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企業研究

第一生命保険のOB訪問|事業内容や業界動向を復習して挑もう

第一生命保険で働きたいなら、選考を突破しなければなりません。そのためにはOB訪問で質の高い情報を集めましょう。面接でも第一生命のことを知っているかどうかはポイントになります。企業研究を深めることで、第一生命保険の内定が近づくでしょう。

生命保険だけではなく第一使命保険とは

第一生命保険の内定を得るなら、十分な企業研究が必要です。就活におけるライバルも知っているような情報を得ても、有利にはならないからです。基本的には、ホームページなどをチェックするのもよいでしょう。
しかし、企業研究を本当に充実させるには、OB訪問をしっかり行う必要があります。ただ、戦略なくしても得られるものは少ないでしょう。準備や質問を深いものにしなければなりません。ポイントをしっかり押さえてOB/OG訪問に臨みましょう。

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企業概要

第一生命保険株式会社は、1902年9月15日に創立されました。創立された当時、日本で最初の相互主義による保険会社だったのが特徴です。創立当時の名称は第一生命保険相互株式会社でした。
大正時代には、5大生保の一角となり、昭和に入ると保有契約高で第2位という実績もあげました。近年まで、さまざまな商品を販売しています。創業以来、お客様本位というのが経営の基本理念です。
また、生命保険の提供だけではなく、地域貢献もしています。日本国内以外にも、海外での生命保険事業や資産運用、アセットマネジメント、ITの分野まで幅広い事業展開をしています。

事業内容

第一生命保険では、どんな事業を行っているのか、OB訪問の前に把握しておきましょう。OB訪問は第一生命のことを深く知るために行うものです。だからといって0からすべて教えてもらえるわけではありません。
第一生命保険のOBにとってOB訪問を義務ではないからです。忙しい時間を取って対応してくれます。その点を考えれば、OBと会うまでにある程度企業研究を終えていなければなりません。事業内容を把握しておくのは最低限のマナーです。

リーテイル
リーテイルは「個人向け事業分野」と「小口取引が中心の事業分野」のことです。第一生命では、リーテイル分野が中核事業となっています。ライフステージに対応した商品やサービスを、専門性を持つ社員が提供します。顧客の安心と健康のサポートを行っているのです。
この部門では、お客さまサービス、コンタクトセンター統括、FPコンサルティング、代理店業務推進部といった本社の部門と、全国の拠点と支社で顧客に対するコンサルティング業務を行います。他にも、営業企画、業務、業務企画部や商品事業部、生涯設計教育部や、提携販売推進部など、多数の部門が関わるのです。

ホールセール
個人を対象にした保険契約について組織単位で行う団体保険と、企業年金があります。企業や組織にとって福利厚生制度は重要です。このような分野をホールセールで取り扱います。
ホールセール業務を取り扱う担当者は、保険だけではなく金融知識も必要です。また、法律や財務、経営戦力の知識もなければなりません。他にも、損害保険や経営者保険のような商品を提供するなどのコンサルティング業務も行います。大企業を対象にしたサービス、課題解決についての提案なども業務の1つです。

アンダーライティング
アンダーライティングでは3つの業務を行います。契約を引き受ける時の審査など、保険契約を顧客のライフサイクルに合わせて提供する契約サービス業務があります。また、支払い義務の履行を行う保険金や給付金支払い業務を行うのです。
保険金や給付金の支払いについては正確性はもちろん、スピードも重要となります。また、手続きの事務作業も知識がなければなかなか大変でしょう。法律の改正も考える必要があります。事務帳票など、細々した状況に合わせ、わかりやすく改訂する仕事も担当するのです。生産性と共にサービスへの付加価値を作る仕事ともいえるでしょう。

資産運用
あずかった保険料で資産運用を行うのも重要な仕事です。第一生命グループ全体でいうと、資産総額は52兆円です。また、第一生命だけでも、35兆円あります。国内でもトップを走る機関投資家です。資産運用ではこの金額を長期的に運用します。また、有価証券などと保険契約を総合的に管理するALMに基づいた運用を行うのです。
第一生命の資産運用では、社会性や公共性への視点があります。インフラ設備などへの資産供給、保有不動産を活用して保育園誘致なども取り組んでいるのです。資産運用部門には、株式、債券、外国債券、財務、不動産、特別勘定運用部などがあります。
また、フロント業務部門と共に、運用企画、総合審査、運用サービスなどバックでの部門があるのも特徴です。さらにグループ会社と提携することで、資産運用事業に取り組んでいます。

