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就活生が語る

諦めずに全力を尽くした結果は理想の企業の内定。覚悟を持って進めた悔いのない就活。

子供の頃から憧れていた職業に就くため、周囲の反対をものともせず全力で取り組んだことで得られた原体験。そのスタート地点から、困難な目標に向けて挑戦することを厭わない日々は始まりました。挫折を乗り越え、努力を繰り返して来た結果として見えてきたOさん(23歳)の理想とは。これまでの人生を遡り、人生観についても掘り下げながら独自の就活論について語っていただきました。

<プロフィール>
R・O 男性
大阪大学経済学部
就職予定先:大手損害保険会社
インターン参加社数:12社
OB/OG訪問人数:10名
ES提出社数:17社
面接社数:5社
内定社数:4社

挑戦ができ、グローバルな働き方もできる。拘りを譲らずに進めた就活の日々

――業界を決めずに就活を進めていく中で、損害保険業界の中でも内定先企業に絞っていった軸のようなものはありますか?

挑戦ができる環境であること、グローバルな働き方が可能なこと、の2つです。まず一つ、挑戦ができる環境という点では、日本企業の傾向としてトップダウンが多いイメージがあり、インターンなどで現場を見ても、下の人の意見が反映されにくいように感じました。指示に沿って動く受動的な仕事ではなく、自分で考えて自発的に行動して結果を出すという働き方が認められる業界や企業が良いなと感じました。今までの自分の人生を考えると、トップダウンを「良し」とする環境は向いていないと感じていたのです。そういう意味で、どの業界でも、ある程度は業界の枠にとどまらない業務をすることは可能だと思っていたので、業界よりも企業風土を重視していました。例えば、金融業界にいてもコンサルタントに近い業務はできますが、会社の風土や文化で「超トップダウン」だとすれば、自分の裁量を持つことは難しいですよね。なので、業界には拘らず、自分が挑戦できて、裁量権も大きい環境で、それが認められる企業で働きたいと思っていました。もう一つのグローバルな働き方が可能かという点に関しては、自分の語学留学やアメリカでの短期大学で培ってきた英語力やコミュニケーション力を活かしつつ、それをさらに伸ばしていきたいと思っていたためです。そういう点で、将来的には海外勤務などが可能な環境が望ましいなと考えていました。また、商社と大きく違い、海外駐在先の殆どが先進都市である点は魅力的でした。

――そういった軸の中で、どんなことに苦労されましたか?

エントリーシートのブラッシュアップには苦労しました。面接で留学について質問されることが多かったので、その点を文面に反映して、さらに就活に繋げる形にすれば良いということは理解していたのですが、そもそもエントリーシートを意識的に準備していたわけではなかったので。徐々に、テクニックに頼った書き方ではなく、素直に体験したエピソードから何を学んだのかを書けば良いことが分かってきて、非常に苦労したものの少しずつ完成形に近づけることができました。

――具体的にどんなエピソードについて掘り下げたんですか?

留学中の大学でゼミがあって、そこでグループ論文を執筆するチームのリーダーを務めて、優秀賞をいただいた経験ですね。グループごとに論文を発表する内容だったのですが、今まで人前に立ってみんなをまとめたりする経験がなかったので、そこに挑戦してみようと思って、立候補しました。元々は自分の英語力やコミュニケーション力を伸ばしたいという目的だけだったのですが、バラバラな状態でスタートしたチームが、自分がメンバーをまとめることで、徐々に一つになっていき、「このチームで良い結果を出したい」という団体としての目標にシフトしていったんです。自分が色々と工夫して折衝・管理をして、取りまとめたチームでベストワンになれたことがすごく嬉しかったので、「他者を巻き込んで成果を出せた経験」という視点で掘り下げました。このエピソードを掘り下げられたことで、エントリーシートもブラッシュアップできました。

――実際の選考を進めていく中で苦労されたことはありますか?

実際の選考で苦労したのは非公式な早期選考ですね。インターン先のメンターの方やエントリーした企業の社員さんなどから「これが選考です」とは言わず、「お話だけでもしませんか」とか「ご飯に行きませんか」などと言われ、行ってみると内容は「ほぼ面接」だったということが何度かありました。「ガクチカ」について詳しく聞かれたり、次は「人事の人と会ってほしい」と言われたり。

――選考とは言わないものの、内容はほぼ選考だったと……。

そういう中で、その企業に合わせた志望動機を語るのも大変でした。「第一志望です」というような言い方をしないと先に進まない雰囲気もあり、かつそのまま進んで内定となった場合の「オワハラ」なども怖かったですし。とはいえ、最終的に内定企業が無いといった状況は絶対に避けたかったので、選考が進んでいる企業には全て「御社が第一志望です」といった気持ちで臨まないと、ということもあり……。そういった部分での精神的な葛藤と消耗は非常に負荷が大きかったですね。

――本選考が始まってからはどのくらいエントリーされていたんですか?

17社ですね。もちろん第一志望は常に内定先の大手損害保険会社だったのですが、言い方は良くないですが、当然「滑り止め」も考えておかなければならず……。とはいえ、明らかに自分の中で、志望度が高くない企業もあったので、そういった企業に対して、失礼にならないようにどのタイミングでお断りするのかも難しい問題でした。

決して諦めずに全力を尽くせばどんな結果でも後悔は残らない

――これまでの人生は非常に波乱万丈で変化が多かったことと思いますが、就活を通してご自身で気が付かれたことなどはありますか?

僕は自分の人生で、高い目標に向けて努力すること、挑戦を続けること、挫折しても決して諦めないことを信念として日々を過ごしてきましたが、それは就活でも同じだということに気が付きました。中学生の時にパイロットになりたくて、専門の高校に進学したことから始まり、努力して結果に繋げてきたものの、最終的には努力ではどうしようもない要素で挫折せざるを得なくなり、でもそこで立ち止まったり戻ったりという選択はありませんでした。常に前を向いて、困難な目標に向かって努力することを忘れなかったからこそ、就活を進める中で、パイロットを目指していた頃の自分には見えていなかった目標が見えてきて、結果第一志望の企業から内定をいただけました。目標に向けてひたすら突き進んで壁にぶつかったら、乗り越える努力をすることは必要なものの、乗り越えることが現実的ではなければ、その壁を避けて通れば良いんだと思います。後ろに戻ることさえしなければ、新しい目標は自然と見えてくるので。

――全力で目標に向かいながらも、現実的でないと分かった場合は、切り替えて目標を設定しなおせば良いということですね。

おっしゃる通りです。自分の努力でなんとかなる場合と、そうじゃない場合があるので、今自分が直面している逆境はどちらなのかを冷静に判断して適切な対応をとることが大事だと思います。悩んで何もしないという状況は最悪なので、とりあえず見切り発車でもいいから動いてみて、行動しながら考えるくらいがちょうど良いと思います。

――それでは最後に、これから就活を始める方に向けてメッセージをお願いします。

僕は、妥協を許さないというスタンスで就活をしてきました。就活を始めてからの約1年は、人生で一番重要であり今後の人生がかかった期間だったと思っています。そういった時期には、犠牲にしないといけないことも出てくると思うので、なるべく早い段階から計画を立てて取捨選択するものを見極めることが重要です。就活には全力を尽くして本気で向き合った方が良く、曖昧なまま進めてしまうとどんな良い結果になっても後悔が残ります。逆に言えば、全力を尽くしてやれるだけのことをやり切っていれば、どのような結果であっても後悔は残らないと思います。就活は、終わってからの社会人としての時間の方が絶対的に長いので、将来に後悔を残さないために全力で頑張ってください。

――ありがとうございました!

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