<プロフィール>
Yさん/女性
東京大学/学卒
法学部第1類
ガクチカ:アルバイト, インターン
内定取得先:省庁、証券
入社予定先:省庁
01:就活スタート(準備)期
ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の6月から就活については触れていたものの、本格的に始めたのは10月。
諸事情により、院進することを断念。そのため、民間企業もしくは公務員になることにシフトチェンジ。
ーー何からスタート・準備したか?
①ガクチカの作成
どこの企業での聞かれる共通の質問であるため、ひとまずここから始めることにした。
ガクチカ作成が就活における基礎的な部分でもあると考えたため、自分のやってきた経験を見直すためにも取り掛かった。
②エンカレッジ主催のアウトスタンディングを受講
講座内でガクチカの書き方を始め、就活の情報はインプットしていた。
最後まで受講するのに時間はかかるものの、企業分析の仕方についても理解することができて良かった。各企業に関して見ているポイントが見ていると比較の仕方がわからなくなることがあるが、自信の大切にしたい軸をベースに比較をし、点数をつけるというやり方を知ることができたことは良かった。
②自己分析
ガクチカをベースに自分の強みを探したり、他の人に自身の強みはどこであるのかを聞いていた。また、自分史を作成。
③OB/OG訪問
学部の先輩に話を聞いたり、Matcherを使用し、自分の気になる業界の人に話を聞いていた。
就活を始めたタイミング的にも自分の中で焦っていた部分もあり、業界の理解を深めるためにも、話を聞いた方が早いと思っていた。特に業務内容と求める人材像の2つを中心的に聞いていた。商社と投資銀行の業界をメインに計10名の人と話をしていた。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
コンサル、外資系投資銀行、公務員。
特定の業界の事業会社よりも、様々なことを幅広く携わることができそうだと思っていたから。
学部の勉強である法律を通して、社会の課題感などについて考えることが多かったため、社会課題に関わることができるところが良いと思っていた。「日々の中でも今の社会がよりよくなるためにはどうするのか」と向き合える社会課題に関われること、そしてそれに対するインパクトの大きさを重視していた。
ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
①様々な人から多角的な観点でアドバイスをもらう
サークルの先輩や早期選考に乗った友人を頼りながら就活は進めていた。
ガクチカの書き方を始めとし、「ここの会社はこういう人物を求めている」などの企業に関する情報も得ていた。
ESに関してもサークルの先輩や友人に添削を依頼をしていた。
②徹底的な自己分析
人から受ける印象と自分が思っている自分の印象が違うことがあると感じていたため、自分の視点からだけではなく、他の人にも自身がどう見えているのかを聞きながら、進めていた。自分自身だけでは気づくことのできない自分の側面について知りたいと考えていた。面接で聞かれるような想定質問に対応できるようにするためにも、想定される質問に対する回答をドキュメント上でまとめていた。最終的には、計20枚くらいのドキュメントが作り上がっていたと思う。
③面接の振り返り
選考に進む際には、必ず逆質問の時間に面接のFB(フィードバック)をもらうようにしていた。FBがあったので、後日不合格であった際もなぜ自分自身が通過できなかったのかを仮説として立てることができていた。また、色々な人から自分の評価を聞くことにより、自分の強みなどもより明確に見えた。さらに、投資銀行に関しては、顧客からの自分の見え方が重要になると思っていたため、顧客からの見え方も気にすることができる姿勢をアピールするためにも、FBをもらっていた点もある。
ーー応募までに困っていたことは何か?
周りに民間の企業の選考を受ける就活仲間がいない。
OB/OG訪問を使用することで、自身の就活に関する疑問は解消していた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
焦り。
就活を始める時期が遅かったため。とにかく応募することに意識を向けていた。
ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
自己分析。
就活の基礎だから。面接でどんな質問がきたとしても全て答えられるくらいに自分のことを知り尽くしていたと思う。
また自身の強みが明確になったことにより、どんなフィールドで自分が仕事をしたいのかを考えるきっかけにもなった。
ーー応募までに「やっておけばよかった」は?
早めに就活に着手すべき。
自分は絶対に院進すると決めつけていた部分があった。
院進するのではなく、どこかの企業に就職しても、自分のやりたいことを叶えられることがあるため、最初から自分の選択を狭めない。
02:夏インターンシップ期
ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の6月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
官公庁のみ。
サークルの先輩から話を聞いており、漠然とかっこいいと思っていた。
志望していたというよりは、行くだけ行って見ようという感覚。
ーー何社に応募したか?
