<企業紹介>
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。 複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、そのほか専門スタッフ約8,100人以上を擁するプロフェッショナルサービスネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
<取材対象者>
佐久間 秀彰
Hideaki Sakuma
2019年4月入社
新卒採用リクルーター
前職はホテル運営会社で人事の仕事を経験。趣味は娘と遊ぶこと、自転車・バイク・車、スポーツ全般。
藤井 佑香
Yuka Fujii
2017年12月入社
新卒採用リクルーター
前職では人材エージェントとして、ヨーロッパへ飛んで現地の大学を回っていた。
<担当職種>
ビジネスコンサルタント職(海外採用)
~職種説明~
PwCコンサルティング合同会社、PwCアドバイザリー合同会社においてクライアントの経営戦略策定から実行まで、総合的なコンサルティングサービスを提供する。
人事としてキャリアを積むならPwCの雰囲気が合っていた
―お二人とも転職して入社していますが、PwCを選ばれた理由を教えてください。
佐久間
私は新卒でホテル業界に入って11年、途中休職して外務省で2年働いていましたが、転職しようと思ったのは人事の仕事を続けたかったからです。ずっと人事をやっていて、そろそろジョブローテーションで違う部署に異動するのかなと思ったことがきっかけです。
条件に合う会社は4社だけでしたが、その中で特にカルチャーフィットを感じたのがPwCでした。私は外資系企業を志望していましたが、他方でなじめるかすごく不安で。でもPwCは157カ国に及ぶグローバルネットワークを持ちながら、チームでやっていこうという姿勢を強く感じたんです。それに、プロセスを大事にすると聞いて、自分にマッチしていそうだなと。実際に働いてみて、居心地の良さを実感しています。
藤井
前職では海外のグローバル人材に特化した人材エージェントで働いていてやりがいを感じていましたが、人事としてもっと幅広いキャリアを築いていきたいと思ったことと、女性としてのこれからのキャリア形成を考えたのが、転職のきっかけとなりました。
転職活動で内定をいただいた中から、PwCかもう1社のどちらかで迷っていました。もう一方もとても魅力的な企業でしたが、面接や懇親会でみたチームの雰囲気からは自分が働く姿を想像できませんでした。でもPwCは、面接の段階から自分がこの人たちと一緒に働いていそうという感覚が持てたんです。最終的にはその直感を信じて決断しました。
幅広い選択肢の中から環境や働き方を自分でコントロールできるのが魅力
―ビジネスコンサルタントとはどのような職種か教えてください。
佐久間
ビジネスコンサルタントの大きな特徴は、他の職種と違って入社した後に配属部門が決まります。今の段階でやりたいことが決まっていなくても問題ないということ。1カ月間の研修期間中にインプットの機会がたくさんあって、約20ある部門の選択肢の中から配属先を決められます。
大きく分けて、特定の業界の企業をクライアントに持つ業界別の部門と、業界は固定せずマーケティングや会計、M&Aといった専門を生かすソリューション別の部門の2つがあります。
―お二人は海外採用を担当されているとのことですが、国内採用との違いは何ですか?
