2019年卒業予定の大学3年生・修士1年生にとって、そろそろ「サマーインターン」という言葉をちらほら聞くようになってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな「サマーインターン」についての意義と、おススメ「サマーインターン」プログラムをご紹介してまいります。
オータムインターン・ウィンターインターンの記事はこちら
そもそもサマーインターンとは
サマーインターンに参加することには様々な価値があるといえるでしょう。
多様な観点からサマーインターンの価値について考えてみたいと思います。
まとまった就業体験ができる
サマーインターンの多くは学生の皆さんの夏休みの時期に実施されます。短くても3日~2週間程度で実施されることが多いため、集中してインターンに参加することができるのです。企業によっては合宿形式で実施をしたり、遠方に行って様々なプログラムをこなすこともあります。
集中した就業体験を行うことで、その企業や業界の働き方についてを体感することができ、効率的な企業・業界研究に繋げることができるでしょう。
直接就活に結び付く可能性がある
サマーインターンの多くは、大学3年生・修士1年生向けのプログラムとなっています。サマーインターンの企業側・学生側の主旨としては、
・企業側:早期の段階からキャリアについて意識をしている学生と接点をとりたい
・学生側:気になる企業のリアルな雰囲気を知りたい
こんなニーズに応えられるのがサマーインターンシップといえるでしょう。
サマーインターンに参加する価値
サマーインターンシップに参加するべき理由は様々ですが、様々な意味で本選考において有利になるという理由が大きいでしょう。
早期からエントリーシートや面接経験が積める
各企業によるサマーインターンシッププログラムを受けるためには、ほとんどの場合エントリーシートの提出やグループディスカッション、面接などの選考があります。翌年以降にやってくる(外資系企業などはその限りではありません。)就職活動本番前に実戦経験を積むことができるということは非常に有益でしょう。
内定獲得に繋がったり、本採用一部スキップなどの特権が得られる可能性がある
先日、
文部科学省などの有識者会議にて、「企業の採用活動に直結するインターンは認めない」とする結論をまとめた
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HB0_X10C17A5CR8000/
というニュースが話題になりましたが、ベンチャー企業を中心とした、倫理協定を守る必要がない経団連に所属していない企業においては、サマーインターンシップのプログラムにおける過程や結果などを通じて、内定を出す企業があったり、秋冬に行われるインターンシップへの優先権や本選考の1次面接免除などの優遇がもらえたりするところもあります。
インターンの経験が本選考でのアピールポイントに繋がる
サマーインターンの中でも、難関とされるプログラムや、外資系企業やメガベンチャー企業などのプログラムに参加したという実績は、あなたが本選考に臨んだ際に、実際にインターンシップに参加した企業以外への企業に対してのアピールポイントになる可能性があります。また、志望企業にとって似たような業務であれば、プログラムを通して業務理解が深まっているなどという理由から、誰から見ても納得のいく志望動機が作りやすくなるはずです。
上記にあげた様々なメリットから、サマーインターンシップに参加することは自身のキャリアの選択肢を広げるといった意味でもぜひおススメします。
サマーインターンシップの種類
とはいえ、一言にサマーインターンといっても、企業が提供するタイプは様々です。
タイプ別に特徴をつかみ、自分の目的にあったインターンシップに参加するようにしましょう。
過去実際にあったプログラムや、現在募集中のプログラムを厳選してご紹介してまいります。ぜひ、参考にしてみてください。
↓↓以下、企業名のリンクは、ビズリーチ・キャンパスご登録後に閲覧可能となる、企業別情報ページとなります。OB/OG訪問が可能な方の一覧や、最新ニュースなどをご覧頂くことができます。↓↓
①就業体験型インターンシップ
実際に起業の仕事の現場に入り、就業体験をするプログラムのインターンです。
野村不動産株式会社
タイトル: 就業体験型インターンシップ “体験でしか見えない価値を”
期間: 1週間
概要: デベロッパーの仕事や野村不動産らしさのみならず、今後の自身のキャリアや「働く」ということについて就業体験を通して考えを深めることができるプログラム
実際の事業部に配属され、実務を現場で体験することができる。学生ひとりひとりにインストラクターとして社員がつき、トレーニングを受けることができる。
募集締切:・1次締切 7月7日(金) 17:00予定 (終了) ・2次締切 7月16日(日) 17:00予定 (終了)
HP:http://www.nomura-re.co.jp/jobs/internship/info/
株式会社三越伊勢丹ホールディングス
タイトル: ISETAN MITSUKOSHI MARKETING COLLEGE
期間: 約1週間
概要: 店頭での就業体験を実施の上、店頭で学んだことを活かし新規企画を考えるグループワークや、セールスマネージャーやバイヤーによる講演により、企業のことや働くということのイメージをつかむことができる。
募集締切:7月24日(月)23:59 (終了)
