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選考対策

九州工業大学のOB訪問について詳しく知ろう|九州随一の工業大学

九州を代表する九州工業大学は、毎年東証一部上場企業に多くの卒業生が内定をもらっている有名大学。九州から全国の有名企業に卒業生を輩出する九州工業大学の強さは、大学や卒業生による就職活動サポートにあるのです。九工大のOB訪問の実態に迫ります。

脅威的!九州工業大学の就職率の高さ

九州工業大学は関東ではあまり広く知られていない大学ではありますが、学生の就職力の強さは全国トップレベルに名を馳せるほど。なんと卒業生の46%が東証一部上場企業に就職をしているという驚きの数字をたたき出しています。
さらに学生のほとんどが九州地方出身者のため、関東からの入学者が1%程なのですが、卒業時には就職者の約50%が関東へ就職していることも特筆すべき点です。地元にとらわれずに、日本のトップ企業を目指す大学の姿勢からは、教育水準の高さが伺えますね。
ではどうして九州工業大学の学生はここまで就職活動において強みを発揮することができるのでしょうか。そこには、九州工業大学の教育力の高さと、卒業生・大学からの手厚いバックアップに秘密があったのです。

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九州工業大学の就職・就活状況

九州工業大学は非常に小規模な理系大学なので、学部は情報工学部と工学部の二種類しかありません。しかし、どちらも丁寧できめの細かい教育を学生たちに提供しているので、就職率の高さはぴか一です。また、卒業生の実績の高さから、多くの企業から推薦枠をもらっていることも理由の一つです。
九工大生の就職活動では、数多くの企業にエントリーする必要はありません。上述のように企業からの評価が高いので、学校推薦で応募できる企業が、学生一人あたり5~10社程度あるからです。希望する企業へ学校推薦で入社試験を受けた場合、1学生あたり1.2社で内定を得ています。
下記に九州工業大学の学部・研究科ごとの就職進路をまとめました。まずは大学卒業生の実績を確認してみましょう。

九州工業大学の学部別就職状況

学部 業界 企業
情報工学部 自動車メーカー・電力 本田技術工業(ホンダ)・大分キャノン
工学部 電気メーカー・IT SCSK・九州電力・三菱自動車工業
生命体工学研究科 自動車メーカー・食品 マツダ・オービック・スズキ
教養教育院 公務員・造船 ソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング・日立製作所


九州工業大学の就職実績をみると、小規模な大学でありながら多くの有名企業への内定者を輩出していることがわかります。関東の有名大学に通っている大学生でも上記の企業から内定をもらうことは難しいため、九州工業大学が就職活動に強いとされるのも納得できます。
やはり工業大学なだけあって、機械系やメーカーへの就職が目立ちます。企業も九州地方に限らず、全国に事業展開する企業に就職をしていることが、こちらの数字でも明確にわかります。
参考:http://www.kyutech.ac.jp/career

九州工業大学が自動車業界に強い理由

九州工業大学の卒業生の内定先ランキングをみてみると、一位が本田技研工業株式会社(ホンダ)となっています。そのほかにも4位に豊田自動車九州、9位にマツダ、スズキなど日本の自動車会社のランクインが目立ちます。では、どうして九州工業大学は自動車業界への就職が強いのでしょうか。九工大ならではの授業プログラムで得られる高い即戦力に、その実績の秘密が隠されていました。
九工大の授業では、初年度から時間をかけて、数学や物理などの基礎科目や各類の専門科目について、授業の内容が現場で実際にどう使われているかまで学ぶことができます。
学部4年生以降に配属される研究室では、少人数制で徹底した高度専門教育が行われますが、この過程で企業や研究機関などとの共同研究に参画する学生や、国際学会での発表を行う学生も多数います。
そのほかにも、企業や研究機関などと連携した高度な実践的教育プログラムも多数開講しており、アカデミックな枠を超えて、より本格的な実務経験を積むことができます。実践的高度技術者教育によって、産業界を中心に社会から幅広く必要とされ、長期間にわたって活躍する技術者を養成・輩出することができるのです。

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九州工業大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

