<プロフィール>
Yさん/男性
東京科学大学/院卒
物質理工学院材料系材料コース
ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, 部活動, 部長・副部長
就活開始:修士1年生の5月
初内定 :修士2年生の5月
OB/OG訪問:15人
内定取得先:ソフトウエア, 広告代理店・PR・イベント, 人材
入社予定先:IT・通信(ソフトウエア)
#自己分析 #IT #ベンチャー #OB/OG訪問
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の5月。
大学院に進学して、先輩に「就活は早めにしておいた方がいい」とアドバイスをもらったことがきっかけ。
夏インターンシップ募集が始まり、研究室の同期でも就活の話も出ていた。
先輩から早期化の話を聞いて同期も早めに取り組むことを意識しており、夏の研究が忙しくなる頃に苦しまないために早めに開始した。
ーー何からスタート・準備したか?
①就活サービスへの登録。
LabBase、TECH OFFER、マイナビ、リクナビをダウンロードした。
就活サービスを使用しないと就活は始まらないと思い、ひとまず色々なサービスをダウンロードした。
②ESの書き方を調べる。
夏インターンシップにエントリーするため。ワンキャリアを使って、過去のESを参照した。面接対策としては、過去の質問を調べてどのようなことを話すか簡単にまとめておいた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT、メーカーを広く見ていた。
具体的には、工学系の自動車や半導体などを中心にしつつ、幅広く見ていた。
この時期は理系職に興味があった。
周りが理系大学院生で志望している人が多かったことに加え、技術系の経験があるからこそ科学技術に携わる仕事がしたかったから。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①ESの作成。
とりあえず多くの企業にエントリーして、面接の雰囲気を知りたかったため。
②面接練習。
選考のため、面接の練習回数を積む必要があると考えたから。
ワンキャリアを使って、ES、面接対策。
模擬面接などは行っていないが、ESが通った企業の面接で場数を踏んでいた。
ES、面接含め、週に2時間程度の時間をとって進めていた。
ーー応募までに困っていたことは?
①どの業界・どの職種にするか決めきれなかったこと。
自分が何をしたいか、どうなりたいかがわからなかった上、業界職種によってどんなことをしているかのか分かっていなかったから。
②スケジュール感や、やるべきことが分からなかった。
そもそも就活について何も知らない状態だったため、何を聞いたらいいかも分かっていなかった。
上記2つとも特に解決せず、とりあえず多くの会社・職種に応募することを意識していた。
会社説明会に参加したり、先輩から直接受けていた会社の説明を聞いたりしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
元々メーカー志望であったが、本当に理系職でいいのかといった疑問や不安があった。
自分が将来やりたいこと、どうなりたいかが明確ではなかった。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
様々な会社説明会に出たこと。
メーカー、ITを中心に様々な会社説明会に出たことで、視野が広がったから。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
自己分析による将来やりたいことの明確化、ESの書き方を知ること。
将来どうなりたいかが明確になればもっと業界職種を絞って就活できたと思うし、ESが書きやすくなり、面接も回答が作りやすくなったと思うから。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の5月から。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
IT、メーカー。
スタート期同様、科学技術に携わりたかったから。
ーー何社に応募したか?
10社。
興味があって、とりあえず有名な会社に応募した。
研究も忙しくなる時期で何社も参加はできないと思ったので、業界の中でも有名どころを10社出した。
ESに慣れていないこともあり、1社にかける時間も長かった。
会社説明会、就活アプリで情報を得た。
いずれも通過することはできなかった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①会社説明会に参加。
②業界、会社を調べる。
将来やりたいことが分からないという不安が大きく、インターンシップに通らなかったこともあり時間ができたので、会社・業界・職種を知ることで、本当に自分に合っている仕事は何かを見つけようと思っていた。
③自己分析。
自己分析は過去から将来どのようなことがしたいかを精査するために行っていた。
小学校から大学生までの経験をモチベーショングラフにして、自分がどういったときにモチベーションが上がるか、どういうときにモチベーションが下がるかを考えた。
ただ、作って終わりになってしまっていた。
会社説明会への参加や、四季報、各会社のHPから情報を得ていた。
就活は週2時間程度行っていた。
研究は週5で朝から晩まで参加していた。
就活に対しても、あまりモチベーションが上がっていなかったこともあり、研究メインになっていた。
ーー当時困っていたことは?
