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選考対策

他力分析のやり方と自己理解を深める質問例を紹介! | ビズリーチ・キャンパス

就活で「自分の強みが分からない」「自己PRがうまく書けない」と感じているなら、”他己分析”を一度やってみる価値があります。 自分をよく知る友人や家族、先輩に話を聞くことで、思いもよらない長所や行動のクセが見えてくることも少なくありません。さらに、第三者の言葉は、自分では当たり前だと思っていた経験の「魅力」に気づくきっかけにもなります。 この記事では、就活で使える「他己分析」の具体的なやり方と、相手に聞くと効果的な質問例などについて解説します。

目次

他力分析とは?

就職活動でよく耳にする「他己分析」とは、友人や家族、ゼミの仲間など第三者から自分についての印象やエピソードを聞き、その言葉を手がかりに客観的に自分を捉え直す方法です。
自分一人で行う自己分析では、どうしても「できていないところ」や「反省点」に意識が向きやすく、強みや持ち味を過小評価してしまうことも少なくありません。そこで、他己分析を組み合わせることで、「なぜか任される役割」「普段から周囲に感謝されている行動」など、自分では意識していなかった価値を言語化しやすくなるのです。
自己分析で仮説を立て、他己分析で第三者の視点から確かめる、という往復を重ねることで、説得力のある自己PRやガクチカにつながる「自分像」が、よりクリアになっていきます。

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他己分析をするメリット3つ

他己分析には、自己分析だけでは見えにくい強みや課題を整理できるという利点があります。身近な人から客観的な意見をもらうことで、自分では気づいていなかった一面が言語化され、面接での受け答えにも生かしやすくなります。
「他己分析をするメリット」についてみていきましょう。

①客観的な意見を貰える
深く自己理解を進める上では、「自分をどれだけ客観的に見られるか」が重要なポイントになります。しかし、ひとりで自己分析をしていると、どうしても主観に偏ってしまいがちです。他己分析を行うと、友人や家族、ゼミの仲間などから「あなたはこういう場面で頼りにされている」「こういうときの判断が的確だ」といった具体的な評価や印象を聞くことができます。そうした他者の言葉を通じて、自分では意識していなかった強みや行動パターンが浮かび上がり、「周りからどう見られているのか」という客観的な視点が得られるのです。
この視点があることで、自己PRやガクチカの内容にも一貫性が生まれ、説得力のある自己紹介につなげやすくなります。

②自分では気づけないことを知れる
自分では「普通にやっているだけ」「大したことではない」と感じている行動が、実は周囲から見ると大きな長所として映っていることがあります。逆に、自分では意識していない癖や配慮の足りなさが、短所として他者から指摘される場合もあります。
他己分析では、こうした「自分では気づけなかった一面」を具体的なエピソードとともに知ることができるのです。例えば「いつも進行役を任されている」「相談されることが多い」といった日常の出来事も、他者の言葉を通じて改めて意味づけされると、自己PRに生かせる強みとして整理しやすくなります。

③面接対策に利用できる
他己分析は、自己PRの材料集めだけでなく、面接対策にも活用できます。友人や家族に自分の話し方や表情について率直にフィードバックをもらうと、「早口になりがち」「目線が泳いでいる」「腕を組む癖がある」など、自分では気づきにくい仕草や癖が見えてきます。こうした指摘を踏まえて改善していくことで、第一印象や話し方の印象を整えることができ、面接本番でも落ち着いて受け答えしやすくなるのです。
他者の視点を取り入れながら、外見や立ち振る舞いも含めてブラッシュアップしていくことで、選考全体の質を高めることにつながっていくでしょう。

他己分析のやり方

他己分析を効果的に行うには、やみくもに周りへ聞くのではなく、相手選びや質問内容の整理、自己分析とのすり合わせが大切です。
誰に何を聞き、得られた結果をどのように自己PRに落とし込んでいくか、具体的な進め方のステップについてみていきましょう。

他己分析をしてくれる人を探す
他己分析を始めるときは、まず協力してくれる人を探すことからスタートします。
1人だけでなく、友人・家族・ゼミの仲間・アルバイト先の上司など、立場の異なる複数人にお願いすると、より多面的な意見が集まりやすくなります。ポイントは「あなたのことをよく見てきた人」かつ「率直に意見を伝えてくれる人」を選ぶことです。就活の目的を伝えた上で、「強みや直したほうがいい点を教えてほしい」と具体的に依頼すると、相手もフィードバックしやすくなるでしょう。

他己分析の質問を整理する
他己分析をお願いする前に、「誰に・どんな質問をするか」を整理しておくことが大切です。
「私の長所って何だと思う?」のような漠然とした聞き方では、相手も答えに迷ってしまいます。例えば、ゼミの友人には「グループワークでの私の役割」、アルバイトの上司には「仕事ぶりや信頼されている点」など、立場に応じてテーマを分けて質問を用意すると、具体的なエピソードが返ってきやすくなるでしょう。
このあとで、他己分析で使いやすい具体的な質問例も紹介していきます。

自己分析と他己分析を比較してすり合わせる
自己分析と他己分析を行ったあとは、両者の結果を照らし合わせて整理します。
自分で考えていた強みと、周囲が指摘した特徴が一致していれば、その内容を裏付ける具体的なエピソードを深める段階に進めます。一方で、結果が大きく異なる場合は、どちらが本来の自分に近いのかを改めて見直す必要があります。
ギャップが生じた理由を考えながら再度自己分析を行うことで、より精度の高い自己理解につながるでしょう。