九州工業大学が就職活動に強い理由の一つとして、機械系の分野で活躍するOBの存在があります。OB・OGや企業・官公庁などの人事担当者が多数、直接九工大の就職担当教員のもとを訪れ、毎年企業説明会や就職セミナーを開催しているのです。

学内合同企業説明会

九州工業大学が開催する学内合同企業説明会の参加企業数(2016年度 延べ900社以上)は全国でもトップクラスで、製造業・情報通信業を中心に日本を代表するグローバル企業をはじめ数多くの大手企業が参加します。これには、九工大のOBをはじめとする、産業界のあらゆる企業のリクルーターたちが、九工大の優秀な人材を求めて参加する一大イベントです。
学内説明会で出会った企業のリクルーターに学生が積極的に接触することで、地方大学に特有な企業との接触の少なさをカバーすることができるのです。
参考:http://www.iizuka.kyutech.ac.jp/news/career_ob

日本屈指の同窓会「明専会」で現役生を全力バックアップ

100年以上の歴史を誇る「明専会」は日本屈指の同窓会組織で、全国の優良企業からOB・OGが、明専会主催のキャリアセミナーに登壇します。多くの4年生大学では、「明専会」のような大学の同窓会が就職で強力なサポート体制を提供することが特徴的ですが、九州工業大学の同窓会は、就職活動において他大学よりも大きな力を発揮します。
九州工業大学の生徒は、明専会を通して大学に接触してきた企業や、リクルーターが実施する面接カウンセリングや工場見学に参加する機会があります。これらは創立以来100年以上にわたって産業界の第一線で活躍する技術者を輩出してきた九工大ならではの強力なサポートです。
参考:http://www.kyutech.ac.jp/career/meisen.html

キャリアセンター・就職担当教員

九州工業大学のキャリアセンターでは、学生たちに役立つ情報提供、充実した就職支援、進路支援を行うことで学生の自己分析から内定獲得までを手厚くサポートしてくれます。キャリアセンターは各キャンパスに設置してあり、季節ごとにさまざまな活動を展開しているので、学部一年生でも参加することができます。
理系学生の就職活動にに特有なのは、文系よりも大学で学んでいることによって進路の幅が狭くなってしまうことです。学生のこのような不安を解消するために、こちらのキャリアセンターでは学科やコースごとに就職担当教員を配置し、きめ細やかに学生の進路相談をしてくれます。
参考:http://www.kyutech.ac.jp/career/career-center.html 画像

九州工業大学のOB訪問に対する考え方

あらゆる情報が勝負を分ける就活生にとって、社会人と直接会話ができるOB訪問は重要な役割を果たします。OBからのサポートが充実している九州工業大学では、どのようにOB訪問を行っているのでしょうか。大学によってOB訪問の仕組みや立ち位置が異なるので、確認しておきましょう。
また、OB訪問は企業で通常の業務をこなしている社会人の先輩が、わざわざ学生のために時間を作ってお話をしてくれる貴重な機会です。OB訪問を有意義なものにするためには、学生自身がきちんとその意義を認識しておく必要があります。こちらで一緒に確認しておきましょう。

OB訪問の目的

OB訪問の一番のメリットは、面接で話す志望動機のヒントをみつけられることです。OB訪問をしていない人は、紙の資料や会社説明会の内容からしか志望動機をつくることができません。しかし、OB訪問をしていれば、実際に業務を経験している内部の社会人からより内容の濃いエピソードを聞くことができます。OB訪問をした事実は、面接官に志望度の高さをアピールするのにも役立ちます。
また、大学生のうちはあまり接することのない社会人と一対一でコミュニケーションをとることで、基本的なビジネスマナーの習得や面接の練習になります。積極的に自分をアピールし、マナーを学びましょう。
また、こちらからの質問を用意する際にも注意が必要です。おすすめなのが、「社内の風土や雰囲気に関すること」、「仕事の内容に関すること」、「先輩の就活の経験談」など、質問を大きく分類した後に、偏りがないように整理する方法です。OBが回答する流れによっては、用意した質問のいくつかが同時に回答されることもあるので、複数の質問を用意しておきましょう。

