<プロフィール>
Sさん/男性
神戸大学/学卒
経済学部
ガクチカ:サークル, 体育会
就活開始:学部4年生の7月(留学による留年経験あり)
初内定 :学部4年生の3月
OB/OG訪問:10人
内定取得先:SIer, 精密機器・計測機器, 化学・石油・素材
入社予定先:メーカー(精密機器・計測機器)
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部4年生の7月頃。
神戸大学生協主催のオンラインイベントに参加したこと。
夏インターンシップが始まるということなのでそのES提出の少し前からやりだそうと思ったから。
ーー何からスタート・準備したか?
マイナビやリクナビのインターンシップ締め切り期日の近い順から見て面白そうな企業・業界を選択するようにした。
自分で面白そうな企業や業界を見つけることは難しいと思ったので、向こうから提示されたのに対して自分がどう思うかという考え方のほうが楽だと考えたから。
リクナビやマイナビ、ワンキャリアなどの就活アプリで情報収集した。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、インフラ、コンサル、SIer。
神戸大学経済学部からの就職先の一覧を見たときに上記の業界に多くの方が就職していたから。
就活サイト、就活アプリで情報を得た。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①締め切り期日に余裕をもってESを提出すること。
前期の試験期間と締め切り期日が重なることが多かったので、試験勉強を優先するためにも締切よりは早く提出したかったから。
②六甲台の就職相談センターに行くこと。
神戸大学経済学部には就職相談センターがあり、かつて人事を行っていた人がアドバイザーとして働いているので、そこで就活について聞くことが経済学部では多く行われていた。
就活は自分で進めていくものだが、自分1人では進め方が不安になったので就職相談センターを活用しようと思ったから。
3日に1回ほどESを提出、面接や説明会が週2回ほどあった。
ーー応募までに困っていたことは?
ESの書き方がわからないこと。
ESを書いたことはなく、人生で初めての経験だったから。
対策としてサークルのOB/OGに添削をお願いした。
過去の通過ESを参照して、書き方を学んだ。
先輩、ワンキャリアから情報を得た。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活はしんどいと言われるが、どれくらいの時期から本番で、どのくらいしんどいのか想像がつかなかった。
夏インターンシップではまだ本番という感じではなかったから。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
就活系のアプリを一通りインストールして活用したこと。
ワンキャリアはES対策になるし、リクナビやマイナビは業界分析に使えるから。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
①自己分析を早めに済ますこと。
自己分析は最終的に避けて通れないので、するなら早めからした方がいいから。先輩からも早めに行っておくべきとは言われていたものの、当時は面倒というイメージがあり、あまり考えていなかった。
②業界をもっと広く見ること。
経済学部が進む主な就職先から業界を絞ったが、他にも選択肢を見れていれば良かったから。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部4年の7月~9月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
金融、インフラ、コンサル、SIer。
神戸大学経済学部からの就職先の一覧を見たときに上記の業界に多くの方がいかれていたから、自分も行こうと考えた。
ーー何社に応募したか?
12社。
あまり受けすぎても通った場合行けなくなるので、数を絞ろうと考えた。
各業界1社以上出した。コンサルとSIerは両方を事業として行っている企業もあり、大体同じくらいの数出した。若干インフラが多い。
就活アプリ、企業HPで情報を得た。
ワンキャリアの通過ESを見て、企業が大事にしていることなどを考えてESを作成した。
5社通過。しかし、サークルの関係でインターンシップに参加できなかった。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
なし。
サークルが全国大会出場を決めたので夏休みが全て練習になり、インターンシップに参加できなくなったから。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
夏インターンシップは諦めたので、秋冬インターンシップから頑張ろうと考えた。
サークル(競技)をやりきりたかったから。
ーー当時困っていたことは?
夏インターンシップに通過はしたものの、参加できなかったこと。
インターンシップに参加することによる優遇などを取れなかったことは残念だったが、サークルをやり切ることが1番大事だった。
秋冬インターンシップにその分、力を割いた。
夏参加できなかった分秋冬で参加しようと思ったところ、秋冬もかなりインターンシップは開催されていたので、しっかり参加しようと考えた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
夏インターンシップに参加できないのは正直きついけど現実は引退するまで見ないようにしようと考えた。
現実を見てしまうと悲しくなるから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
夏インターンシップの選考を受けたこと。
選考に慣れる、通過経験をしておくことで、就活に対するやる気を失わずにいれたから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
自己分析は隙間時間を活用してもできるので、インターンシップに参加しなくても自己分析はできたなと思うから。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部4年の11~12月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、住宅、SIer。
メーカーに比重を高めた。理由は、自分のキャリアを考えたときに、「バリキャリ」で働くよりかはワークライフバランス重視でいきたかったから。
広い業界を見ることを考えた時に、ハウスメーカーなどの不動産も見ておこうと思ったので、この時期に受けてみることにした。
ーー何社に応募したか?
