<プロフィール>
Nさん/女性
名古屋大学/院卒
理系
ガクチカ:学業/ゼミ/研究
就活開始:修士1年生(10月)
初内定 :修士2年生(4月〜9月)
OB/OG訪問:4人
内定取得先:飲料・食品
入社予定先:メーカー(飲料・食品)
#早期選考 #選考優遇 #理系就活 #SIer #納得就活 #危機 #集中型 #のんびり #だらだら #切り替え #メリハリ就活
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の8月以降。
留学の影響でスタートが遅れた。就職をするかワーキングホリデーに行くかなど色々迷っていたが、学校のキャリアセンターの先生と話し、就活をしようと考えた。
ーー何からスタート・準備したか?
就活支援サービスへの登録。
ビズリーチ・キャンパス、マイナビ、ワンキャリアに登録。
情報に溢れすぎている就活の中で、正確な情報を得たいと考えた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
食品メーカー、航空業界、製薬業界。
それぞれの志望理由は以下の通り。
食品メーカー:学部の専攻もあり、一番興味があり身近に感じていた。
航空業界:旅行が好き。
製薬業界:研究室の環境もあり、MRや製薬会社が身近であった。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①自己分析
自己分析については、「みんながやっている」からやっていた。
②業界研究
業界研究は、希望していた業界が身近なところではあったが、具体的にどんな仕事をしているのか気になっていたため軽く行った。
それぞれ以下の就活支援サービスを活用していた。
自己分析:ツナガル就活(食品に強い就活支援サイト)。
業界研究:マイナビやビズリーチ・キャンパス、会社のHP、四季報。
頻度としては週2回、2時間程度行っていた。
ーー応募までに困っていたことは?
①会社が多いこと
やっていることが似ている企業が多く、ネットの情報だけではどの企業が自分に合っているのかよくわからなかった。企業ごとの分析ノートをwordで作成。企業説明会の内容を記入するなどして対策をした。
②自分が何をやりたいのかよく分からないこと
すぐに解決できるわけではないので、とにかく行動を止めずに続ける過程で見えてくると考えた。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
大学院入学直後など早い段階から少しずつでも就活のことを考える。
アンテナを早い段階から張ることは少し就活を楽にすると思う。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
留学していたため参加していない。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の9月以降。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
飲料・食品メーカー、航空業界、製薬業界、公務員。
公務員はどんなことをしているのか興味があり応募。
その他の志望理由は就活開始期と変化なし。
ーー何社に応募したか?
10〜15社(飲料・食品メーカー13社、公的機関1社、航空1社)。
少しやる気が出てきたため、研究との兼ね合いも見つつ多めに応募した。
情報源はマイナビ、ビズリーチ・キャンパス、ワンキャリアなど学部時代の友人から勧められたもの。
インターンシップ通過数は公的機関1つ、航空業界1社、飲料・食品メーカー1社。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
「飲料・食品業界は狭き門」と言われる理由を痛感した。
ESがここまで通らないのか…と驚いた。また、面接まで進んだところも油断による準備不足で落ち、本格的に焦り始めた。
学会の発表などで面接に慣れている自信はあったが、問われる深さや自分自身についての理解など準備が不足していたと思う。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ESのブラッシュアップを目指した。
具体的にはES講座に参加したり、研究室の先輩に添削してもらうようにした。
参加した講座はマイナビ、ビズリーチ・キャンパス、ワンキャリアなどが開催するもの。
この時期の就活と研究のバランスは「就活:研究」=「6:4」くらい。
ーー当時困っていたことは?
ESの書き方など基本的なことが分からない。
公式は知ってるけど上手くあてはめられない数学の問題みたいな感覚に近い。
論理構成の流れは掴めていたが実際にやってみると思っている以上に難しかった。
特に、自分史などオーソドックスでない質問に苦戦した。
対策としては情報の見方を変え、単なる企業情報ではなく「自分のこと」に落とし込むようにした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活を舐めていた自分が怖い。
本気で取り組まないと間に合わないかもしれないという焦りを感じ始めた。
大手企業のみ受けていたこともあるが、本当に書類の壁が厚かった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
早めのES対策や就活に関する情報集め。
目指す企業が人気であればあるほど早くした方が精神的にも余裕が生まれたと思う。
ESは、オーソドックスな質問に対する答えの作成。
面接対策は、質問への一貫性のある回答づくり。
これらをやっておくと気持ちの余裕が全然違うと思う。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の2月~修士2年生の6月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
飲料・食品メーカー、製薬業界。
志望度的には飲料・食品をメインに考えていた。
製薬は「忙しさ」「大変そう感」をみて志望度が少し下がった。
ーー何社に応募したか?