海外事業
海外事業に対し積極的な取り組みを行っています。海外市場が今後の成長分野と考えているからです。1980年にロンドンや香港に現地法人が開設されています。また、90年代にもニューヨークに現地法人を開き、保健事業に関係する調査や、一部金融業務もスタートさせているのです。
2006年に入ると、アジア・パシフィックエリアでの事業展開、その後、ベトナムで保険会社を買収、タイの企業にも業務提携を行っています。2015年には、アメリカ生命保険市場についても、アメリカの生命保険会社の買収がありました。
海外について、成長性は期待できますが、価値観や法制度などは日本と異なります。そのためグローバルな視点と観点による業務を行わなければなりません。語学力以上に、その国への順応力や、人間力なども必要です。

企画・管理
企画管理では中期的な事業戦略や経営計画の策定を行います。経営の質をアップすること、人材や資金の配分をどうするか、コーポレート・ガバナンスまで対応するのです。企画管理では、第一生命保険単体ではなく、グループ全体での課題に対して取り組んでいます。
2010年以降、投資家向けの広報活動や、グループ会社の経営管理や、海外事業、グローバル人材戦略など、業務内容の幅が広がっています。企画管理では、全体的に俯瞰した視点が必要です。

窓販・代理店
窓販とは窓口での販売を行うことです。第一生命グループ全体で見るとこの分野では第一フロンティア生命があります。顧客ニーズに合わせた商品の販売などで、窓販専業会社として業界でもトップクラスです。他にも、金融機関、来店型の保険ショップを通し、保険商品を販売するネオファースト生命が設立されています。また、新しい市場の開拓も積極的に行っている分野といえるでしょう。

IT・システム
IT分野やシステムも大きな事業分野となっています。第一生命グループで見ると、膨大な契約データを管理しなければなりません。そうしないと、保険金や給付金も支払えなくなり大混乱となります。この重要なシステムの企画や運営をIT・システムが担当しています。同時に、ITを使ったビジネスプロセスの変革やイノベーションを作り出しているのです。

過去5年間の売上/利益推移

単位/億 2015年度 2016年度 2017年度
売上 73,339 64,567 70,378
経常利益 4,181 4,253 4,719
当期利益 1,785 2,312 3,639
当期利益率 2% 4% 5%

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【参考:https://finance.yahoo.co.jp/

2012年から2015年までに大きな伸びを見せましたが、2017年になると業績が減少しています。日本全体で輸出や生産が好調により景気回復の傾向がありました。第一生命保険としては、一時払貯蓄性商品の販売を抑えたことで、保険料などの収益が減っています。(数値データについて端数を四捨五入しています。営業利益率は、経常利益率の数値を入れています)

次年度の戦略

第一生命ホールディングスは、2018年、グループの経営戦略として2018年~2020年度の新中期経営計画「CONNECT 2020」を発表しています。
基本計画

- 国内生保事業で国内3ブランド体制の確立
- 海外生保事業での、日・米・アジアパシフィックのグローバル3極体制の確立
- 資産運用アセットマネジメント事業では、アセットマネジメント事業の、日・米・欧、3極への拡大
- イノベーションの創出
- InsTech推進体制の構築
第一生命グループ2018ー20年度中期経営計画『CONNECT 2020』より引用

国内保険に関し、商品やサービスの相互活用を拡大することや、生涯設計デザイナーのコンサルティング力の強化、さらに代理店チャネルの積極拡大、さらにマルチチャネル化を加速することが掲げられています。
さらに、QOLの向上に向けた戦略天界や、パートナーシップの拡大化も計画しているのです。海外生命保険事業では、先進国では海外生保の利益成長を牽引すること、新興国では軸をトップラインに置くことや、メコン地域での取り組みを本格化させることも掲げられています。

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2018年の第一生命保険に関するトピックス

第一生命保険のことを知りたいならニュースもチェックしましょう。OBとの雑談で、どんな取り組みが行われたか雑談で出てくる可能性もあります。そこでスムーズに答えられるのと答えられないのとでは印象も異なるでしょう。勉強不足と思われないようしっかり準備をすることが大切です。

長崎県と共に川柳のユーモアで日本を元気に

長崎県が健康長寿日本一の取り組みの一環として川柳を募集しました。その連携先がサラリーマン川柳を主催している第一生命保険です。入選作は、2019年1月に発表予定のサラ川全国優秀100句としてアピールされます。健康をテーマに、ユーモアと長崎愛があふれている作品を募集しました、また、最優秀賞一作品には長崎和牛1キロや、優秀賞の二作品には黒毛和牛1キロ、さらに入選十作品には、県産米10キロが送られます。