自己PRに書くことを決める
自己分析と他己分析の結果から、自分の強みや大切にしている価値観が見えてきたら、次は自己PRに書く内容を絞り込んでいきます。
このとき重要なのは、「自分がアピールしたいこと」だけで決めるのではなく、志望企業がどのような人物像を求めているのかを踏まえて選ぶことです。採用ページや募集要項、社員インタビューなどからキーワードを拾い、自分の強みの中でどれがその企業で特に生かせそうかを考えます。その上で、1〜2個の軸に絞ってエピソードを組み立てると、メッセージに一貫性が生まれます。
こうして整理した内容が、説得力のある自己PRの土台になるでしょう。

他己分析の質問例一覧

他己分析をお願いするときは、できるだけ具体的な質問を用意しておくと、相手も答えやすくなります。例えば、次のような質問を参考にしてみてください。

・私と一緒にいて「いいな」と感じるところはどこですか?
・私の長所だと思う点を3つ挙げるとしたら何ですか?
・逆に、直したほうがいいと思う点はありますか?
・グループで動くとき、私はどんな役割を担っていることが多いですか?
・印象に残っている、私に関するエピソードはありますか?
・アルバイト(サークルなど)で「助かった」と感じた私の行動はありますか?
・社会人として働く姿を想像したとき、向いていそうな仕事や業界はありますか?
・一言で表現すると、私をどんな人だと思いますか?
・私が改善できると、もっと良くなると思う点は何ですか?
・初対面の人からは、どのような印象を持たれそうだと思いますか?
・ストレスがかかった場面での、私の様子や対応はどう見えますか?
・私の「強みがよく出ている」と感じた出来事があれば教えてください。

このような具体的な質問をいくつか用意しておくことで、他己分析が深まるでしょう。

他己分析をする時のポイント

他己分析を就活に生かすためには、ただ思いついた人に感想を聞けば良いわけではありません。自分のことをよく知る人と、そこまで深くは関わっていない人の両方にお願いし、就活で自己PRやガクチカに生かしたいという目的をきちんと伝えた上で、率直な意見をもらうことが大切です。
その際の質問も、前述の通りできるだけ具体的に用意しておくことで、有益なフィードバックを得やすくなります。

自分のことを「よく知っている人」と「面識が浅い人」にお願いする
他己分析では、1人の意見だけに頼るのではなく、「自分のことをよく知っている人」と「面識が浅い人」の両方に話を聞くことがポイントです。
家族や親しい友人は、これまでの積み重ねを踏まえた深い一面を教えてくれます。一方で、ゼミで一緒になった程度の人や、アルバイト先の同僚などは、「初対面に近い視点」での印象を教えてくれるため、自分では意識していない表情や話し方の癖が見えやすくなるのです。
年齢や立場が偏らないよう、同世代の友人だけでなく、先輩や社会人、アルバイト先の上司など、複数の立場の人から意見を集めることで、より客観性の高い自己像をつかみやすくなります。

目的を明確に伝えて率直な意見を貰う
他己分析をお願いするときは、「なぜ意見がほしいのか」を最初にきちんと伝えておくことが大切です。単に「長所を教えて」と聞くだけだと、相手も気を遣って無難な答えになりがちです。「就活の自己PRに生かしたいので、良いところだけでなく、直したほうがいい点も教えてほしい」と目的を共有すると、親しい人でも率直なフィードバックを返しやすくなります。また、「厳しめでも大丈夫」「本音で聞きたい」と一言添えておくと、表面的なほめ言葉だけでなく、自分の成長につながる具体的な指摘をもらいやすくなります。

質問は具体的なものを用意する
「私の長所って何だと思う?」といった漠然とした質問よりも、「グループワークでの私の役割は?」「アルバイトで助かったと感じた私の行動は?」など、具体的な場面を切り取った質問の方が相手は答えやすくなります。返ってきた答えに対しては、「なぜそう感じたのか」「いつそう思ったのか」といった形で一歩踏み込んで聞いてみることも大切です。理由や背景となるエピソードまでセットで聞くことで、自分の行動パターンや周囲から期待されている役割が、よりはっきりと見えてくるでしょう。
こうしたやりとりを重ねることで、表面的な印象だけでなく、自分の強みや課題を深く理解しやすくなるのです。

まとめ

就活で納得感のある自己PRやガクチカを書いていくためには、「自分をどう語るか」を一人で悩み続けるよりも、他者の視点を取り入れて自己理解を深めていくことが重要です。他己分析を通じて、客観的な意見や自分では気づけなかった長所・短所、面接での印象につながる癖などが見えてきます。
本記事で紹介したやり方や質問例を参考に、信頼できる人たちに率直なフィードバックをもらい、自己分析と組み合わせて整理してみてください。そのプロセスが、企業に伝わる「あなたらしさ」の輪郭をはっきりさせてくれるはずです。

よくある質問

他己分析とは何ですか?
他己分析とは、友人や家族、先輩など第三者から自分の印象や行動について意見をもらい、その内容を手がかりに自分の強みや課題を客観的に整理する方法です。自己分析だけでは見えにくい一面を知るのに役立ちます。

他己分析は何人くらいに質問するのがいいですか?
他己分析は、3〜5人程度を目安に聞くのがおすすめです。家族・友人・ゼミ仲間・アルバイト先の上司など、立場の違う人を混ぜると、多面的で偏りの少ない意見が集まりやすくなります。
あくまで目安なので、余裕があればもう少し人数を増やしてもよいでしょう。

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