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選考対策

就活に有利な資格おすすめ10選!資格をアピールするポイントも紹介 | ビズリーチ・キャンパス

エントリーシートや面接で「何か資格は持っていますか?」と聞かれると、ドキッとする人も多いでしょう。資格を持っていないからといって不利になるとは限りませんが、「就活に有利な資格」を押さえておくことで、興味・関心や基礎的な知識、努力できる人柄を分かりやすく示すこともできるのです。 この記事では、就活生におすすめの資格10選と、選考でアピールするコツなどについて解説します。

目次

就活に必須資格はある?

就職活動で「資格がないと内定は難しいのでは」と不安に思う人も少なくないかもしれません。しかし、多くの企業で特定の資格が絶対条件になっているケースはそれほど多くありません(国家資格が必要な専門職などは別)。
新卒採用では、人柄やポテンシャル、経験の中身が評価の中心です。資格は「努力して学んだ証拠」としてプラスに働くことはあっても、それだけで合否が決まるわけではありません。あくまで加点材料の一つと捉え、資格取得に時間をかけすぎて自己分析や企業研究が疎かにならないよう注意しましょう。

業界ごとのアピールできる資格

業界によって評価されやすい資格には少しずつ違いがあります。例えば、多くの企業で共通して役立つ資格もあれば、不動産業界やIT業界のように、専門性があるほど強みに変わりやすい領域もあります。志望業界を踏まえて資格を見ると、自分の強みをどこで活かせるかがイメージしやすくなります。

全業界にアピールできる資格
全業界で評価されやすい資格として、例えば次のようなものがあります。

・日商簿記:数字やお金の流れを理解できる基礎力のアピールに。
・MOS:Excel・Wordなどの実務スキルを示せる。
・中小企業診断士:経営全般への理解や論理的思考力を示せる非常にハイレベルで高度な資格。

これらの資格を取得していると、志望業界を問わず、「ビジネスの土台を理解している人」として見てもらいやすくなるでしょう。

不動産業界
不動産業界では、次のような資格が評価されやすいです。

・宅地建物取引士:売買・賃貸契約に欠かせない国家資格。法律や権利関係への理解を示せる。
・不動産鑑定士:土地や建物の価値を評価する専門資格で、金融機関やデベロッパーでも活かしやすい。

いずれも「不動産を専門的に扱う力」があることを示せる資格です。

IT業界
IT業界を目指す場合、次のような資格がベースづくりや志望度のアピールにつながります。

・ITパスポート:情報処理の基礎やITリテラシー全般を幅広く学べる国家試験。文系でも取り組みやすい入門資格です。
・プロジェクトマネージャ試験(PM):大規模なシステム開発の計画・管理に関する高度な知識を問う試験で、マネジメント志向を示す材料になります。

取って損はない!就活に有利な資格10選

就活でよく名前が挙がる資格にも、定番どころがあります。例えば、英語力を示せるTOEICや、簿記・FPのように数字に強いことを伝えられるもの、不動産・労務・会計の専門国家資格、PCスキルを示すMOSやITパスポートなどです。
就活でプラスになりやすい代表的な資格を10個ピックアップしてみていきましょう。

①TOEIC
TOEICは、「英語で仕事ができるか」を測ることを目的にしたテストで、リスニングとリーディングの2技能を中心にスコア化されます。多くの企業がエントリーシートや面接でスコアを記入させるため、就活との相性がいい資格の一つといえるでしょう。
どのくらい取れば有利かは業界や企業によって変わりますが、一般的な一つの目安として600点前後で「基礎的な英語力はある」、700〜800点台になると「業務で英語を使える可能性がある人」と見てもらいやすくなります。総合商社や外資系、グローバル展開しているメーカー・IT企業などでは、足切りラインとしてスコアを設定しているケースもあるので、志望企業の募集要項も確認しつつ、できれば600点以上、英語を強みにしたい人は700点台を一つの目安にしておくと安心です。

②宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士(宅建)は、不動産の売買や賃貸契約の際に重要な説明を行う「不動産取引の専門家」です。契約前に物件の権利関係や法的な注意点を説明する「重要事項説明」は、宅建士にしか行えない独占業務とされており、不動産会社はもちろん、金融機関や建設・デベロッパーでも評価されやすい資格です。
難易度としては、毎年の合格率がおおよそ15〜20%前後と言われる国家資格で、きちんと対策して勉強する必要があります。法律系科目が初めての人でも、市販テキストや問題集を使って独学で合格している例も多く、目安としては半年〜1年ほどかけて計画的に学習する人が多い印象です。不動産業界を志望しているならもちろん、有形商材の営業に興味がある人にとっても、取っておいて損のない資格といえます。

