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選考対策

大阪府立大学のOB訪問|高い就職率を支える大学側のサポートを活用

安定した就職率の高さを維持していることで評価が高い大阪府立大学。就職先の業種も幅広く、これまでも多くの優秀な人材を輩出しています。OB訪問に対しても、大学側が積極的にサポートしていますので、就職活動の一環として積極的に参加しましょう。

社会のニーズに即応できる人材輩出が評価されている

大阪府立大学の教育方針は、自律的な判断基準を形成し他者の意見を尊重しつつ、自分の責任で判断と行動をする人材の育成です。卒業後も生涯にわたって学び成長できる人間となるための教育課程が成果を挙げ、日本の産業を支える多くの優秀な人材を輩出しています。
学士過程では、必要な情報を収集し論理的に分析したうえで、獲得した知識・技能を総合的に活用し、問題を解決するための実践的学問を学びます。また、自分で考え、良心と社会のルールにしたがって自分の責任で判断し行動できる、社会正義の理念も大阪府立大学の教育方針の特徴です。
志の高い学生が集い、お互いに研鑽を積んでより良い社会の実現のために学問を究めようとする姿勢が評価され、大手優良企業への就職率が高い大阪府立大学。OB訪問の際には、どのような姿勢で臨むことが大切なのでしょうか。

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大阪府立大学の就職・就活状況

公立大学法人の草分けとして大胆な教育改革にも取り組んでいる大阪府立大学。2012年4月からは学部制を廃止し、4つの学域・13の学類で学ぶ新たな教育システムをスタートさせています。
そこでは、複雑に絡み合った社会の諸問題を解決するため、文系・理系の枠組みを超えた横断的な教育が実施されており、多くの企業が求める総合力のある人材が育成されています。
学生自身の努力と、企業からの評価で、高い就職率を継続している大阪府立大学の就職先や就職活動の実態について詳しく見ていきましょう。

大阪府立大学の学部別就職状況

学部 業界 企業
知識情報システム学類 情報産業 SCSK、富士通、サントリーホールディングス、日立製作所、三井住友信託銀行、NTTデータ関西、関電システムソリューションズ、スミセイ情報システム、紀陽情報システム、日興システムソリューションズ など
環境システム学類 不動産、建築業界 大和ハウス工業、阪神電気鉄道、日本郵便、公立大学法人大阪府立大学、ニトリ、三井不動産リアルティ、ワークスアプリケーションズ、損害保険ジャパン日本興亜、全日本空輸、NTT西日本 など
マネジメント学類 金融、銀行 三井住友銀行、りそな銀行、大和証券、サカイ引越センター、紀陽銀行、イオンリテール、大阪信用保証協会、日本生命保険相互会社、関西電力、有限責任監査法人トーマツ など
電気電子系学類 通信、電気 兵庫県教育委員会、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、総務省、パナソニック、NTT西日本、阪和興業、博報堂、南都銀行、シャープ、パソナ など
物質化学系学類 金融、製造業 みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、日本電産、テレビ高知、日本生命保険相互会社、東洋紡、堺市役所、トヨタ自動車、日清製粉グループ本社 など
機械系学類 自動車関連、製造業 川崎重工業、本田技研工業、三菱重工業、三菱自動車工業、ダイハツ工業、いすゞ自動車、住友重機械工業、福井銀行、住友精密工業、関西エアポート など
応用生命科学類 食品 農林水産省植物防疫所、ヒガシマル醤油、UCC上島珈琲、大阪府庁、静岡ガス、一般財団法人化学物質評価研究機構、山崎製パン、近鉄グループホールディングス、キユーピー、不二家 など
緑地環境科学類 行政 大阪府庁、イオンリテール、JR貨物、林野庁、独立行政法人水資源機構、和歌山県庁、国土交通省 近畿地方整備局、香川県庁、静岡銀行、住友林業 など
自然科学類 行政、通信 和歌山市役所、あいおいニッセイ同和損害保険、高知市役所、日本生命保険相互会社、サントリー食品インターナショナル、NTT西日本、P&Gグループ、三井住友カード など
獣医学科 医療、農協 日高軽種馬農業協同組合、奈良動物医療センター、北里動物病院、田辺三菱製薬、ライオン、協和発酵キリン、住友化学、十勝農業共済組合、イオンペット、農林水産省、その他動物病院、地方自治体 など
看護学類 医療 地方独立行政法人大阪府立病院機構、国立研究開発法人国立循環器病研究センター、日本赤十字社 大阪赤十字病院、国立大学法人大阪大学 大阪大学医学部附属病院、大阪市立総合医療センター、学校法人関西医科大学 関西医科大学附属病院、公立大学法人奈良県立医科大学 奈良県立医科大学附属病院、地方独立行政法人堺市立病院機構 堺市立総合医療センター、医療法人竹村医学研究会 小阪産病院、東大阪市役所、国立大学法人神戸大学 神戸大学医学部附属病院 など
総合リハビリテーション学類 医療、食品 医療法人社団和風会 千里リハビリテーション病院、社会医療法人ペガサス 馬場記念病院、関西電力病院、社会医療法人純幸会 関西メディカル病院、社会医療法人生長会、医療法人社団洛和会 洛和会ヘルスケアシステム、イーデザイン損害保険、大阪府教育委員会、大阪市立総合医療センター、地方独立行政法人大阪府立病院機構、丸大食品 など
教育福祉学類 行政 堺市役所、大阪府庁、WHILL、ゆうちょ銀行、三菱東京UFJ銀行、大阪市役所、双日、社会福祉法人大阪市社会福祉協議会、近鉄百貨店、学校法人関西医科大学、高知県庁 など

