コロナ禍以降のOB/OG訪問はオンライン?対面?
新型コロナウイルスの発生以降、OB/OG訪問はオンラインでの実施が一般的となりました。感染対策という観点からはもちろんのこと、場所と時間の制約を受けない点や気軽さといったメリットも大きいため、今後もオンラインOB/OG訪問が主流となると思われます。
一方で、オンラインだと対面よりも雰囲気を感じづらいという側面もあるため、入社前の魅力づけや入社後のミスマッチ防止の観点から、対面でのOB/OG訪問に戻し始めている企業も増えてきています。
そこで、今回は主に対面でOB/OG訪問を実施する場合の日程調整や場所の選び方、注意点などを解説します。
オンラインOB/OG訪問のメリット・デメリットややり方などは以下の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
初対面の相手に依頼をするときは、自分が何者かを正しく伝える
まずはOB/OGにアポイントを取ることが全てのスタートです。訪問をしたい相手が大学やアルバイトで知り合った先輩・後輩の関係であれば、連絡先を交換しているLINEやSNSのアカウントを通じて相談することになるでしょう。しかし、興味のある企業に知り合いが勤めているとは限りません。その場合は、大学のキャリアセンターでOB/OGを紹介してもらったり、『ビズリーチ・キャンパス』のようなOB/OG訪問アプリを活用することが有効です。
メールで連絡を取るのであれば、相手のメールボックスの状態を想像してみてください。業務上のやり取りやダイレクトメール、中には迷惑メールが混じっているかもしれません。ちゃんと読んでもらうためにも、連絡しているのは誰か、何が目的なのかをはじめに伝えることが大切です。メールの件名に「OB/OG訪問の依頼であること」「氏名・大学名」を記載することをおすすめします。 OB/OG/OG訪問アプリを通じて依頼する場合は、アプリを介してやりとりしますので、OB/OG訪問が目的であることやあなたが就活生であることは相手も理解しています。その分、自分のプロフィール欄を充実させ、興味のある業種・職種や学生時代に力を入れたことなどを書いておくと、あなたの人となりが伝わり、依頼を受けてもらいやすくなります。
日程調整をする
OB/OG訪問の了承を得たら、先に日程を調整しましょう。なぜなら、日程によって都合の良い形式や場所が変わるからです。例えば営業職の先輩などは外出が多いため、タイミングによっては出先で対応をしてくれることも考えられます。また、日程調整のやり取りでは相手の都合を尊重できる提案の仕方を心掛けると良いでしょう。OB/OGの都合の良い時間帯や曜日を聞きつつ、それにあわせて自分の都合の良い日程を複数提案して選んでもらうと調整しやすいです。日程をこちらから提示する場合はオンライン/対面の可否を日程ごとに提示できるとより丁寧な印象になるでしょう。
開催形式/場所を決める
日程が決まったら、いよいよ具体的な形式/場所決めです。 オンラインを指定された場合はツールを確認し、事前にダンロードが必要な場合はダウンロードを済ませておきましょう。 対面かつ場所も含めて指定された場合は、速やかに訪問可否を伝えるようにしましょう。オフィスでの実施の場合は会議室を抑えたり、前後の予定との調整が必要なケースがあるためです。場所の指定がなかった場合は「○○様のご都合の良い場所をご提示いただけると幸いです」と相手の意向を聞き、基本的にはこちらが合わせるようにしましょう。
指定された日時に指定の場所に行くことが難しい場合
授業や課外活動、就職活動の予定等で、指定の時間に指定の場所に行くことが難しいケースもあるかと思います。その際は率直に難しいことを伝え、オンラインでの実施を相談してみましょう。オンラインOB/OG訪問は雰囲気は対面よりも掴みづらい側面はありますが、OB/OGにとっても負担が少ないため、問題なく快諾いただけるケースが多いでしょう。
自分が場所選びを任されたときの候補