藤井
採用の対象が、交換留学や正規留学で日本国外にいる学生であるという点です。入社後は国内採用の場合と何も変わりません。
―ビジネスコンサルタント職にはどのような魅力があるのか教えてください。
佐久間
他の職種に比べて、一番幅広い分野に携われることです。さまざまな業界に対して、いろいろな課題解決につながる武器を持てます。多くのプロジェクトに携わりながら自分の将来を見つめていきたい方に向いている職種です。
藤井
特に海外留学している方にとっては、働く環境や働き方を自分でコントロールできるのは魅力的ではないでしょうか。PwCは自分のキャリアは自分で決めていくという考え方を大事にしています。人事異動がないので、やりたいと思ったら自分で手を挙げて、その仕事ができるように努力することが求められる厳しさはあるかもしれません。働き方についても、働きたいときはバリバリ働けるし、何かライフスタイルの変化があり、仕事よりもプライベートを大事にしたい時期は、時短やリモートワークなど、自分に合った働き方をすることもできる。自主性が強いと感じている人にとっては、会社が決めたルートではなく自分で決められる環境がマッチするはずです。
佐久間
さらに、PwCは157カ国にグローバルネットワークを持ち、連携を取りながらプロフェッショナルサービスを提供していることもポイントです。各国のメンバーファームがそれぞれコンサルティングサービスを展開しており、赴任制度もあります。普段の業務でも日本語以外を使用する場面も多いので、グローバルに挑戦する機会が整っています。
藤井
私は前職で海外採用のエージェントとして働いていたのですが、その時に関わった当時の学生が卒業後PwCコンサルティング合同会社に入社していて、社内でばったり再会するなどということがよくあります。このような経験からも海外に留学していた人が実際働いていることを実感しているので、総じて海外経験のある方と相性の良い会社なのだと思います。
PwCは年齢を問わずオープンで居心地の良い環境
―お二人にとってPwCはどのような存在でしょうか。
佐久間
人に自慢したくなる会社です。制度が整っているのはもちろんですが、それをどんどん活用しようとする姿勢の人が年齢を問わず多いなと思います。例えば、職員のテクノロジーへのリテラシーを高めるための独自アプリがあって多くの人が使っているのですが、先日スコアランキングが発表された時、上位は若い人かと思ったらまさかのCEOでした(笑)。
藤井
私にとっては、居心地が良い環境です。私は大学時代の寮生活で自分の意見が受け入れられずにしんどい思いをして以来、ありのままの自分でいられる場所に身を置こうと決めています。自分の意見や主張が潰されたりする環境は性に合わないと感じているので、働く環境を選ぶ際には自分のままでいられる場所であるかどうかを大事にしています。PwCはまさにそんな場所です。
―では、今後の目標を教えてください。
佐久間
出会う学生達を少しでも良い方向に導いてあげたいと思います。もちろん当法人に入社してくれたら嬉しいですが、そうでなくてもここでPwCと出会ったことが有意義であればいい。そんな気持ちで学生と接していきたいです。
藤井
今まで長い間採用の仕事に関わってきた中で、採用はマーケティングであるという考え方が強くなってきました。そのため、その領域の専門知識を深めていきたいです。
―最後に、学生へのメッセージをお願いします。
佐久間
私が伝えたいのは、ファーストキャリアは大事だけれど、そこで人生が決まるわけではないということです。以前、人から聞いていいなと思った言葉があります。「選択とは、それ自体が大事なのではなく、自分が選択したものを後から正解にしていくもの」という言葉です。企業の人事担当なので、とりあえず自社に入ってほしいんでしょ?と見られがちですが、PwCのリクルーターにそんな考えの人はいません。私も学生の皆さんと1人の人間として向き合っていくつもりです。
藤井
前職で海外の学生さんに多く触れる中、海外では比較的早い段階から、「何になりたいか」を問われることが多いのではないかと感じることがありました。具体的には、ある国では高校入学時に選択するコースで、ある程度その後の進路が決まってしまうということが一般的でした。この考え方が良いか悪いかの判断はできませんが、確かに日本と比べて早い時期から進路選択について考えさせられる機会が多いのは事実で、就職活動をする時点ではある程度の方向性が自分の中で決まっている方が多いなと感じていました。一方日本では将来何になりたいのかを考えられる期間が非常に短いのではないでしょうか。今までそんなこと聞かれたこともなかったし、あまり考える機会もなかったにも関わらず、就活が始まるといきなり問われますよね。この矛盾に直面し、しんどい思いをしている人も多いと思いますし、実際私も就活はそれで失敗したと感じています。焦るし、しんどいこともあると思いますが、今は人生100年時代で長いので、20代はじめの今の時点で、ずっと先まで見据えて何かにならなきゃいけないというプレッシャーを感じる必要はないと思います。あまり肩肘張らずに、今これをやりたい、こんな経験をしたいという気持ちで、ファーストキャリアに望んでもらいたいです。
―本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。