これから就活を始める学生たちに向けて、ビズリーチキャンパス主催の特別企画『アイホン株式会社 会社説明会〜数時間で丸わかり!アイホン研究会〜』が開催されました。
アイホン株式会社は、インターホン業界の最大級シェアを誇る電気機器メーカーです。住宅向けインターホン・ドアホンをはじめ、オフィス・工場向け各種通話機器、医療・福祉施設向けナースコールなどの製造販売メーカーとして、業界全体のけん引を進める老舗企業です。
2日間に分けて開催された当イベントでは、アイホン株式会社の雰囲気や働き方、目指せるキャリアに仕事のやりがいなど、同社現役社員を招いて幅広く魅力に迫ります。
当記事では「数時間で丸わかり!アイホン研究会」をテーマに、1日目に行われたイベント内容をパネルトークの様子を中心にレポートします。
アイホン株式会社 社員座談会 アジェンダ
・アイホン会社説明
・働き方(福利厚生・社風について)
・社員のリアルな日常紹介とQ&A
・イベントのまとめ
本日の登壇社員
・尾関 貴志(2003年入社)所属:人事課
・近藤 洸史(2019年入社)職種:国内営業
・⽥中 峰郎(2019年入社)職種:国内営業
・岡本 ⼤輔(2021年入社)職種;技術職(ソフトウェア)
アイホン会社説明
パネルトークは、就活生に向けたアイホン株式会社(以下、アイホン)の会社説明からスタートしました。
アイホンは、1948年創業の老舗電機器メーカーです。東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に上場しており、インターホンやナースコールといった人々の安全安心に関わる電子機器の開発販売を手掛けています。世界70か国以上で製品を販売していることから、社員一人ひとりの活躍フィールドが広く、幅広いキャリアが築けることも特徴です。
アイホンを理解するための3つのポイント
アイホンで働くこととはどのようなことなのでしょうか。分かりやすく理解するためのポイントが3つ挙げられます。
・仕事が「かたち」になる
・売れば売るほど「社会貢献」になる
・活躍フィールドが広い
企画・製造・販売まで一貫して担うことができる老舗メーカーだからこそ、活躍のフィールドは多岐にわたり、「かたち」になる仕事に携われるチャンスが多くあります。また、人々の安心安全を守るインターホンやナースコールというメイン商材の特性上、売れば売るほど世の中を良くする社会貢献性も高いのです。
アイホンへの3つの質問
同社人事課の尾関氏が登壇し、「働くことについて考えたい方」に向け、働くことのやりがいなども含めて質問への回答も織り交ぜつつ「アイホンとは」を解説しました。
Q1:仕事が「かたち」になった具体的なエピソードを教えてください
普段街を歩いていると、様々なビルや建物を目にしますよね。ほぼすべてのビルや建物にはインターホンが付いていますが、2台に1台以上の高確率でアイホン製品が搭載されています。自分が作ったり提案したり納品した商品が、多くのビルや建物に設置されていることは非常に大きなやりがいにつながりますね。ほかにも、テレビドラマを見ている際、病院のシーンでナースコールが写るとこれもまた高確率でアイホン製品です。私たちが日常で目にする多くのシーンで、自分たちの仕事が「かたち」になって人々に使われているということを、日々実感しております。
Q2:仕事が社会貢献に繋がったと思う具体的なエピソードを教えてください
インターホンは基本的に人を呼ぶ製品ですが、犯罪の抑止にも寄与しています。
例えば、録画機能のついている製品は多くありますが、その画像がキッカケで空き巣の犯人が逮捕に至るケースは少なくはありません。泥棒はインターホンを押したくはないものの、不在確認をするために押さざるを得ないため、アイホン製品を導入することで犯罪被害の予防にもなるのです。中には監視カメラとして使われる事例も多くあります。
また、昨今のコロナ関係でも、社会ニーズに沿った製品をご提供しています。どこかに入室・入館する際の消毒や体温測定は必須のマナーとなりましたが、入館者の体表温度によって来客対応のアナウンスを変えられる製品を開発しました。このように、世の中のニーズに合わせた製品を開発・販売することは、社会貢献につながることと思っています。
Q3:アイホンの活躍フィールドについてどのように考えていますか?
