考え方が多かったので苦労もあったのですが、そういったインターンでの経験からコンサルという仕事の実情みたいなものが少しずつ見えてきましたし、またそれは会社によっても違うんだということも分かっていきました。

――エンジニア系からコンサル系に方向性を修正したことで何か苦労はありましたか?

「コンサル」という軸を認識した時期が遅かったことがかなり不安でした。最初からコンサルに的を絞って対策をしていた就活生たちと比べると、どうしても出遅れ感は否めなかったです。本来であれば夏のインターンもコンサル系の企業に応募するべきでしたし、スタートダッシュが遅れてしまったことには色々と苦労しました。

――なるほど。本当にやりたいことが見えてきたものの、軌道修正ゆえの遅れに苦労されたと。

そうした気持ち的な焦りもあったので、選考落ちなどが続くと気分も落ち込みましたね。就活って、一回ネガティブなスイッチが入ってしまうとなかなか立ち直れなかったりするので、自分のメンタルを保つことにも苦労しました。選考に落ちてもとにかくポジティブシンキングでいくことが本当に大事で、「ダメだった! じゃあ次はここを改善していってみよう!」という思考回路でいかないと持たなかったと思います。精神論かもしれませんが、ひたすら気合いでなんとかしていた部分はあります。ポジティブシンキングの時って思考回路が明確で、「ここがダメだったからこうする」「これがダメだったから次はこうしよう」といった論理的思考がうまくいっている気がします。その流れを絶対に途絶えさせないように保っていました。

――メンタルを維持するご自身のコツなどはありましたか?

たまには息抜きも大事、ということですかね。僕はYouTubeなどを見るのが好きだったのでよく見ていたのですが、僕が好きなYouTuberの方が、「就活はポジティブにやってかないとダメだよ」と言っていたのを覚えていたんです。その通りだなと思ったので、意識的にポジティブシンキングが保てていたのかもしれません。あとは、考えすぎないということも大切かなということから、いい意味である程度「バカ」でいられるということも大事だなと思ってます。

――張りつめすぎもよくないと。

はい。体力的にきつかった時期もありました。3月頃は数学科の修士論文計画書の提出を求められており、就活と同時並行で進めていたため非常につらかったですね。季節的に花粉症もつらかった。僕は花粉症で体力がダウンするタイプなので「勘弁してくれ」という感じでした。でも、こういうフィジカルな部分って、メンタル面でのポジティブシンキングなどに因果関係があるとも思っていて、「大丈夫、やれる」って思えば案外乗り越えられたりするんですよね。結局、精神論とか根性論って結構重要なのかもしれないです(笑)。

――その他、何か苦労したことや対策されていたことはありますか?

筆記試験がものすごく苦手でした。「SPI」と「玉手箱」が苦手だったので、これは苦労しました。頑張って勉強して対策していましたが、今思えばもう少し勉強しておけばよかったなと思っています。これは僕の体験から、これから就活を始める全ての方に伝えたいです。筆記試験対策はなるべく早く始めましょう(笑)。

就活は、自分が何が好きで何が嫌いかを明確にすることから始まる

――就活をしていく中で気づいたことや感じたことはありますか?

就活を始める上で、僕はまずエントリーシート(ES)の提出で見切り発車してしまい、苦労したので、準備って大事だなとひしひしと感じました。自己分析などもそうですが、ESの基礎や書き方など、事前に調べられるものはちょっとずつやっておいた方が後々ラクですね。就活をしていた中で思ったことの一つで、ESで「学生時代一番頑張ったことは何か」といういわゆる「ガクチカ」というものがありますよね。僕はあそこに、本当に一番頑張ったことを書く必要は必ずしもないって思っています。ガクチカに会社側が何を求めているかというと、僕たち学生が自分のやってきたことを論理的に話せるかどうかというところを見ていると思います。従って、本当に一番頑張ったことを書く必要はなく、そういう「質問に込められた意図」みたいなものを想像することが大事だと思うようになりました。

――自分と向き合い、回り道になっても自分が本当にやりたいことを見つけるコツはありますか?

また精神論になっちゃいますが……(苦笑)。死ぬ気でやればなんとかなる、ですね。とにかく続けてやりきる。見えてくるまで、成果が出るまでやるって感じです。自分なりの答えって、絶対死ぬ気でやればたどり着けると思うんですよね。就活も当たって砕けろみたいな。僕は失敗もたくさんありましたが、死ぬ気でやりきったので結果には納得しています。

――ありがとうございます。それでは最後に、今から就活を始める方へのアドバイスをお願いします。

まず、自分が何をしたいかはっきりさせるということが大事だなと思います。また、嫌いなことややりたくないことをはっきりさせることも同じくらい大事なことです。自分の「好き」なことや「嫌い」なことがわかると、自分という人間が会社や仕事でどういうことをやりたいと思っているのかも分かるんだと思います。自分自身が誰よりも自分のことをよく知り、自分のやりたいことと、会社の業務内容をマッチングさせていくことがとても大事になってきます。学校という空間を出て、インターンなどで世の中に触れると、つらい思いをしていくと思いますが、そこはポジティブシンキングで乗り切る。今日の失敗は明日の自分に生かす、というふうに捉えていければいいと思います。僕は学生時代に数学と音楽に没頭していましたが、その根底にあったのは「かっこいい」という思いです。それはそのままコンサルという仕事にも共通していて、「コンサルってかっこいいな」という思いをもって就活をしていました。やりたいことをやれている時が人間は一番幸せだと思うので、そういう初期衝動のような自分自身の欲求みたいなものとしっかり向き合ってください。自分自身が何をしたいかという疑問の答えは、絶対にあなたの中にあるわけですからね。

――ありがとうございました!

この記事を読んで、内容についてさらに深く知りたいと思った方や、就活の相談をしたいと思った方は、下記リンクからぜひお気軽に内定者訪問をご依頼ください。私たちキャンパスに登録した内定者が皆さんの就活をサポートさせていただきます。