官公庁のみ。
サークルの先輩が募集をしていることを教えてくれてため応募した。
ーー夏インターンで体験/知れたことは?
自分とのカルチャーフィット感を感じた。
「国のため」「人のため」を強く意識している人が多く、尊敬できる人が多くいる印象を受けた。
また社員の特徴的にも、自分と似ている部分を感じ、自身が働いているところを想像できた。
職務内容については調べれば多くの情報が出てくるものの、そこで働いている人についてはインターンシップに参加しないと知ることができなかったところであったと思う。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
官公庁の選考は受けたものの、就職することを考えていなかったため、特に就活に対しては力を入れて取り組んでいない。しかし、官公庁のインターンシップには参加したかったため、ESを書くことには力を入れた。
字数制限がないことが特徴であるが、自身の原体験と紐付けながら、官公庁で何をしたいと考えているのかを具体的にすることを意識した。結果的に2000字程度を書いて提出したと思う。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
民間に興味なかったため、省庁に行くものと思ってた。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
特になし。
03:秋冬インターンシップ期
ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年生の10月から開始し、12月までインターンシップへの選考と応募。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
外資系投資銀行。
投資銀行の他にコンサル業界も気になっていたものの、締め切りが迫っていたため、投資銀行に集中せざるお得ない状況であった。
元々、世の中の仕組みを知りたい、作りたいという想いが強く、現在の学部にも進学している。
そのため、市場の精度設計に興味関心があり、その観点からコンサルや投資銀行、公務員の仕事が気になっていた。
OB/OG訪問をした際も、社員から「投資銀行部門では自分のやりたいことができるのでは」とおすすめされ、志望度としてが高かった。
ーー何社に応募したか?
2社に応募し、1社通過。
ーー秋冬インターンで体験/知れたことは?
金融業界の面白さを実感した。
M&Aの難易度としては少し高いインターンシップに参加。企業価値を数値的に選出し、定量的な部分とその他の定性的な部分を掛け算しながら考える部分が面白かった。
ロジック的な部分を大切にしつつも、顧客の感情的な部分を尊重するところが良いなと感じた。
また、社員の人柄に惹かれる部分もあったため、ここの会社であれば働いても良いかもなと思えることができた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①面接準備、対策、そして振り返り
想定される質問に対しては答えられるように、自分自身を客観的に見つめ直しながらも、準備していた。
また、面接が終わるごとに、聞かれた質問を全て書き出し、自分のそれに対する返答もメモしていた。
そうすることで、面接の振り返りを自分でしっかりすることができたと思う。
②金融の知識のインプット
日経新聞を読んだり、社員からおすすめされた本など、自身の志望業界で求められそうな知識についてはインプット。
③ビズリーチ・キャンパスを使用し、OB/OG訪問
自分の気にある業界の人に話しを聞きに行き、業界や企業に対する理解を深める。
ーー当時困っていたことは?
英語力が会社の求めるレベルに及んでいないこと。
資格は取っていたが、ネイティブレベルで会話をすることはできないため。そのため、語学力以外の部分を自分の強みとしてアピールすることにしていた。
中高時代の部活の話から体力的な面と、どのような困難な状況でも人と対話すながら向き合うというコミュニケーション力の2つをアピールしていた。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
就活をいつ辞めるか迷う。
内定もらった時に、他の選考を辞めることを勧められた。しかし、結果的には最後までやり切って良かった。
ーーこの期間の内定は?
証券(1月)。
秋冬のインターンシップ経由で内定をもらう。
最終面接から1ヶ月後に内定をもらったため、インターンシップの時よりも熱意は下がってしまっていた。志望度としては、70%程度。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
英語力の研鑽。英語面接の対策。やってはいたものの、おろそかになっていた。外国国籍の人事と面接をしなければならないため、英語を話す練習はもう少し積んでおいた方が良かった。当時は、ドキュメントで想定質問を作成し、それを覚えていくような作業をしていた。
04:本選考期(秋冬IS以降)
ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の2月から4月。
ーーこの期間に志望していた業界・企業は?
アセットマネジメント、コンサル。
商社は自身の関わる業務に興味を持てない可能性を感じ、選択肢として外れる。そして、公務員は選考の時期が6月であるため、現段階で自分の選択に入ってきそうな業界を見ていた。
ーー何社に応募したか?