活躍フィールドというと、立地的な拠点をイメージされる方が多いと思いますが、視点を変えて納入事例を確認すると良いでしょう。例えば、アイホンの製品は全世界に納入事例を持ち、ホワイトハウスやイギリス国会議事堂、ロンドン警視庁などのグローバルな施設へ製品を納入しています。これらの事例では、アイホン社員の誰かが製品を製造し、提案し、納品し、メンテナンスに携わっています。このように、先輩社員が残した実際の導入事例を知ることで、ご自身が将来活躍するフィールドも想像しやすくなるのではないでしょうか。アイホンの活躍フィールドの広さは、これらの納入実績が物語っていると思っています。
働き方(福利厚生・社風について)
アイホンで働くイメージを膨らませるため、「福利厚生が必要な理由」「アイホンならではの制度」といった観点から、社員の働き方にも迫ります。
アイホンの働き方を理解するための3つのポイント
福利厚生を充実させることで、社員のワークライフバランスの向上やモチベーションアップにつなげたいと考えるアイホン。同社での働き方を理解するポイントは3つあります。
・ワークライフバランスの向上で仕事のパフォーマンスが上がる
・充実した一人暮らしが実現できる制度支援
・社員一人ひとりのキャリア・ビジョンへの支援
これらのポイントについても同社人事課の尾関氏が登壇。質問への回答を基に、すべての社員の働く環境を重要視しているアイホンの働き方について語りました。
Q1:繁忙期は残業などあると思いますが頑張る社員に対して、どのようなサポートを用意していますか?
結論、そもそもの残業を減らす仕組みを導入しています。例えば、定時を過ぎたら何時までどのような業務をするのか申請しないと残業はできないようになっています。また、全社員のPCには、どんなに遅くとも21時には使えなくなる設定になっています。そして、休日出勤に関しても同様で、業務上どうしても休日出勤が必要になることは確かにあります。しかし、振替休日を同時に申請しないと休日出勤が認められないシステムになっています。これは全社共通の勤怠管理システムなので、例外はありません。アイホンはこういった制度で、全社員のワークライフバランスを守っています。皆様も就活時には企業の福利厚生を重要視すると思いますが、一点アドバイスとして、数字だけで比較するのではなく、どのような制度があり、実際にどのような取り組みを行っているのかに注目すると良いでしょう。数字のマジックに惑わされることなく、福利厚生はこのような本質的な部分を確認されることをオススメします。
Q2:働く拠点はいくつかあると思いますが、若手独身社員に対してどのようなサポートを用意していますか?
アイホンには総合職と一般職があり、総合職は転居を伴う転勤異動があります。そのため、住宅補助制度に非常に力を入れています。例えば、実際にアイホンの若手社員が入居しているマンションの事例で申し上げますと、30歳までは光熱費込みの自己負担一万円でご提供しています。福利厚生のポイントは平等性なので、これは都心でも地方でも変わりません。配属先・移動先のエリアで不平等感が出ないよう、全国一律で社員に提供しています。社員の生活が安定して仕事のモチベーションが上がるなら、結果として会社にも良い結果につながるという想いでこういった制度整備を整えています。また、独身社員だけではなく、家庭を持った社員に対しても社宅制度など充実の住宅補助制度を取り揃えているので、入社直後だけではなく長期的に安心して補助を受けられるサポート体制を整えています。
Q3:社員のキャリアビジョンにおいてどのようなサポートを用意していますか?
