<プロフィール>
Rさん/女性
都内私立大学/学部生
文系学部
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, サークル
就活開始:学部3年生(4月)
初内定 :学部4年6月
OB/OG訪問:10人
内定取得先:政府系機関
入社予定先:政府系機関
#民間就活 #国家公務員就活 #両立 #文系 #学部卒 #私立大学
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
民間就活は学部2年生の3月、国家公務員試験の勉強は6月から始めた。
友人がエンカレッジという就活支援サービスを始めたことがきっかけ。
国家公務員を志望しつつも民間企業もみていたこともあり、「早く動かないといけない」と感じていた。
ーー何からスタート・準備したか?
①エンカレッジに申し込み
②就活アプリのダウンロード(ワンキャリア、Goodfind、X、外資就活)
③グループディスカッション(GD)練習会に参加
就活全般に対し、何もわからない状態だったので、思いつくものやよさそうなイベントにスケジュールが開いていたら参加し、選考対策と企業に関する情報を集め始めた。
特に、Goodfindのイベントには複数回参加した。毎回学びのある講座が用意されていた印象がある。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融や商社、国家公務員。
出身高校の先輩が働いている姿を見てかっこよさ、憧れを感じたから。
また、所属ゼミの特徴から国家公務員を目指す人が周りにも多い環境だった。
業界に該当する企業が有名であること、高校の先輩にOB/OGがいたため。
OB/OGとの接触機会はこの時点で多かった。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
時間があれば就活について調べる。
当時の生活を比率で言うと、サークル:学業:就活=4:4:2という感じ。
サークルの引退が12月だったため両立も大変だった。エンカレッジのメンターには自己分析を手伝っていただいていた。
月2回くらいはイベントに参加していた。主に就活支援サイト主催のグループディスカッション(GD)対策会。
ーー応募までに困っていたことは?
自己分析の深さやWEB対策など、就活全般に関する深度。どの程度までやればいいのか分からなかった。
所属ゼミは国家公務員志望の人が多く、国家公務員の就活は動き出しの時期が遅いため、周りに就活の話ができなかったことが影響していると思う。
また、志望業界である商社は夏インターンシップの開催が少なかった。
マイページを作ったりイベントに参加したり、とにかく就活関連の情報が常に耳に入る環境にするため行動した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
学校、サークルの予定が多すぎて就活に割く時間がとれず不安だった。
卒業研究との両立が大変だった。卒業単位には余裕を持っていたが、ゼミの研究発表の準備にフィールドワークが必要であり、兼ね合いが大変だった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
GD練習。
「慣れ」が必要だと思ったから。経験したことのないことである&民間就活では初期に行われる選考であることから対策の必要性を強く感じた。
その先の選考フェーズである人物面接の練習はこの時点ではそこまでしていなかった。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
自己分析、企業研究。
自己分析については、この時点で小学生の頃からの自分史が書けていればよかった。具体的には自分の価値観や人生について「自分の言葉」で説明できるように準備が必要だった。
夏インターンシップではこの準備不足が原因で、人物面接でほとんど落とされた。また、「価値観から逆算したやりたい仕事」という観点では志望業界が見つからなかったので、業界は絞らず幅広く受けていた。「選考経験を積む」ことが就活で重要だと感じていたことも業界を絞っていない理由の1つ。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の4月〜9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融や商社、国家公務員。
なんとなくかっこいいから。基本的には就活開始時期と変わらず。
ーー何社に応募したか?
10社(政府系機関2つ、金融2社、コンサル3社とそのほか)。
国家公務員試験の勉強、サークルとゼミとの兼ね合いから最大限出せる数を出した。
外資就活やワンキャリアをメインで使用。外資就活で企業を調べ、ワンキャリアでESや選考の対策をした。企業は「社会貢献性」を軸に「業界」で検索をかけて探していた。コンサルも広く途中から見始めた。
国家公務員試験と民間企業のWEBテストは少し似ているが、WEBテストはスピード感が早い
4社(政府機関2つと金融2社)に通過・参加した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①政府機関の雰囲気
「人柄」「仕事の規模」の二点で魅力を感じた。
民間企業と比較して仕事の規模感が大きい点、将来を見据えて仕事ができる点に惹かれた。
②政策立案の手順
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
国家公務員試験の勉強時間やサークル活動との両立を常に考えていた。
民間就活も視野に入れていたため、国家公務員は秋試験での合格を目指していた(民間の本選考時期と試験時期が被る春試験と被らない秋試験がある)。
当時は、夏インターンシップに参加しつつ、ゼミやサークルの仕事をして、空き時間に試験勉強をしていた(インターンシップの合間の日に6時間ほど)。
秋に試験があるので、秋インターンシップには応募しなかった。9月からは1日10時間勉強していた。
ーー当時困っていたことは?
