ビズリーチ・キャンパスは2021年12月にInternet Explorerのサポートを終了します。別ブラウザでのご利用をお願いいたします。

詳細を確認

BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
業界研究

【広告業界】業界研究「博報堂は世界10位。では、電通は?」

様々な業界について、わかりやすく解説する業界研究シリーズ! 今回は広告業界編です。広告業界とは?から業界内の分類、仕事内容、大手企業、必要とされる能力まで広告業界についてお教えします。

こんにちは。ビズリーチキャンパス編集部です。 様々な業界について、わかりやすく解説する業界研究シリーズ!今回は広告業界編です。

広告はTV、ネット、街中など、毎日よく目にしますよね。誰もが一度は就職先に考えたことがあると思います。
広告業界はハードなイメージがあるけど、何をしているのかはわからない、どんな仕事をしているの?と思う就活生も多いでしょう。
そこで今回は、広告業界とは?から業界内の分類、仕事内容、ビジネスモデル、大手企業、必要とされる能力まで広告業界についてお教えします。

広告代理店とは

広告代理店の仕事

広告代理店は企業や行政機関といった広告を出したい広告主(クライアント)の広告の製作過程に携わる仕事を行います。
広告代理店の仕事は大きく3つあります。 

  • 営業
  • 企画・マーケテイング
  • 製作

営業には、いくつかの仕事があります。
1つは、広告の枠を獲得するための仕事です。テレビ局と交渉してCM枠をもらうなどが挙げられます。
もう1つは、その広告枠を活かし、顧客(広告主)の価値最大化を目指す顧客のプロモーションのコンサルタントのような対クライアントの仕事があります。

企画・マーケティングでは、市場分析・リサーチを行い、どのような広告が売上向上につながるのか戦略を立てる部門です。

クリエイティブ部門は職種としてはデザイナー、コピーライター、アートディレクターなどがあります。
デザイナーはデザインを制作し、コピーライターはコピーを書く、アートディレクターは制作系のとりまとめやコンセプト作りを務める総監督です。

広告の媒体としては以下の6つ挙げることができます。
新聞広告、雑誌広告、ラジオ広告、テレビメディア広告、プロモーションメディア広告、インターネット広告
すべての媒体を扱う企業もありますし、専門的に強みを持つ企業もあります。
扱いたい媒体に着目して企業を選ぶことも重要ですね。

広告代理店の業界規模・動向

・日本市場
平成27-28年の広告業界の業界規模(主要対象企業23社の売上高の合計)は6兆8,675億円となっています。平均年収は604万円です。
ITの普及に伴い、市場が拡大しているのがインターネット広告です。
平成21年には新聞を抜き、テレビに次ぐ第2位の広告媒体に成長しました。
平成26年にはネット広告市場が1兆円を突破し、今後ネット広告の市場規模はますます拡大すると予想できます。

・海外市場
海外市場は安定して伸びており、2017年には5500億ドルの到達すると予想されています。 デジタル広告が近年拡大傾向にあり、2015年1610億ドルであった市場が2020年には3350億ドルにまで成長すると示唆されています。

また、世界広告市場シェアランキングを見ると1位WPP 2位オムニコム 3位ピュブリシスグループ と続き、電通が5位 博報堂が10位にランクインしています。

参考・参照サイト :
Statista Global Advertising Market - Statistics & Facts
https://www.statista.com/topics/990/global-advertising-market/

(参照 2017-07-14)

業界動向リサーチ広告業界 http://gyokai-search.com/3-ads.htm
(参照 2017-07-14)


広告代理店・主要企業


画像 広告代理店といってもどのような広告媒体を扱うかなどで仕事も変わってきます。
以下では、広告代理店の分類と主要企業をご紹介します。

日系・外資系広告会社

↓↓以下、企業名のリンクは、ビズリーチ・キャンパスご登録後に閲覧可能となる、企業別情報ページとなります。OB/OG訪問が可能な方の一覧や、最新ニュースなどをご覧頂くことができます。↓↓

外資系広告代理店
外資系広告代理店のクライアントのほとんどは外資系企業になります。
外国人社員も多く勤め、英語を使う機会が日系広告会社と比較して格段に多いと言えます。

≪企業紹介≫
WPP plc
c Group Inc. (オムニコム・グループ)
Publicis Groupe S.A. (ピュブリシス・グループ)
The Interpublic Group of Companies, Inc. (インターパブリック・グループ)
Accenture PLC (アクセンチュア)
Havas Group (ハバス)
Alliance Date Systems Corporation (アライアンス・データ・システムズ)
IBM Corporation
※アクセンチュアやIBMは一般的にITコンサルティングファームとして知られていますが、
 近年、広告会社の買収を進め、ITの力を駆使しながら広告代理店としての事業にも勢いを増し始めています。