③日商簿記(3級以上)
日商簿記は、企業のお金の流れや取引を「簿記」というルールにそって記録・整理するための知識を測る検定です。3級では仕訳や決算書の基本を学び、会社のお金の動きを大まかに理解できるレベルが目安。2級以上になると、製造業の原価計算やより専門的な会計処理にも踏み込んでいきます。
「経理志望じゃないから関係ない」と思われがちですが、営業や企画でも数字を読み取る場面は多くあります。簿記を勉強していると、損益計算書や貸借対照表を見たときに「この会社はどんな状態か」を自分なりに考えられるようになるのが大きなポイントです。ESや面接でも、「数字に苦手意識がなく、ビジネスの基礎を押さえようとしている人」としてアピールしやすい資格でしょう。

④MOS
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、Word・Excel・PowerPointなどをどれくらい使いこなせるかを証明する民間資格です。実際の画面を操作しながら解く実技試験なので、「授業やバイトで触ったことがある」レベルから一歩進んで、ビジネスで通用する操作スキルが身についているかを示しやすいのが特徴です。
勉強期間の目安は、まったくの初心者でもおおよそ1〜2か月程度。すでに基本操作に慣れている人なら、テキストと問題演習を集中的に進めれば、もう少し短い期間で合格を目指すこともできます。どの業界・職種に進んでもパソコン業務は避けられないので、「入社後すぐに戦力として資料作成やデータ入力を任せやすい人」という印象づけに役立つ資格です。

⑤ITパスポート試験
ITパスポートは、IT分野の「入門編」ともいえる国家資格で、情報セキュリティやネットワーク、システム開発の流れだけでなく、経営戦略やマーケティングなども幅広く学べるのが特徴です。プログラミングの専門家になるための試験というより、「ITを使う側の基礎教養」を身につけるイメージに近いです。
おすすめなのは、SEや社内情シスなどのIT系職種はもちろん、IT企業の営業・企画職、コンサル、メーカーのDX推進部門など。「文系だけどIT業界に興味がある」「デジタルに苦手意識がある」という人ほど、基礎を押さえておくと志望理由や入社後の成長イメージと結びつけてアピールしやすくなります。

⑥ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)は、家計管理や保険、年金、資産運用、不動産、相続など、お金に関する幅広い知識を学ぶ資格です。「お金の相談役」としての基礎を身につけるイメージに近く、2級・3級は学生でも受験しやすいレベルです。
おすすめの職種は、銀行・証券・保険などの金融業界や、不動産業界、コンサルティング業界など。お客さまのライフプランに寄り添いながら提案を行う仕事では、「数字に強い」「長期的な視点で考えられる」といった姿勢のアピールにつなげやすい資格です。営業職を志望している人にとっても、信頼感を高める武器になりやすいでしょう。

⑦日経TEST
日経TEST(日経経済知力テスト)は、日本経済新聞社が行っている民間の試験で、経済・企業・金融・政治などに関する知識と、それを仕事に生かして考える力をスコアで測るテストです。合否ではなく、上限1,000点程度のスコアで評価されるのが特徴です。
日経TESTのスコアがあると、「ニュースや決算情報を自分で理解し、ビジネス全体を見渡して考えようとしている人」という印象を与えやすくなります。特に、金融業界や商社、メーカー、コンサルなど、経済ニュースへの感度が求められる業界でアピール材料にしやすい資格でしょう。

⑧社会保険労務士(社労士)
社会保険労務士(社労士)は、企業の「人」に関わる専門家です。労働基準法や社会保険の仕組みをふまえて、給与計算や就業規則の整備、働き方に関するトラブル予防などをサポートします。人事・労務のプロとして独立開業も可能な国家資格で、法律系の中でも人気が高い分野です。
一方で難易度は非常に高く、合格率は毎年おおよそ数%台〜1ケタ台と言われています。範囲も広いため、働きながら受験する社会人は1〜2年ほどじっくり勉強するケースが多く、学生が目指す場合も腰を据えた学習が必要です。就活の段階では「勉強を始めている」「将来は人事・労務の専門家を目指したい」といった形で、挑戦しているプロセス自体をアピール材料にしやすい資格です。

⑨秘書検定
秘書検定は、ビジネスマナーや言葉遣い、来客・電話応対など、社会人としての基本的な立ち居振る舞いを問う資格です。秘書を目指す人だけでなく、「最低限のビジネスマナーは身につけておきたい」という就活生にも幅広く受験されています。
就活でアピールしやすいのは、企業や職種にもよりますが一般的に2級以上。ビジネス文書の書き方や敬語、身だしなみなどについて体系的に学ぶため、「社会人としてのマナーを意識している」「相手への気配りができる」といった印象づけにつながります。事務職や総合職のほか、受付・人事・営業アシスタント志望の人にも、日々のコミュニケーション力やサポート力を示す材料として活用しやすい資格です。

