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企業研究

ベネッセコーポレーションのOB訪問|理念や求められる人材など確認

ベネッセコーポレーションは、教育や生活事業をメインとする岡山県に本社がある企業です。ベネッセコーポレーションで働きたい人は、企業研究が大切です。また、OB訪問を行うのも対策のひとつ。では、OB訪問で何に注意すればよいのでしょうか。

進研ゼミでおなじみのベネッセコーポレーションとは

ベネッセコーポレーションは、岡山県に本社がある企業です。親会社はベネッセホールディングスで、教育や生活に関する事業を行っています。そんなベネッセコーポレーションに就職をしたい人もいるでしょう。就活を有利にするために、OB訪問は有効な対策の1つです。では、ベネッセコーポレーションのOB訪問では何をポイントに準備をおこなえばよいのでしょうか。

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企業概要

正式名称は、「ベネッセコーポレーション株式会社」です。創業は1955年、親会社として株式会社ベネッセホールディングスがあります。事業内容は、通信教育での進研ゼミ、模擬試験、出版事業などです。特に通信教育事業が主な事業となっています。
もともとは株式会社ベネッセコーポレーションという名称でしたが、2009年に株式会社ベネッセホールディングスに商号を変更しました。同時に株式会社ベネッセコーポレーションが子会社として新設されています。
親会社のベネッセホールディングスは、東京個別指導学院という塾の運営をはじめ、他にも介護や育児関連の事業展開を行っています。日本国内だけではなく、中国や台湾などでも海外の幼児を対象に通信教育事業を展開しています。

事業内容

ベネッセコーポレーションのOB訪問をしたいなら事業内容について詳しく知っておきましょう。大きな枠として、教育事業などを行っています。
しかし、詳細まで把握していないと、OBのツッコミに答えられない可能性があります。それでは本気度を疑われる可能性もあるでしょう。OB訪問をする上で、志望企業の事業内容は把握することは基本です。

教育
ベネッセコーポレーションには2つのコア事業があります。1つめは、教育です。ベネッセコーポレーションでは、学校から家庭教育のサポートを行います。
そのなかに、通信教育講座があります。幼児を対象にした「こどもちゃれんじ」、小学生から高校生を対象にした「進研ゼミ」が一般的にも知られています。
学校向け事業として、進研模試、進路支援教材などの提供も行い、学外での教育と、学校や教師のサポートを行います。教育関係事業として、国内だけではなく、中国、台湾、韓国でも「こどもちゃれんじ」を展開しています。

生活
生活事業もメインで手がけている事業の1つです。「女性とその家族に寄り添い、毎日がより幸せになること」を目標とし、雑誌事業を展開してます。「たまひよクラブ」、「サンキュ!」やWEBコンテンツとして「ウィメンズパーク」があります。さらに、通信販売事業や食材宅配に関する「すっく」もあげられるでしょう。
ベネッセコーポレーションが生活事業に対し考えることは、幸せな価値や、体験を提供することです。単純に、情報が詰まった「もの」だけの提供を越えた試みといえます。そのためコミュニケーションサイトや、通信販売などの物販を通して顧客とのコミュニケーションを大切にしています。

商品・サービス企画
ベネッセコーポレーションのコアとなる事業は、教育と生活です。業務内容を細かく分けていくと、商品・サービス企画があり、商品やサービスの開発を担います。幼児だけではなく、大人も勉強ができる通信教育、教室などの提供を行っています。
他にも、学校向け商品として、小、中、高等学校の課題に対する解決サポートのための各種サービスを開発するのも業務の1つです。また、生活情報の編集、女性向けコミュニティサイトなどを運営しています。

営業(法人や学校)
ベネッセコーポレーションの商品やサービスを提供するには、営業部門は欠かせません。ベネッセコーポレーションの営業では、学校に対するコンサルティング業務的な営業も行います。「学校営業」と呼ばれ、学校を運営する際のさまざまな課題をサポートして解決に導きます。

