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就活生が語る

【時期別×就活体験記】神戸大学国際人間科学部/多くの人を支えたい!通信銀行ダブル内定で気づいた両者の違いと共通点とは?

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。就活の軸は「多くの人を支える」だったHさん。インフラを見ていたが、特に通信に興味を持つことに。さらに社会的インフラという面から銀行にも興味を持ち始める。自分のやりたいことだけでなく、待遇や社風なども加味して企業を受けるべき理由がわかる就活体験記!

目次

<プロフィール>
Hさん/男性
神戸大学/学卒
国際人間科学部発達コミュニティ学科
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, 趣味、習い事

就活開始:学部3年生の5月
初内定 :学部3年生の3月
OB/OG訪問:10人

内定取得先:専門商社, 通信・キャリア, メガバンク・信託銀行・信用金庫, 電気・電子部品・半導体, 鉄鋼
入社予定先:IT・通信(通信・キャリア)




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の5月。

友人が就職活動を終えた時期であって、そろそろ始めていたほうがいいと言われたため。周りもぼちぼち始めていたこともあり、自分の中でもやらなければいけないと危機感を覚えたから。


ーー何からスタート・準備したか?
就活サービスへの登録。

就活サービスを使用しないと就活は始まらないと思い、ひとまず色々なサービスをダウンロードした。
(マイナビ、リクナビ、ワンキャリア、OfferBox)


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル業界。
友人の数人がコンサル業界への就職を決めていたから興味を持った。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
自己分析。
自分が何をしたいかや自分のことを知ることから始めるべきと考えたから。周りの勧めもあり、自分が高校や大学でやったことを整理するために行った。

この時期は軽くガクチカの整理を行った時期だった。


ーー応募までに困っていたことは?
どのように就活を進めれば良いかがわからないこと。
とにかく何から手をつけて始めて行けば良いかわからず、手探り状態で就活していた。特に、応募までは何をするべきかわからなかったが、周りは行動していたような雰囲気だったので、危機感を感じていた。

解決のために、友人に相談した。周りに何をしているか聞いたり、中学高校の友人にスケジュール感や、志望業界を聞くことで、情報を得ていった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
楽しみと不安。
これからの自分の将来を決めることは楽しみであると同時にどうしようかと不安だった。

今まで長期インターンシップ等に参加したことはなかったが、社会人の方に話を聞く機会ができるという点で、かなり楽しみに感じていた。
しかし、この短期間で人生が決まると思うと不安に思う瞬間もあった。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
自分が中学、高校、大学と何をしてきたかの振り返り。
自分の過去を振り返ることで、自発的な行動から見えてくるモチベーションの源泉を知ることが、自己分析に役立つから。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
面接で緊張しないためのルーティンを決めること。
緊張しやすいタイプだったので、緊張しないためのルーティンや、緊張した時の対策法を考えておくといい。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の5月〜9月にかけて参加した。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
全業界。
一旦あらゆる業界を見て自分に合うものを探したいと考えた。

とはいえ、全ての業界のインターンシップに参加できるわけではないので、マイナビなどで調べて興味の持った業界のマイページを作ってエントリーしていた。


ーー何社に応募したか?
50社ほど。
メーカーやインフラなど中心に受けた。

多くの業界を見たいため、かなりの数を出した。
50社出そうと思っていたというよりは、出していった結果50社になった。

マイページに登録して、インターンシップの締切りをメモして、その中で優先順位を決めて出したい企業を中心に出していた。

通過は20社程度。メーカー(ハウス、化学、電機、重工業、非鉄金属)、インフラ、IT、保険。大学の勉強と結びつく企業よりは、自分の興味のある業界を目指すことにした。
周りが理系なこともあり、メーカーをかなり受けた。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①自分の興味ある業界がわかってきて嬉しい、自己理解が深まった。
多くの人を支えているという実感を持てるという点で興味があった上に、実際にワークに参加したところ面白みを感じたので、インフラが合うと思った。

それまではITやコンサルなどを見ていたが、より規模の大きい仕事がしたいと思ってインフラを見たところ、かなり興味を持てた。インフラのインターンシップでは、街づくりや、電力を通すためのステークホルダーとの交渉体験などをした。


②意外と友人もできる。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自分の中でこのインターンシップではこうするとテーマを持って臨んだ。

「テーマを持って参加する」というのは、インターンシップを通じてこなすべき自分の立ち回りを決めて、自分はどのように行動することで活躍するかを考えて、参加していた。例としては、自ら案を出したり、周りが案を出したらそれを聞いた上でまとめたり、さらに案をブラッシュアップする役割を行ったりした。

インターンシップに参加する中で、自分自身が成長できる場であると感じ、テーマを持って参加することでより自己成長につながると感じた。そのため、テーマを持って参加することにした 。


ーー当時困っていたことは?
ワークで自分の意見を出すことを難しいと思っていた。
周りの意見が優秀に聞こえてしまい、自分の意見を伝えきれないことがあった。

そこで、考えを小出しにするところから始めた。

自分の中で全て道筋を立ててアイデアを出そうとしていたが、それでは他の人のアイデアが優れていた時に否定されるリスクがあるので、自分の考えを少しずつ伝えることで、周りとともにワークを進めて、合意形成を図った。