⑩公認会計士
公認会計士は、企業などの財務書類が正しく作られているかをチェックする「お金の専門家」です。上場企業の決算書を監査できるのは公認会計士だけで、社会的な責任も大きい一方、専門性の高い国家資格として評価されています。
主な進路は監査法人での会計監査ですが、その後、コンサルティング会社や金融機関、一般企業の経理・財務ポジションに転じる人も多くいます。数字を扱うのが好きな人、ビジネス全体を会計の視点から見てみたい人、将来は専門職として高い専門性を武器に働きたい人には、特に相性の良い資格といえるでしょう。

資格をアピールする際のポイント

資格を生かしてアピールするには、ただ取得した事実を並べるだけでは不十分です。志望する仕事とのつながりや、学ぶ過程で得た気づき、今後どう活かしたいのかといった背景まで伝えることで、あなたの姿勢や働くイメージがより具体的に伝わるのです。

業務に関連する資格を選ぶ
資格をアピールするなら、まず「志望先の仕事とどんな関係があるか」を意識して選ぶことが大切です。
例えば、不動産なら宅建、ITならITパスポートや基本情報技術者、金融なら簿記やFPなど、実務とつながりがイメージしやすい資格ほど評価されやすくなります。「この資格で学んだ〇〇を、入社後は△△の業務で生かしたい」と具体的に伝えられると、単なる勉強熱心さだけでなく、「現場を見据えて準備している=将来の即戦力候補」という印象につなげやすくなるでしょう。

取得過程をアピールする
資格は「合格しました」で終わらせず、そこに至るまでの過程も一緒に伝えると、あなたの強みがぐっと伝わりやすくなります。
忙しい授業やアルバイトと両立するためにどんな計画を立てたのか、苦手分野をどう克服したのか、模試や過去問の結果を踏まえてどう軌道修正したのか。こうした具体的なエピソードは、計画性や継続力、セルフマネジメント力など、企業が知りたい要素そのものです。「何点取ったか」だけでなく、「その点数にたどり着くまで、どんな工夫と努力をしたのか」まで語ることで、資格があなたの人柄や働き方を映す材料になるのです。

資格を今後どう生かすかを明確に伝える
資格を効果的に示すには、「この知識を仕事でどう活かしていくのか」を具体的に言語化することが欠かせません。簿記なら「数字を根拠にした提案をしたい」、ITパスポートなら「プロジェクトの進め方を理解したうえで周囲と連携したい」など、実際の業務シーンと結びつけて説明すると、入社後の姿がはっきりイメージされます。
資格が“できることの証明”だけでなく、“将来に向けた意欲”としても伝わるため、面接でも印象に残りやすくなるでしょう。

まとめ

就活において、資格は「持っていないと不利」なものではありませんが、自分の興味や志望業界に合ったものを選べば、強い後押しになるのも事実です。TOEICや簿記、宅建、ITパスポートなどは、多くの企業で評価されやすい代表的な資格です。
大切なのは、資格そのものよりも「なぜその資格を選んだのか」「どのように勉強を続けてきたのか」「入社後にどう生かしたいのか」までセットで語れるかどうか。そこにあなたの人柄や仕事への向き合い方が表れます。
資格はあくまで武器の一つですが、工夫次第で魅力を伝える大きな材料になります。無理のない範囲で取り組みつつ、自分らしいアピールの形を整えていきましょう。

よくある質問

就活にあったらいい資格は?
「これがあれば絶対有利」という資格はありませんが、汎用性が高いのはTOEICや日商簿記、ITパスポート、MOSあたりです。英語力・数字への理解・ITリテラシー・PCスキルなど、どの業界でも求められやすい基礎力を示せます。ただし大事なのは、志望業界との関連性と、勉強の過程や今後どう活かしたいかまで含めて語れるかどうか。資格は“おまけの武器”くらいの感覚で、自己PRやガクチカと合わせて考えるのがおすすめです。

就活でTOEICが有利になる点は?
TOEICは「持っているかどうか」よりも、スコアの活かし方がポイントです。
目安として、多くの企業で基礎力をアピールしやすいのは600点前後。英語を強みにしたい人や、商社・外資系・グローバル企業を志望する場合は、700点以上あると評価につながりやすくなります。ただし、企業や職種によって求めるレベルは違うので、「志望先の募集要項を確認しつつ、自分の志望動機とセットで語れるスコアを目指す」という意識で考えるとよいでしょう。

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