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企業研究

花王へOB訪問前に押さえておくべきポイント|企業情報と業界動向

花王のような大手化学メーカーに就職を希望する人は多くいますので、当然競争率は高くなります。そこでOB訪問を有効活用して就職活動を有利に進めましょう。ここでは押さえておくべきポイントを挙げていますので、把握してからの参加を心掛けてください。

花王とは

花王とは、東京の日本橋に本社を置く大手化学メーカーです。洗剤・トイレタリーで国内1位、化粧品は2位のシェアを誇ります。世界でみても、化粧品・トイレタリー企業のシェアランキングで上位に入ります。
化粧品メーカーのカネボウは、花王の100%子会社です。原料から一貫生産と物流・販売システムに強みがあり、国内外に多くの工場や販売拠点をもっています。
最近では、体脂肪をエネルギーとして燃やしやすくする飲料「ヘルシア」のような機能系食品やペット用品も販売しており、高い収益力を誇っています。

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企業概要

OB訪問をするにあたり、企業の事業内容はきちんと押さえておくべきポイントになります。花王の事業内容とは、どのようなものなのでしょうか。

事業内容

化粧品事業
「ソフィーナ」、「カネボウ」、「キュレル」といった独自性の高いブランドを展開し、お客さまの美しくありたい・繰り返す肌悩みをどうにかしたいという願いに、高い技術でお応えする製品を、グローバルに届けています。
さらに花王はグローバル戦略ブランドとして、新ブランドを含む11ブランドを選定し、花王グループならではの確かなエビデンスと五感に訴える感性美を融合させることで、個々のブランドを磨き上げていく「新グローバルポートフォリオ」を立ち上げています。

スキンケア・ヘアケア事業
「ビオレ」をはじめとするスキンケア製品や「メリット」、「エッセンシャル」、「ジョン・フリーダ」といったヘアケア製品など、ユニークで付加価値の高い製品の提供により、真に健やかで美しい肌と髪の実現に取り組んでいます。

ヒューマンヘルスケア事業
長年の研究が生んだ健康機能飲料「ヘルシア」のほか、生理用品「ロリエ」やベビー用紙おむつ「メリーズ」といったサニタリー製品、「ピュオーラ」といったオーラルケア製品など、心地よく健康的な生活に役立つ製品を幅広く開発しています。

ファブリック&ホームケア事業
衣料用洗剤「アタック」や柔軟仕上げ剤「フレアフレグランス」といったファブリックケア製品、食器用洗剤「キュキュット」や住居用洗剤「マジックリン」といったホームケア製品など、毎日の暮らしをより清潔でより快適にする製品を扱っている事業部になります。

ケミカル事業
油脂関連製品や油脂誘導体、界面活性剤、高機能ポリマー、香料など工業用製品の開発・提供を通じて、紙・パルプ、食品、医薬品、土木・建築、情報材料、エレクトロニクスといった幅広い産業分野と世界中の顧客、花王グループ各社にむけた事業を展開しています。

過去3年間の売上/利益推移

これからは花王の、過去3年間の売上と利益推移をみていきます。データは下記のサイトを参照しましたが、営業利益率は計算した後で、端数を切り捨てしています。

(単位/億) 2015年度 2016年度 2017年度
売上 14,717 14,576 14,894
営業利益 1,643 1,855 2,047
当期利益 988 1,265 1,470
営業利益率 7% 9% 10%

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花王の業績は成長しています。ただし、その成長速度は緩やかです。営業利益率が高く、競争力がある事業を営んでいることが分かります。花王の業績の推移をみる限り、景気の影響を受けにくいと推測できます。

次年度の戦略


- 特長ある企業イメージの定着
- 高利益グローバル消費財企業
- ステークホルダーへの高レベル還元

花王は公式ホームページにてこの3つを掲げています。自ら変わり、そして変化を先導する企業へと成長するため、さらなる「グルーバルで存在感のある会社Kao」へとステップアップしようとしています。
いま、世界は大きく変化し、予見することが難しくなっています。こうした状況に対処していくため、花王グループは基本となる価値観である「王道を歩む」こと、「絶えざる革新」へと原点回帰し、「自ら変わり、そして先導する企業へ」と変わらなければいけません。花王は未来に向けて大きく成長し、企業価値の工場を目指しています。

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2018年の花王に関するトピックス

花王に関する記事は非常に多く、世間が注目していることが伺えます。その中でいくつか気になる記事をみていきましょう。

女性のヘアケアの大変さを知る

お笑いタレントの出川哲郎さんが、花王のヘアケアブランド「エッセンシャル」の「ヘアケア ラクちん化運動応援演説会」に登場しました。同ブランドのCMにも登場します。
「ヘアケア ラクちん化運動」は、2018年8月に同ブランドが煩わしい髪のお手入れをラクにする4つのタイプに刷新したことを機に発足し、出川さんが「応援団長」に就任しました。
「毎日のヘアケアがこんなに大変だったなんて知らなかった」と女性たちを激励し、これからも応援団長として全力で応援していくと意気込んでいます。