HP:http://www.imhds.co.jp/recruit/internship/
株式会社リクルートコミュニケーションズ
タイトル: Recruit Communications Summer Internship 2017
期間: 約3週間
概要: 本物のクライアント、本物の課題、本物のプレゼンに挑戦するインターンシップ。与えられるお題は、実際の社員がリアルに取り組む超難問。クライアントも学生扱い、ゲスト扱いはしてくれません。
募集締切:6月25日 (終了)
HP:https://job.rikunabi.com/2019/company/r299300051/internship/
②課題解決型インターンシップ
企業からあるお題(実際にその企業が抱えている課題が多いです。)が与えられ、その解決策をチーム単位(企業によっては個人単位でも)で考え、企業のトップ層に提案するプログラムのインターンです。
株式会社サイバーエージェント
タイトル: DRAFT
期間: 数日間
概要: サイバーエージェントが実施する各種インターンから選抜された数十名を対象に実施されるインターン。与えられた課題に対し、最先端の視点を持って解決に取り組み、本当に使える「リアル」を体感できる。
募集締切:随時
HP:https://www.cyberagent.co.jp/recruit/fresh/draft/#course
アクセンチュア株式会社
タイトル: 戦略コンサルタント育成プログラム
期間: 3日間
概要: アクセンチュア・ストラテジーのちからの源泉となる考え方、アプローチを実践的に体感し、コンサルタントとしての適性や素質を理解することができる。
募集締切:2017年7月3日(月)午前11:00 (終了)
HP:https://www.accenture.com/jp-ja/Careers/strategy-consulting-internship
株式会社三井住友銀行
タイトル: SMBC Summer School
期間: 5日間
概要: 5日間のインターンシップを通じて、具体的な法人顧客を対象とした提案業務に従事する。実際の専門部隊との打ち合わせを踏まえ、顧客の課題解決に向けた提案書を作成、提案し、銀行におけるビジネスとは何かを学ぶことができる。
募集締切:【A日程】6月16日 (終了) 、【B日程】7月2日(終了)
HP:http://www.smbc-intern.com/
③新規事業立案型インターンシップ
企業の持つアセット(ヒト・モノ・カネ・データなどの資産のこと)を駆使して、新規事業を立案するプログラムのインターン。実際に事業化されることもあり、達成感や満足度が高いことが多いです。
株式会社ディー・エヌ・エー
タイトル: DeNA2017 SUMMER INTERNSHIP(新規事業立案コース)
期間: 4日間
概要: 執行役員をはじめとする事業責任者と共に新規事業立案を行う。最終日は南場会長、守安CEOなどと疑似経営者会議形式で各チームの戦略を検討する。メンターなどで関わる社員がとにかく豪華。この新規事業立案コース以外にも、エンジニア向けコースなど計8つのコースがある。
募集締切:7月上旬 (終了)
HP:https://dena.com/jp/recruit/internship/biz_planning/
株式会社リクルートホールディングス
タイトル: リクルートホールディングス2017 SUMMER INTERNSHIP
期間: 約2週間
概要: リクルートの事業創造のノウハウを学び、本気で事業化を目指す。ステージゲート方式で、1stステージを突破した参加者のみ、次のステージに進むことができる。優秀な提案をした参加者には、事業化の機会が与えられる。
報酬:5万円
募集締切:6月13日 (終了)
HP:https://internship.recruit-jinji.jp/summer/
株式会社エス・エム・エス
タイトル: BUMP
期間: 未定
概要: 新規事業が次々と立ち上がるSMSならではのスタイルで、社員の伴走のもと、新規事業立案を学べる。優勝すれば、賞金+シンガポール支社見学権が得られる。参加学生も優秀。
募集締切:未定(終了)
HP:http://sms-shinsotsu.bm-sms.co.jp/
④合宿型インターンシップ
遠方に宿泊を市、数日間集中して取り組むプログラム。
地方におもむき、課題を解決する地方創生型プログラムも近年では増えてきました。
数時間ではなく、数日間同じ環境や仲間と集中して取り組むため、ビジネスマンとして必要なメンタルやストレス耐性などを知ることができるインターンシップが多いです。
株式会社博報堂/株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
タイトル: 生活者発想塾
期間: 東京3日間・軽井沢3泊4日
概要: 博報堂のコアバリューである「生活者発想」を学び、この考え方を起点に課題解決を行う。東京では博報堂御社にて、講義とワークショップ形式で「生活者発想」のインプットを実施。その後軽井沢に赴き特定の題材について、緑豊かな環境の中、チーム形式で社員のサポートを受けながらクリエイティブなアイデア創造に取り組む。
募集締切:6月22日(木)(終了)
HP:http://www.hakuhodo.co.jp/employment/internship/
ソフトバンク株式会社
タイトル: 地方創生インターン「TURE-TECH」
期間: 東京2日間・地方4泊5日