32社(飲料・食品メーカー30社、製薬会社2社)。
ESは食品14社、製薬2社に通過。
通過多数の勝因はESの構造の見直しだと思う。
文章構成を「結論→原体験→課題→施策」の流れ+数値的成果+熱意や企業で活かしたいことを軽く入れる構成が業界に刺さった。
また、研究と両立してこの数をさばけたのは負けず嫌いな性格が功を奏したと思う。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①ES対策
先輩やキャリアセンターの先生、ハローワークの職員の方にみてもらうなどしていた。3月はESに振り切った。
②面接対策
また、インターンシップ選考で苦戦した特殊な質問はワンキャリアを見て回答のコア部分だけ準備した。あとは雰囲気と自分らしさを表現できる言葉を選ぶことを意識した。
③OB/OG訪問
ビズリーチ・キャンパスを通して4人ほど行った。
ーー当時困っていたことは?
1社を除いて大手企業のみの応募に振り切った&人気業界というプレッシャーから不安だった。
また、業界的に就活のスピードが速いわけではないため、周りに内定をもらった人が増えてきた世間と比較した現状に不安を覚えた。
不安でいても仕方がないのでとにかく行動し続けることを意識。準備は最大の「不安緩衝材」になると思う。
5月に研究の学会発表が迫っていた影響もあり、この時期のバランスは「就活:研究」=「7:3」くらい。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
辛すぎ!
就活だけでなく、5月に学会発表も控えていたためその両立が本当に大変だった。
研究と就活の両立を実現できたのは「場所による切り替え」。
研究室にいるときは研究を、それ以外の場所にいるときは就活を。場所でメリハリをつけて行動することが功を奏したと思う。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
先輩にESや面接での回答を添削してもらうこと。
自分を正しく伝えられているかは他者の視点からしかわからない。
1回でも添削を依頼するのは大きな成長につながると思う。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
早期内定業界の選考への参加。
自分はうまくいったが、仮に失敗した場合、本当に働く先がなくなっていた。
よって、志望業界でなくても転職でその業界が狙える選考時期の早い業界からの内定があればもっと落ち着いて就活できたと思う。
内定がない状態でゴールデンウィークを迎えた時は本当に恐ろしかった!
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の6月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社(飲料・食品系メーカー、商社)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活が終わって嬉しい気持ちと迷う気持ち。
断ることへの申し訳なさが強かった。
やりたいことはちゃんと達成できるし、人と環境を見ても選びにくかった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
食品系商社と飲料・食品メーカー。
"海外事業に若いうちから携われる"商社の魅力と"出会うすべての社員が良い方"かつネームバリューのあるメーカーで迷った。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
人。
キャリアの可能性も大事だが、それ以前に一緒に働く仲間が楽しくなくては続かないと思った。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
複数ある選択肢の中から1つ選ばなければならないというプレッシャー。
社会に出ていない自分にちゃんとした判断軸があるのかわからなかった影響が強い。
自分で悩んでいても解決しないため社会人の方に相談し、頼った。
仕事の内容も大事だが、福利厚生や一緒に働く人を見ることも大事にしたほうがいいというアドバイスをもらった。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
情報収集も大切だが、必要以上に情報に煽られない!
また、むやみに自分1人で悩まず、実際に社会人として働いている友人や家族、先輩から「生の声」を聴くことが重要だと思う。
SNSを開くと必勝法や攻略法など夢のようなワードが流れているが結局は「いかに素の自分とフィットしているのか」「縁」だと思う。
個人的には研究で徹夜→翌日就活が本当にしんどかった。学業と並行して就活をする人は健康や休憩も考慮して行動スケジュールを組むのも大切だと思う。
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