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面接 挨拶で差がつく!入室から退室まで場面別例文と好印象テクニック | ビズリーチ・キャンパス

面接では、自己PRや志望動機と同じくらい「挨拶の仕方」が印象を左右します。実は、入室から退室までの一つひとつの所作や言葉遣いが、面接官に「この人、感じがいいな」と思ってもらえるかどうかの分かれ目になることもあるんです。 この記事では、入室・着席・退室といった各場面に分けて、好印象を与える挨拶例文と、その場で差がつくちょっとしたテクニックを紹介します。 形式的なマナーはもちろん、自然に好印象を残す“伝え方”のコツもあわせて解説していきます。

目次

面接挨拶の重要性

面接は、最初の数秒で印象が決まると言われるほど「第一印象」が大切です。その入り口となるのが挨拶。たとえ内容が同じでも、声のトーンや表情、姿勢ひとつで受け取られ方は大きく変わります。特に採用担当者は、多くの学生と接する中で“雰囲気の良さ”を瞬時に判断しているもの。明るくハキハキとした挨拶ができるかどうかが、「この人と働きたい」と思ってもらえるかの第一歩につながるのです。

第一印象で採用率が変わる?挨拶の影響力とは
面接の挨拶は、まさに“たった数秒”の印象で採用率に影響を与え得る重要な瞬間です。
心理学では「第一印象は0.1秒で決まる」というデータがあり、顔の表情を0.1秒だけ見せた場合でも、その印象が長く持続することが実証されています。
また、プリンストン大学の研究では、相手の顔を一目見ただけでも判断が形成され、それ以上長く見ても評価は変わらないとされています。
さらに心理学で有名な「メラビアンの法則」によると、コミュニケーションにおいて視覚情報(表情や姿勢)は55%、声のトーンなど聴覚情報が38%、話す内容そのもの(言語情報)はわずか7%しか影響しないとされています。
これは、見た目や声の印象が、内容よりも相手に与える影響が大きいことを示しています。
つまり、面接での挨拶は「明るい表情」「ハキハキした声」「清潔感のある身だしなみ」など“視覚・聴覚から伝わる非言語メッセージ”が印象を大きく左右するのです。内容を整えるのはもちろん大切ですが、まずは挨拶の瞬間で“好感度のフィルター”を味方につけておくことが、面接成功の鍵だといえるでしょう。

面接官が挨拶で見ているポイント3つ
面接の挨拶は、単なるマナーではありません。多くの就活生を見てきた面接官は、”社会人としての素養”や人柄など挨拶から瞬時に感じ取るのです。中でも注目されやすいのが「声の大きさ」「姿勢」「表情」の3つです。
まず声の大きさ。明るく適度なボリュームの声は、自信や積極性の表れとして受け取られます。逆に小さすぎる声は、自信のなさや緊張が強すぎる印象を与えてしまうことも。
次に姿勢です。背筋を伸ばして堂々とした立ち居振る舞いができていれば、礼儀正しさや誠実さなどが伝わります。だらしない姿勢や動きが多いと、だらけた印象を与えてしまうので注意が必要です。
最後に表情。口角が少し上がった柔らかい表情や目をしっかり合わせるアイコンタクトは、面接官の視覚情報に好印象を与えます。逆に、無表情や目をそらす癖があると、なんとなくネガティブな印象を与えてしまうこともあるでしょう。
このように、挨拶ひとつで伝わる情報は意外と多く、面接官はそこから“あなたと働くイメージ”を膨らませているのです。

面接での入室時の挨拶マナー

面接室への入室は、第一印象を左右する大切な場面です。ドアのノックから着席までの一連の動きに、一般的な社会人と同等のビジネスマナーが見られています。

【入室〜着席までの流れと注意点】
・ドアを3回ノック:返答があってから静かに開ける
・「失礼します」と一礼して入室:ドアは静かに閉め、後ろ手は避ける
・椅子の横に立ち名乗る:「◯◯大学の◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします」
・「どうぞ」と言われてから着席:「失礼いたします」と一礼して座る
・姿勢を正し、面接官の目を見る:表情は明るく、落ち着いた態度を心がける

やり慣れないと緊張するかもしれませんが、繰り返し練習することで自然にできるようになります。

ドアノックから始まる印象戦略
面接の印象づくりは、ドアをノックする瞬間からすでに始まっています。
まず、ノックは3回が基本です。2回はトイレの在室確認の意味になるため、ビジネスマナーとしてはNG。ノックの強さは「相手に聞こえる程度のはっきりした音」で、弱すぎても強すぎても不自然な印象になります。
返答があったら「失礼します」と声をかけて入室します。ドアを閉める際は、後ろ手ではなく、背中を向けずに正面を向いたまま、片手で丁寧に静かに閉めるのがマナーとされています。
入室後は、面接官の方を向いて軽く一礼。歩き方は落ち着いていて、音を立てずに椅子の横まで進みます。そして立ったまま、「◯◯大学の◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします」と明るく挨拶。着席は「どうぞ」の指示を受けてから、「失礼いたします」と一礼して座りましょう。
この一連の動作に、あなたの礼儀・気配り・落ち着きがにじみ出るのです。たかがノック、されどノック。最初の数秒が勝負の始まりとなるでしょう。