OB訪問をするときの注意点

OB訪問に出かける前に、いくら丁寧に質問リストを作成していたからといって、自分が聞きたいと考えていることのすべてを聞き出せるわけではありません。OB訪問を経験すると、他人から短時間で多くのことを聞き出すことの難しさを実感する人も多いと思います。ここでは人によって、深く話を引き出せる人とそうでない人に分かれることも事実です。
とはいえ、採用面接もOB訪問も、結局は人と人とのコミュニケーションに完結します。自分でコミュニケーションの取り方を工夫するだけで大きく結果が変化するので、OB訪問を通してコミュニケーション能力の成長を感じられるようになれば、OB訪問の経験はあなたにとって就職活動を超えた自己成長の場になるのです。緊張せず、気負い過ぎずに臨みましょう。
また、もう一つ注意するべきポイントとして、身だしなみのチェックは特筆すべき事項です。身だしなみはその人の心が一番現れるといわれるくらい、就活では重視されています。OB訪問の時間をもらったことへの感謝の気持ちの表れとしても、しっかりと整えるようにしましょう。

九州工業大学とその他の大学の違い

九州工業大学は、地方大学になるため企業の本社や支店で働く社会人との距離が遠いことが想定されます。基本的にOB訪問では、社員の人たちが昼休みなどの休み時間を利用して日程調整してくれるものです。
そのため、大学周辺にオフィスがない場合には、こちらから長時間かけてOBのもとを訪ねなければいけない可能性があります。OB訪問前後のスケジュールや、交通費との兼ね合いもきちんと考えて、OB訪問が実現可能かどうかを判断しましょう。忙しい社会人にとってスケジュールの再調整は非常に手間がかかることなので、日程調整は丁寧に行いたいものです。

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OB訪問前へ行く前に準備すべきこと

OB訪問は、学生から社会人に対して一方的に質問を投げかけるだけの場ではありません。企業側が社員の時間と経費を出してまで毎年OB訪問を行うのは、企業側にもOB訪問を開催するメリットがあるからなのです。
企業がOB訪問を開催する目的は、まさにOB訪問を通して就活感度の高い優秀な学生にいち早く接触することです。超売り手市場といわれる近年の就活市場では、人手不足の影響を受けて企業も必死に採用活動を行います。学生は選ばれる立場ではなく選ばれる立場へと変化しているのです。重要な意味を持つOB訪問には、事前準備を万端にして臨むことが鉄則です。

自己分析を済ませ、志望企業と結びつける

就職活動において自己分析は、あなたの発言に説得力を持たせる非常に強力な要素になります。そのため、就職活動の第一段階で自己分析を怠る学生は後々公開することになります。就職活動を意識し始めたら、はやめに自己分析に取り掛かりましょう。
また自分の歴史年表を作って満足してしまうような、内省的な自己分析だけでは非常にもったいないです。自己分析で発見した自分の姿は、あなたがこれからの選考で将来のことを語る際に大きな助けになります。就活生のあなたも、社会人のあなたも、いずれも同じ歴史を歩んでいるためです。OB訪問では、自己分析の結果を的確に話せるようにしましょう。

質問ノートに優先順位をつける

OB訪問は、先輩が忙しい中わざわざ学生のために時間を作ってくれる非常に貴重な時間という意識をまず持ちましょう。限られた時間であるからこそ、相談時間を有効に使うために質問はあらかじめ準備しておくことが基本鉄則です。志望度の高い企業ともなれば、恐らく聞きたいことがいっぱいあると思います。
そこで、スムーズに会話を進めるためにも優先順位を決めて番号を振っておくと整理しやすいでしょう。自分の聞きたいことを投げかけるだけではなく、相手とコミュニケーションをとる中で臨機応変に対応を変えることが大切です。

聞きたい質問をグループ分けしておく

OB訪問では、お会いする社員と事前にメールで連絡はとれても、相手がどのような人なのかは当日まではっきりわかりません。社員も人間である以上、疲れていたり、忙しかったりして想像と異なる態度をとられてしまう可能性もあります。
そのような状況でも、慌てずスムーズに質問を進めるために、質問をグループ分けすることをおすすめします。会社全体の話から始め、次第にディテールに入っていくようにすると当たり障りのない会話を進めることができます。先輩の話も進み、好意的に親身に教えていただいていると感じたら、最後の方でちょっと聞きにくいけれども是非尋ねておきたい質問などを出すようにします。

