<プロフィール>
Kさん/男性
東北大学/院卒
環境科学研究科
ガクチカ:体育会
就活開始:修士1年の4月
初内定 :修士2年の4月
OB/OG訪問:10人
内定取得先:運輸・交通・物流
入社予定先:航空
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01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
修士1年生の5月。
研究室の友人が就活を始めたことをきっかけに、自分も幅広く色んな業界を見るためにはそろそろ始めなければいけないなと思った。
ーー何からスタート・準備したか?
①エンカレッジ、TKF(就活情報サービス)への登録。
就活について教えてくれる人が欲しくて登録した。初めのうちは、エンカレッジを通じてGD(グループディスカッション)対策などをやっていた。
②研究室の友人と話す。
就活に対して意識の高い同期がいたので、色々相談して情報収集していた。かなり刺激された。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
インフラ、食品、ベンチャー企業。
テレビ番組の影響などから、漠然と面白そうな業種だと思っていた。広義で人を支える仕事をしたいと思っていたので、ベンチャー企業の新規性や成長性が魅力的に感じた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①自己分析。
ガクチカを書くために部活での立ち位置などを振り返った。面接で自身の原体験や就活軸について聞かれることは知っていたので、自分を深く知る必要があると思った。週4回ほど研究室に行くので、その際に同期と見せあったり、メンターさんからFB(フィードバック)をもらっていた。
②GD(グループディスカッション)練習。
就活といえばGDだと考えていた。週1回程度、計6回ほど、エンカレッジが開催するGD練習会に参加して、GD内での自身が適した立ち回りを練習していた。
ーー応募までに困っていたことは?
就活のゴールがなかなか見えておらず、ガクチカを書いてはみたものの、これで本当に正解なのか、これで大丈なのか、漠然した不安に襲われた。また、企業分析が進んでいなかったので、夏インターンシップに行く会社がよくわからなかった。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
不安もありつつ、楽しみ。
他の就活生と比べて自分のレベルを把握しきれておらず不安だったものの、夏インターンシップについて調べている中で、色々な経験ができそうだと思いワクワクしていた。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
人に頼る。
同期と話すことでちょっとした面接練習や客観的意見を取り入れることができたので、全体的な完成度が上がったと思う。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
業界・企業分析。
色々な業界を見たいと思ってはいたものの、結局手一杯になってしまい、夏インターンシップは有名企業を中心に受けてしまい、少しもったいなかった。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
修士1年生の5月〜8月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
ほぼ全ての業界(インフラ・食品・ベンチャー企業に限らず)。
自分自身の視野を狭めないようにするために、色々な業界を見てみようと思った。ただ、この頃は「シンクタンク」などの名前の意味がわかってきたくらいで、就活を捉えきれていなかった。
ーー何社に応募したか?
20社程度(ベンチャー企業7社、食品3社、残りがインフラ)に応募し、15社程度通過したが、参加は8社程度(過半数がインフラ)。
広義で社会に貢献したいと思っていたので、日本国内における仕事の影響力の大きさで会社を調べていた。視野を広げる意味でも、色んなインターンシップに参加したかった。ベンチャーに興味を持っていたが、GDのレベルがかなり高く練習していたものの、企業分析が追いついていなかったので、歯が立たなかった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①事業内容や「会社」について
インターンシップに参加したことで、会社の意義や事業内容など、どのようにマネタイズしているのかを学ぶことができて非常に面白かった。同じインフラ業界でも職種が別々だったので、あまり企業分析が進められなかったことが残念だった。
②他大学の人がどんなとこをみているのか。
実際にインターンシップで関わった他大学の人と、参加した会社の強みや志望理由などの情報交換ができ、とても有意義な時間だった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①ガクチカ作成。
誰が見てもわかりやすい、自分の強みが伝わるガクチカを作ろうとしていたので、色々な人からアドバイスをもらって、ブラッシュアップしていた。実際に多くの企業の書類選考に受かっていたことで、感覚を掴むことができたと思う。
②インターンシップにとにかく参加する。
理系院生の中ではかなり参加した方だと思う。研究室が割と自由な研究室だったので、就活にフォーカスできた。実際に参加してみて、自分がどの業界や企業に向いているのか段々わかってきた実感があった。
ーー当時困っていたことは?