「おはようございます」vs「こんにちは」適切な言葉選び
面接のあいさつで悩みがちなのが、「おはようございます」と「こんにちは」どちらを使うべきかという問題。実は、ビジネスの現場では時間帯に関係なく「おはようございます」が無難とされています。たとえ午後の面接でも、社内文化として「おはようございます」を使う企業は多く、違和感を持たれにくいのです。
一方で、「こんにちは」も間違いではありません。特に夕方以降や、社外訪問としてのニュアンスが強い場面では自然な選択になります。迷ったときは、「本日はよろしくお願いいたします」と、時間に依存しない挨拶表現を使うのも有効です。
いずれの場合も大切なのは、表情と声のトーンに気を配ること。言葉そのものより、明るく丁寧な印象のほうが面接官に好感を持ってもらえます。言い慣れている方を選んで、自信を持って挨拶しましょう。

名前と所属を名乗る正しいタイミング
面接で名前と所属を名乗るタイミングは、「入室して椅子の横に立ったとき」がベストです。ドアを開けてすぐではなく、面接官の前に立ち、アイコンタクトが取れる位置に着いてから名乗ることで、相手にしっかり伝わりやすくなります。この一言で第一印象が決まることもあるため、明るくはっきりとした声で伝えることが大切です。

【名乗り方の例文】
「◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします」
「はじめまして。◯◯大学の◯◯と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます」
「お世話になります。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。どうぞよろしくお願いいたします」

丁寧な言葉づかいを意識し、表情や姿勢にも気を配ることで、短い一言でも好印象を残すことができるでしょう。慌てず、落ち着いて名乗るのがポイントです。

自己紹介での挨拶

面接の自己紹介は、最初に「本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます」と感謝を述べるところから始めるのが基本です。その後に「◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します」といった形で、自分の基本情報(大学名・学部・氏名)をスムーズに伝えましょう。
こうした挨拶から自己紹介への流れは、面接官に対して丁寧さと礼儀を示せるだけでなく、第一印象を整える“スイッチ”としても効果的です。

面接官の心をつかむ自己紹介の始め方
面接の自己紹介は「名前を名乗るだけ」で終わってしまう人が多いですが、実は“最初のひと言”で面接官の印象を大きく左右できます。単なる自己紹介ではなく、「へぇ」「この人にもっと話を聞いてみたい」と思わせる工夫が鍵になるのです。
効果的なのは、自分の強みや経験に触れたひと言を冒頭に添えることです。例えば、「人の意見を引き出すのが得意です」「問題に直面すると解決策を考えるのが習慣になっています」といった一文を最初に添えるだけで、会話の流れが一段と自然になります。

【業界別・効果的な冒頭例文】
・広告・マスコミ系
「人をワクワクさせる企画を考えるのが好きで、学生時代もイベントの立案をしてきました。」
・IT・コンサル系
「複雑な課題を整理し、わかりやすく伝えるのが得意です。大学では統計やロジックの訓練をしてきました。」
・メーカー・ものづくり系
「地道に作業を積み上げていくのが得意で、実験や分析をコツコツ継続することにやりがいを感じます。」

最初の一文で“あなたらしさ”が垣間見えると、面接官もより関心を引き寄せられます。話のきっかけをつくる自己紹介の入り方を、ぜひ意識してみてください。

退室時の挨拶マナー

面接終了後は、最後まで気を抜かずに丁寧な対応を心がけましょう。立ち上がったら椅子の横に戻り、「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と感謝を伝えた上で、「本日の面接を通して、より一層御社で働きたいという気持ちが強まりました」など、不自然にならない程度の意欲を一言添えると好印象です。
ドアの前でもう一度振り返って一礼し、「失礼いたします」と退室の挨拶を忘れずに。面接官の視界から完全に消えるまでが“面接”です。最後の一瞬まで誠実な態度で臨むことで、「印象の良い人だった」と記憶に残る可能性が高まるでしょう。

オンライン面接での挨拶テクニック

オンライン面接では、対面以上に“第一声の印象”が重要です。基本の挨拶は「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」のように”笑顔ではっきり”伝えましょう。声のトーンや表情が画面越しに伝わりにくいため、いつもより少し大きめの声とハキハキした話し方を意識するとより好印象です。
また、カメラ目線でのアイコンタクトや、明るい表情をキープすることもポイントです。姿勢よく映るように椅子の高さやカメラの角度を事前に調整し、開始直後の挨拶で「画面越しでも感じがいい」と思わせる工夫を忘れずに。丁寧さと明るさが、オンラインでは特に差をつけるポイントになります。

まとめ

面接で好印象を残すためには、話す内容だけでなく「挨拶」や「立ち居振る舞い」も重要な判断材料になります。ドアのノックから入室時のひと言、自己紹介、そして退室まで。すべての場面に、相手の記憶に残るポイントがあるのです。
本記事では、よくある面接の流れに沿って使える例文や、ちょっとした工夫を解説しました。
特別なスキルがなくても、印象は変えられます。まずは“挨拶で差をつける”ことから意識してみてください。

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