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就活生が語る

【早稲田大学_文学部_就職活動体験記】第1志望への思いを切らさないこと。出版社就活とそのリスクヘッジ

5つの時期ごとの過ごし方がわかる「時期別×体験記」。出版業界。人気業界でありながらも採用人数は少ない。高倍率に立ち向かったSさんは2度目の新卒就活。出版社への想いを打ちきれず25卒として再挑戦した。高い壁に挑戦する、出版志望の皆さん必見。

目次

<プロフィール>
Sさん/男性
早稲田大学/学卒
文学部ロシア語ロシア文学コース
ガクチカ:アルバイト

内定取得先:総合コンサル, 戦略コンサル
入社予定先:コンサル・シンクタンク・士業(総合コンサル)


#就職浪人 #出版就活




01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
25卒就活に関しては2023年(2度目の学部4年)の3月頃。
1年前にも24卒で就職活動をしていた。24卒でうまくいかず25卒でもう1度就活を始めた。

まず、1度失敗した24卒就活の反省。24卒の時は始めたのが秋くらいだった。秋から本選考期にかけて出したのも4社くらいだった。本選考でもあまり出さなかった。

就活に本気になれなかった理由は2つ。
1つは就活を舐めてたところ。もう1つは就活の戦略策定が甘かったところ。もともと24卒の時は出版志望で出版に特攻していたから本選考期に不安を感じていた。行きたかった出版社に24卒として落ちてしまい、25卒になることを決めた。アルバイト先の友達(他大の人も含めて)からアドバイスを受け、24卒の時とは異なり幅広い業界を受けるべく、行動し始めた。


ーー何からスタート・準備したか?
主に4つ行った。
①就活サービスの登録
応募までワンキャリアを使っていた。24卒の時に使って便利だった。過去、自分があまり受けていなかったベンチャー企業や早期選考を実施している企業を練習のために見つけようと思ったため。24卒の経験から本選考で状態を仕上げるために受けていた。

②友達2人に話を聞く
興味がある業界に内定した友達がどのようなスケジュール感で動いていたのかを知り、参考にするため。友人は3月ごろから就活を始めて夏インターンから内定をいただいていたので勉強になった。

③内定者の方にOB/OG訪問
基本的には出版社の人。Matcherなどを使っていた。これも同じく興味がある業界に内定した方がどのようなスケジュール感で動いていたのかを知り、参考にするため。また企業研究の参考にしようと考えていた。

④友達にES添削のお願い
早期に基本となるESを完成させ、テストや面接対策に時間を割きたかった。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
出版業界、コンサル業界、人材業界。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
ガクチカの深掘り対策。
自身のガクチカが少し複雑なため、うまく伝えないと印象に残らないと考えていたため。ある予備校のチューターを務めていた際のガクチカで、前提条件をうまく説明する練習にも時間がかかった。また、志望動機を自身の過去の経験と話せるよう整理するために自己分析も徹底した。友人を頼ったり、OB/OG訪問アプリを使用したりしていた。


ーー応募までに困っていたことは?
①就活への行動を起こすこと、また続けるための気持ちを上手く作れなかった。
元々の自身のめんどくさがりという性格と、24卒の友人たちがすでに就活を終えており、一緒に頑張ってくれる人がおらず気持ちを作るのが難しかった。自身の中で、再度就活をする意味を捉え直すこと、また無理にでも様々な企業に応募してしまうことで行動を起こさざるを得ない状況を作った。加えて、OB/OG訪問で自分が志望する会社に想いを馳せてモチベーションを管理していた。

②「現在応募できる企業」を探す際に見つけるのに苦労した。
インターンシップに応募できると思ってアカウント登録したのにマイページを作れるだけで終わる、、のことがよくあった。どうしようもないのでHP等を参考に自身で調べ続けた。SNSも締め切りの参考にしていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
気負いすぎず、最初なので落ちてもいいからどんどん応募しようという気持ち。とりあえずは数を出す。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
ガクチカの完成と深掘り。

早期にガクチカを完成させることで他のことに多く時間を使うことができる。また、この時期の面接は基本的にガクチカのみを聞かれることが多かったため、様々な企業の面接で役に立った。本選考でも完成させたガクチカをそのまま話していた。


ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
WEBテスト対策。

WEBテストに関しては一朝一夕でできるものではないためこの時期からしっかりと取り組んでいくべきだと感じた。また、テストの内容も昨年と変わることもあり、どんなテストにも対応できる力をつけておくべきだと感じた。テストセンターを完成させて使いまわせるようにすればよかった。




