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就活生が語る

大事なのは明確なキャリア観!働くことにワクワクするために就活で大切なこと

周囲に一般企業への就活を考える学生が少なく、地方学生でもあったことから、情報不足に悩んでいたMさん(24歳)。そんなハードルを乗り越えて外資メーカーからの内定を勝ち取り、これから働くことに心からワクワクしているという。成功の秘訣は、自ら積極的にチャンスを作り出したことと、自身の目指す人生観を明確に抱いていたこと。その就活の戦略と進め方を教えてもらった。

<プロフィール>
Y・M 男性
九州大学大学院 医学系学府
就職予定先:外資メーカー
参加したインターン:7社
OB/OG訪問人数:30名
ES提出企業数:8社
面接社数:7社
内定社数:4社

(前編)チャンスは自ら作り出す!積極的なOB訪問で就活を優位に進める極意

https://br-campus.jp/articles/report/249


日頃の研究の内容や姿勢が就活でもアドバンテージに

―就活が本格化する冬には本命企業の対策を進めるだけの状態ができていたわけですが、そこからどのように就活を進めたのですか?

実は、第一志望の外資メーカーに対しては大きなアドバンテージがあったんです。というのも、僕が配属されることになる部署のマネジャーが、秋に僕が内定をもらっていた外資コンサルの出身で。その共通点を匂わせながらも外資メーカーを強く志望していることをアピールできました。その方と出会ったのは、選考のグループディスカッションでしたが、社員に質問しに行く中で自分の存在を印象付けていましたね。これは本当に偶然で、ラッキーだったと思います。

―ESや面接対策は何かされていましたか?

志望動機や自己PRの伝え方は夏インターンの頃から地道に鍛えられていたと思います。特に志望する外資メーカーの志望動機は、医療系のデータサイエンスに関する研究を続けていたので親和性が高く、すんなりと書くことができました。それ以外の企業でも、自分が将来やりたいことを、その業界ではどうやって実現するかを考えて書くだけでしたね。ESの添削は友達ではなく、親しいOBの社会人にチェックしてもらっていました。

―学生時代に頑張ったことでは、象徴的なエピソードがあるそうですね。

教授と一緒に立ち上げた研究で行政から数千万円の資金調達を成し遂げた話をしていました。日本で放射線の被ばくに対する不安を持っている人は意外と多くて、病院で働いていると放射線治療やX線検査を受けたくない人が結構いらっしゃいます。そんな人たちに対して、より健康な生活を送れるはずなのに漠然とした不安感から拒否してしまうのは勿体無いと思い、チャットボットの研究に取り組んでいます。全国の医療機関などに普及させて、放射線被ばくという難解な分野の話を専門家が開発したチャットボットを通じてコミュニケーションしながら不安を取り除きたいんです。国が行なっている研究受託事業に応募したところ、選ばれて資金調達できたので、研究を進めています。

―その中でも特にガクチカ(学生時代に頑張ったこと)でPRしていたポイントは?

自分の目指したい世界観に向かってアイデアを生み出し、実行し続け、それを国にも認められたというのは大きな成果だと思うので、その点を面接でも伝えていました。面接において特に評価されたポイントは、苦難を乗り越えながら自分のアイデアをゼロベースで実装していったことだと思っています。

多くの学生は、研究室の先生から指示されたテーマに基づいて進めていくので、僕よりずっと早く進んでいくんです。一方、自分はゼロから研究計画を立てることから始めないといけない。友人からは「なんでそこまでやる必要があるの?」「そんなに頑張る必要ある?」と言われていました。でも、僕としては、この研究が意義のあることだとことがわかっていたし、自分のビジョンとマッチしていたので、これを進めることは自分にとっても社会にとってもポジティブなことだったんです。それを信じてやり通したことが評価されました。

―実現したい世界観があり、行動と実績も伴っていることが評価に繋がったんですね!総合商社の選考に向けても何か特別な対策はされましたか?