情報の少なさ。
周りに本格的に就活をやっている人が少なかった。先述したように国家公務員志望の人が多く、自分の受けた秋試験ではなく春試験を受ける人が多かったため。サークルの人も引退までは就活をしないスタンスだった。
真摯に対応してくれたエンカレッジのメンターに相談し、情報収集していた。
Xで有名そうな就活アカウントはフォローしていたが、繋がりをつくろうとはしなかったので、変わらず情報交換できるような就活仲間はいなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
忙しいし、不安。
試験も受かるかわからない中で、民間就活への取り組みの深度が中途半端になっているという自覚があったから。
志望度としては両立よりも「国家公務員>民間就活」になっていた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
国家公務員試験対策。
結果として秋試験に受かることができたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
民間の複数daysのインターンシップ参加。
理由は主に以下の2点。
①秋インターンシップから募集を開始した民間企業の雰囲気を知ることができなかったから。
②民間の優遇がもらえなかったから。
また、商社、コンサル、独立行政法人をもう少し見ておけばよかった。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月〜12月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、国家公務員。
公共系の仕事がしたいと思った。夏インターンシップで感じたスケールの大きさ、個人よりも国や社会を作る仕事や視点へ興味を持ったため。
ーー何社に応募したか?
3社(すべてコンサル)。
シンクタンク、大手総合コンサルティングファーム。コンサルを志望した理由としては、企業を支えるという観点から社会を支える国家公務員に近いものを感じたため。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
ITコンサルは自分に合わないと感じた。
理由は受動的であること。マネジメント系の仕事であり、この違和感から自分の仕事の軸として、「課題に対し、柔軟に、ゼロから作ること」に興味があり、すでに何かある状態という点が合わないことに気が付いた。これは内定先の本選考でも差別化できる志望理由として活用した。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
サークルも後悔ないように楽しむ。国家公務員試験に受かったため軽い一息休憩な時期。
サークルも引退間近ということもあり、学生生活の充実のために動いていた。
1月から、6月の国家公務員選考に向けた職員訪問(民間就活のOB/OG訪問に該当)をこの時期から始めた。
ーー当時困っていたことは?
時間ができたので民間就活を再開したが、面接がなかなか受からない。
自己分析が足りていなかった。また、グループディスカッションなど初期に対策していたことでも周りのレベルが上がっていることに気づいていなかった。
自己分析を再度行うことで通過するようになったが、この時期には間に合わなかった。形になったのは4、5月から。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安が大きかった。
民間就活での人物面接が受からなかったから。国家公務員選考も面接が重視されるため、「民間企業で受からないまま国家公務員で受かるのかな?」と不安を感じていた。
因みに面接要素の大きな違いはディスカッションがあること。相互コミュニケーションが必要な選考でもあったことが不安を強めた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
面接練習。
エンカレッジのメンターさんや同じ政府機関を目指す友人と練習を行った。前述した課題点が改善された。頻度としては秋~冬の期間で週1回くらい。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
面接で話す内容に厚みがでない。練習といっても学生同士で互いによく知っている関係なので、「初対面の人にも伝わる観点」での面接とは言えなかった。
友人同士の面接練習も大事だが、実際の選考に参加し、自分のことを知らない社会人に「作った自分」ではなく「素の自分」を表現する回答をできるよう、面接してもらうことは重要だと思う。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月〜学部4年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、国家公務員、商社。
日本の経済成長に携わりたいと思った。職員訪問で知り合った人にESを添削してもらっていた。
ーー何社に応募したか?
15社。コンサル、商社、政府系金融、情報通信。
可能な限り出した。情報通信は内定先で働く際にクライアントになり得るため社会勉強という点で選考に参加した。
情報源はアプリ、友人。商社、コンサルのOB/OG訪問。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
毎日就活に触れるようにした。
感覚が鈍らないようにするため、目標を1日1個就活関連のことをするとしていた。民間企業の就活をやりつつ、職員訪問や説明会に行くイメージ。毎日説明会か面接。期末試験は終わっていたため時間は柔軟に組めた。
ーー当時困っていたことは?
必死さとスケジュールのカツカツさから「困る」感覚はなかったが、やりたいことが一瞬分からなくなることがあった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安。
公務員に振り切りつつも不安を感じた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
自己分析をやり直したことと職員訪問。
民間就活での面接通過率が各段に上がった。国家公務員就活としては政府機関への解像度が上がった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
面接練習。
内定がないという焦りから多くの企業に応募しすぎると逆効果!数を増やすよりも自己分析を再度行って選考に挑めていたらこの時期に民間企業からも内定をいただけていたかもしれないと思う。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の6月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
政府系機関2つ。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
承諾期間が1日だったため、「今後の人生」の決断に割ける時間の短さが怖かった。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
政府系機関2つ。
「やりたいこと」か「人」での選択。どちらの軸で承諾しようか迷った。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
「やりたいこと」ができる方を選択。
もっと詳しく分解すると、、、
①やりたいことができる
②就活を通して成長できた
③職員さんや周囲の優秀さ
④将来のキャリアを見据えた接点の広さ
で選択。民間企業との接触の広さ、かかわる業界の広さ。仮に民間企業にやりたいことが見つかった時に動きやすいと感じたため。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
人のマッチは本当に大事だと思うし、高く評価してくれているところのほうが、自分が楽に楽しく働けるのではないかと思って悩んだ。
どっちの軸をとっても正解、今後が大事、人それぞれだと思ったため、「えいっ」という感覚の軽さで選んだ。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
「国家公務員就活と民間就活の両立」は民間企業の内定をとれていたほうがよいが、両立は難しい。
政府系機関に行きたいならそっちに振り切って就活するのがいいと思う。民間就活を並行して落ち込むのは多分精神的に悪影響。
でも、面接の練習や緊張への慣れとして複数社受けておくのはいいと思う。ただ、政府系機関は民間では見てくれないところも評価されると思ったから民間就活をしていないことを焦る必要はないと思う。
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