02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
25卒就活に関しては2023年(2度目の学部4年)の4月~9月ごろ。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
出版業界、コンサル業界、人材業界。


ーー何社に応募したか?
応募は70社出した。12社通過した。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
①周りの学生のレベルの高さ
自分が受ける業界、企業を志望する就活生のレベルを痛感した。頭の回転の速さやリーダーシップ等、自分の想像以上の能力を持っている人が多く刺激になった。そしてインターンシップを通じて自身の強みやアピールしていくポイントを相対的に気づくことができた。自分は「共感力」や「人当たり」で勝負しようと思った。自身での感覚と共にメンターの方からのフィードバック(FB)も参考になった。とにかくグループを盛り上げることで貢献しようとしていた。

②ワークを進める際の基本的なやり方
うまくいく方法などを学ぶことができた。コンサルのインターンシップはスライド作り方など学びが多く、とても面白かった。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①企業研究。
他社との違いを理解し志望動機で話せるようにするため。

②ケース対策にも力を入れた。
コンサル業界の面接で必要になるし、またGDやワークに活かせる思考法や話し方を身に付けたかった。最初は「東大本」を読んでそのあと友達と壁打ちしていた。

コンサルをメインで受けているときも各社の面接前に最低1回、出版社はOB訪問計4回程度。OB/OG訪問をコンスタントにすることで出版への気持ちは切らさないようにしていた。


ーー当時困っていたことは?
面接やGDの練習する機会が友達以外になかったこと。
4、5月ににGD練習会を開催している媒体やイベントがなかった。面接に関しては友人にお願いをし、GDに関しては就活サイト上で練習会が開かれるのを待った。

また、締め切り情報などに関して様々な情報が飛び交っており、混乱したり期限を逃してしまったこともあった。夏インターンシップということで様々な業界や企業に応募をしようと思っていたため、多くの企業の応募やES作成がギリギリになる状況が続いていた中で、正確な締切情報などを知りたかったが、サイトごとに違う情報が流れることが多く苦労した。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
夏インターンシップ以降のために、とにかく面接やGDの基礎力を身に付けること、またある程度使いまわせるレベルのESを完成させることを意識していた。その中であわよくば夏インターンシップ経由から1つでも内定を取れればいいなという心境。
自身の志望していた業界の1つである出版業界の就活は1月以降になることが分かっていたため、今のうちに力を付け、あるいは内定をもらい、それ以降を出版の対策に当てたいと考えていた。


ーーこの期間の内定は?
コンサル業界から3社内定をいただいた(最終的な入社予定先含む)。
成長環境を重視していたため、満足していた。案件に対してどのくらいの人数でかかわっているのか。年次の高いベテランと仕事ができるかどうかを重要視していた。自分の中では納得できる企業から内定を頂けたのでほっとした気持ちだった。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
業界問わず多くの企業に応募し選考に参加したこと。

コンサル出版以外にも人材、IT、メーカーなどのインターンシップにも参加したことが後々の本選考経験にも役立った。応募した企業に多く落ちても落ち込まないことも大事。自分の中で「練習だから」と割り切るメンタルを獲得できた。この時期には落ちたとしてもとにかく受けていくことが自分の力になると感じたので、落ち込む必要はない。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
本命となる企業の対策をさぼらずに続けること。
自分の場合は1月以降の出版業界への対策が重要だったが、この時期に目の前の就活を意識しすぎたせいか気持ちが少し薄れてしまうことがあった。常に本命となる企業、業界への意識は持っておくべきだと感じた。




03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
25卒就活に関しては2023年(2度目の学部4年生)の10月~12月ごろ。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
出版業界、コンサル業界。


ーー何社に応募したか?
2社。夏インターンシップの段階で自身の中で納得する企業に内定を頂いていたため、企業を絞って応募した。しかし、通過できた企業は企業は0社だった。


ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
通過のなしのため未参加。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
この時期は主に出版のインターンシップに集中していた。
インターンシップとはいえ出版の本選考の時期が近かったため、本選考で使えるレベルに考え抜いたESの作成を意識した。出版のESは分量が多いとわかっていたので、この時点である程度固めておきたかった。ESは質問が10くらいあり、全部300字程度書かなければならないのでとてつもない負荷だった。


