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業界研究

【外銀】業界研究「外資系の投資銀行部門ってナニ?」

外資系金融(外資系投資銀行)業界の気になる業務内容から年収、各部門や主要企業についてまで様々なポイントを押さえていきます。

様々な業界について、わかりやすく解説する業界研究シリーズ。
今回は金融業界をさらに詳しく、「外資系金融(外資系投資銀行)」について解説いたします!

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年収の高さや、IBDやマーケット、リサーチといった部門・職種別の選考採用、英語を使った業務など特殊な部分も多い外資系金融。
憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか?

そもそも外資系投資銀行って?

就活市場でいう「外資系金融」「外銀」というのは、基本的に外資系投資銀行のことを指します。
今回はその部門ごとの職務内容、企業、年収ランキングの順で見ていきます。

外資系投資銀行の部門と職務内容

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金融機関におけるオフィス業務は、大まかにフロントオフィス、バックオフィス、ミドルオフィスの3種類に分けられます。

・フロントオフィス:顧客や市場と接点を持ち、収益責任を負う営業部署。
・バックオフィス:営業で扱った株式や債券の手続きなどを行う事務部署。
・ミドルオフィス:フロントオフィスとバックオフィスをつなぐ。主にリスク管理を行う部署。

そして次に、外資系投資銀行の部門についてです。
外資系投資銀行では職務内容が分かれており、部門別採用が行われます。
今回は、一般職のオペレーション部門を除き、次の4つの部門について職務内容を詳しく紹介していきます。

①投資銀行(IBD)部門
②マーケット部門
③リサーチ部門
④アセット・マネジメント部門

①投資銀行部門(IBD)
IBDとはInvestment Banking Divisionの略で、投資銀行の花形といわれる投資銀行部門を指します。具体的な職務内容は、企業の買収/売却(M&A)や資金調達の提案です。
つまり、顧客の大手企業などに対して財務のコンサルタントのような業務を行います。
②マーケット部門
株式/為替/債券といった金融業界の「商品」を営業・売買するのが、マーケット部門です。顧客となるのは、保険会社など他の金融業界の企業です。そして、マーケット部門の中でもセールス、トレーディング、ストラクチャーとさらに職務内容が分かれています。
・セールス:顧客との案件取引
・トレーディング:市場での債券などの売買・取引
・ストラクチャー:金融商品の設計
③リサーチ部門
リサーチ部門の職務内容は、文字通り金融における調査や分析です。
その対象は、金融商品などのミクロなものから今後の経済動向といったマクロなものまで多岐にわたります。そのため、リサーチの内容は財務分析だけでなく、業界ごとの知識・理解を必要とします。
したがって、担当する業界によってアナリスト(リサーチを行う人)の専門性は変わっていきます。
④アセット・マネジメント部門
顧客となった企業・個人から資産を預かり、増やすための資産運用を行うのが、アセット・マネジメント部門です。
アセット・マネジメント部門には、他の部門と異なる点が主に2つあります。
1つ目は、顧客から預かった資産を扱うため、投資銀行とは別会社となる場合が多くあります。つまり、投資銀行が金融商品を発注し、
それらをアセット・マネジメント部門が資産運用するのです。
2つ目は、金融についての深い知識が求められるということです。そのため、投資銀行の部門の中では、大学生新卒入社の難関といえるでしょう。

外資系投資銀行の主要企業一覧

≪主要企業一覧≫

↓↓以下、企業名のリンクは、ビズリーチ・キャンパスご登録後に閲覧可能となる、企業別情報ページとなります。OB/OG訪問が可能な方の一覧や、最新ニュースなどをご覧頂くことができます。↓↓
ゴールドマン・サックス
モルガン・スタンレー
シティグループ
UBSグループ
メリルリンチ日本証券
クレディ・スイス証券
バークレイズ
ドイツ銀行

外資系投資銀行の企業別年収ランキング

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外資系企業は、年俸のベース給に加えて、個人の能力次第でインセンティブ給といわれる給料がもらえるシステムを取ることが多くあります。
インセンティブ給によって支給額に差がでてくるので、外銀の平均年収が高いといっても社員によって個人差は大きくなりますね。
また、昇進するごとに役職の年俸は50%近くアップします。そのため、キャリアを積んで上層役職のヴァイスプレジデントやマネージングディレクター、いわゆる”エースバンカー”になると、基本年俸のみで2,000~4,000万円の給与が支給されます。

企業別年収一覧 画像

参考:Vorkers https://www.vorkers.com/

外資系投資銀行って○○?

仕事がバリバリできて高年収といった、華々しいイメージの外資系投資銀行。
一方で、つい気になってしまう噂もよく耳にします。その実態についてご紹介いたします。

外資系投資銀行って激務?

外資系金融は、日系に比べて激務で休みもなかなかとれないイメージを抱いている人は多いのではないでしょうか?
主要企業の残業時間と有給消化率を参考に、実際はどうなのか見てみましょう。
主要企業9社の残業時間は、平均すると70時間~80時間。
残業時間だけで100時間をこえることが珍しくなかった以前に比べると、減少する傾向にあるようです。
また、有給消化率も多くの企業で50%代後半から60%代前半となっていて、一部の日系企業と比べても有給を取得しやすい状況になっています。
どうやら以前と比べて激務といわれるほど凄まじくはないようです。
今は労働環境の改善に取り組む企業が多く、今後も緩和されていくと考えていいでしょう。

外資系投資銀行ってハイリスク・ハイリターン?

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外資系投資銀行は、実力主義というシビアな一面があります。
たしかに、市場環境に影響されやすいため、成果を残せなければ異動やクビになるリスクは高いといいます。
一方で、若手でも重要な業務を任されることが多く、高いスキルとノウハウを身に着けることができます。
そして、成果に応じて高い給料を得ることができます。
ですから、外資系金融銀行がハイリスク・ハイリターンであることは、そのぶん自分の成長と給料に反映されているということなのです。

おわりに

いかがだったでしょうか。今回は外資系金融業界の業界研究をしていきました。
外資系企業は日系企業に比べて採用の時期が早いため、対策も早めにする必要があります。
「外資系投資銀行で働きたい」と少しでも興味があれば、実際にそこで働く社会人の方に会って、リアルな情報を集めることをお勧めします。
是非ビズリーチ・キャンパスを通してOB/OG訪問をし、志望業界への理解を深めていってくださいね!

一次情報を得て、自分の未来を見つけに行こう

採用ホームページやニュースなどのメディアを読んで、業界・企業研究に励むことはとても大事なことです。 しかし、それらの多くは二次情報に過ぎません。何かしらのバイアスがかかっており、正しい情報であるかどうかは自身で選択していかなければなりません。

情報収集で重要なことは、「どれだけ新鮮な一次情報」を得られるか、ということ。 そしてその一次情報を得る手段としては、「とにかく人と出会う」ことが重要になります。

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