日系広告代理店
≪企業紹介≫

株式会社電通
株式会社博報堂DYホールディングス
株式会社アサツー・ディ・ケイ (ADK)
株式会社サイバーエージェント
デジタル・アドバータイジング・コンソーシアム株式会社 (DAC)
株式会社大広
株式会社ジェイアール東日本企画
株式会社東急エージェンシー
株式会社読売広告社
株式会社オプト
株式会社セプテーニ・ホールディングス


総合広告代理店・専門広告代理店・インターネット広告代理店

総合広告代理店
一般的に広告と聞いて思い浮かぶのは電通、博報堂といった総合広告代理店ではないでしょうか。
広告主と消費者(生活者)をつなぐために、すべての広告媒体を取り扱い、企画から製作まで基本的に広告制作の全過程に携わります。
すべての広告媒体を取り扱っていることから、様々な媒体を複数またいで効果的に広告を出すことができることが特徴的です。

≪企業紹介≫
株式会社電通
株式会社博報堂DYホールディングス
株式会社アサツー・ディ・ケイ (ADK)

専門広告代理店
専門広告代理店は、メディア側に立った広告代理店です。担当する専門メディアの「枠」を売るための営業活動をします。
新聞社、テレビ局、出版社などの特定媒体社の広告取扱いとその広告企画・制作を中心とする広告会社です。
  ≪企業紹介≫
株式会社読売広告社
株式会社日本経済新聞社
株式会社アイアンドエフ

インターネット広告代理店
インターネット広告代理店はその名の通り、インターネットで取り扱われる広告を専門とした広告代理店です。
近年のインターネットの普及に伴い、徐々に広告市場でシェアを広げており、今非常に注目度の高い業界です。
≪企業紹介≫
株式会社サイバーエージェント
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
株式会社オプト
株式会社セプテーニ・ホールディングス


広告業界で求められる人物像・能力・向いてる人

画像

さて、これから広告代理店を目指すためには、どんな能力が必要なのでしょうか。以下簡単にリストアップしてみました。

アイデア力・発想力・クリエイティブ力⇒右脳力

1番求められることは、アイデア力・発想力です。
広告をあてたいターゲットを決めたときに、それをどのようにアピールしていくのか、消費者に響くキャッチフレーズは何かなど、ひらめきが必要になります。
また、総合広告会社になるとESの時点で、商品のキャッチコピーやCMの内容を考えるという課題が設けられていることも多く、発想力を重視していることがよくわかります。
右脳を使って仕事をすることが多く、普段からしっかりと物事に対して考えながら生活をすることが重要です。


コミュニケーション力

また、コミュニケーション力も非常に重要となります。広告制作には、クライアント、製作者、メディア側の担当者など様々なステークホルダーが関わります。
外部の人と接することも非常に多く、初めて会う人と限られた時間で内容をまとめなくてはいけないことも多いでしょう。
そのため、コミュニケーション力や、自分が思っていることをしっかりと伝えるというプレゼンスキルが重要となります。

広告業界って○○?
画像

就活生が抱く広告業界のイメージについて確かめてみましょう。

広告業界って激務?


「広告は華やかであこがれるけど、激務って聞く」
「家に帰れず、会社宿泊が当たり前?」
など、コンサル業界と同様に、広告業界=激務という印象を抱いている学生は多いのではないでしょうか。
広告業界は様々な業界の人と密にかかわる機会が多く、失敗も許されないため、念入りの準備が必要になり、仕事量が非常に多いのは間違いないでしょう。

広告業界って飲みが激しい?

「飲み会が多い」
「上下関係が厳しい」
というイメージもあるのではないでしょうか。

様々なクライアントといい関係を保っていくためには、接待を行うこともあると思います。
しかし、強制されることはないと思うので、円満な人間関係を築ける程度に付き合いを続けていくことが大切ですね。
また、企業によっても傾向はかなり異なります。
OBOG訪問などを通して先輩・内定者に聞いてみることが大切です。

おわりに

いかがだったでしょうか。今回は広告業界について研究しました。広告業界のことについて少しでも理解を深めてもらえたのであれば幸いです。
広告というサービスを見て商品を選ぶ人がいるように、広告は消費者・生活者を動かす大きな力を持っていて非常に面白い業界であると思います。

一次情報を得て、自分の未来を見つけに行こう

採用ホームページやニュースなどのメディアを読んで、業界・企業研究に励むことはとても大事なことです。 しかし、それらの多くは二次情報に過ぎません。何かしらのバイアスがかかっており、正しい情報であるかどうかは自身で選択していかなければなりません。

情報収集で重要なことは、「どれだけ新鮮な一次情報」を得られるか、ということ。 そしてその一次情報を得る手段としては、「とにかく人と出会う」ことが重要になります。

ビズリーチ・キャンパスでは、様々な社会人と出会える機会をご用意しています。 学生ならではの特権を使って、今しか聞けない話を聞きに行ってみませんか?