立ち回り方はインターンシップで知り合った友人に教えてもらった。フィードバックの中で自分に自信を持って話すこと、思い付きでもいいから発言することなどを教えてもらったので、それを実践するようにした。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
楽しさと辛さ。
知り合いも増え楽しかったが、自分の無能さを痛感した。
自分の考えよりも知見がある意見が挙がったときに、もっと知識が必要だと思い、社会人と関わったり、情報を得ることで自分の考えに厚みを持たせる必要があると感じた。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
多くの企業のインターンシップに応募すること。

夏は1番多くの企業を見れる時期なので、この時期に多くのインターンシップに参加したことは良かった。
加えて、多くの人に関わったからこそ、他の人から刺激を受けて就職活動を続けようと思えた点も良かった。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
ガクチカを1分で話せるようにしておくこと。

面接対策をあまりこの時期はしていなかったので、早めに対策することで、後が楽になるため。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月〜12月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
全業界(ただ主にインフラ)。
夏のインターンシップに参加した際に、インフラで多くの人を支えることに魅力を感じたのでインフラメインで見るようになった。


ーー何社に応募したか?
20社程度。

インフラ中心で、夏出せなかったところにも出すようになった。他にはITや非鉄金属、商社に出した。

自分の中で業界の絞りをかけたかったので、新しい業界に出しまくるのではなく、自分の中でかなり興味を持てる業界に絞った。加えて、夏からの続きのインターンシップがあったのでそちらには必ず参加するようにした。

企業HPとワンキャリアで情報を得て、ESにはそれと似たようなことを書いていた。
10社通過。インフラ、損保、IT、メーカー。夏からの続きに参加することが多かった。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
①夏ほどインターンシップが通らないと感じた。

②自分のやりたいことが見えてきた。
たくさんの社会人の方や学生と出会い、自分の進みたい道が見えてきたため。

自分のしたいことは「多くの人を支えること」だと思い、多くの人を支えるためにどういう手段で助けるかを考える時期だった。
ガス、電力、通信どのような形であれ、インフラに関わりたいという気持ちが固まった。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
面接対策、自己分析。
面接で落ちることが多かったため、対策を始めた。

エンカレッジに登録し、自分の大学のメンターと週1回程度練習することや、実際にインターンシップの選考で面接のあるところを受けた。
多い時期では週3~4ほどは面接を行なっていた。


ーー当時困っていたことは?
企業理解の方法。

どうやって企業について調べていくかや、志望動機の作り方が迷いだった。企業HPを見て企業について知ろうとしていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
そろそろ本選考も始まりそうで不安。


ーーこの期間の内定は?
無し。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
実戦の面接を受ける練習をしておく。

ここからは通るESの数も増えてきて、面接を経験できるタイミングとしては良いタイミングであると考えたため。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問。

自分自身OB/OG訪問は本選考の最後の方にしか行わなかった。しかし、インターンシップに参加した企業でも企業について深くは知らなかったし、インターンシップに参加していない企業はなおさら企業について知らないことが多かったので、OB/OG訪問を通じて情報をつかんでおくべきだった。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の12月〜学部4年生の4月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
インフラ中心に出しつつ、他に興味があるところも出した。
インターンシップに参加し、印象が良かったため。


ーー何社に応募したか?
12社程度。
インターンシップからの早期選考であったり、自分の興味のある企業に応募した。
企業HPとOB/OG訪問で情報を得た。

8社書類通過。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自分自身の中で矛盾が起きないように意識した。

面接で、ESや性格検査で出た結果と矛盾してチグハグなことになってしまうと困るため。

自分自身でキャラクターに一貫性を持たせるために話すことを工夫した。具体的には、自分の書いたESを見直していた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
就職活動の集大成である。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
気分転換をすること。

散歩したり、友達と話したりして、就活に飲まれないようにすることを意識した。詰め込みすぎないようにするため。

追い込まれているメンタルでは面接でもいいパフォーマンスを出せないので、この点は良かった。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
学部3年生の3月〜学部4年生の5月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
5社。通信、銀行、非鉄金属、専門商社、半導体。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
終わったのは嬉しいが、どのように入社企業を決めようか迷った。

元々入社予定先に入る気だったが、実際に内定をもらって話を聞く中で、他の内定先に入社予定先にない魅力を感じて迷った。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
通信と銀行。

本選考まで銀行を受けていなかったが、自分の軸である多くの人を支えるという点は、銀行が扱うお金に直結すると考え、選考を受けてみようと思った。

内定をもらった後思ったが、通信とメガバンクは真逆だった。通信は自由でホワイトな社風だったが、メガバンクは熱意をもって働いている雰囲気からあこがれを感じた。そのため、自分のこれからを考えて迷った。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
人、制度、社風。

インターンシップに参加し、どのような社風か知っていたため、知っている方で居心地の良かった方に決めた。

インターンシップの中で関わった人に対して意見を出しやすかったのは通信だったし、自分が活躍できそうな未来が見えたのは通信だったので、ここに決めた。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
業務や雰囲気は実際に入ってみないとわからない。

社員の方と何度もお話しするようにしてもらった。
面談を組んでもらったり、人事にお願いして自分の話してみたい社員との面談の機会をもらったりした。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
OB/OG訪問をより早くする。

業界全体のことをわかっていても、会社ごとでは不鮮明なところもあったため必要であると考えた。

選考を受ける前に10人くらいOB/OG訪問を行ったが、本選考が始まる前からやっておくべきだと思う。





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