大阪府立大学は、いずれの学域においても高い就職率を誇り、2019年3月も全学部で97.7%という高い水準となっています。各学域の専門性を活かした業界への就職が多く、大手企業や行政、大病院等が就職先に名を連ねます。

大阪府立大学が製造業に強い理由

大阪府立大学は、企業との連携による先端的な基礎研究や共同研究を推進するなど、産学官連携活動を通してイノベーションの創出や社会貢献を活発に進めています。また、技術移転や知的財産の社会還元も積極的に進めていることから、特に製造業各社との密接なパイプがあります。
大学の産学官研究連携センターには「URA(リサーチ・アドミニストレーション)センター」、「知的財産マネジメントオフィス」が設置されており、企業側ニーズと大学側ニーズのマッチングや知的財産の管理・保護・活用に関する活動などを行っています。

大阪府立大学が実施しているOB訪問に向けた取り組み

高い就職率を維持する大阪府立大学は、就職を志す学生のためのOB訪問支援も積極的に行っています。その取り組みについて詳しくみていきましょう。

オンラインコミュニティ OPU-Net翔

「OPU-Net翔」は卒業生名簿を基盤とした、大学、校友会、各同窓会、OB・OG間の双方向コミュニケーションを目的としたオンラインコミュニティサイトです。
学生は、サイトに登録することで大学や同窓の方とつながりを持つためのサービスを利用することができます。OB・OG訪問も活動の一環であり、後輩の就職を支援してくれる先輩を検索することができます。

キャリアサポート室

各キャンパスで担当部門スタッフが教員と連携、協力して就職支援に取り組むことはもちろん、中百舌鳥(なかもず)キャンパスにある学生センター学生課キャリアサポート室が、全学の就職支援業務を総括しています。
また、就職全般についてキャンパス間で個別相談ができるように各キャンパスにテレビ電話が設置されており、進路・就職に関する相談、質問を気軽に行うことができます。
キャリアサポート室では、常駐の職員5名が相談支援業務にあたっており、それぞれが大学の組織や各学域の事情に明るく、学生一人一人の状況を理解している専門スタッフばかりです。キャリアカウンセラー資格や豊富な社会人経験を活かしてカウンセリングにあたるので、学生も安心して利用できます。

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大阪府立大学のOB訪問に対する考え方

大阪府立大学では、キャリアサポート室の設置などを通して、学生の就職活動を全学でサポートしています。OB訪問に対しても積極的な支援をしており、OBが所属する企業とのパイプ役や実務的な交渉を大学側が担っています。

OB訪問の目的

OB訪問では、多くの企業に門戸を開いてもらい、まずは大学が自信を持って送り出す学域制で育ってきた学生に期待感を持ってもらうことが最大の目的となります。大学OBの先輩が歩んできたキャリア形成の道のりを追体験するとともに、自分の将来像やキャリアパスを描く参考としましょう。
また、文系・理系の垣根を越え、新しいカリキュラムで横断的に学問を学んできた大阪府立大生の姿を企業に印象付ける良い機会でもあります。OB訪問は、必ずしも採用内定に対して直接的なプラス要因にはならないものの、大阪府立大生の「いま」を企業に伝え、企業が求める人材像をリアルに吸収できる時間となります。

OB訪問をするときの注意点

大阪府立大学キャリアサポート室では、「コミュニケーション能力がある学生」も企業が求める理想像のひとつではありますが、自分のことを伝える力ばかりでなく、人の話を聞く力や、紙に書かれたことを理解する力もコミュニケーション能力です。 企業もいまやダイバーシティへの理解やさまざまな個性を持つ人材発掘に力を入れる時代です。さまざまなタイプの学生を採用することに積極的ですので、無理に自分を飾ることなく、大阪府立大学生としての自信をもって臨みましょう。