20社。
秋冬から巻き返すしかないと必死だったから、できるだけ多く出した。
就活サイト、就活アプリ、企業HPで情報を得た。
12社通過。(8社化学メーカー、2社SIer、1社住宅、1社化学以外のメーカー)。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
①化学メーカーのインターンシップに参加した時に「化学が面白いな」と思えたこと。
化学が持つ素材の無限大さを感じることができた対面のインターンシップだったから。元々は化学に興味なかったが、メーカーの中で何を選ぶか考えた時、上記の理由から惹かれた。
②新規事業立案ワークで、手書きで事業を作成するワークを経験した。
企業のアセットを用いてどのように活用するかと、完全に新しいものを生み出す2つの観点からのワークだった。
このワークを通じて、化学への興味が広がった。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
バイトを休んで就活に集中すること、スケジュールの組み方。
スケジュールに関しては1日でいろんな予定が入ったり、予定が重複して入らないように常にスケジュール管理を丁寧に行っていた。
1日1個くらいES作成をし、毎日何かしらの説明会に参加していた。
ーー当時困っていたことは?
①時間が足りないこと。
②自分が通らなかったインターンシップが何が理由で通らなかったのかがわからないこと。
書類で落ちることが多かったので、ESが悪かったのか、WEBテストが悪かったのかわからないことに特に困った。
解決策としては、落ちたインターンシップに出したESを振り返ったときに、多分ここが良くなかったのだろうなという点を洗い出し、会社の方向性にあわせてガクチカを書いた方が良かったと反省した。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
辛い。
これだけやれば正解というのがなかったので、がむしゃらに頑張っているが方向性が正しいのかわからなかったから。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
秋冬インターンシップに多く参加したこと。
人によっては夏インターンシップを頑張るが、中弛みで秋冬インターンシップをさぼってしまう人も多くいると聞く。
実際には夏インターンシップと秋冬インターンシップ自体で優劣はないので、余裕がある人は秋冬インターンシップも頑張ると良い。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
OB/OG訪問。
会社の雰囲気を理解するにはOB/OG訪問が必要。
説明会などでは会社の良いところが前面に出るので、正直な意見をビズリーチ・キャンパスなどを通じて得た方がいい。
加えて、説明会に登壇する社員はエリートが多く、一般的な社員とは乖離している場合もあると思った。
そこで、社員の率直な話を聞くことで、本選考に進む前から社風や社員の雰囲気を知っておくべきだったと思う。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部4年生の1月~学部5年生の4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
メーカー、その中でも化学、素材系。
化学素材が給料もよく、その割にワークライフバランス重視の考え方だったから。
また仕事内容も魅力を感じることができたから。
ーー何社に応募したか?
20社。
多く受けすぎても自分が熱量を保って受けきることが難しそうだったので、ある程度志望度の高いところに絞った。
ビズリーチ・キャンパスのOB/OG訪問機能、企業HPで情報を得た。
15社書類通過。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①体調を崩さないようにすること。
体調を崩してしまうと数日間作業が進まなくなるから。
②面接練習。
最初の方は面接が苦手で、練習が必要だと感じていた。
面接練習は六甲台の就職相談センターで模擬面接を行い練習した。
模擬面接は月6~7回程度行った。
この時期は1日1個くらいESを書き、1日平均で6時間ほど就活に費やしていたし、正直四六時中就活のことを考えていた。
ーー当時困っていたことは?
志望業界を化学素材業界に絞り込んだが、この選択が正しかったのかわからなかったこと。
ある程度早く業界を絞らないとまずいと考えたため、12月から1ヶ月間でメーカーの中から化学に絞ったが、自分のやりたいことに合っているのかなど、自分に合う点を上手く言語化できているわけではなかったため。
化学メーカーの中での自社の差別化ポイントなどを知っているかを問われることが多く、広く業界を見すぎても、対策しきれないので、絞って対策していた。
特に、メーカーは志望動機が難しいので、化学メーカーのインターンシップで感じた経験などを武器に練ったものの、完全ではなかった。
化学系の事務職は8割方文系だった。
選んだ道を正解にするしかないと考えていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
精神的にかなりきつかった。
選考の記憶として、落ちることの方が重く感じるので、化学メーカーは軒並み苦戦した。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
OB/OG訪問をしたこと。
OB/OG訪問をすることで会社の良い部分だけでなく、悪いところ、会社の雰囲気、方向性などを知ることができるから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
化学メーカーを早期選考で受けて苦戦したため、まだ見てない化学メーカーや他のメーカーを本選考から受ければ良かったなと思う。
急いで出してしまった企業もあり、もっとゆっくり対策した上で受ければよかったと思うこともあったため、落ち着いて多くの企業を受けることでチャンスを広げるべきだった。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の3月~学部5年生の4月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社。化学メーカーと精密機器。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
化学メーカーは難しかった。
自分の力不足がありつつも、難易度が高く最終面接まで行けなかった会社が多くあるから。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
化学メーカーと精密機器メーカー。
化学と精密機器で持ってる要素が正反対の会社だったから。
知名度は化学メーカーの方があるが、自分の内定先は業績が悪く将来性に不安があると感じていた。
人の雰囲気は精密機器の方が明るい人が多く、懇親会でも合うと感じた。勤務地としても精密機器の方が申し分なかったのでこの点は迷わなかった。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
知名度、将来性、福利厚生、人の雰囲気、配属先。
人の雰囲気と配属先で今の入社予定先に決めた。
懇親会などに参加した時に入社予定先のほうが明るく、人の雰囲気の良さを感じられたことと関東配属が確定であること。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
自分は化学業界に向いているということで化学に絞ったが、もっと長く金融やコンサルの方を見たり、メーカーも深く見れたと感じる。
色々な業界を見る期間が自分は2ヶ月ほどしかなかったが、時間があればもっと多くの業界を見ることができるから。
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