概要: 地方創生をテーマに、ある地域に訪問。地域が抱える課題に対し、ITを駆使した解決策を考える。最終日に市長に提案の機会があり、提案が良ければ実際に予算がつけられて実行まで任されることもある。メンターは若手でとびきり優秀な社員がつく。
募集締切:6月25日(日)(終了)
HP:http://ture-tech.com/
株式会社リンクアンドモチベーション
タイトル: 『RiSE』~Raise Innovative Spirit and Energy
期間: 第1回:8月21日~24日、第2回:8月28日~31日
概要: チームビルディングをテーマに、大自然の中で頭も体も全力で駆使し疾走するアウトドア型インターン。非日常の中で自分の弱さ、無力さに向き合い、仲間とぶつかり合いながら壁を乗り越えていく、とにかく熱いインターン。
募集締切:7月14日 (終了)
HP:https://job.mynavi.jp/19/pc/corpinfo/displayInternship/index?corpId=72615&optNo=lNKw0
⑤報酬金が豪華なインターンシップ
参加すると給与をもらえたり、ビジネスコンテスト型で他チームと争い、優勝すると賞金やその企業の経営陣との豪華ディナーなどのインセンティブが与えられるタイプのインターン。
困難な課題を解決し、社会に対して価値を発揮した見返りとしてインセンティブをもらうという経験は、社会で働くということをより実感しやすいプログラムとなります。
株式会社ワークスアプリケーションズ
タイトル: WAP INTERNSHIP
期間: 20日間
概要: 実ビジネスで起こりうる難解な「答えのない課題」に対し、課題を分解・分析し、理想を導く仮説を組み立て、それを実現する新製品を企画する。実際に製品を開発し、大手企業経営者を想定したプレゼンテーションを行い、最優秀賞、優秀賞が決定する。
最終説明選考会:7月13日(木)14:00-18:30(終了)
HP:http://career.worksap.co.jp/internship2019/
LINE株式会社
タイトル: LINE SUMMER INTERNSHIP 2017(エンジニア就業コース)
期間: 約1か月
概要: 約1ヶ月間、実際に会社の一員として就業体験を行う。LINEという大規模サービスの裏側が見れるということが一番の魅力。エンジニア職であるため、参加のためには高い技術力が求められる。
報酬:40万円
募集締切:6月19日 (終了)
HP:https://linecorp.com/ja/career/newgrads/internship
日本マイクロソフト株式会社
タイトル: Microsoftサマーインターンシップ
期間: 2か月
概要: 全ての部門(営業職、技術職、開発職)で 9 週間のサマーインターンシップを受け入れ。短い期間でのインターンシップでは絶対に経験できないリアルなビジネスを体感できる。最先端のオフィスで最新の技術に触れ、役員や先輩社員との交流会、インターンシップの最後には成果を役員に発表する。
報酬:月額35万円。他にSurface Pro4を参加者全員に支給
募集締切:6月8日 (終了)
HP:http://microsoft-college.jp/internship/
※今年度からスタート
⑥その他、特徴的なインターンシップ
目的は様々ですが、無人島にてビジネスにおける対人コミュニケーションやチームワークを磨くことができるインターンシップであったり、世の中のマーケットを模したビジネスゲームを通して業界理解をすることができる魅力的なプログラムなどもあります。
株式会社リクルートキャリア
タイトル: GLIP
期間: 東京2日、ミャンマー6泊7日
概要: 東京での事前研修の後、ミャンマーへフライト。ミャンマーに進出している日本企業が抱える課題に対し、フィールドワークやメンターとの壁打ちを繰り返しながら、解決策を考え、提案する。新興国の過酷な環境の中で、自分の力を試しながらリーダーシップを磨く。
募集締切:7月11日(火)23:59 (終了)
HP:https://www.recruitcareer.co.jp/glip/
株式会社電通
タイトル: アイデアの学校
期間: 7日間
概要: 電通の3つの領域のトップランナーとともに、「アイデアの学校」と題してスキルや知識を習得する講義形式のインターン。レベルの高い参加者とともに、アイデアの発想について学ぶことができる。
募集締切:6月8日 (終了)
HP:http://www.dentsu.co.jp/recruit/internship.html
株式会社VOYAGE GROUP
タイトル: Island
期間: 7月7日~9日 (終了)
概要: 既存のインターンの常識を覆す、無人島を舞台にした究極のインターン。
HP:https://voyagegroup.com/internship/island/
サマーインターンの種類は様々で、その価値も多岐に渡ります。
インターンとは、あなたの将来の選択肢の幅を広げるためのひとつの手段です。
「何でも良いからサマーインターンに参加しておこう!」という考えではなく、「なぜサマーインターンシップに参加するのか?自分は何を得たいのか?」を考えて、インターンシップを選ぶようにしてみてください。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。
学生ならではの特権を使って、今しか聞けない話を聞きに行ってみませんか?