①企業・業界分析
インターンシップに参加した企業の中でも、本当にこのインターンシップに参加すべきだったのか考えてしまった。ただ、それでも多くの企業に参加したことで、「働く」ことの意義を掴めたし、たくさんのインターンシップに参加しているだけ他の就活生より優位に立っているだろうと思うようにした。
②キャパオーバーになってしまうこと
ES提出が間に合わない企業もあり、特にESのフォーマットが使いまわせないクリエイティブ系の課題に時間を要してしまい、言い訳をつけて後回しにしてしまったことがよくなかった。友達と遊びに行く時間を作ってリフレッシュしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活楽しい!インターン楽しい!
インターンシップに参加することで自己分析や企業・業界分析が進められた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
同期と密に連絡を取り合い、就活情報を共有していたので、お互いに頑張ろうという気持ちになれた。身近に就活を相談できる人がいたことがかなりよかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
面接練習。
面接がインターンシップ選考に設けられている企業をあまり受けていなかったので、本選考の時にもっと練習しておけばよかったと思った。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
修士1年生年の9月〜11月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
インフラ、食品、ベンチャー企業、エネルギー系の商社。
エネルギーについて研究するゼミだったので、今後必ず必要になってくる再生可能エネルギーにとても興味があった。
ーー何社に応募したか?
5社程度(エネルギー商社2社、夏見切れなかった分のインフラ、ベンチャー企業)応募し、3社(商社2社、ベンチャー1社)参加。
ゼミの発表があったため、そっちに注力しなければならず夏に比べて就活意識が低くなった。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
インターンシップでのワークをする中で、自分よりもできる人たちがたくさんいる印象を受け、劣等感を覚えた。実際にインターンシップ内で就職してから行う業務に近いワークを体験し、楽しそうな職種だと思ったが、就職した後に自分自身が活躍できるかどうか不安に感じた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ガクチカの完成度を上げる。
夏インターンシップを経験して、そこから得られた企業比較などをもとにESのブラッシュアップをしていた。
業界地図や企業HPを見て、その会社に行きたい理由を言語化する練習をしていた。
ただ、研究が忙しかったので、週1回程度の就活対策しかできておらず、実際、興味のある会社が説明会をひらけば参加する程度だった気がする。
ーー当時困っていたことは?
①企業理解・分析
再生可能エネルギーについて興味はあったものの、会社に就職して「どう取り組んでいきたいのか」ということがうまく言語化できておらず、業界地図や会社のHPを通じて会社の強みや特色を調べることに注力した。具体的なキャリアプランをこの頃くらいに考え始めた。対策しているうちに、段々と自分自身が再生可能エネルギーに「どう携わりたいか」ということが見えてきた。
②面接練習
夏インターンシップを通して、面接に課題があると考えた。エンカレッジを通じて面接のイロハを教えてもらう講座に参加し、面接スキルなど基礎から学んだ。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活よりも研究。
夏にほとんど研究できておらず、発表が近づいてきていたため、研究がうまくいかないストレスの方が大きかった。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
研究も就活も継続が大事。
どっちかを短期集中でやるのではなく、どちらも継続して長期的にやるべきだった。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
修士1年生の2月〜3月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
航空業界・エネルギー業界。
航空業界は、新規ターミナルの制作に携われるということで、とても魅力的に映った。エネルギー業界は、今後再生可能エネルギーが重要になってくると思っていたので、新規性や革新性が魅力的だと感じた。
就活軸として一貫して「新しく影響力の広いこと」に携わりたかった。
ーー何社に応募したか?