怖いのは夏バテだけではなく「デジバテ」

近年、電車の中でほとんどの人がスマホを片手に画面をみつめています。この度花王が調査をし、いつでもスマホを手放せないスマホ依存という人が72%もいるという結果が出ました。(男女643名を対象)調査した花王はこの「デジタル機器とのつながりっぱなしによる身の不調」を「デジバテ」と命名しました。
スマホが普及してから10年近くで、約7割の人が活用するまでに急増しました。しかし、デジタル機器の使用で目疲れに悩んでいる人は84%にものぼります。
目の疲れの原因の約6割はドライアイといわれています。ドライアイになってしまうと、スマホをみる時などにまばたきが減少してしまい、動画をみたり文字を読んだりすることで疲れに繋がってしまいます。
寝る前のスマホによる体内時計の乱れも大きく影響しており、朝すっきり起きられない人は68%もいるそうです。パソコンやテレビ、スマホから発せられるブルーライトは夜に浴びてしまうと「今は昼」と勘違いし、体内のサーカディアンリズムが乱れてしまいます。不眠やうつ、高血圧、糖尿病、肥満などの病気のリスクも高めてしまいます。
朝はしっかり太陽を浴び、朝食を食べてカラダを動かし、PC作業を1時間したら15分程度の休憩をとることがおすすめです。夜もブルーライトをなるべく避けることが大切です。夏バテと同じくらい怖い「デジバテ」をしっかり解消させる健康的な生活を心掛けましょう。

お口ケア新市場

口腔ケアに対する消費者の意識は高まり、日用品メーカーが付加価値の高い商品の販売に力を入れています。歯の喪失は虫歯と歯周病が主な原因とされており、ハブラシやハミガキなど従来の定番商品以外に、デンタルフロスや洗口液など、口腔ケア関連商品が市場全体の拡大に繋がっています。
毎日ハブラシで歯を磨く人は約95%にのぼり、口腔内の清掃は習慣として定着しています。しかし、ハブラシだけでは歯と歯の間の歯垢を約6割しか落とせず、歯垢が残った部分から歯肉炎に繋がっていまいます。
花王は歯周病や口臭で悩む人向けに、泡を舌の上に直接のせる泡タイプのハミガキを発売しました。キメ細かい泡が舌の上に密着することで、泡が口全体に行き渡り、舌の汚れまで洗浄できる新機軸の商品で、ねばつきや歯周病の予防にもつながります。
歯の健康が健康寿命の延伸にも重要との認識は定着しつつあり、口腔ケアのニーズは虫歯予防だけでなく、口臭や歯周病など多岐に広がっています。日用品メーカー各社は機能性や特徴のある高付加価値商品などを投入して、新しい市場開拓を進めています。

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化学業界の動向

私たちが日々手にするモノの大半は化学業界と関わっています。私たちの生活に根強く関わっている化学業界の業界規模が大きいことは予想がつくと思います。そんな業界の動向をしっかり把握することで、今後の就職活動に役立てましょう。

化学業界の業績推移

化学業界の過去の推移は、平成17年から19年までは増加傾向にあり、平成19年から21年にかけて減少、平成22年から24年までは横ばいで推移していました。平成25年には再び増加に転じています。

原油価格の下落、景気の回復に伴い業績も改善

平成19年までの化学業界の好調をけん引してきたのが、中国などアジア市場の需要の拡大によるものです。こうしたアジア市場の活状により、化学大手5社は平成20年3月決算で過去最高の売上高を記録しました。業界規模も順調に拡大してきました。
しかし、平成20年に入り、世界的な原油価格の高騰で石油化学事業を中心に収益が減少し、さらに20年後半は金融危機の影響により需要が減退しました。平成22年3月決算でも主要化学メーカー195社中168社が売上高前年度割れを記録してしまいました。
平成22年には回復したものの、化学品の世界的な需要減や石油化学分野の業績悪化の影響を受けて、平成24年までは横ばいです。平成25年以降は、石油価格の下落や世界景気の回復に伴い、再び増加に転じています。
近年の化学業界は、低価格の汎用品分野からの撤退やプラントの停止など収益性の向上を図る取り組みを積極的に行っている傾向にあります。
また、乱高下する原油価格の影響を少なくするため、石油化学への依存度を下げる取り組みも見られます。近年は増加に転じている化学業界ですが、いまだに先行きが不透明な状況が続き、さらなる経営体質の改善が進むとみられます。

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花王へOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

花王をさらに深く知り、OB訪問で内定を優位に進めたいと考えている学生は多いです。事前にきちんと準備をすることで、OBに好印象を与えることができます。ここでは重要なポイントを3つ挙げています。

花王の人材育成制度について知る

花王ではより優秀な人材を育成していくための研修制度が充実しています。仕事を通じて一人一人が成長できるよう、ステージに合わせた研修が用意されています。

基礎教育プログラム
入社導入~フォロー研修まで、社会人としてのマナーや商品知識を含むビジネススキルの基本、ロジカルシンキング等のアカウント担当には必須のスキルまでを毎年段階的に学ぶことができます。自立し、協働で成果を生み出せる人材の早期育成を目標としています。