大きく2つあります。まず1つ目は、希望のキャリアを叶えるために毎年「職務適正面談」を行っています。一年間のご自身の仕事を振り返り棚卸をし、適正や嗜好性とのマッチングを含めて中長期的な希望を申告できる制度です。アイホンの面談の特徴として、口頭ではなくPCから入力して提出する、という点があげられます。口頭で上司に伝えた場合、やはりどうしても認識や論点のズレをはじめ、上司の主観による情報操作が入ることもあるでしょう。そういったことを防ぐため、希望情報の可視化をするためにデータとして残しつつ申告することが可能です。2つ目は、社内公募による異動への手挙げ制度です。海外営業部含め、ご自身の理想とするキャリア実現に向けて希望を伝えることができます。ここでも、異動希望が現部署に知られて気まずくなることを防ぐため、上司を通さずに人事に直接申告することが可能です。そのため、周囲に公募に手挙げしたことが知られてしまうことはありません。このように、社員のキャリアビジョンを実現するため、秘密を遵守したサポート体制を整えています。
社員のリアルな日常紹介とQ&A
続いて、アイホン社員3名が登壇し、パネルトーク形式で「1日の仕事の流れ」を中心に日常の様子が紹介されました。
・社員の具体的な1日の業務スケジュール
・普段の業務で使用しているお仕事道具
・アイホンに入社して良かったこと
以上のような観点から、現役社員がどのように日々を過ごしているのか赤裸々なトークが展開。所属部署や業種の違う3名の社員が本音ベースで日常を語ることで、参加学生にとって「アイホンで働くとは」ということを具体的にイメージできるインタラクティブなパネルトークとなりました。
就活生からの質問・感想
イベントのまとめとして、全体を振り返り参加学生からの質問時間も設けられました。
参加学生からの質問を、リアルタイムで同社人事課の尾関氏が解答します。
Q1:アイホンに入社して良かったと思える瞬間は何ですか
たくさんありますね(笑)中でも、病院に製品を納入した際のやりがいは非常に大きかったです。意外と知られていない事実として、ナースコールって一種類ではないんです。患者様の状態によって、押せる人もいれば押せない人もいる。そのため、病気や症状の数だけ使い分けが必要です。どのような患者様が入院されるのかを多角的に考えて製品を開発・納入しなければいけません。そういった過程を経て、患者様の命を守る製品を納品できた際には「この仕事をしていて良かった」と感じます。
Q2:資格報奨金制度について教えてください。どのような資格がこの制度に適用されるのでしょうか
多種多様な資格に対応しております。アイホンは、技術職・営業職・人事職など職種を問わず多くの資格が活用できる環境なので、身近なものでは簿記資格やソフトウェアに関する各種資格、技術系の資格など、取得することで報奨金が支給される資格は数多くあります。
Q3:繁忙期はいつ頃なのでしょうか
アイホンの繁忙期は12~3月の期間が繁忙期にあたります。理由は、各種建物は新生活が始まる4月までに立て終わることが多いからです。インターホンやナースコールの納品は建物の完成に合わせたタイミングが繁忙期に該当します。
その他にも、現役社員が就活生時代に重視していた軸や価値観などをはじめ、実際の仕事の内容についてなど多くの質疑応答が展開されました。就活生にとって、現役で活躍する先輩社員に就職活動や仕事について本音で質問ができる貴重な機会となりました。
イベントのまとめ
今回の記事では、アイホン株式会社の会社説明会「数時間で丸わかり!アイホン研究会」の様子をご紹介しました。
同社の社風をはじめ、働き方や充実の福利厚生の解説などを中心に、働く社員を大切にする様々な制度への理解を深められたのではないでしょうか。目指せるキャリアの多様性や、実際に働いている社員の日常に触れることで、就活生たちにとって老舗企業の実情に触れることができる貴重なイベントとなりました。
ビズリーチキャンパスでは、オンラインで参加できる様々なイベントを用意しております。イベント情報は随時更新していくので、気になるイベントにはぜひ参加してください。
▽イベント一覧
https://br-campus.jp/events
取材・記事:島名(Webライター)