大阪府立大学とその他の大学の違い

東洋経済オンラインに掲載された特集「本当に就職率の高い大学」100校ランキングにおいて、大阪府立大学は「実就職率」ランキング公立大学1位として紹介されています。就職率の高さで群を抜いていることは、すでに企業の担当者も承知済みですので、期待度も高いといえます。
OBの先輩たちが築いてきた高い評価は、企業の担当者もすでに承知のことですが、そこで学んだ新しい世代にももちろん注目しています。企業内での信頼が厚いOBの方と同じ学び舎で学んでいることを誇りに思いつつ、大切な機会をいただいたことに感謝して臨みましょう。

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OB訪問前へ行く前に準備すべきこと

OBの先輩や企業の担当者の方には、多忙な時間を割いて訪問の機会を作っていただいているので、入念な準備をして実り多い時間となるようにしましょう。

MichiTake+でOB訪問事例を確認

「MichiTake+」は大阪府立大学広報課と学生広報誌「ミチテイク」編集チームの学生が共同で取材・執筆するwebマガジンです。大阪府立大学の研究、教育、キャンパスライフ、社会貢献、ひとにスポットをあてて情報発信していますが、就職活動の一環であるOB訪問もそのひとつ。
広報担当者と学生たちが一緒にOB訪問をした事例が、インタビュー形式で多数掲載されていますので、熟読してOB訪問時の雰囲気や流れをつかみましょう。効果的な質問内容もここで得ることができます。

キャリアサポート室からの推薦やコーディネートを受ける

大阪府立大学のキャリアサポート室では、大手企業で実績のあるOB・OGの情報やコネクションを豊富に持ち合わせています。OB訪問を行いたい企業との折衝や、実際の訪問までのスケジューリングなど、OBとのコーディネートを相談するとよいでしょう。

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大阪府立大学の学生がOBに聞いている質問内容

大阪府立大学の学生がOB訪問の際に質問した内容をいくつか抜粋してみました。業界に対する分析も鋭く、現場に即した質問が多くみられます。

社会に出た際の経験不足をどのように補えばよいでしょうか。

いかに大学で体系的に学問を学んできたとはいえ、初めてのことをするときは誰しも全てが経験不足な状態です。知識は勉強で積み重ねられるものであり、学ぶ意欲さえあればどのようなものからも得ることができます。しかし、経験を積むというのは企業に入ってからでなければできません。
OBの方からは、最初からみんな期待しているわけではないので、合理的にものごとを考えられるか、基礎的知識が蓄えられているか、という点が重要であるという回答がありました。それだけあれば、あとは初めてのことを実行する勇気があるかどうかにかかっているとのことです。
全く未経験のことをするにあたっては、関連する経験のある人に相談して自分たちで考えるしかありません。間違うこともあるかもしれませんが、間違ったら直せばよく、経験はすぐに身につかなくても合理的に考えることができれば大丈夫だというアドバイスもありました。

大学時代に培ったことが生きている部分はありますか

企業の説明会等では、大学での研究とリンクした仕事を探そうとするものです。また、逆に大学で学んだことが会社で活かされないかもしれない、という不安を感じることもあるでしょう。これについて、OBの方は、本質的なことをどれだけ議論できるのかということのほうが重要と回答しています。
研究の内容が多少変わったとしても、取り組み方やものごとの考え方は普遍的なものであり、基本的な研究への取り組みは変わりません。企業に入ると技術的なアウトプットだけではなく、お客さんの視点や、関連職種との協業など、さまざまな考え方が必要になります。OBの方からも、そういった幅広いチャレンジの可能性をとらえることの重要性が語られています。

新しいことを始める時に何か意識していることはありますか

新しいプロジェクトを手掛けるためには、想像力と勇気が必要となります。研究や学問とは異なり、企業活動の中では、利益とどう結びつくのか、採算性や事業の継続性などあらゆる視点での検証が求められるので、学生時代に学んだことだけでは通用しない部分も多くあります。 成功を生むためには、周りをその気にさせることが不可欠であり、同時にそれが非常に難しいといえます。だからこそ、「こうすればいける」、「こういうプロモーションをしたらうまくいく」と周囲に言い続けて、チーム全体のモチベーションを上げることが大切というアドバイスもありました。

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大阪府立大学のいまを伝え、社会に問う

高い就職率を誇り、グローバルに活躍する人材を多く輩出してきた大阪府立大学は、現在も企業が注目する学び舎として高い評価を得ています。
もちろん、OB・OG諸氏の努力と、社会での貢献がそれを支えていますが、いままさに大阪府立大学で学んでいる学生の皆さんにも、今後その役割が引き継がれます。
大阪府立大学では、学部制から学域制へとカリキュラムが変わり、文理の枠組みを超えた総合力と多様性を活かし、これからも社会のニーズを満たす人材が輩出されていくことでしょう。
世界を変えるリスクをとることをいとわない人材。勇気をもって社会の変革を起こせる人材を企業は求めています。OB訪問を通して、社会で活躍する先輩たちの実体験を吸収し、今後の就職活動に役立てましょう。