2社(航空業界とエネルギー業界)応募、2社通過。
OB/OG訪問や企業採用HPを参考にしていた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
OB/OG訪問
自分自身で調べきれなかった企業情報に関しては、企業HPのお問い合わせ欄から直接「再生可能エネルギー事業についてお伺いしたいことがあるので、OB/OG訪問させてください」と問い合わせて、社員の方をアテンドして頂いた。OB/OG訪問ではその会社と再生可能エネルギーとの携わり方について実例を交えながら詳しくお伺いした。2週間に1度くらいのペースで計6人くらいの企業の方と面談して頂いた。
ーー当時困っていたことは?
面接。
人と話すときに話の終着点がわからなくなる癖があり、面接の際にもこの癖のせいで言いたいことが時間内に言い切れるのだろうかという不安を抱えていた。面接での予想質問を予め考えておき、ふとした時にこういう風に答えようという思考練習を重ねていた。友人との面接練習も合わせてすることで客観的な意見をFB(フィードバック)してもらっていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
本当に就職することができるのだろうか。
本選考に応募した数が少なかったので、万が一どちらも落ちてしまった時の計画がノープランでかなり焦った。本選考応募数が少なくなってしまった理由は主に以下の「2つ」。
①ESの締切ギリギリまで、1つの企業のESに対して熟考しすぎてしまった。
②自分自身が思っていたよりも早く、本選考早く始まってしまった。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
とにかく夏インターンシップにたくさん参加すること。
夏インターンシップに参加したことで、他の就活生のレベルを把握することでき自分自身のモチベーション維持にもつながった。また、インターンシップで教訓や学びを得られたこと、自分が適した立ち回りなどを知ったことで自己理解が進んだ。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
面接練習。
結局最後は面接の出来次第で内定がもらえるかどうかが決まるから。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
修士2年生の4月
ーー最終的に何社から内定を得たか?
1社(航空業界)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
嬉しい、ここにしよう、でも本当にいいのだろうか。
転職する気はなかったので、今後何十年と働くであろう会社の選択は本当に合っているのだろうかと考えた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
航空業界(技術職・電気系)とエネルギー業界(インフラエンジニアリング)。
どちらもとても面白そうな職種だと思った。よりやりたいことは航空業界だったけれど、ネームバリューや給料面でエネルギー業界の方が上だったので、最後まで悩んだ。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
自分と企業がマッチしているか否か。
社風、働き方、ビションへの共感度など、自分自身が大切にしている働き方の軸をベースにそれぞれの企業を比較検討したところ、より航空業界の方がマッチしていると感じた。特に、一番の決め手になったことは、その会社に就職した後に自分自身が活躍できるかどうかという点だ。就活開始当初から、再生可能エネルギーに取り組みたいとの思いが強く、航空業界の方がより具体的にイメージできたことも決め手の1つになった。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
覚悟は足りているのだろうか。
どちらの企業に就職することが自分自身の幸せに繋がるだろうかと考えた。具体的なライフプランを想像し、自分が活躍している姿を思い浮かべることで、ここで働こうという決意を固めた。エネルギー業界に関しては、選考途中での辞退だったので後々あの時最後までやりきっていたらまた違った選択を選んでいたのかなと回想する時がある。なぜ辞退したのかというと、航空業界の内定を頂いた時期に、それぞれの企業を比較検討し、もし両方内定を頂いても航空業界に就職すると思ったので辞退した。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
早い時期から長期インターンシップに参加していてもよかったのかなと思う。もっと新しい価値観に出会えたのかなと考える時がある。また商社の夏インターンシップで周りのレベルの高さに圧倒され、文系職を諦めてしまったけど、やっぱり挑戦しておけばよかったなと後悔した。
自分と同じような進路を歩んでいる人は特に、ゼミのコミュニティ内に就活の相談ができる人を作っておくべし!普段密に関わるからこそ、大切な時に親身に相談に乗ってくれたから。
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