キャリアに応じたプログラム
職種別スキル研修・ビジネスリーダー開発研修・キャリア開発研修の3つに大きく分けられます。各職種の専門的なスキルを高め、リーダーとして必要な経営リテラシーやリーダーシップの向上、世の中の変化を見据えたうえで、自分自身のキャリアの方向性を考える研修も用意されています。

自己開発プログラム
通信教育やeラーニング、外部セミナーの受講まで幅広く学べます。このように花王は人こそが最大の経営資源と考え、その人それぞれのスキルやキャリアプランに合わせた研修を受けることができます。
人を育てることを徹底している花王だからこそ、入社してからの自分のキャリアプランに大きく繋げていくことができます。研修制度を確認することで、入社してからの理想とする自分を想像し、その実現に向けて自分の頑張ることがみえてきます。

自分の仮説を考える

OB訪問を行ううえで大切なことは、自分の仮説をもつことです。具体的に表現すると、「志望動機」、「学生時代に頑張ったこと」、「自己PR」の3つについて、自分なりの答えを出しておくことです。
仮説とは、いわば「本当に正しいかどうかは分からないが、現時点では最も正しそうだと思われること」です。自分なりに内定がもらえそうな志望動機・学生時代に頑張ったこと・自己PRを考え、とりあえずそれを文字に起こしてみてください。
OB訪問では「自分で考えた志望動機・学生時代に頑張ったこと・自己PRが、本当に内定を獲得できるものかどうかを確かめる」ことをしましょう。自分の仮説が正しいかどうかを検証する場こそがOB訪問なのです。
実際に働いているOBは、当然その企業の選考に通過し働いているわけです。そんなOBに自分の仮説を伝えてフィードバックをもらうこと、よりよい仮説を立てるために必要な情報をもらうことこそが、内定を優位に進めるための手段です。

OBを探す

OB訪問に行くためにはOB探しをしなくてはいけません。これが非常に重要になります。ゼミやサークルの先輩、家族や親せきなど、身内に近い方から探す方法や、インターネットを使って探す方法が一般的です。
OBの方は当然忙しい中時間を作って会ってくれています。感謝の気持ちを忘れず、事前の準備をきちんと行ったうえで真摯な態度で接することで、OBの方もより親身に対応してくれます。
社風が合っているか・自分が働いているイメージが湧くかなど、今後の選考を見越して面接の志望動機にも繋がるような有意義な時間にしましょう。

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OB/OGへの質問を準備

OB・OGへの質問を事前にしっかり考えていくことで、不明な点や不安に思ったことの解消だったり、自分の熱意のアピールをすることができます。意味のある質問を準備してからOB訪問に臨むようにしましょう。

企業とのマッチング度を確認できる質問

- 先輩からみられて、花王の風土はどのようなイメージですか。

業界の中でも大手の企業となると、やはり気になる質問です。自分の理想としているイメージと合っているかをしっかり確認して、入社後にギャップを感じることの無いようにしましょう。

- 配属の制度について教えてください。

いろいろなことに挑戦したい、成長したいと思っている学生は多いと思います。ジョブローテーションの制度がきちんと社内に整っているのかを確認するのは重要です。

就活の進め方に役立つ質問

- この会社に入社しようと思った理由はなんですか。

企業の社会人が語る、会社に入りたいと思った理由を聞くことで、その会社にとっての志望動機の模範解答を知ることができるかもしれません。実際に内定をもらっているOBの方の志望動機は企業から適切だと判断されたということです。これは確認しておくべき質問です。

- 御社のサービス・製品が競合他社と比較して優れているところはなんですか。

これはOBの方の当事者意識について知ることができる質問です。自分の取り組んでいる仕事への思い入れが強ければ、熱意をもって説明してくれるはずです。
このような社会人がいる企業は社内の士気が高く、モチベーション高く仕事をすることができます。また、OBの方の担っている役割を聞くと、自分の仕事のやりがいについても知ることができます。

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チャレンジ意欲あふれる学生を求めている

花王は、こころ豊かな生活文化を提案する企業として、共に成長し次の世代へバトンをつないでいこうという意志を持った学生を求めています。
人材の成長は企業の成長に直結していると考えているのです。チャレンジ意欲あふれる学生の活躍に期待をしており、花王もまた、社員一人一人の能力・個性を最大限に発揮できる仕組みと風土創りを一緒に目指しています。
会社説明会や座談会では、企業のよい面にスポットライトがあたりがちですが、OB訪問では実際の会社のよい面はもちろん、悪い面も知ることができます。入社してからギャップを感じてしまうリスクを事前に防ぐことができる最短の方法なのです。
せっかくのOB訪問のチャンスを存分に活かし、具体的なイメージを持ってこれからの就職活動に挑むことが大切です。