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就活生が語る

分野は違っても一流のプロに。内定先の決め手はインターンで感じた成長環境。

小学生のころから宝塚歌劇団に憧れ、入団を志していたS・Oさん(23歳)。夢がかなわず挫折を味わうものの、数学の楽しさを知って別の才能が花開いた。東京工業大学の大学院から研究の道ではなく、コンサル業界への就職を決めた。彼女の就活の軌跡をたどり、どのような成長があったのか、お話を伺いました。

<プロフィール>
S.O. 女性
東京工業大学大学院
就職予定先:コンサルティング業界 経営コンサルタント
インターン参加社数:10社
OB/OG訪問人数:8名
ES提出社数:5社
面接社数:5社
内定社数:3社

就活のきっかけは他大学の友達の影響

――東工大の研究室の場合、推薦で就職される方が多いと思うのですが?

ええ、研究室の友達はそんな感じでしたね。私は高校時代の友達や他大学の友達ともよく会っていたので、むしろそちらに強く影響を受けました。夏のインターンに向けた学内合同説明会へもよく参加しました。研究室の人で他に行く人はいなかったので、私はいつも一人で行っていました。

――そこでコンサル業界に興味を持ったのですか?

いいえ。説明会では、「どの企業もそれなりにいいなあ」くらいにしか思わなかったんです。コンサルに興味を持ったきっかけはケース面接の勉強をしている友達からの話でした。友達が急にケース面接の問題を出してくれて、考え方も話してくれました。その時に「論理的なコンサルの考え方っておもしろいな」と思ったのが興味を持ったきっかけでした。それで、コンサル業界をメインで見てみたいと思ったんです。

――情報通信系を修了して、エンジニアやソフトウエア関係に進もうとは思わなかったのですか?

全然思いませんでした。私はもともと数学が好きで、数学科に進もうと考えていたんです。でも、高校の先生に「数学科に進むと職がないから、やめておいた方がいいよ。情報系ならいいんじゃないか。」と勧められて情報系に進んだんです。やってみてわかったのは、自分は一人でパソコンに向き合うというのは苦手だなということでした。それよりも、演劇での舞台づくりと同じようにチームで何かをつくり上げていくことが好きだと感じました。それができるのはコンサルだと考えたんです。

――コンサル以外に興味を持った業界は?

金融のアクチュアリー職や投資銀行、省庁も興味を持っていました。金融のアクチュアリー職は数学を生かせると学部生時代から興味を持っていたので、夏のインターンにはたくさんエントリーしました。結構通ったので、結果的にアクチュアリーのインターンばかりに夏は行ったという感じです。

インターンの具体的な内容や感想について

――インターンで特に興味を持った企業などはありますか?

とある省庁がいいなと思いました。公務員の方は言われたことをそのままやるだけというような、悪いイメージを勝手に持っていたのですが、皆さん、そんなことはもちろんありませんでした。情熱を持って、日本を良くしたいという熱い思いで仕事をされている姿を見て、ステキだなと思いました。

――内容は、どういったものだったのですか?

5日間、2つのグループディスカッションを行いました。1つは日本の問題点を班で話し合い、解決策を班ごとにプレゼンテーションするというものでした。もう1つは、小さなロボット工場に実際に連れて行っていただき、工場長の方からお話を伺いました。その後、「日本でロボット産業が発展しないのはなぜか?」という問いについて考え、解決に向けてディスカッションするというものでした。説明会ではなく、ワークショップ形式のインターンでしたね。プレゼンテーションに対しては、質問もしてくださり、フィードバックも受けられたのがよかったです。

――アクチュアリー職の方のインターンの内容は?

「Excel」を使って分析して新しい保険を提案するといった内容でした。それもプレゼンテーション方式で、社員の方に質問していただきました。大学で研究したことも数学の知識も、ほとんど使っていません。統計学は研究の基礎なので、その部分は多少生かせたかなという程度です。文系の方もいらっしゃいました。

――インターンの結果、アクチュアリーへの興味は薄れた?

少し薄れました。投資銀行も同じだったのですが、分析や計算の「Excel」とひたすら向き合う時間が主な気がします。私としては仲間と話したりアイデアを出し合ったりすることを主にやりたいと思いました。データを分析するよりも、分析結果から何を導けるか、どんなアイデアを加えられるか、をメインで考えられるのはコンサルではないかという気持ちが膨らんでいきましたね。

コンサルに的を絞ってから内定を得るまで

――秋冬のインターンでもコンサル以外への応募もされたそうですね?

はい。自己分析ができていなかったがゆえのことだと思います。コンサルが一番と思ってはいるのですが、一流企業と思われているようなところならどこもいいな、みたいな軽い気持ちもありました。

――コンサルでは外資か日系か、戦略系か総合系かといった観点での希望はあったんですか?

いいえ、特にそこまではありませんでした。ただ、選考が早いから外資の戦略系を先に受けていました。でもそれらは全滅でした。

――それには、どういった理由が考えられますか?

筆記試験は割と通過していたんですけど、ケース面接においてロジカルさが足りなかったかなと反省しました。自分なりの発想も、なかなか入れられませんでしたし。型にはまった考えしか言えなくて、本に書いてありそうなことしか言えなかった。あと、私は緊張してしまう方で、面接官の方から「もっと堂々としていた方がいいよ」と言われてしまうこともありました。

――最終的に、日系の総合系コンサルに決めた決め手は?。

インターンでの体験がとてもよかったことから、「この会社で働きたい」と強く思いました。最後のプレゼンテーションのときだけではなくて、5日間のグループワークの間、社員さんが毎日、来てくださり、私たちのディスカッションを見て、「こういう考えが抜けているんじゃない?」といったアドバイスをくださるんです。テーマについてのアドバイスはもちろん、一人一人を別室に呼んで、考え方の癖や話し方の癖などについても話してくださったのが嬉しかったです。フィードバックが多くて鋭くて、成長できそうな環境だなと強く感じました。

――最後に、後輩の皆さんへアドバイスをお願いいたします。

周囲を見ていると、動き始めるまでが長い方が多いと感じました。まずは情報を集めて、自己分析もしっかりして、業界研究もして、そこからようやく動き始めようみたいに考えている方が多いような気がするんです。でも、それだとタイミングやチャンスを逃してしまうことも結構多いように思います。準備が不十分でもいいから、まずは説明会に行ってみる、インターンにエントリーしてみる、そういうことも大切だと思います。あと、私の場合は友達からの情報もありがたかったです。自分一人では気づかなかったことや見落としていたことも、随分と補ってもらいました。大学や院の友達だけではなく、高校時代の友達はもちろん、インターンでできる友達とも、情報交換していくことが大切だと思います。

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(前編)やるからには一流になりたい、トップを目指したい。強い思いを胸に、挑んだ就活。

https://br-campus.jp/articles/report/735