高血圧などの持病の人でも入りやすいような基準の見直し推進中

健康な人にとって、生命保険に入るハードルは低いです。ただ、高血圧や糖尿病などの持病を抱えている人が生命保険へ加入する場合は簡単でもありません。もちろん加入できる生命保険はありますが、保険料が高くなる傾向にあります。
このような状況の中、第一生命保険では高血圧や糖尿病でも通常の保険に入りやすくなるよう、2017年の七月から基準の見直しを行っています。また、各生命保険会社も、基準の緩和などへの取り組みをはじめているようです。

海外プロジェクトのフィナンスへの出資をストップ

国内金融機関は、石炭火力発電への投融資を厳格化する方向へ向かっています。三井住友銀行では、抵抗率案件の出資停止を表明しました。他にもみずほ銀行や三井UFJフィナンシャルグループなどでも、石炭火力への対応方針を新しく策定しています。このような流れの中、第一生命保険も海外プロジェクトファイナンスへの出資停止を決めました。

金融業界の動向

第一生命保険を知りたいなら、企業研究だけではなく業界研究が重要です。第一生命保険を取り巻く金融業界はどのような状況なのでしょう。動向を知ることで、第一生命保険の立ち位置や将来性も見えてきます。

金融業界の業績推移

金融業界は銀行、証券、損害保険などが含まれます。この中で一番規模が大きいのは銀行業界です。その次に損害保険となります。金融業界において平成17年から19年までの業績は増加傾向にありました。 しかし、平成20年から22年まで下降しています。平成22年から少し持ち直し、26年まで堅調に増加しました。金融業界の損害保険に限って言えば、平成27年は順調な業績となっています。

東日本大震災や金融庁の基準の変化など乗り越えて徐々に回復傾向

2012年は東日本大震災の影響が色濃く反映された時代です。第一生命保険も、東日本大震災の対応に尽力しています。災害地域生保契約照会制度を創設したり、保険金や給付金に関する契約特定のための業界共通データベースを構築し、スムーズな支払い対応を行いました。
2013年は景気の減速。生命保険業界でも金融経済の影響を大きく受けています。ただそのような中でもチャネルの多様化や海外事業への取り組み強化の動きが見えました。
2014年では、2013年4月に金融庁による責任準備積立金の基準、標準利率の改定が起きています。そのため保険体系の見直しが起きました。さらに店舗や、銀行、証券の代理店、インターネット販売などチャネルが増えたことや海外事業への強化が増えたのです。2017年頃になると、輸出や生産が回復し、徐々に先行きに光が見えはじめています。

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第一生命保険へOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

OB訪問へ行くなら、準備をしっかり行いましょう。中途半端に終わると、OB訪問でピンチになっても対応できないこともあります。そうならないようポイントを押さえ、不安を取り除きましょう。

企業理念やトップメッセージもチェックしましょう

興味のある事業や職種だけをチェックしただけで満足してはいけません。企業理念やトップメッセージをチェックしておきましょう。第一生命保険の価値観も見えてきます。なにを大切にして業務を行っているのか理解するヒントになります。
また、第一生命保険と第一生命ホールディングスの社長は稲垣精二氏です。メッセージの中には、今後の取り組みについても語られています。これはOB訪問でも重要な情報になるでしょう。事業内容以外にも見るべきものはたくさんあるのです。

どんな働き方がしたいのかを熟慮しましょう

OB訪問の前に、自分がどんな働き方を再確認しておいたほうがよいです。そのためには採用情報をチェックしましょう。第一生命保険では基幹職、期間経営食、ライフプロフェッショナル職があります。
この3つの中でさまざまな事業を体験できるのが基幹職です。国内だけではなく、国外にも転居を伴う異動があります。機関経営職では営業オフィス経営のプロフェッショナルを目指せます。他に、マネジメントや人材育成やマーケティングに関連する仕事があるのです。ライフプロフェッショナルでは、企業、官公庁などの顧客を対象にして生涯設計を行います。

企業研究の成果を復習しましょう


OB訪問の前には改めて自分が調べたことを復習しておきましょう。ノートに書き出したり、書き出しているなら、それを見返すことが大切です。忘れていた情報を思い出すこともできます。
質問リストをOB訪問に送っていても、改めて言い方などを確認することもできるでしょう。また、読み返していくに連れ、新しく気になる疑問が出てくるかもしれません。復習することで、より深い質問をすることを期待できます。