冬の時点では商社のことを全然知らなかったので、本を買って商社のビジネスについて、特にヘルスケアの領域ではどんな事業を行なっているのかを勉強しました。 そして、OBに会って、実際の現場での商社の仕事内容を知ろうとしました。また、6月以降に面接が始まるとはいえ、実質的な選考は春先には動き出していることは周知の事実だったので、自分もいかに入り込めるかを考えて、商社の方にアポを取って訪問していましたね。その甲斐あって、6月頭には面接を優位にスタートできました。

地方にいても工夫次第でOB訪問で成果を出せる!

―就活中に最も大変だったことは何ですか?

一番大変だったのは、研究を進めながら就活をしなければいけないことでした。僕が大切にしていたのはバランスの取り方です。あとは、とにかく時間を作ること。1年間、ほぼ常に就活か研究のどちらかをやっていました。しんどくてもモチベーションを保っていられたのは、両方とも自分にとって優先順位の高いことだったからです。

―積極的に機会を作ってOB訪問をされているのがとりわけ印象的です。地方にいながら取り組むのは大変ではないですか?

確かに大変でしたが、30人くらいにOB訪問しました。20人くらいは商社の社員で、そのほかにコンサル、ベンチャー、投資銀行や経営者にも会いにいきました。場所は、ほとんど東京です。月1回は九州から東京に通っていましたね。費用がかかるのは大変でしたが、選考で交通費が出るタイミングに合わせたり、友人の家に泊まらせてもらったりと工夫していました。

―繰り返し訪問する中でOB訪問のコツのようなものは見つけられましたか?

商社のOB訪問が選考の一環とよく噂されていますが、実際、そうだと思いますし、商社に限らずどの企業も良い学生が来たら何とかして取りたいはずです。なので、自分がどうやって相手に認知されるかは特に気をつけていました。社員の方が自分の人生観を語っているとき、自然に自分のビジョンも語ることで共感を得た為、相手に受け入れてもらえたと思います。好意的に別の社員を紹介して繋いでくれたりもしたので、効果的でした。

自分の目指す世界観と照らし合わせて決断する

―内定が出たあと、最終的な決断はどのようにされましたか?

本命の外資メーカーからは2月中旬に選考が始まって3月には内定が出ていました。最終的な判断については、内定が出た後に社員に話を聞きながら迷えばいいかなと思っていました。5月に投資銀行、6月に商社の選考をを終えて、ここまでで多くの情報が集まったので特に迷うことなく外資メーカーに決めましたね。

―社員に話を聞きながら迷っていた期間のことについて教えてください。

僕の判断基準は、自分が目指す世界観に対してどんなことができるのか、どれだけワクワクできるか、というもの。外資メーカーでは実際にデータサイエンティストの業務内容を詳しく聞きに行きました。今後の展望やその企業を選んだ理由なども伺いました。それらを自分に照らしあわせた時、では、自分には何ができるのかを思案して…。逆に、社風や組織についてはそこまで判断基準にはしていなかったです。あくまで自分がその会社でできることは何か、自分がやりたいことをどう成せるかということで判断しました。

―今後の目標などはありますか?

データ・ドリブンなビジネスを通じて医療機関や人々の健康な生活のためにどのように役立つことができるかは、まだ自分の中で明確になっていません。だから、ファーストキャリアではヘルステック分野において豊富な基盤を持つ会社で人々の健康な生活のために意義のある事業を繰り返し考え実践できる環境にワクワクしていて、働くのが純粋にとても楽しみです。

―最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

自分の人生なのだから自分が生きたいように生きれば良いと思います。やりたいことやなりたい姿があるなら、それを目指すべきです。私はまだ何者でもないですが、少なくともそれだけは確信を持って言えます。そのためには社会の現実を可能な限り把握した上で、どんな選択をすれば自分が目指す世界観に最も近づいていけるか考えることから始めてみてはどうでしょうか。

――本日はありがとうございました。積極的にチャンスを作り出し、それを成果につなげていく姿勢がとても参考になりました!
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