先輩に都合の良い場所を尋ねても、「あなたの都合に合わせます」と学生に一任されるケースや、「○○駅周辺で」とおおよその地域は指定されても明確な場所までは指定がない場合もありえます。その際は、以下のような場所・方法を候補にすると良いでしょう。
会社のオフィスを訪問する
忙しい時間を割いて自分との時間をつくってくれた相手に配慮する意味では、なるべく相手に移動の負担をかけないことが大切です。その意味では会社の中で話をすることが先輩にとって最も効率的。企業によってはOB/OG訪問で談話スペースや会議室を使用することを許可しているところもありますので、「オフィスにお邪魔しても良いですか」と尋ねてみましょう。社内の様子を実際に自分の目で見ることができ、企業を詳しく知ることや社会人の雰囲気を掴むというOB/OG訪問の趣旨にも一番合致した場所と言えます。
カフェや喫茶店、ファミリーレストラン
なるべく相手に負担をかけないという意味では、会社近くの場所で実施するのが理想です。会社の近くであれば先輩の方が詳しいでしょうから、「おすすめのお店はありますか」と聞いてみても良いでしょう。たまたま先輩が大学の近くに来る日がある、お互いの中間地点で会おうと提案されるなど、社外で会うことになった場合は、カフェや喫茶店、ファミリーレストランなどを利用すると良いでしょう。ただし、隣と席が近過ぎる場合や騒がしすぎるお店では話に集中できない可能性がありますし、盛り上がりすぎて周りのお客様の迷惑にならないように注意しましょう。また、カフェや喫茶店はほとんどの場合予約ができないので、約束したお店に行ったら満席という事態もありえます。先輩からもらった時間を無駄にしないためには、早めに行って場所を確保しておくなどの工夫も必要です。候補選びが難しい場合や分からない場合はいくつか候補を出して聞いてみることをおすすめします。
その他対面で実施する場合の注意点
飲酒を伴う食事や個室を避ける
以前から知り合いの先輩であれば、普段の関係性の延長で食事をしながら就活の話をすることもあるかもしれません。しかし、初対面のOB/OG訪問は相手のことをよく知らない状態。万が一の安全面を考慮すると、いきなり飲酒を伴う食事や個室の空間で会うことはおすすめできません。社外で会う場合は、お互いが安心して話ができる場かどうかを考えて選びましょう。不安な場合は1対1で会うことを避け、学生複数人で話を聞かせてもらうようにしても良いでしょう。
失礼のない服装で伺う
初対面のOB/OGとのOB/OG訪問では指定がない限り、黒無地のリクルートスーツが無難です。面接と同じような感覚でOB/OG訪問には挑んでください。OB/OG訪問は完全なプライベートではなく、社会人としての一般常識もチェックされるという側面もあります。そのためリクルートスーツが一番無難なのです。 気遣って私服でも問題ない旨を伝えてくださるケースもありますが、その際の私服についても失礼がないように十分注意しましょう。
余裕があれば、実施場所が満席だった場合の次点候補も用意しておく
上述の通り、実際にお店に行ったら満席で入れないケースもあります。その場合、OB/OGに迷惑をかけてしまうことになりますし、訪問の時間が短くなってしまうため、双方にとって時間がもったいないです。そういったケースも想定し、近場でいくつか他の候補をピックアップしておくと安心です。
まとめ
ここまでご紹介したように、対面を指定された場合の場所選びで注意したいのは相手の都合を尊重し、目的に沿った場所選びをすることです。OB/OGが行きにくい場所を指定すれば、OB/OG訪問を断られる可能性もゼロではありません。相手の立場に立って考え、相手が気持ちよくOB/OG訪問を受けてくれるような場所選びを心がけましょう。
OB/OG訪問を始めるなら、ビズリーチ・キャンパスで
ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。 また、ビズリーチ・キャンパスではOB/OGがオンライン/対面いずれの実施形式で受け付けているかが分かるようになっていますので、調整もしやすくなっています。
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