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OB/OGへの質問を準備

OB訪問では、質問の質が重視されます。ちょっと調べれば分かるようなことを聞いてはいけません。ホームページに書いている情報でも、もう一歩踏み込んで聞けば、分かることもあります。どんな質問をすればよいか、OB訪問の前にじっくりと考えておきましょう。

マッチング度をはかれる質問 

第一生命保険と相性はよいかどうかチェックする質問をしましょう。長期的に働くためには、マッチングの問題は重要だからです。

- 第一生命に入社する前は、社風や、社会貢献への取り組みなどが志望理由としてあったと思います。入社してからその印象に変化はあったでしょうか?

第一生命のホームページでは、内定した人が知りたかったことが掲載されています。志望動機や社風などを知る情報として参考になる意見ばかりです。しかし入社以前と入社後では、また印象や感想に変化があったかもしれません。これも入社しなければ分からないことでしょう。その点をOBに深く聞いてみてください。

- ダイバーシティなどの取り組みを重視していると感じました。女性の活躍推進についても力を入れていると感じています。素晴らしいことですが、働く上で男性と女性で大きな違いなどはあるでしょうか?

ダイバーシティや女性の活躍推進を積極的に行っています。第一生命では女性活躍推進の取り組みも重視しています。ただ、実際に現場で働く上で男性と女性で違いがあるかもしれません。逆に女性だから有利ということもあるでしょう。キャリアアップを考えるなら気になるポイントのはずです。OBにその点を深く質問してもよいでしょう。

- 企業研究に役立つ質問

企業研究を深めることも大切です。OB訪問は、本番ではなく、本選考が本番です。それまでに第一生命のことを深く知らなければなりません。それなら、企業研究に役立つ質問をぶつけましょう。

- 第一生命保険では複数の事業展開があります。現在、働いている分野以外に、興味がある分野があれば教えてください。また、その理由についても詳細を教えてください。

入社前は実際に仕事をしているわけではありません。OBも入社する前は同じだったはずです。働いている上で、他の分野の詳細も情報が入ってきます。今働いている分野以外に興味がある分野について詳しく聞いてみましょう。OBに詳細を聞けば、それまで興味がなかった分野にも興味が湧く可能性があります。

- グループの理念体系は社員全員に深く浸透していると感じるでしょうか?

第一生命グループでは、企業理念や行動原則がきちんと決められています。それは理想的なことですが、現実的に、どのような状況かは入社しなければ分からないことも多いでしょう。
企業理念がしっかりしていれば、それだけ教育環境が整っている企業といえます。ただ、あまり縛られたくない人にとってはその社風は少し窮屈さを感じるかもしれません。その点を踏まえて、理念体系が浸透しているか深く聞いてみましょう。

選考に役立つ質問

選考に役立つ質問もしておきましょう。本選考を突破しなければ第一生命で働くことはできません。どのような人材が必要とされているのかチェックしましょう。

- 基幹職を志望しています。どんな人が一番活躍できていると感じるでしょうか。スキルではなく性格などの特徴を教えてください。

第一生命では基幹職、基幹経営職、ライフプロフェッショナル職に分けられています。それぞれ行う業務も変わってきます。スキルなどは、ある程度、何が必要か調べることはできるでしょう。
ただ、性格や価値観の特徴は実際に働いている人でなければなかなか分からないこともあるはずです。その点もOB訪問で聞いてみましょう。適しているなら、選考で役立つ可能性があります。

- 第一生命保険はグループ全体として、お客様第一主義という経営理念があります。お客様第一主義といっても、さまざまなお客様の対応をしなければならないと思います。厳しい要求をしてくるお客様にはどのような対応が理想的といえるでしょうか。

お客様第一主義は第一生命保険グループの経営理念として創業当時から現在まで続いています。そして社員第一主義の理念は社員にも浸透しているようです。
ただ、顧客でもかなり厳しい要求をしてくる人もいるでしょう。その時、どのような対応をできる人なら第一生命保険にふさわしいと感じられるのかは、求められる人材像にマッチするはずです。 画像

生命保険会社であると同時に機関投資家でもある第一生命保険

第一生命保険は生命保険だけを取り扱っているわけではありません。国内でもトップクラスの機関投資家でもあります。特にアセットマネジメント事業は海外でも展開しています。
また、投資先はインフラなどが中心となっているのも特徴です。このような第一生命に入りたいなら、OB訪問で貴重な情報をしっかり行いましょう。