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業界研究

【業界研究】そもそも外資系投資銀行とは何か② #私の就活 ~業界研究編~

この記事では、投資銀行の中でも花形と呼ばれる投資銀行部門について複数回にわけ分かりやすく紹介していきます。 今回のテーマは、「投資銀行部門とは、どんな組織で何をやっているのか」です。

前回の記事はこちら↓
【業界研究】そもそも外資系投資銀行とは何か①

投資銀行部門Investment Banking Division通称IBDは、クライアント企業の企業価値向上を目的とし、M&Aや資金調達の際の助言や交渉といった財務に関する様々なサポートを提供しています。
例えばIBD業務に関しては、伝統的な投資銀行業務である
―企業や事業の合併・売却・提携アドバイザリー
―株式・債券の発行・引受・売買
に加えて、
―ストラクチャードファイナンス
―レバレッジドファイナンス
―各種デリバティブ
―コモディティ
―買収防衛
―企業投資
等が挙げられます。

業務内容

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投資銀行の業務は、時系列で大まかに分けると提案活動(オリジネーション)と執行(エクセキューション)の二つに分けられます。

・提案活動
主にカバレッジと呼ばれる部署の方がメインとなり、ピッチブックと呼ばれる提案資料を用いて、クライアント企業に提案しに行きます。
ピッチブックには、
―公開情報に基づく企業分析
―市況や業界分析
―事業計画作成
―予備的なバリュエーション
といった膨大な情報がきれいに記載されており、ジュニアと呼ばれる若手社員の方々が精魂込めて作っておられます。
それをもとに、シニアとジュニアの社員の方々が共に企業を訪問しピッチ(提案)を行います。
そのまま案件につながる(マンデートに至る)場合や、クライアント企業から案件をいただけると、案件の執行に移ります。

・案件執行
マンデートをいただいた案件を実行していくことで、M&Aや資金調達を行います。
例えば、
―非公開情報に基づくDD(デューデリジェンス)
―財務モデリング
―バリュエーション
―価格・契約交渉
であったり、
―資金調達の際の市況判断
―投資家に向けたロードショー
などを行います。

このように投資銀行は、会計・税務・法務の専門家や、時には戦略コンサルや人事コンサルの方々の中心に立ち、うまく協業しながら、ターゲット企業と交渉していきます。

部署紹介

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次は、機能別に投資銀行を大別します。提案活動を行うカバレッジチームと主に案件を実行するプロダクトチームに分かれており、カバレッジは業界毎に以下のように分かれています。
―TMT(Telecom Media Technology group)
通信業界やテクノロジー業界を担っており、ベンチャー企業の株式公開やクロスボーダーM&Aが盛んです。
―FIG(Financial Institution Group)
銀行や保険といった金融業界を担っており、金融機関ならではの規制に対応する必要があるのが特徴で、資金調達案件が多いです。
―REG(Real Estate Group)
不動産業界を担っており、REITと呼ばれる不動産投資信託に関する案件が多く、株式案件がメインとなっています。
―GIG(General Institution Group)
消費財や商社、公共セクターといった上記以外の分野を担っており、資金調達案件よりもM&A案件が主要です。

プロダクトチームは機能毎に
―M&Aアドバイザリー
財務のプロフェッショナルとしてM&A時の交渉やアドバイザリーを行います。バリュエーション、デューデリジェンス、買収スキーム策定や価格交渉といった複雑な業務を、会計士・税理士・弁護士といった専門家と協業しつつ、取りまとめていきます。
―株式資本市場部門(ECM)
株式の発行業務や引き受けを行います。株式の発行体と投資家といった多くの関係者に働きかけ繋ぐ役割を持ちます。投資家動向や市況を盛り込んだストーリーを説明し、クライアント企業からは案件をいただき、投資家に売ります。
後述のDCMと比較して、案件が少ない分、フィーが高いのが特徴です。
―債券資本市場部門(DCM)
債券の発行業務や引き受け業務を行います。ECMと同じく、マーケットに関する専門家として業務に取り組みます。一件当たりのフィーは低い傾向にありますが、豊富な案件が特徴です。