自己分析のやり方、自分が本当にやりたいことが何か分からなかったこと。
会社、業界、職種を調べていく中で、自分は何を重要としているのかが分からず、あまり調べてもピンとくる企業はなかった。
加えて、どのような業界・職種を受けるべきなのかがわからず、就職活動の方向性がわからなかった。
この悩みは解決できなかった。
自己分析シートをやってみたり、自己分析のための本を買って自己分析をやってみたりした。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
将来への不安、何がしたいか分からない不安があった。
自己分析が不十分で、就職活動の方向性、業界職種の方向性が定まっていなかったから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
会社説明会に参加したり、業界、会社を調べたりすること。
会社の文化やどんな事業をやっているかについて知ることができた。
加えて、今後就職活動が本格化する前に興味が持てた企業はエントリーの可能性が出るため、候補が増えるので参加してよかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
自分の就活軸が何を重要視しているのか分からず、どんな就職活動をすれば良いか分からなかったため。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生の10月に応募開始し、12月にかけて参加。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、IT、コンサル、M&A。
①夏同様技術に関われるので、理系職に興味はあった。
②M&Aやコンサルは、塾のアルバイトや研究で培った強みが活かせそうだったから。
具体的には、塾のアルバイトで生徒の課題をヒアリングして、解決策を提案し、成長のために伴走することや、大学院での研究の中で様々な課題を1つ1つ潰していくところに面白みを感じた。
ーー何社に応募したか?
10社程度。
業界ごとの雰囲気や仕事内容を知りたかったので、幅広い業界のインターンシップにエントリーした。
説明会、就活アプリ、各社のHPから情報を得た。
1社参加。自動車業界の技術職のインターンシップに参加。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
良い意味でも悪い意味でも技術職の仕事内容が明確になり、自分のやりたいことが少し出てきた。
実際にインターンシップで社会人になってからやることに近い業務を経験し、自分が生涯かけてこれをやっていきたいのか知ることができた。
福利厚生や待遇、自分の経験が活きる点には興味が持てたが、何十年もこの仕事に関わっていく事に対して疑問を感じ、技術職への興味があまりないことを知った。
むしろ、塾講師のアルバイトを通じて教育の仕事に関わりたいという思いや、人と関わって、人の課題を解決していく事で仕事をする方に興味を持ち、就活の方向性が定まってきた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
より多くの会社にESを書いたり面接を受けたりすることが多くなったため、対策の必要性を感じた。
対策方法は以下の2つ。
①ESの書き方、面接の受け答え方を調べた。
ワンキャリアを使って、ES、面接対策をした。
②先輩の力を使って面接練習を行った。
週10時間程度行った。
1社でも冬インターンシップに参加するために、就活へのモチベーションを高く持ち練習に励んだ。
ーー当時困っていたことは?
自己分析にやる気が出なかったこと。
本やシートを使ってやってはみたものの、自分のことを振り返ることがあまり好きではなかった。
この悩みは解決できなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
インターンシップ応募前は自己分析をやらないとと焦っていた上に、業界を絞れず焦っていた。
その時点では、やりたいこと、自分のことが不明確で、就活軸など方向性が定まっていなかったから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
とりあえず、会社のインターンシップや選考に申し込んだこと。
早期化の流れもあり、選考経験を積まずに本選考を迎えると、周りとのレベルの差で不利になってしまうこともあると思った。
そのため、ESに書く内容や面接で聞かれること、選考の雰囲気を、選考を通じて知ることができ、本選考に繋ぐことができたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
本当に意味のある自己分析とES・WEBテスト対策。
理由は以下の2つ。
①自己分析が遅れたことで方向性も定まらない。
その結果受けたい企業を本選考期まで絞れなかった。
意味のある自己分析を通じて、自分自身のことを言語化できるようにし、選考を突破して未来の選択肢を広げるため。
②WEBテスト、ES対策を3月、4月の本選考が始まって忙しくなってからやったので、大変だったから。
テストセンターが使いまわせる状態ではなかったので、本選考期に苦労した。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生2月~修士2年生6月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、IT、コンサル、M&A、人材。
技術職とビジネス職両方に興味を持つようになり、メーカー・ITの中でも両方を受けるようになった。
塾のアルバイトや研究で培った強みが活かせそうだったから。
人と並走する仕事、日本企業を盛り上げる仕事、本来持っている人の力を最大限引き出す手伝いができる仕事をしたかったため、人材に興味を持つようになった。これも塾のアルバイトを通じて人に興味があると感じたことがきっかけだった。
ーー何社に応募したか?
50社程度。
とりあえず、様々な業界・会社の人と話したかったから。
業界を選ぶときに色んな人と話したり聞いたりしていく中で、本当にやりたいことを見つけたかった。
多くの人と話して、自分について自分でも分からないことを見つける意味でも、社会人と関われる就活と言う機会を最大限活用しようと考えた。
説明会、就活アプリ、各社のHP、エージェント会社から情報を得た。
40社程度書類通過した。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
より多くの会社の面接や、内定につなげるため選考対策をとにかく行った。
対策は以下の3つ。
①書類選考対策。
書類選考対策としては、友達同士でES添削をしたり、ChatGPTを活用した添削改善などを行った。ワンキャリアを使って、ES対策も行った。
②面接練習。
面接練習は友達と模擬面接をしたり、エンカレッジの人とオンラインで練習したりした。
③OB/OG訪問。
OB/OG訪問は社会人と関わる機会を設けるためと、企業説明会では聞けなかったことを聞いたり、企業説明会で得た社員像のイメージと、実際に働いている社員を比べて、自分に合うか合わないかを精査するために訪問した。
OB/OG訪問の中で、人の雰囲気や昇進のスピード感、事業の背景や企業文化、待遇面について質問した。
事業背景や企業文化も、説明会ではHPに載っているようなことしか聞けないが、特にメガベンチャーでは、立ち上げから関わっているような人から貴重な経験を聞いたり、成り立ちから知る事業の背景などを知ることができた。
実際の選考でもそれが刺さったので、聞いてよかった。
面談する社員によって話す内容は変えていた。具体的には、若めの社員には待遇や昇進など自分に近いところを聞く。それに対し、年次が上の人には事業の背景や企業文化の歴史など、コアな企業分析のための情報収集を行った。
ビズリーチ・キャンパスやMatcherを使ってOB/OGとつながった。
週30時間程度活動した。
研究は休めないので、土日も返上して就活と研究を並行して進めていた。
ーー当時困っていたことは?