2社。
気になる程度の企業2社に応募。外資就活を使用しており、そこで企業に関する情報を集めつつも、会社の採用HPでインターンシップの内容については確認していた。
ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
①自身の見せ方の研究
自分のアピールポイント含めて。他の省庁の選考であれば「事前イベントに参加したか」などの部分を見られることがあるが、官公庁は本番の面接が最も大切になる。学歴でもなく、面接を通してわかる本人のパーソナル的な魅力が重要視されている。
外交の知識について問われることもなく、パーソナルな面で如何に勝負できるかどうかが重要となってくる。そのため、民間の就活を頑張っていた人は、自己分析や自分の面接での見せ方について考えてきた人が多く、比較的そのような自身と向き合い、自分の見せ方含めて、相手に自分のことをしっかり伝えられる人が通過する印象。元々話すことは得意ではあったものの、場慣れをしておくことが重要であると感じる。
②面接練習
同じく官公庁の選考を受ける友人と面接練習をしていた。去年何を面接で質問されていたのかを学部の先輩経由で知ることができたため、質問を互いにし合い、FB(フィードバック)をし合っていた。
特に、官公庁の方針に沿った発言や思想を持ち合わせているかが重要であるため、そこを重点的にお互いをチェックしていた。社員や大学の先輩に何を官公庁では求められているのかを聞くと共に、イベントに参加することで自分のキャリアプランの解像度を上げていた。「どんな外交官になりたいか」「何を実現させたいか」を明確にし、それを深く議論できるレベルまで持っていくようにした。
③その他
夏の2週間のインターンシップに参加することで、官公庁の働き方部分含め、解像度を高く理解することができていたことが良かったが、インターンシップに参加していない人も内定者の中には半分程度いるため、インターンシップに参加しなくとも、やはり自分のことをしっかり解像度高く伝えられるのかがポイントであると思う。
民間企業よりも、ネットに仕事内容などは具体的に記載されており、情報収集はしやすいと思うため、自分で情報を取りに行きながらも、とにかく自分と向き合い、アピールポイント等を言語化。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
内定をもらった会社への不安。
懇談会に参加した際に、社員の発言等で気になる部分があり、社風的な面での懸念が生まれた。
ーーこの期間に「やっておいてよかった」は?
公務員になることを志望していたとしても、就活をしたこと。公務員になった時に、「なぜ民間企業の道ではないのか」を明確に答えることができるから。
ーーこの期間に「やっておけばよかった」は?
コンサル業界のジョブの練習。
練習してなかったことにおり、通過できなかったから。
05:意思決定期
ーー意思決定の時期は?
学部4年生の6月。
ーー最終的に何社から内定を得たか?
2社(官公庁、証券)。
ーーこの期間はどんな心境だったか?
どっちにすればいいのか迷っていた。
①官公庁
仕事内容に興味はあったものの、迷っていた証券の企業と比べると年収がは半分程度であった。また、転職することを考えた時に、自分自身の強い武器を持つことができないのではないかと考えていた。
②証券
ネームバリューの観点と社風の観点が気になっていた。
ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
官公庁と証券。
ーー最後の「決め手」は(どうやって決めた)?
ネームバリューとそこでしかできない経験。
スキルは特別つかないイメージではあるものの、箔がつくと考え、転職する際も問題ないと思ったから。社会的な信用が大きく、他の自分が興味を持っていた業界に転職できるのではないかと考えていた。また、証券の企業であれば、他の業界でもできることではあるが、官公庁であれば、官公庁でしかできないと考えていたから。
ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
待遇とキャリアパス。
官公庁に就職する場合は、20代後半に5年程度は海外に行かなければならないため、結婚や出産の面で不安であった。しかし、同じ大学卒の女性の社員にプライベート面での話を聞き、自身の不安に思っていた部分が払拭できて良かった。
また、年収的な面でももう1つの証券会社と比較すため、低いと感じてしまうが、他の業界と比較した際に、そこまで劣っていないと感じた。
ーー就活全体を振り返ると(またはアドバイス)?
食わず嫌いしないこと。
最初は興味が湧かないと思っているところでも、興味がないところに自身の新しい発見があるかもしれないから。
(PR)人気大手企業就活ならビズリーチ・キャンパス!
ビズリーチ・キャンパスは三井物産、JR東日本、三井不動産、三井住友銀行、ソニー、NTTデータ、サントリーなど様々な業界の大手企業がを利用しており、人気大手企業就活を目指す学生にとって必需品と言えるサービスです。
・誰もが知る人気大手企業から、特別座談会・選考免除・特別選考ルートなどのスカウトが届く
・人気大手企業によるビズリーチ・キャンパス限定のインターンシップ
・人気大手企業による各業界特化型の限定イベント
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