スタッフ
商品開発、企画や営業が活躍するには土台が安定しなければなりません。そのためにはスタッフの業務は重要です。ベネッセコーポーレーションのスタッフと呼ばれる部門には、人材部、総務部、経理部、情報・基盤、経営監査、セキュリティ・コンプライアンスなどがあります。
ベネッセの社員に対する仕事だけではなく、各グループとをつなげるという大切な役目もあります。スタッフという部門がなければ、お互いバラバラとなり、一体感のない企業になりかねません。そのため、ベネッセコーポレーションの土台になっています。

組織マネジメント
組織マネジメント部門は教育部門で、社外スタッフのマネジメントを行います。ベネッセコーポレーションの社外スタッフといえば、赤ペン先生、採点、センパチューターなどがあげられます。社外スタッフと信頼関係を築きながら、マネジメントやサポートを行います。

過去3年間の売上/利益推移

これからは親会社であるベネッセホールディングスの、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。

(単位/億) 2016年度 2017年度 2018年度
売上 4,441 4,300 4,344
営業利益 108 76 126
当期利益 -82 35 123
営業利益率 -2% 1% 3%

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シニア介護事業、グローバル人材教育事業関連で、円高の影響もあり伸びています。ただ、雑誌の休刊、東日本大震災の影響で減収もありました。
2014年はシニア介護事業が好調、通信教育講座が中国で価格の改定をしたこと、在籍数の増加が増収の理由です。ただ主力である国内の通信教育が苦戦中です。2017年も進研ゼミやこどもちゃれんじの在籍数が減少しています。海外事業では増収の流れでした。

次年度の戦略

株式会社ベネッセコーポレーションの親会社、株式会社ベネッセホールディングスは、2018年に新中期経営計画を策定しました。タイトルは「変革と成長Benesse2022」です。

・フェーズ1(2018年度~2020年度)環境変化に対応した具体的な戦略の立案と実行
・フェーズ2(2021年度~2022年度)既存事業の更なる成長と新規事業領域へチャレンジ
・人々の豊かな生活を支える会社として、ベネッセこそ日本で一番と言われる会社にする
・ベネッセを日本の優良企業、誰もが尊敬する会社として復活させる
・社長がベネッセで働くことを誇りに思い、やりがいのある仕事ができる場とする

2018年現在、少子高齢化、教育や入試の改革や勉強方法など、今までとは異なる変化が生まれています。ベネッセホールディングスは、変革と成長をスローガンに経営強化を目指しています。
既存の事業を成長させるだけではなくM&Aによる新しい事業領域を拡大させることがこの新中期経営計画の大きな特徴でしょう。日本国内だけではなく、商品やマーケティングに関し、グローバル連携の強化が検討されています。他にも経営基盤の強化の一環として、デジタル・AIを活用することを意識しています。

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2018年のベネッセコーポレーションに関するトピックス

ベネッセコーポレーションのOB訪問を検討するなら、ニュースをチェックしておきましょう。ニュースを知れば、ベネッセコーポレーションの動きも知ることができます。2018年、ベネッセコーポレーションではどんなニュースがあったのでしょうか。

マナビジョンで合格可能性判定基準が公開

ベネッセコーポレーションは、進路進学応援サイトを運営しています。マナビジョンという名前ですが、そこで「2019年度入試の合格可能性判定基準」が公開されました。この基準は「進研模試 総合学力記述模試・7月」のデータなどを基にしています。この取り組みは、入試を控える受験生にとってとても参考になります。
基準情報は、国立公大や私立大などの大学、短大、専門学校やその他に分けて、地区別に掲載されます。また、大学名が表示されているのでクリックすれば、大学の基本情報から最新の情報まで得られます。自分の進路を検討する際、参考になるツールとなるでしょう。