面接の受け答え、面接を通過するための自己理解のクオリティを上げること。
面接の際、難しい質問や鋭い観点からの質問に対して、すぐに反応できなかったり的外れなことを言ってしまったりしたことが多かったから。
面接練習で聞かれて詰まった部分やワンキャリアで聞かれそうなことをまとめて自分で深堀りし、自己分析を行った。
友達と面接練習をしたり、OB/OG訪問を通じて、言語化を図った。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
面接で上手に受け答えできるか不安だったり、受かるかどうか不安ではあった。
実際の面接の中で自己分析が進んでいった感覚がある。
自己分析は行っていたが、深くは行っていなかったので、深堀りで思わぬところを突かれたり、面接の中で自分のことを気付かされたりすることもあり、不安になってしまうことがあったから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問。
会社の細かなことや事業・文化背景について知れたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
深堀り質問や、やりたいことへの方向性がもっと明確になるので、非常に役に立つためもっとやっておけばよかった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生6月~7月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
5社。
メーカー2社、人材2社、IT1社。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定取得企業については満足していたが、業界も規模感も違ったため、どこに決めようかと悩まされた。
実際に働いてみないとその会社が自分に合うかどうかは分からないため、自分自身で情報収集をして、それをベースに意思決定することが難しいと感じていた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
ITと人材とメーカーで迷った。
3社とも事業文化、企業文化に興味があったから。
具体的には、軸がきっちり定まっている点に魅力を感じた。
メーカーは歴史が長く、創業当初から技術を軸に世界で戦う企業であり、大企業でありながらも本気でいいものを作るために果敢に挑戦していくベンチャーマインドも持ち合わせている良い企業だと感じた。
人材は、人材の流動化を外部からも内部からも変えていくために今までになかったサービスを提供したり、以前から提供していた人事労務サービスとの結び付けによって、よりシナジーを生み出す姿勢に魅力を感じた。
ITは、社長が面白く、将来的に漫画の中のものを実際に作るような、大きな夢を持っているところに惹かれた上に、AIを用いて教育を変えるといった大きな夢を持っている社員さんもいて、魅力を感じていた。
どの企業も、企業文化として1本の軸が通っているところに惹かれて、選択に困った。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
自分が本当に解決したい課題に取り組めること。
事業内容が自分の解決したい課題に取り組んでいれば、モチベーション高く仕事ができると考えたため。
具体的には、優柔不断な自分の意思決定を手助けしてくれるようなサービスを提供したり、「ドラえもんを作るような大きな仕事」を成し遂げたいと思ったときに、自分のモチベーションは高くあり続けるだろうと思って決め手となった。
加えて、企業の規模感が大きくないからこそ、リスクをとって挑戦できると感じたため。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
内定をもらった会社のどこの会社に意思決定することがベストであるかを悩んだ。
どの会社も良いと感じていたため、正直どの会社に入社しても良いと感じていたから。多くの社員の人に会わせてもらい、自分自身の大切にしている軸である勤務地が関東や会社の雰囲気が当てはまっているかどうかを確認した。
内定をもらった中で、特に迷った3社の人事に多くの社員を紹介してもらった。加えてビズリーチ・キャンパスやMatcherを用いて、内定後も社員と話した。将来どうなりたいかを今一度考え直した。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
自己分析を自分1人でやるのではなく、人と壁打ち等を通じて、もっとしっかりやればよかった。
面接や最後の意思決定を非常に苦労したので、自己分析が完全に済んでいれば、方向性や受ける会社も含めて、もっとスムーズにいったと感じたから。
(PR)人気大手企業就活ならビズリーチ・キャンパス!
ビズリーチ・キャンパスは三井物産、JR東日本、三井不動産、三井住友銀行、ソニー、NTTデータ、サントリーなど様々な業界の大手企業がを利用しており、人気大手企業就活を目指す学生にとって必需品と言えるサービスです。
・誰もが知る人気大手企業から、特別座談会・選考免除・特別選考ルートなどのスカウトが届く
・人気大手企業によるビズリーチ・キャンパス限定のインターンシップ
・人気大手企業による各業界特化型の限定イベント
・難関企業内定者による就活対策講座を毎日開催
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