ーー当時困っていたことは?
①内定を頂いていたコンサル業界へのやる気があまり出なかったこと。
自分の中でコンサル業界の中でどんなところに内定をもらって、どうすれば納得できるのか、という基準が明確でなかったため。また、内定を頂いた企業がベンチャー企業であり、企業への理解が浅かった。

②出版を志望している人が周りにおらず、意見の交換などができなかったこと。
24卒でも出版に進んだ友人がいなかった。出版企業を受けるにあたり、最近の業界のことや出版物に関しての内容や意見を共有したかった。友達や知人に一方的に話したり、自分の中で整理をしていた。人と話すことは大事にしていた。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
自分の中で整理した結果、コンサル業界に関しては夏インターンシップ経由で内定を頂いた企業で納得したため、とにかく出版業界にむけて準備をしていきたいという気持ちだった。自己分析を通して「どういうキャリアを歩みたいか」という部分で言語化することができた。そのために何をすべきか明確になった。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
内定を頂いた業界の応募を辞め、出版業界への対策を始めたこと。
この時点でキャリアを考えずズルズルと様々な企業に応募していたら出版の対策は間に合わないと感じたため。
ESや自身の想いを言語化するには時間がかかると痛感していたので結果、この時期から着手していて良かったと感じた。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
ESだけでなく、本選考における面接も見据えた対策をするべきだったこと。
本選考の時期になるとESに追われ、面接の対策ができず無くなってしまった。結果面接で落ちてしまった。夏前はガクチカの面接が多かったのに対し、この時期から出版業界独自の面接対策をしなければならなくなり、その時間が取れなかった。




04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
2025卒就活に関しては2023年(2度目の学部4年生)の1月頃~4月。


ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
出版業界。落ちた際に納得して就職できる企業に内定を頂いていたため出版業界のみに絞っていた。


ーー何社に応募したか?
5社。総合出版でありかつ自分が読んでいた本を出版していた企業に絞った。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
自身の想い、思考を言語化することを意識し対策した。
その際、取り繕うのではなく等身大の自分を示すよう意識した。出版業界に対する想いを全力でぶつけようと思っていた。ありのままの自分を受け入れてくれるような企業に就職したいと思っていた。


ーー当時困っていたことは?
出版対策の面接練習ができなかったこと。

自分の中でのQ&A作成して対応した。しかし、自分の中では限界があり、予想外の質問などには対応できなかった。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
昔から志望していた業界だったため、後悔のないよう、ありのままの自分で勝負したいという気持ち。


ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
等身大の自分で向き合ったこと。

出版社においては多少変なことやコアなことを話しても受け入れてくれる土壌があるので結果落ちてしまったが好きなことを話すことができた。「どんな本を作りたい?」と聞かれたときに「恋愛小説を作りたいです!」と熱く語ってもどの会社も熱心に自分の話を聞いてくれた。


ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
自信をもって「これ以上準備できない」と言えるくらいに準備をすること。
自分自身が面接を通じてまだまだ準備できる点が多くあり、その部分を見抜かれてしまったという感覚があるため。最終面接まで進んだ出版社があったが、「志望している部署以外のところいったらどうする?調べた?」などの質問をぶつけられ、答えられなかったことが後悔。




05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
25卒就活に関しては2023年(2度目の学部4年生)の4月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社(いずれもコンサル)。


ーーこの期間はどんな心境だったか?
自分の中で納得して就職先を決定できたという心境。
第1志望の出版企業には落ちてしまったものの、自身のキャリアを考え、その実現に繋がる企業に内定を頂けたから。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
コンサル会社3つのうち、2つで迷った。会社の雰囲気と業務内容が魅力的だったため。


ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
最終的には成長環境。
自分の中でコンサル業界に就職した際には会社の名前に頼らない、どこにいても活躍できる力を身に付けたいと考えていた。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
実際の会社の雰囲気や社員の方の雰囲気を知りたかった。
選考の中では数少ない社員の方としか話すことができず、フォーマルな会話しかできず雰囲気を知ることができなかった。また、社員の給与体系に関する理解も浅かった。先輩社員の給与を参考にして目星をつけた。


ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
全体を振り返った時に後悔はなくやりきれたと感じる。
選考の中でもっとこうしたら、という点はあるが、自身のキャリアを考え行動できた。見直すこととしては、夏インターンシップ期など第1志望とは違う業界を受ける際にも、常に第1志望の業界、企業への想いを持ち続けて行動することができればよかった。





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