グローバル化を見据え英語スピーキングアプリへの取り組み

2018年7月12日、ベネッセコーポレーションが「進研ゼミ高1講座」の新教材「1分スピーキング」の記者発表会を行いました。英語スピーキングアプリで、2018年すでに提供されているオンラインスピーキングに続く英語4技能教科サービスの第2弾です。このオンラインスピーキングは、外国人講師による個別レッスンを目的としていて、進研ゼミ高校講座の受講者全員に対して提供されます。
記者会見でベネッセコーポレーション高校生事業本部の本部長、福光堅治氏が英語に関する学習環境が変わっていることを語りました。その中で学習環境の変化に対応できるサービスをベネッセは用意すると発表しています。1分スピーキングもその取り組みの1つです。同時に今後も英語4企業の強化を行う方針を示しています。

しまじろうジェットが空を飛ぶ

ベネッセは「しまじろう」という子どもたちに人気のキャラクターを生み出しました。そのしまじろうがJALのジェット機にデザインされて空を飛び、人々と国々をつなげます。
「JALしまじろうジェット」が空を飛ぶのは9月15日から2019年の3月までの予定です。E190の運行路線に投入される予定で、具体的な運行路線、便名は前日の夕方、JALのウェブサイトで発表されます。しまじろうジェット限定で、機内では特別な紙コップやヘッドレストが用意される予定です。

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教育業界の動向

ベネッセコーポレーションのOB訪問を行うなら、業界の動向もチェックしておきましょう。教育業界にも複数の企業があります。その中でベネッセコーポレーションはどのような立場や位置にあるのか押さえておきましょう。

教育業界の業績推移

教育業界は、平成17年から20年まで、規模は上り調子でした。しかし平成21年、一気に減少しています。しかし平成22年には再び上昇し、そこから27年まで堅調に規模が増加している流れです。
平成17年から27年まで、とくに急落したのは21年ぐらいで、その後は徐々にですが上昇傾向にあります。乱高下が続くような不安定な状態ではありませんが、少子化などの影響により今後どのような展開になるか予想がつかないとの声もあります。

震災の影響や少子化という不安材料も

大人に関する教育事業では、資格や検定、語学などキャリアアップが中心になり、一定の需要があります。一方子供に関しては、進学関係があげられるでしょう。
進学を考えた場合、学校だけではなく塾などに通う場合も多くあります。教育業界の顧客の多くをしめるのは子供のため、少子化が今後どのような影響を及ぼしてくるのか未知数であるといえます。

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ベネッセコーポレーションへOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

ベネッセコーポレーションのOB訪問を行うなら、準備をしっかり行っておきましょう。しかし、OB訪問をするにあたり分からないこともあるかもしれません。何を準備すればよいか確認しておきましょう。

ベネッセの理念・事業も含め基本情報を知る

企業理念は企業の価値観です。ベネッセコーポレーションの価値観は、「Benesse」で示されています。bene(よく)+esse(生きる)というラテン語を合わせた造語です。Benesseとはよく生きる、という意味を持っているのです。
親会社のベネッセホールディングスのホームページにBenesseの意味が深く紹介されています。また、ベネッセグループの行動指針もあります。まずはホームページで企業理念を理解しておきましょう。企業理念や行動指針は、求める人材に深く関わっています。

求められている人材を知る

OB訪問だけでなく本選考でも、求められている人材を理解しておくことは大切です。ベネッセの場合、公式ホームページのベネッセ採用Q&Aで確認することができます。
バイタリティがあり、困難を乗り越えられる、ビジネス思考、ロジカルな戦略ができるかどうか、好奇心や成長意欲、チャレンジ精神など、求められる人材の情報が記載されています。
OBも、求められる人物像に近いかどうかみています。どのような人材が求められているか理解しておけば、高評価を得られる可能性が高いでしょう。

キャリアサポートなど人材育成について知る

キャリアアップを目指している場合、人材育成体制についても確認しておきたいところです。ベネッセコーポレーションではキャリアサポートが充実しています。
将来、ベネッセグループの経営を担える人材を育成したり、先輩社員も参画して学び合える環境づくりなど、業務の中で必要な基礎知識だけではなく、ビジネス関連の知識を得られる機会の提供や、キャリア開発に対するサポートも行っています。
人材育成についてどのような考えを持っているのか知ることは、キャリアプランを考えたり、ベネッセコーポレーションの社風を知る上でも重要な情報です。