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九州工業大学の学生がOBに聞いている質問内容

九州工業大学は理系に特化した大学なので、周りの四年生総合大学に通っている学生とは少し異なる情報が必要になることが考えられます。ここでは九州工業大学の学生が実際にOB訪問でどのような質問をしているのかをご紹介します。
ここでは、通常のOB訪問のWebサイトではカバーしきれないような、専門性の高い就活情報を得られるはずです。是非OB訪問時の参考にしてください。

御社のその事業領域に魅力を感じてエントリーをしたのですか?

九州工業大学のように、理系の大学生はOB訪問でも理系出身の技術職の社員に接触する機会が多くなります。あくまでも相手の所属部署が分かった後で聞くのが基本ですが、技術職の方に合えた場合には、どうしてその研究分野を志望したのか聞いてみましょう。
技術職では、新卒採用で学生に一定の基礎知識を求める企業も多く、大企業になればなるほどその傾向は顕著です。部署や課の名前だけに惑わされず、その企業のどの部署に行けば自分がやりたい仕事に携わることができるのかを予め確認しておきましょう。

入社される前のイメージと、入社されてからのイメージでなにか大きく変わった点はありますか?

この質問に目的は、先輩社員が就職活動をしていた時期と、仕事を始めてからの現在で企業に対するイメージの変化があったかを知ることにあります。企業の採用ホームページや会社説明会では、企業は就活生にとってプラスイメージになる情報をメインで紹介します。しかし、これから選考に進む就活生にとっては、企業のリアルを知りたいところですよね。
そこで、一対一の会話の中で入社前と入社後のギャップについて聞くことで、その企業のマイナス要素も知ることができます。会社に入ってから「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔することもなくなります。少し聞きづらい質問かもしれませんが、参考になるので聞いておくようにしましょう。

先輩の就活で、もっとも大切にされた軸はどんなことでしたか?

就活の軸とは、就活を進めるための自分だけの方向性であり、志望する業界や企業、さらには職種などから仕事を決めていきます。就活生によっては就職活動の軸が志望業界に影響したり、扱う商材に影響することもあります。それだけ「就活の軸」は個人によって大きく異なり、かつ重要な要素なのです。
理系の技術職といっても、職種だけで考えればあまりに選択肢は多く、実際に自分がどの領域に係わるべきなのか絞り切ることは難しいです。そこで、自分の視野を広げるためにも先輩社員の就活時の軸を参考にしてみることをおすすめします。

入社後はどの程度の期間・どのような流れで、実際の業務に携わるのでしょうか?

実際の面接では、志望度の高さをアピールすることが重要なので、自分がいかにやる気のある人物なのかを相手に伝えられるように準備をしましょう。やる気をアピールしたい場合は、質問の裏に「御社への志望度が高い」というメッセージを込めると効果的です。
「仕事の中身」や「評価制度」について聞くことで、入社後のイメージを具体的に持っていることが伝わり、意欲や熱意をアピールすることにつながります。この点において、OB訪問は現場社員の声をたくさん聞けるよい機会です。必要な情報を見極めた上で、的確なアクションを起こすようにしましょう。

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理系学生は研究と両立して就職活動を進めよう

文系学生に比べると理系学生は、実験や研究などで忙しく、就職活動に割ける時間が少なくなってしまうでしょう。そのため、研究、授業、就職活動などのさまざまな予定を把握した上でスケジュールを組む必要があります。インターンシップへの参加、自己分析、業界・企業研究など、自分なりに締め切りや目標を決めて進めていくことがおすすめです。
世の中では採用活動の前倒しが問題になっていますが、就職活動解禁から実質企業の採用活動は本格化していることが事実です。理系の学生は文系の学生よりもインターンシップや説明会への参加率が低く、開始時期も遅いです。研究、授業との折り合いを早めにつけて確実に就活に使える時間を確保できるとよいですね。
九州工業大学のきめ細かい就職支援体制を参考にするとともに、しっかり活用して自分が納得できる企業に巡り合えるようにしましょう。

学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

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対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。