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OB/OGへの質問を準備

OBやOG訪問を行う際には、事前に質問を用意しておきましょう。その場で考えるのでは深い質問をすることは難しいです。OB訪問を有意義な時間にするために、しっかりと対策をしておきましょう。では、どのような質問をすればよいのでしょうか。

マッチング度をはかれる質問 

ベネッセコーポレーションと自分の相性はどうか、OB訪問で探ってみましょう。

- ベネッセグループの企業理念として社名にも使われているベネッセがあります。企業理念についての率直な意見と、仕事で意識することはあるか教えてください。
ベネッセグループの企業理念にBenesse(よく生きる)があります。この意味は、夢や理想の実現に向け、近づいていき、その過程を楽しむという意味があります。
また、顧客の(よく生きる)を実現させるため、商品やサービスを提供しています。ベネッセグループの社員として働くのであれば、企業理念に共感できるかどうかは大切なことです。

- 商品、サービス企画を志望しています。職種ならではの苦労することとや、楽しいと感じることを教えてください。
教育関連の事業で、商品、サービス企画は重要な業務の1つです。商品として提供する進研ゼミや、こどもちゃれんじの作成などに携わる中で、どのような辛いことがあるのか、また楽しいことがあるのか、やりがいについて質問することも、仕事についてイメージできるためよいでしょう。

企業研究に役立つ質問

企業研究を深めれば、OB訪問だけではなく本選考でも役立ちます。

- ベネッセコーポレーションの営業は、コンサルティングに近い業務ということですが、具体的に、どのような内容でしょうか?
ベネッセコーポレーションの営業は、法人や学校なども対象です。その中で、課題を解決するコンサルティング業務を行う場合もあります。具体的な内容を知ることで、ベネッセコーポレーションの営業の仕事を深く理解できます。

- 育児・介護支援に関して休暇があるそうですが、取りやすい環境でしょうか?
福利厚生は、仕事を長期的に続けていくためにも重要なものです。ただ、福利厚生についての質問は、悪い印象をもたれてしまうこともあるため、言葉を選び、慎重に聞いてください。
また、ベネッセでは、生理休暇やボランティア休暇など、他の企業ではあまりみられない休暇制度もあります。利用しやすいかどうかも確認しておきましょう。

選考に役立つ質問

選考を有利にしてライバルに打ち勝つ質問も考えてみましょう。

- チャレンジをしたくなった時、許容されたり、フォローはしてもらえるでしょうか?
マッチングについても知ることができる質問です。ベネッセコーポレーションではチャレンジし続けられる人材を求めています。どのようなチャレンジが具体的にあり、フォローはしてもらえるのかも聞いてみましょう。職場の雰囲気を知る手がかりにもなります。

- 組織マネジメント部門を志望しています。この部門では、外部スタッフなどとコミュニケーションが必要不可欠と知りました。どの程度のコミュニケーションスキルが必要でしょうか?具体例などありましたら教えてください。
ベネッセコーポレーションの組織マネジメントでは、スタッフとのやりとりなども頻繁に行う必要があるため、高いコミュニケーション能力が必要です。では、具体的にどれぐらいのコミュニケーションスキルが必要なのか、具体例を話してもらえるとイメージしやすくなります。

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教育関係の仕事はやりがいが高いです

ベネッセコーポレーションは、人々の学びをサポートする教育事業を行っています。人の学びに深く関わり、サポートして導いていく仕事には、やりがいも多く感じられるでしょう。
また、生理休暇やボランティア休暇など、さまざまな休暇制度ももうけられているため、働きやすい職場ともいえるでしょう。求められる人材は何か、どのような業務を行うのかを深く知り、事前にしっかりと準備をしてOB訪問を行いましょう。